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第16話 勇者一行、絶望の報
砂漠を越えた旅路の果て、遠くから吹く風が湿り気を帯び始めた。
神々の顕現を退けたあの戦いから十日。
俺たちは北へ向かっていた。行く先には、再び王都セラフィード。
そこから届いた一報が、休む間すら許さなかったのだ。
「……王都陥落、か。」
手紙を握り締めながら、俺はつぶやく。
報せにはこう記されていた。
“突如現れた神の使徒を名乗る軍勢が王城を襲撃。聖女アリシアと勇者レオン行方不明。”
信じ難い内容だった。それは同時に、俺たちが退けた“神々の試練”が本格的に表面化したという意味でもある。
「主、やはり来たか。神々が下へ降臨する。」
ルナが肩で揺れながら言う。
「天から戻る神が、秩序を変えるか……わかりやすく言えば世界の再構築だ。」
「再構築、ね。」
砂の上を歩きながら、俺は拳を握った。
「もしそれが人の犠牲の上に成り立つなら、俺は止める。」
セレーネがきびすを返し、真っ直ぐ俺を見つめた。
「王都を取り返すのですね?」
「当然だ。アリシアは……今もあそこにいる。」
シルフィが不安げに口を噤んだ。
「王都の加護が失われた今、神軍が支配しているなら並の兵では近づくことも――」
「並じゃない連中がここにいるだろ。」
その言葉に、ルナの尻尾が誇らしそうに立つ。
「ふむ、ようやく英雄らしい口調になったな。」
「調子に乗るな。俺はまだ“人間”だ。」
◇
三日後、王都が見えた。
遠望する街は、まるで色を失っていた。
かつて白く輝いていた尖塔群が黒い瘴気を纏い、空は夜のように覆われている。
「……これはひどい。」
シルフィが息を呑む。
「神軍は何をしたのですか。」
「聖なる光を逆転させ、世界樹の根から魔力を吸い上げている。」
ルナの分析は冷たい。
「人間の信仰をエネルギー源に、神々は己を現世へ固定しておる。」
「つまり、信じる心を喰われてる……そういうことか。」
皮肉なものだった。人々が祈る神への信仰が、神々の暴虐を支えている。
城門前の街並みは廃墟と化していた。
人影はなく、崩壊した教会の鐘だけが虚しく揺れている。
俺たちは慎重に進んだ。
石畳の上に、誰かの剣が突き刺さっている。見覚えのある銘。
「……レオンの剣だ。」
砂にまみれた聖剣は力を失い、ただの鉄へと成り果てていた。
沈黙を破るように、セレーネが膝をつく。
「勇者が……敗れたのですか。」
「たぶんな。だが死んでるとは限らない。」
その時、瘴気の影から声がした。
「……ハルト、来たのか。」
振り向く。
ボロボロの外套を纏い、片腕を失った男――レオンが立っていた。
息を荒げ、しかし瞳は確かに生きている。
「お前……生きてたのか。」
「皮肉なもんだな。神に見捨てられたお前が、今度は神に抗う側にいるとは。」
「その神が人を見捨てた時点で、俺たちは同じ立場だろ。」
レオンは苦笑し、崩れ落ちそうな体を剣で支えた。
「アリシアを……助けてやってくれ。」
「アリシアは?」
「あいつは捕まった。神化の器にされかけてる。……俺は守れなかった。」
一瞬、胸の奥が凍るように冷たくなった。
神化の器――つまり、神々の魂を宿す依代だ。
人間の存在は消え、完全な神性となる。
そんな絶望の中、レオンは続けた。
「俺はもう行けない。だが、お前なら届くかもしれない。お前の力は……“あの方”が残した最後の希望だ。」
「あの方?」
「神々の中の、唯一の“人を愛した神”だよ。」
エルリア。あの祠で出会った女神の名が、頭を過った。
ルナが肩で低く唸る。
「面白い話だ。神々の争いの裏で、異端の神が人に力を託した——主、それが汝なのじゃ。」
「知ってる。けど、そんな立派な存在じゃない。」
「違う。だからこそ選ばれた。」
レオンはその会話を聞きながら、瓦礫に寄りかかる。
「ハルト。俺の代わりに、あいつを救ってくれ。」
「任せろ。」
「ふっ、やっとそれらしい顔になったな……前より、ずっと強そうだ。」
そう言って彼は目を閉じた。
その肩で剣が弾けるように崩れ、光となって散る。
勇者の魂が、神へ抗うための新たな力となって風に溶けていった。
◇
王都中心部。
崩れた神殿跡の上空に、巨大な光の柱が立ち昇っている。
地を這う瘴気すら、そこでは天を仰ぐように引かれていた。
「あの上です。アリシアが囚われてる。」
シルフィが指す先、浮遊する結界球。
内部で金の鎖に縛られた姿が見える。
「急ごう。」
だが、足元の地面が揺れた。
瓦礫の下から、黒い翼を持つ騎士たちが一斉に姿を現す。
「神軍の残兵か!」
セレーネが剣を抜くと同時に、ルナが光の尾を描く。
「主、私は上空の結界を破りに行く。汝は下を任せた!」
「了解!」
俺は地を蹴った。
「《調和加護・天命界域》!」
広がる光の輪が敵を包み、影の羽を焼く。
反撃の炎が降り注ぐが、セレーネが前に立ち、盾で受け止める。
「ハルト殿、私を信じてください!」
「任せた!」
光と闇が再び交錯する。
頭上で、ルナの白い閃光が結界を断つ。
一瞬の隙。その中に飛び込み、俺はアリシアの鎖へ手を伸ばした。
「目を覚ませ、アリシア!」
金の鎖が悲鳴を上げると同時に、彼女のまぶたが微かに動く。
「……ハルトさん……?」
「遅くなった。」
「あなたが……来てくれるって、信じてました……。」
そう言って微笑んだ瞬間、全身の鎖が霧散した。
だが同時に、空が裂ける。
轟音。
蒼い稲光が弾け、天に巨大な門が開いた。
そこから現れたのは、白銀の翼を持つ存在。
「来たか……!」
ルナが一瞬で俺の肩に戻る。
「上位神“セイオス”。神々の軍勢の総指揮者!」
その双眼が地上を見渡し、静かに言葉を放った。
「汝の加護――“調和”。世界の理を乱す異端、滅する。」
光の剣が振り下ろされ、大地が割れた。
咄嗟にアリシアを抱えて跳躍。
衝撃波が背後を吹き飛ばす。
「ルナ! 力を――」
「やるとも!」
再び光が重なり、胸の奥で鼓動が爆ぜる。
「《調和解放・双神式》!」
光と闇が交わり、俺の周囲に二つの円環が現れる。
天と地、善と悪。
相反するものがひとつの軸で繋がった。
空の神が降り、地の人間が立ち向かう。
その瞬間、世界は一瞬止まり、すべての色が消える。
――次の瞬間、神々の戦いが始まった。
(第16話 終)
神々の顕現を退けたあの戦いから十日。
俺たちは北へ向かっていた。行く先には、再び王都セラフィード。
そこから届いた一報が、休む間すら許さなかったのだ。
「……王都陥落、か。」
手紙を握り締めながら、俺はつぶやく。
報せにはこう記されていた。
“突如現れた神の使徒を名乗る軍勢が王城を襲撃。聖女アリシアと勇者レオン行方不明。”
信じ難い内容だった。それは同時に、俺たちが退けた“神々の試練”が本格的に表面化したという意味でもある。
「主、やはり来たか。神々が下へ降臨する。」
ルナが肩で揺れながら言う。
「天から戻る神が、秩序を変えるか……わかりやすく言えば世界の再構築だ。」
「再構築、ね。」
砂の上を歩きながら、俺は拳を握った。
「もしそれが人の犠牲の上に成り立つなら、俺は止める。」
セレーネがきびすを返し、真っ直ぐ俺を見つめた。
「王都を取り返すのですね?」
「当然だ。アリシアは……今もあそこにいる。」
シルフィが不安げに口を噤んだ。
「王都の加護が失われた今、神軍が支配しているなら並の兵では近づくことも――」
「並じゃない連中がここにいるだろ。」
その言葉に、ルナの尻尾が誇らしそうに立つ。
「ふむ、ようやく英雄らしい口調になったな。」
「調子に乗るな。俺はまだ“人間”だ。」
◇
三日後、王都が見えた。
遠望する街は、まるで色を失っていた。
かつて白く輝いていた尖塔群が黒い瘴気を纏い、空は夜のように覆われている。
「……これはひどい。」
シルフィが息を呑む。
「神軍は何をしたのですか。」
「聖なる光を逆転させ、世界樹の根から魔力を吸い上げている。」
ルナの分析は冷たい。
「人間の信仰をエネルギー源に、神々は己を現世へ固定しておる。」
「つまり、信じる心を喰われてる……そういうことか。」
皮肉なものだった。人々が祈る神への信仰が、神々の暴虐を支えている。
城門前の街並みは廃墟と化していた。
人影はなく、崩壊した教会の鐘だけが虚しく揺れている。
俺たちは慎重に進んだ。
石畳の上に、誰かの剣が突き刺さっている。見覚えのある銘。
「……レオンの剣だ。」
砂にまみれた聖剣は力を失い、ただの鉄へと成り果てていた。
沈黙を破るように、セレーネが膝をつく。
「勇者が……敗れたのですか。」
「たぶんな。だが死んでるとは限らない。」
その時、瘴気の影から声がした。
「……ハルト、来たのか。」
振り向く。
ボロボロの外套を纏い、片腕を失った男――レオンが立っていた。
息を荒げ、しかし瞳は確かに生きている。
「お前……生きてたのか。」
「皮肉なもんだな。神に見捨てられたお前が、今度は神に抗う側にいるとは。」
「その神が人を見捨てた時点で、俺たちは同じ立場だろ。」
レオンは苦笑し、崩れ落ちそうな体を剣で支えた。
「アリシアを……助けてやってくれ。」
「アリシアは?」
「あいつは捕まった。神化の器にされかけてる。……俺は守れなかった。」
一瞬、胸の奥が凍るように冷たくなった。
神化の器――つまり、神々の魂を宿す依代だ。
人間の存在は消え、完全な神性となる。
そんな絶望の中、レオンは続けた。
「俺はもう行けない。だが、お前なら届くかもしれない。お前の力は……“あの方”が残した最後の希望だ。」
「あの方?」
「神々の中の、唯一の“人を愛した神”だよ。」
エルリア。あの祠で出会った女神の名が、頭を過った。
ルナが肩で低く唸る。
「面白い話だ。神々の争いの裏で、異端の神が人に力を託した——主、それが汝なのじゃ。」
「知ってる。けど、そんな立派な存在じゃない。」
「違う。だからこそ選ばれた。」
レオンはその会話を聞きながら、瓦礫に寄りかかる。
「ハルト。俺の代わりに、あいつを救ってくれ。」
「任せろ。」
「ふっ、やっとそれらしい顔になったな……前より、ずっと強そうだ。」
そう言って彼は目を閉じた。
その肩で剣が弾けるように崩れ、光となって散る。
勇者の魂が、神へ抗うための新たな力となって風に溶けていった。
◇
王都中心部。
崩れた神殿跡の上空に、巨大な光の柱が立ち昇っている。
地を這う瘴気すら、そこでは天を仰ぐように引かれていた。
「あの上です。アリシアが囚われてる。」
シルフィが指す先、浮遊する結界球。
内部で金の鎖に縛られた姿が見える。
「急ごう。」
だが、足元の地面が揺れた。
瓦礫の下から、黒い翼を持つ騎士たちが一斉に姿を現す。
「神軍の残兵か!」
セレーネが剣を抜くと同時に、ルナが光の尾を描く。
「主、私は上空の結界を破りに行く。汝は下を任せた!」
「了解!」
俺は地を蹴った。
「《調和加護・天命界域》!」
広がる光の輪が敵を包み、影の羽を焼く。
反撃の炎が降り注ぐが、セレーネが前に立ち、盾で受け止める。
「ハルト殿、私を信じてください!」
「任せた!」
光と闇が再び交錯する。
頭上で、ルナの白い閃光が結界を断つ。
一瞬の隙。その中に飛び込み、俺はアリシアの鎖へ手を伸ばした。
「目を覚ませ、アリシア!」
金の鎖が悲鳴を上げると同時に、彼女のまぶたが微かに動く。
「……ハルトさん……?」
「遅くなった。」
「あなたが……来てくれるって、信じてました……。」
そう言って微笑んだ瞬間、全身の鎖が霧散した。
だが同時に、空が裂ける。
轟音。
蒼い稲光が弾け、天に巨大な門が開いた。
そこから現れたのは、白銀の翼を持つ存在。
「来たか……!」
ルナが一瞬で俺の肩に戻る。
「上位神“セイオス”。神々の軍勢の総指揮者!」
その双眼が地上を見渡し、静かに言葉を放った。
「汝の加護――“調和”。世界の理を乱す異端、滅する。」
光の剣が振り下ろされ、大地が割れた。
咄嗟にアリシアを抱えて跳躍。
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「ルナ! 力を――」
「やるとも!」
再び光が重なり、胸の奥で鼓動が爆ぜる。
「《調和解放・双神式》!」
光と闇が交わり、俺の周囲に二つの円環が現れる。
天と地、善と悪。
相反するものがひとつの軸で繋がった。
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――次の瞬間、神々の戦いが始まった。
(第16話 終)
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