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第6章:眠れぬ夜
第4話:極楽
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「うぅ……。あやつは本当に何者なのじゃ。お漏らしなどベッドの上であひんあひん言っている時以外では赤子以来の出来事じゃ」
「あはは……。アリス様はベル様や星皇様のこととなると、制御不能になるのですゥ。マリーヤさん、その辺りはしっかりと認識しておいてほしいのですゥ」
下着だけでなく、着ている着物すら、お小水で濡らしてしまったマリーヤ=ポルヤノフを介抱しているのがカナリア=ソナタであった。コッシロー=ネヅが口から吐く炎のブレスを用いて湯を沸かし、手桶でその湯をすくい、マリーヤ=ポルヤノフの下半身を洗い流していた。
その最中、マリーヤ=ポルヤノフはアリス=ロンドがいったいどんな人物なのかをカナリア=ソナタに聞くことになる。そして、ようやくかの男の娘が星皇の側から正妻を追い出したと噂されている妾であることを知ることになる。
「しかしじゃ。天界を追われた正妻と、今現在、星皇様の寵愛を受けている妾が一緒に行動しているのは合点いかないのう?」
「それに関しては噂に尾びれ背びれがついたと言っておくのですゥ。星皇様が妾をおもちゃにしまくるのを、ベル様が耐えきれなくなってしまったのが本当なところなのですゥ」
マリーヤ=ポルヤノフはなるほどと思ってしまう。由緒正しい出のベル=ラプソティに対して、ベッドの上でやりたい放題というのは星皇でもしにくいことであり、その制限がない妾相手なら、なんでもかんでも要求しまくって良いというのは、どこの国のどんな国主でもよく聞く話である。
実際のところ、地上界の4分の1の大地を自国の領土として席巻している神聖セントラルフラワー帝国の皇帝であるシャライ=アレクサンダーであったとしても、正妻は他国の国主の娘を娶っている。正妻は政略結婚の立場から身分の高い女性を娶るが、妾は身分の低い女性で固められている。そして、正妻に頭があがらぬ皇帝は夜の営みでは妾のみを採用したハーレムセックスと正妻のみとのプラトニックセックスを楽しんでいるのは周知の事実だ。
ちなみに地上界のどこの国の国主もこうである。そうなれば天界の寝室事情もきっと同じなのだろうと邪推してしまうマリーヤ=ポルヤノフであった。結局のところ、星皇様の正妻であるベル=ラプソティが妾に対する嫉妬心で、実家に帰らせてもらいますと言って、さらに実際にそれを行ってしまったのであると結論付ける。
「要はひっこみがつかなくなってしまったということじゃな。それで、妾であるアリス=ロンドがわざわざ天界から地上界へとベル=ラプソティを迎えにきたというわけじゃな?」
「合っているような間違っているような気がしますけどォ。まあ、当たらずも遠からずなので、そう理解してもらっておいて良いのですゥ」
カナリア=ソナタはどうせ、マリーヤ=ポルヤノフとはそれほど長い付き合いにならないと踏んで、適当にそう受け答えしておくことにした。実際にはもっと複雑な事情が星皇、ベル=ラプソティ、アリス=ロンドの3者にはあるのだが、それを逐一詳しく説明している時間があるわけではない。
「ほんにありがとうなのじゃ。しかし、温かい湯は心を落ち着かせてくれる……。先ほどは本気で死んだと思ったが、今は極楽極楽と言ったところじゃな」
今、マリーヤ=ポルヤノフは洗濯桶のような底が浅いが、広めの桶の中であぐらを掻き、その桶の中で下半身をぬるめの湯の中にすっぽりと沈めこんでいた。下半身が温まれば、自然と上半身も温まり、さらに言えば、心もぽかぽかと温かい気持ちになっていく。
「それ、どちらも死んでいるってことじゃないですゥ?」
「ははっ! そうじゃなっ。上手い事、言いおるわい」
『極楽』とは天界のとある地域のことを差す。天界の中でも年中、花が咲き誇り、真冬の時期でも春に吹く心地良い風で満たされている。そして、池の水は全て極上の酒であり、七色の羽根を持つ鳥たちが極楽の栄華を祝って、歌に似たさえずりを喉を鳴らして奏でている。
マリーヤ=ポルヤノフやカナリア=ソナタたちが今居る場所は灌木が所々に生えている程度の平原地帯である。動物たちが遠目にちらほら見えるが、ここが『極楽』とはとても言えない場所であった。マリーヤ=ポルヤノフは身体をキレイに洗い流してくれたカナリア=ソナタに礼を言う。
その後、湯で軽く汚れをそそいだマリーヤ=ポルヤノフが着ていた肌着と着物を、口から吐くブレスで乾かし終えたコッシロー=ネヅがアリス=ロンドを伴って、カナリア=ソナタたちの下へとやってくる。マリーヤ=ポルヤノフはヒッ! と軽く悲鳴をあげるが、ヒーヒーフー! と無理やりに冷静さを取り戻すための呼吸法を行い、胸の鼓動を落ち着かせる。
「カナリアさん。お待たせしまシタ。ベル様におしっこまみれの着物を洗わせるわけにはいかないので、ボクが不承不承ながら、この方の着物を洗っておきまシタ」
「あはは……。ベル様にそんなことをさせれませんものねェ。アリス様、ありがとうございますゥ」
アリス=ロンドは畳んだ肌着と着物を無表情のままにマリーヤ=ポルヤノフに手渡す。マリーヤ=ポルヤノフはおっかなびっくりといった感じでアリス=ロンドからそれらを受け取り、いそいそと裸体を衣服で覆い隠していく。その姿をじっと見つめてくるアリス=ロンドに対して、生きた心地がしないマリーヤ=ポルヤノフであった。彼女は着物を着る手を止めて、なんぞ、言いたいことがあるのかえ? と聞いてみる。
「いえ。ベル様から事情をお聞きして、マリーヤさんをベル様の影武者に仕立てるとの計画が立ち上がったことを知ったから、じっくりとマリーヤさんを見ていまシタ」
「ほ、ほほう……。それでアリス様から見て、あちきはどうなのかえ?」
マリーヤ=ポルヤノフはだだ下がりとなってしまった印象を少しでも上げるために、アリス=ロンドとの会話を試みる。しかし、返ってきた言葉にマリーヤ=ポルヤノフは憤慨しそうになってしまう。
「マリーヤさんはベル様と比べて、伸長が2センチュミャートル低く、おっぱいが3センチュミャートル小さく、ウエストは4センチュミャートル太く、お尻はウェストと同じく4センチュミャートル大きいのデス。これを誤差と言うには大きすぎる値となっていマス」
「この娘はっ! どれほどの正確さならば、合格なのじゃ!?」
「ボクが許容できる誤差はミリ単位デス。さすがクォール殿デス。思い浮かんだことをそのままに言っただけでショウ。マリーヤさんが悪いのではなく、あのダメ男が提案したこと自体悪いのデス」
アリス=ロンドとしては、マリーヤ=ポルヤノフとはこれ以上、争う気などなかった。だからこそ、マリーヤ=ポルヤノフが憤慨しないようにと、全ての責をクォール=コンチェルト第1王子に押し付けるために、そう言ってのけた。だが、マリーヤ=ポルヤノフとしては、明確な数値化をされて、ベル=ラプソティとのプロポーションの差を突きつけられたために、アリス=ロンドが望んでいる言葉を返すことは出来なくなってしまう。
「あはは……。アリス様はベル様や星皇様のこととなると、制御不能になるのですゥ。マリーヤさん、その辺りはしっかりと認識しておいてほしいのですゥ」
下着だけでなく、着ている着物すら、お小水で濡らしてしまったマリーヤ=ポルヤノフを介抱しているのがカナリア=ソナタであった。コッシロー=ネヅが口から吐く炎のブレスを用いて湯を沸かし、手桶でその湯をすくい、マリーヤ=ポルヤノフの下半身を洗い流していた。
その最中、マリーヤ=ポルヤノフはアリス=ロンドがいったいどんな人物なのかをカナリア=ソナタに聞くことになる。そして、ようやくかの男の娘が星皇の側から正妻を追い出したと噂されている妾であることを知ることになる。
「しかしじゃ。天界を追われた正妻と、今現在、星皇様の寵愛を受けている妾が一緒に行動しているのは合点いかないのう?」
「それに関しては噂に尾びれ背びれがついたと言っておくのですゥ。星皇様が妾をおもちゃにしまくるのを、ベル様が耐えきれなくなってしまったのが本当なところなのですゥ」
マリーヤ=ポルヤノフはなるほどと思ってしまう。由緒正しい出のベル=ラプソティに対して、ベッドの上でやりたい放題というのは星皇でもしにくいことであり、その制限がない妾相手なら、なんでもかんでも要求しまくって良いというのは、どこの国のどんな国主でもよく聞く話である。
実際のところ、地上界の4分の1の大地を自国の領土として席巻している神聖セントラルフラワー帝国の皇帝であるシャライ=アレクサンダーであったとしても、正妻は他国の国主の娘を娶っている。正妻は政略結婚の立場から身分の高い女性を娶るが、妾は身分の低い女性で固められている。そして、正妻に頭があがらぬ皇帝は夜の営みでは妾のみを採用したハーレムセックスと正妻のみとのプラトニックセックスを楽しんでいるのは周知の事実だ。
ちなみに地上界のどこの国の国主もこうである。そうなれば天界の寝室事情もきっと同じなのだろうと邪推してしまうマリーヤ=ポルヤノフであった。結局のところ、星皇様の正妻であるベル=ラプソティが妾に対する嫉妬心で、実家に帰らせてもらいますと言って、さらに実際にそれを行ってしまったのであると結論付ける。
「要はひっこみがつかなくなってしまったということじゃな。それで、妾であるアリス=ロンドがわざわざ天界から地上界へとベル=ラプソティを迎えにきたというわけじゃな?」
「合っているような間違っているような気がしますけどォ。まあ、当たらずも遠からずなので、そう理解してもらっておいて良いのですゥ」
カナリア=ソナタはどうせ、マリーヤ=ポルヤノフとはそれほど長い付き合いにならないと踏んで、適当にそう受け答えしておくことにした。実際にはもっと複雑な事情が星皇、ベル=ラプソティ、アリス=ロンドの3者にはあるのだが、それを逐一詳しく説明している時間があるわけではない。
「ほんにありがとうなのじゃ。しかし、温かい湯は心を落ち着かせてくれる……。先ほどは本気で死んだと思ったが、今は極楽極楽と言ったところじゃな」
今、マリーヤ=ポルヤノフは洗濯桶のような底が浅いが、広めの桶の中であぐらを掻き、その桶の中で下半身をぬるめの湯の中にすっぽりと沈めこんでいた。下半身が温まれば、自然と上半身も温まり、さらに言えば、心もぽかぽかと温かい気持ちになっていく。
「それ、どちらも死んでいるってことじゃないですゥ?」
「ははっ! そうじゃなっ。上手い事、言いおるわい」
『極楽』とは天界のとある地域のことを差す。天界の中でも年中、花が咲き誇り、真冬の時期でも春に吹く心地良い風で満たされている。そして、池の水は全て極上の酒であり、七色の羽根を持つ鳥たちが極楽の栄華を祝って、歌に似たさえずりを喉を鳴らして奏でている。
マリーヤ=ポルヤノフやカナリア=ソナタたちが今居る場所は灌木が所々に生えている程度の平原地帯である。動物たちが遠目にちらほら見えるが、ここが『極楽』とはとても言えない場所であった。マリーヤ=ポルヤノフは身体をキレイに洗い流してくれたカナリア=ソナタに礼を言う。
その後、湯で軽く汚れをそそいだマリーヤ=ポルヤノフが着ていた肌着と着物を、口から吐くブレスで乾かし終えたコッシロー=ネヅがアリス=ロンドを伴って、カナリア=ソナタたちの下へとやってくる。マリーヤ=ポルヤノフはヒッ! と軽く悲鳴をあげるが、ヒーヒーフー! と無理やりに冷静さを取り戻すための呼吸法を行い、胸の鼓動を落ち着かせる。
「カナリアさん。お待たせしまシタ。ベル様におしっこまみれの着物を洗わせるわけにはいかないので、ボクが不承不承ながら、この方の着物を洗っておきまシタ」
「あはは……。ベル様にそんなことをさせれませんものねェ。アリス様、ありがとうございますゥ」
アリス=ロンドは畳んだ肌着と着物を無表情のままにマリーヤ=ポルヤノフに手渡す。マリーヤ=ポルヤノフはおっかなびっくりといった感じでアリス=ロンドからそれらを受け取り、いそいそと裸体を衣服で覆い隠していく。その姿をじっと見つめてくるアリス=ロンドに対して、生きた心地がしないマリーヤ=ポルヤノフであった。彼女は着物を着る手を止めて、なんぞ、言いたいことがあるのかえ? と聞いてみる。
「いえ。ベル様から事情をお聞きして、マリーヤさんをベル様の影武者に仕立てるとの計画が立ち上がったことを知ったから、じっくりとマリーヤさんを見ていまシタ」
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マリーヤ=ポルヤノフはだだ下がりとなってしまった印象を少しでも上げるために、アリス=ロンドとの会話を試みる。しかし、返ってきた言葉にマリーヤ=ポルヤノフは憤慨しそうになってしまう。
「マリーヤさんはベル様と比べて、伸長が2センチュミャートル低く、おっぱいが3センチュミャートル小さく、ウエストは4センチュミャートル太く、お尻はウェストと同じく4センチュミャートル大きいのデス。これを誤差と言うには大きすぎる値となっていマス」
「この娘はっ! どれほどの正確さならば、合格なのじゃ!?」
「ボクが許容できる誤差はミリ単位デス。さすがクォール殿デス。思い浮かんだことをそのままに言っただけでショウ。マリーヤさんが悪いのではなく、あのダメ男が提案したこと自体悪いのデス」
アリス=ロンドとしては、マリーヤ=ポルヤノフとはこれ以上、争う気などなかった。だからこそ、マリーヤ=ポルヤノフが憤慨しないようにと、全ての責をクォール=コンチェルト第1王子に押し付けるために、そう言ってのけた。だが、マリーヤ=ポルヤノフとしては、明確な数値化をされて、ベル=ラプソティとのプロポーションの差を突きつけられたために、アリス=ロンドが望んでいる言葉を返すことは出来なくなってしまう。
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表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
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