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河合留美B01
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田辺篤彦くんが多奈川美穂――派手子――を無事に連れ帰ってきて、その後は問題なく勉強会が進んだ。大蔵秀三部長も戻ってきて、渡来保くんや峰山香織副部長と、浩を撃退したカラスたちの話で盛り上がった。
私――河合留美は、派手子の篤彦を見る目が大いに変わっていることに気付いたが、別に指摘はしなかった。野暮なことはしない主義なので……
そして先日、予定されていた中間テストは残らず終わった。私は試験のできに満足し、高得点であろう答案用紙が今日返却されるのを心待ちに、朝の廊下を歩いていた。少しの知り合いとちょっとの友達との間で挨拶をかわす。
3階廊下に入ったとき、窓際で固まって談話している男子生徒たちが目に入った。
「でさー、昨日の歌番組であのバンドがさ……って、あれ?」
そのうちのこわもての男子が、急に仲間を置き去りにして私の前にやって来る。私は何事かと立ち止まった。
「きみ、ひょっとして河合留美さんじゃない?」
誰だろう。同じ1年生のようだが、別のクラスの子らしく顔に見覚えがない。何で私の名前を知ってるんだろう?
「あのさ、ちょっと待ってて。えーっと……」
男子生徒はスマホを取り出し、画面を何度か叩いた。そしていきなり「ビンゴ!」と叫ぶ。興奮気味にこちらへ向かってまくし立てた。
「俺、東条敬吾。実は田舎の知り合い――新井美夏っていうんだけど、そいつが昔こんな写真を俺に送ってきてさ。『河合留美、逃亡』って書いてあるから何かと思ったわけ」
スマホの画面を見せてくる。そこに映し出されている写真を目の当たりにしたとたん、私は恐怖と絶望の狭間で凍りついた。それはかつての自分――北海道の実家に住み、中泉中学校に通っていた頃の自分の隠し撮りだったのだ。
落書きされた自分の机の前で、悔しさと悲しさに泣きじゃくる横顔。いじめていた女子たちのリーダーである美夏が、面白半分にこっそり撮影していたものに間違いない。紛れもなく、そこには『いじめられっ子』の河合留美がまざまざと写し出されていた。
東条くんは私の変化に気付くことなく、屈託なく笑う。得意げだった。
「いや、俺の記憶力も捨てたものじゃないわ。河合さん、いじめられてたんだよね? 俺の田舎の中学で、女子連中に……」
忘れかけていた嫌な記憶、思い出したくもない過去が蘇る。背筋を悪寒が走り、頭がぼうっとして何も考えられない。ばれた。いじめられていたことが、この居心地のよい高校でもばれてしまった。これからどうなってしまうのだろう。膝の力が抜けて視界がぐるりと回る。その場に崩れ落ちるとともに、意識が遠のいた。
気がつけば保健室のベッドの上だった。私はシーツを胸元までかけられた状態で、何が起きたのかつかの間思い出せず、しばし記憶を辿る。程なく恐怖の暴露に行き当たり、顔から血の気が引いた。思わず上体を跳ね起こす。この高校でも自分はいじめられるようになるのだろうか。あの、何とか言う男子のせいで……
「起きたの?」
聞き覚えのあるその声に、私は仰天した。カーテンが開いて、さっきの男子が顔を出す。その顔は申し訳なさそうな、すまなさそうな、己の罪にうちひしがれるものだった。いつまでも黙っているので、私が先に口を開いた。
「あの……何さん……でしたっけ」
「と、東条敬吾。敬吾でいいよ。……ごめん!」
針金が曲がったような、極端な平身低頭。きっかり5秒でもとに戻った。
「俺、興奮してたせいで、ついつい河合さんのことを思いやらずにずかずか聞いちまって……。いきなり気絶するからびっくりして、急いでここまで運んできたんだ。ごめん!」
「敬吾さんが……私を?」
「保健室の先生の話では、脈拍も呼吸も正常だし、少し様子を見ましょうってことだったんだけど……何しろ心配でさ。授業サボって、今までそこの椅子に座って河合さんが起きるのを待ってたんだ」
敬吾さんは一見するとヤンキーに近い。こわもてで、暴走族の特攻服が似合いそうな顔つきだ。豊かな茶髪は耳が隠れがちで、裾が短い。制服をラフに着崩しているのがよく似合っていた。
私は胸元のシーツを握り締める。何と言っていいか分からず、もごもごと口を動かした。
「あの……私……」
さえぎるように、敬吾さんはまた頭を下げた。
「いや、本当ごめん。俺が嫌な記憶を思い出させちまったのが原因なんだろ? その、河合さんが気絶したのって」
「うん……。でも、大丈夫だから」
「どう考えても悪いのは俺だよ。昔田舎の知り合いがさ、得意気にあんな写真を送ってきたとはいえ……何か泣き顔が印象的だなって、捨てずに取っておいた俺が悪趣味すぎた。ごめんな、せっかくいじめが終わってのんびり高校生活を送っていたってのに、最悪な過去をぶり返らせちゃって」
再びこうべを垂れた。ここまで来ると私も居心地の悪さを感じてしまう。
「もう、本当にいいってば。私はもう大丈夫だから。ただ、ちょっと……驚いただけ」
「ちょっとで気絶はしないでしょ」
「それは……」
敬吾さんはスマホを見せた。そこには子猫の待ち受け画像が表示されており、内臓時計が9時ちょうどを指していた。
「大丈夫。もう写真は消したよ。河合さんがいじめられてた事実も、誰にもしゃべらない。それで俺の不手際は許してもらえるかな? ねえ、お願い。このとおり!」
あんまりぺこぺこ謝るその姿が、こわもてなのに子猫の映ったスマホを手にしているその情景が、何だが不意におかしくなって。
「ふふっ」
気付けば、私は笑っていた。
「おっ、可愛い」
えっ? 敬吾さんの指摘に、私は耳を疑う。
「河合さん、笑うと可愛いよ。嬉しいな。元気になってくれて」
「そ、そんな……」
照れるより先に、嫌な記憶が蘇った。『お前みたいな根暗読書野郎、誰が好きになるんだよ』。
「可愛くなんてないわよ、私。だって……だって、根暗読書野郎なんだもの」
語尾が尻すぼみになったため、敬吾さんには聞き取れなかったらしい。
「根暗……何? 誰かに悪口言われたの?」
「昔、ね」
「ふうん」
敬吾さんはその場にいない暴言男へ、嫌そうに吐き捨てた。
「そいつはよっぽど趣味が悪いんだな。……河合さん、十分に素敵な女の子だよ」
「敬吾さん……」
敬吾さんは手を挙げてにんまり笑った。
「じゃ、謝罪もすんだし、俺は戻るよ。河合さんはまだ本調子になるまで寝ていて。急に動き出して、転んじゃったりしたら、俺が辛いからさ。改めてまたお詫びにいくからさ、ごめんね、河合さん。また笑った顔見せてよね。それじゃ」
「あ、うん! ありがとう!」
敬吾さんは去っていった。その背中が、いつまでも記憶と心の双方から離れなかった。
その日、明日香お母さんとの二人きりの夕食。私はなかなか箸が進まない。
「あら留美、どうかしたの? ぼうっとしちゃって」
「え? ううん、何でもないよ。何でも……」
深夜、自室のベッドでうつ伏せに寝転がりながら、私はドキドキと高鳴る心臓の鼓動を聞いていた。生まれて初めての感覚だった。
「東条敬吾さん、か……。よかった、いい人で……」
河合さん、笑うと可愛いよ。河合さん、十分に素敵な女の子だよ。脳裏で敬吾さんの言葉が反芻される。
「これが……恋……なのかしら」
分からない。枕に顔をうずめ、火照った頬を冷やす。だがまぶたの裏にちらつく敬吾さんの顔が、その行為を阻害した。
「お詫びに来てくれるって言ってたから……もう一回は会えるのかな」
自分で自分の言葉にわくわくして、何だか眠れそうになかった。
私――河合留美は、派手子の篤彦を見る目が大いに変わっていることに気付いたが、別に指摘はしなかった。野暮なことはしない主義なので……
そして先日、予定されていた中間テストは残らず終わった。私は試験のできに満足し、高得点であろう答案用紙が今日返却されるのを心待ちに、朝の廊下を歩いていた。少しの知り合いとちょっとの友達との間で挨拶をかわす。
3階廊下に入ったとき、窓際で固まって談話している男子生徒たちが目に入った。
「でさー、昨日の歌番組であのバンドがさ……って、あれ?」
そのうちのこわもての男子が、急に仲間を置き去りにして私の前にやって来る。私は何事かと立ち止まった。
「きみ、ひょっとして河合留美さんじゃない?」
誰だろう。同じ1年生のようだが、別のクラスの子らしく顔に見覚えがない。何で私の名前を知ってるんだろう?
「あのさ、ちょっと待ってて。えーっと……」
男子生徒はスマホを取り出し、画面を何度か叩いた。そしていきなり「ビンゴ!」と叫ぶ。興奮気味にこちらへ向かってまくし立てた。
「俺、東条敬吾。実は田舎の知り合い――新井美夏っていうんだけど、そいつが昔こんな写真を俺に送ってきてさ。『河合留美、逃亡』って書いてあるから何かと思ったわけ」
スマホの画面を見せてくる。そこに映し出されている写真を目の当たりにしたとたん、私は恐怖と絶望の狭間で凍りついた。それはかつての自分――北海道の実家に住み、中泉中学校に通っていた頃の自分の隠し撮りだったのだ。
落書きされた自分の机の前で、悔しさと悲しさに泣きじゃくる横顔。いじめていた女子たちのリーダーである美夏が、面白半分にこっそり撮影していたものに間違いない。紛れもなく、そこには『いじめられっ子』の河合留美がまざまざと写し出されていた。
東条くんは私の変化に気付くことなく、屈託なく笑う。得意げだった。
「いや、俺の記憶力も捨てたものじゃないわ。河合さん、いじめられてたんだよね? 俺の田舎の中学で、女子連中に……」
忘れかけていた嫌な記憶、思い出したくもない過去が蘇る。背筋を悪寒が走り、頭がぼうっとして何も考えられない。ばれた。いじめられていたことが、この居心地のよい高校でもばれてしまった。これからどうなってしまうのだろう。膝の力が抜けて視界がぐるりと回る。その場に崩れ落ちるとともに、意識が遠のいた。
気がつけば保健室のベッドの上だった。私はシーツを胸元までかけられた状態で、何が起きたのかつかの間思い出せず、しばし記憶を辿る。程なく恐怖の暴露に行き当たり、顔から血の気が引いた。思わず上体を跳ね起こす。この高校でも自分はいじめられるようになるのだろうか。あの、何とか言う男子のせいで……
「起きたの?」
聞き覚えのあるその声に、私は仰天した。カーテンが開いて、さっきの男子が顔を出す。その顔は申し訳なさそうな、すまなさそうな、己の罪にうちひしがれるものだった。いつまでも黙っているので、私が先に口を開いた。
「あの……何さん……でしたっけ」
「と、東条敬吾。敬吾でいいよ。……ごめん!」
針金が曲がったような、極端な平身低頭。きっかり5秒でもとに戻った。
「俺、興奮してたせいで、ついつい河合さんのことを思いやらずにずかずか聞いちまって……。いきなり気絶するからびっくりして、急いでここまで運んできたんだ。ごめん!」
「敬吾さんが……私を?」
「保健室の先生の話では、脈拍も呼吸も正常だし、少し様子を見ましょうってことだったんだけど……何しろ心配でさ。授業サボって、今までそこの椅子に座って河合さんが起きるのを待ってたんだ」
敬吾さんは一見するとヤンキーに近い。こわもてで、暴走族の特攻服が似合いそうな顔つきだ。豊かな茶髪は耳が隠れがちで、裾が短い。制服をラフに着崩しているのがよく似合っていた。
私は胸元のシーツを握り締める。何と言っていいか分からず、もごもごと口を動かした。
「あの……私……」
さえぎるように、敬吾さんはまた頭を下げた。
「いや、本当ごめん。俺が嫌な記憶を思い出させちまったのが原因なんだろ? その、河合さんが気絶したのって」
「うん……。でも、大丈夫だから」
「どう考えても悪いのは俺だよ。昔田舎の知り合いがさ、得意気にあんな写真を送ってきたとはいえ……何か泣き顔が印象的だなって、捨てずに取っておいた俺が悪趣味すぎた。ごめんな、せっかくいじめが終わってのんびり高校生活を送っていたってのに、最悪な過去をぶり返らせちゃって」
再びこうべを垂れた。ここまで来ると私も居心地の悪さを感じてしまう。
「もう、本当にいいってば。私はもう大丈夫だから。ただ、ちょっと……驚いただけ」
「ちょっとで気絶はしないでしょ」
「それは……」
敬吾さんはスマホを見せた。そこには子猫の待ち受け画像が表示されており、内臓時計が9時ちょうどを指していた。
「大丈夫。もう写真は消したよ。河合さんがいじめられてた事実も、誰にもしゃべらない。それで俺の不手際は許してもらえるかな? ねえ、お願い。このとおり!」
あんまりぺこぺこ謝るその姿が、こわもてなのに子猫の映ったスマホを手にしているその情景が、何だが不意におかしくなって。
「ふふっ」
気付けば、私は笑っていた。
「おっ、可愛い」
えっ? 敬吾さんの指摘に、私は耳を疑う。
「河合さん、笑うと可愛いよ。嬉しいな。元気になってくれて」
「そ、そんな……」
照れるより先に、嫌な記憶が蘇った。『お前みたいな根暗読書野郎、誰が好きになるんだよ』。
「可愛くなんてないわよ、私。だって……だって、根暗読書野郎なんだもの」
語尾が尻すぼみになったため、敬吾さんには聞き取れなかったらしい。
「根暗……何? 誰かに悪口言われたの?」
「昔、ね」
「ふうん」
敬吾さんはその場にいない暴言男へ、嫌そうに吐き捨てた。
「そいつはよっぽど趣味が悪いんだな。……河合さん、十分に素敵な女の子だよ」
「敬吾さん……」
敬吾さんは手を挙げてにんまり笑った。
「じゃ、謝罪もすんだし、俺は戻るよ。河合さんはまだ本調子になるまで寝ていて。急に動き出して、転んじゃったりしたら、俺が辛いからさ。改めてまたお詫びにいくからさ、ごめんね、河合さん。また笑った顔見せてよね。それじゃ」
「あ、うん! ありがとう!」
敬吾さんは去っていった。その背中が、いつまでも記憶と心の双方から離れなかった。
その日、明日香お母さんとの二人きりの夕食。私はなかなか箸が進まない。
「あら留美、どうかしたの? ぼうっとしちゃって」
「え? ううん、何でもないよ。何でも……」
深夜、自室のベッドでうつ伏せに寝転がりながら、私はドキドキと高鳴る心臓の鼓動を聞いていた。生まれて初めての感覚だった。
「東条敬吾さん、か……。よかった、いい人で……」
河合さん、笑うと可愛いよ。河合さん、十分に素敵な女の子だよ。脳裏で敬吾さんの言葉が反芻される。
「これが……恋……なのかしら」
分からない。枕に顔をうずめ、火照った頬を冷やす。だがまぶたの裏にちらつく敬吾さんの顔が、その行為を阻害した。
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