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冬馬は眉間に深い皺を刻み、黙り込んだ。
彼がどういう答えを出すかは分からないが、始めてしまったことは元には戻せない。完全に嫌われてしまうなら、それはそれでもう楽になれるかも知れない。
指先まで熱くなった冬馬の手を握り、オレの部屋へと誘う。
( この熱い手で……全身触れられてみたい )
心臓がドクドクと激しく音を立てる。
冬馬はオレの手を振りほどくことなく、引かれるままにベッドに腰を下ろす。
デニムの前をくつろげると、ぶるんっと完全に勃ち上がってる彼の昂りが勢いよく飛びだす。それを恐る恐る握り、上目遣いに冬馬の顔を見ながらゆっくりと扱き始めた。
冬馬は抵抗することなく、少し苦しげに顔を歪めている。
オレは自分の下着がじんわりと濡れてくるのを感じた。
冬馬はなすがままだったが、前のように触れてはくれない。オレは堪らなくなり、自分自身を出すと冬馬のと重ね合わせ両手で握り込んだ。
手で触れられるのとは違う湿った熱い感触に全身が粟立つ。思わず二つの屹立を両手でぎゅっと握ってしまい、そのままの勢いで強めに扱く。
頭上から熱い吐息が溢れる。
その両方の刺激でオレはあえなく果てた。
冬馬のはまだ保ったままだ。オレの放った白濁で手はぬるぬるしている。その手で冬馬の屹立を握り、上下に素早く滑らす。
ぐちゅぐちゅと泡立ってくる。静かな部屋にその音と乱れた吐息だけが聞こえる。
( 音、ヤバい )
思考は完全に崩壊し、オレは自分でも思わぬ行動をとった。
右手は冬馬のを握って動かしながら、軽く眼を伏せている冬馬の顔に自分の顔を近づける。そして、きつく結ばれた唇にオレの唇を軽く合わせた。
笑えるくらい微かで一瞬の触れ合いだったが、これがオレのファーストキスだ。
( 冬馬はどうなんだろう…… )
秋穂とは、たぶん、ない。それ以外の誰かとしたことがあるのだろうか。
オレは一度離した唇をもう一度近づけ、今度は長く押しあてる。冬馬はそれでもされるがままだった。
オレは舌先を出し、冬馬の唇の割れ目を突っついてみた。きつく結ばれた唇が綻び、オレの舌を受け入れる。
が、その瞬間、オレの舌を口に含んだまま、冬馬がうっと呻いて、白濁を放つ。オレは吃驚して顔を離した。オレの手は冬馬の放ったものでびしょびしょだ。
( ああ、凄い )
ぐっしょりと濡れた手のまま冬馬の手を取り、オレのTシャツの内へと導く。自分でもそういう意味では触れたことのない、胸の小さな突起を触らせる。冬馬の手がゆっくりと動く。
オレはゲイではない ── というより、冬馬しか好きになったことがないから、自分の性癖はよく分からない。しかし、他の男にされるのなんて絶対に嫌だと思うことでも、冬馬にはされたいと思うのだ。
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