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第6章:眠れぬ夜
第5話:体調管理
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「た、確かにベル様のプロポーションならば、どんな男もいちころな100年にひとりと言われるほどじゃ。しかしながら、あちきの身体は言わば『ちょいポチャ』じゃ。完璧すぎる肉付きは男を畏怖させるのじゃ。あちきの身体は男にとっては『ちょうど良い』のじゃっ!」
マリーヤ=ポルヤノフは態度は大きくしてみせても、内心はドッキドキに心臓の鼓動が早まっていた。下手をすれば、先ほどのようにみね打ちをされる可能性を捨てきれない。詭弁に近しい言葉であるが、本気で取られ、斬捨て御免という形になってしまうかもしれない。
だが、マリーヤ=ポルヤノフはこの身体で男たちを骨抜きにしてきた実績があり、そのため、自分の肉付きに誇りさえ持っている。身の危険があったとしても、ここは押し通さねばならぬところだと感じてしまったがゆえの発言であった。
「なるほどなのデス。マリーヤさんの言う通りなのデス。だらしない身体のほうが興奮する男が存在することは否定しまセン」
「だらしない身体とまでは言っておらぬぞ!?」
「ハイ。確かに言っていまセンネ。ボクが言いたいのは、マリーヤ殿の肌の保水力がベル様と比べて、10%も低いと言いたかっただけデス」
マリーヤ=ポルヤノフは着物を着る手を止めて、頭の横側から両手で抑えつける所作を取る。確かに自分は齢100を超えているために、お肌の張りに関してツッコまれると返す言葉もない。しかも、それを何の躊躇も無く、アリス=ロンドに指摘されたことで、食生活をしっかりしておけば良かったと後悔してしまう。
「超一級天使装束の演算機能を用いたところ、マリーヤ殿のお肌の張りは一般的な半狐半人と比べても、かなり劣化しています。食生活だけの問題ではありまセン。日頃の不摂生がたたっていると言って過言ではないでショウ」
「ぐぬぉぉぉ!? あちきに酒をやめろというのか!? 酒は百薬の長と呼ばれているのじゃぞぉぉぉ!!」
「お酒はたしなむ程度。深酒は避けるべきデス。あと、マリーヤさんは今、便秘デスネ? 夜はちゃんと決まった時間に寝ていまスカ? 好き嫌いが激しいとかはないデスカ?」
マリーヤ=ポルヤノフはグサグサと胸に言葉の短剣を突き刺されることになる。頭の横側から抑えつけていた両手は、今や左胸に当てる他無くなる。これ以上、言葉の短剣で左胸を抉られないための防衛体制へと入ったのだ。
「ストップ、ストップなのですゥ! アリス様、それ以上、現実を突きつけないであげてくださいィィィ! あたしの胸にも突き刺さるので、やめてほしいのですゥ!」
カナリア=ソナタはマリーヤ=ポルヤノフほど、不摂生な生活をしているわけではないが、それでも日夜、ベル様をお守りすると同時に、ベル様が思い描く結果に少しでも近づけるようにと策を練り続けている。そのため、どうしても睡眠不足になり、食も細くなりがちであった。
そして、段々、自分の体調が悪くなりつつあることも自覚していたのである。アリス=ロンドがマリーヤ=ポルヤノフに対して放つ言葉の短剣の半分くらいがカナリア=ソナタを傷つけていたために、ここら辺りで止めに入ることになったのだ。
「わかりまシタ。これからはボクがお2人の健康面も留意しておきマス。マリーヤさんが一日でも早くベル様の影武者になれるように。そして、カナリアさんはベル様に全力でお仕えできるようにト」
「あ、ありがたいのですが、スパルタ指導はやめてくださィ!」
「あちきも管理されるのかえ!? 断酒だけはしたくないのじゃっ!」
「わかりまシタ。体調管理のための指導が逆に体調を崩すという本末転倒なことにならないように留意しておきマス。マリーヤさんからお酒を奪うまでのことはしまセン」
アリス=ロンドのこの一言にホッと胸を撫でおろすカナリア=ソナタとマリーヤ=ポルヤノフであった。冗談が通じないと同時に、冗談か本気か判別できないアリス=ロンドであるが、話せばわかることは判明済みである。しかしながら、マリーヤ=ポルヤノフはそれでは……とその場を後にしよとしたが、むんずと着物の背中側を掴まれ、指導は今から始まりますとアリス=ロンドに告げられることになる。
結局、マリーヤ=ポルヤノフは旅の一座の方へと戻れぬ状態になり、旅の一座の管理は副長に任せる形となる。一団は聖地:エルザレムの生き残り、グリーンフォレスト国から派遣された兵士たち、そして旅の一座を含む3000人余りとなる。
その一団の総責任者であるクォール=コンチェルト第1王子を先頭として、グリーンフォレスト国行きの旅路を再開することになる。ベル=ラプソティたちを護るための鋒矢の陣はそのままに平原地帯のど真ん中を西へと突き進む。
ようやく太陽が大地の西側へと沈んでいき、代わりに夜空に月が昇り始める。その月はほぼ満月に近い形をしており、夜だというのに地上界は松明の灯りがなくても、そこそこには夜目が利くほどであった。
そんな中、蠢く存在が居た。アリス=ロンドはその存在にいち早く気づき、同じ幌馬車の荷台で寝ているベル=ラプソティとアリス=ロンドの身体を右手で揺らすことになる。
「ん……。アリス、どうしたの? おしっこでも行きたくなった?」
「いえ、違いマス。こう見えても、おねしょは星皇様が望まない限りはしまセン」
ベル=ラプソティは要らぬことを聞いたと思ってしまう他無かった。アリス=ロンドと会話を重ねれば重ねるほどに、星皇の変態性を知ることになってしまうからだ。もし、アリス=ロンドという存在がなかったら、星皇がアリス=ロンドにしていることを自分がされていた可能性が高かったからだ。とりあえず、星皇の性癖どうこうは聞かなかったことにして、アリス=ロンドに何があったのかを再び聞くことになるベル=ラプソティであった。
「ボクの予想では夜行性の魔物だと思うのですが。カナリアさんに確認してほしいデス」
「わかりましたァ。寝込みを襲うとなれば、スケルトンやゾンビの類なのですけど、悪魔の可能性も捨てきれないってことですねェ?」
カナリア=ソナタの言いにコクリと首級を縦に振るアリス=ロンドであった。激しい戦いが行われた戦地である場合、浮かばれぬ霊がニンゲンや動物の躯に移り込み、生きる死者として、徘徊することはよくあることだ。
そして、ここは平原地帯のど真ん中である。過去に大きな戦が行われていたとしても、何ら不思議ではない。カナリア=ソナタは魔素測量器と魔力残量確認石で観測を行うと同時に、手にしているノートで過去にこの地で大きな戦が行われていないのかのチェックをし始める。
「むむ……。微量ながら魔素測量器が反応していますゥ。低級も低級の悪魔が忍び込んでいる可能性がありますゥ」
マリーヤ=ポルヤノフは態度は大きくしてみせても、内心はドッキドキに心臓の鼓動が早まっていた。下手をすれば、先ほどのようにみね打ちをされる可能性を捨てきれない。詭弁に近しい言葉であるが、本気で取られ、斬捨て御免という形になってしまうかもしれない。
だが、マリーヤ=ポルヤノフはこの身体で男たちを骨抜きにしてきた実績があり、そのため、自分の肉付きに誇りさえ持っている。身の危険があったとしても、ここは押し通さねばならぬところだと感じてしまったがゆえの発言であった。
「なるほどなのデス。マリーヤさんの言う通りなのデス。だらしない身体のほうが興奮する男が存在することは否定しまセン」
「だらしない身体とまでは言っておらぬぞ!?」
「ハイ。確かに言っていまセンネ。ボクが言いたいのは、マリーヤ殿の肌の保水力がベル様と比べて、10%も低いと言いたかっただけデス」
マリーヤ=ポルヤノフは着物を着る手を止めて、頭の横側から両手で抑えつける所作を取る。確かに自分は齢100を超えているために、お肌の張りに関してツッコまれると返す言葉もない。しかも、それを何の躊躇も無く、アリス=ロンドに指摘されたことで、食生活をしっかりしておけば良かったと後悔してしまう。
「超一級天使装束の演算機能を用いたところ、マリーヤ殿のお肌の張りは一般的な半狐半人と比べても、かなり劣化しています。食生活だけの問題ではありまセン。日頃の不摂生がたたっていると言って過言ではないでショウ」
「ぐぬぉぉぉ!? あちきに酒をやめろというのか!? 酒は百薬の長と呼ばれているのじゃぞぉぉぉ!!」
「お酒はたしなむ程度。深酒は避けるべきデス。あと、マリーヤさんは今、便秘デスネ? 夜はちゃんと決まった時間に寝ていまスカ? 好き嫌いが激しいとかはないデスカ?」
マリーヤ=ポルヤノフはグサグサと胸に言葉の短剣を突き刺されることになる。頭の横側から抑えつけていた両手は、今や左胸に当てる他無くなる。これ以上、言葉の短剣で左胸を抉られないための防衛体制へと入ったのだ。
「ストップ、ストップなのですゥ! アリス様、それ以上、現実を突きつけないであげてくださいィィィ! あたしの胸にも突き刺さるので、やめてほしいのですゥ!」
カナリア=ソナタはマリーヤ=ポルヤノフほど、不摂生な生活をしているわけではないが、それでも日夜、ベル様をお守りすると同時に、ベル様が思い描く結果に少しでも近づけるようにと策を練り続けている。そのため、どうしても睡眠不足になり、食も細くなりがちであった。
そして、段々、自分の体調が悪くなりつつあることも自覚していたのである。アリス=ロンドがマリーヤ=ポルヤノフに対して放つ言葉の短剣の半分くらいがカナリア=ソナタを傷つけていたために、ここら辺りで止めに入ることになったのだ。
「わかりまシタ。これからはボクがお2人の健康面も留意しておきマス。マリーヤさんが一日でも早くベル様の影武者になれるように。そして、カナリアさんはベル様に全力でお仕えできるようにト」
「あ、ありがたいのですが、スパルタ指導はやめてくださィ!」
「あちきも管理されるのかえ!? 断酒だけはしたくないのじゃっ!」
「わかりまシタ。体調管理のための指導が逆に体調を崩すという本末転倒なことにならないように留意しておきマス。マリーヤさんからお酒を奪うまでのことはしまセン」
アリス=ロンドのこの一言にホッと胸を撫でおろすカナリア=ソナタとマリーヤ=ポルヤノフであった。冗談が通じないと同時に、冗談か本気か判別できないアリス=ロンドであるが、話せばわかることは判明済みである。しかしながら、マリーヤ=ポルヤノフはそれでは……とその場を後にしよとしたが、むんずと着物の背中側を掴まれ、指導は今から始まりますとアリス=ロンドに告げられることになる。
結局、マリーヤ=ポルヤノフは旅の一座の方へと戻れぬ状態になり、旅の一座の管理は副長に任せる形となる。一団は聖地:エルザレムの生き残り、グリーンフォレスト国から派遣された兵士たち、そして旅の一座を含む3000人余りとなる。
その一団の総責任者であるクォール=コンチェルト第1王子を先頭として、グリーンフォレスト国行きの旅路を再開することになる。ベル=ラプソティたちを護るための鋒矢の陣はそのままに平原地帯のど真ん中を西へと突き進む。
ようやく太陽が大地の西側へと沈んでいき、代わりに夜空に月が昇り始める。その月はほぼ満月に近い形をしており、夜だというのに地上界は松明の灯りがなくても、そこそこには夜目が利くほどであった。
そんな中、蠢く存在が居た。アリス=ロンドはその存在にいち早く気づき、同じ幌馬車の荷台で寝ているベル=ラプソティとアリス=ロンドの身体を右手で揺らすことになる。
「ん……。アリス、どうしたの? おしっこでも行きたくなった?」
「いえ、違いマス。こう見えても、おねしょは星皇様が望まない限りはしまセン」
ベル=ラプソティは要らぬことを聞いたと思ってしまう他無かった。アリス=ロンドと会話を重ねれば重ねるほどに、星皇の変態性を知ることになってしまうからだ。もし、アリス=ロンドという存在がなかったら、星皇がアリス=ロンドにしていることを自分がされていた可能性が高かったからだ。とりあえず、星皇の性癖どうこうは聞かなかったことにして、アリス=ロンドに何があったのかを再び聞くことになるベル=ラプソティであった。
「ボクの予想では夜行性の魔物だと思うのですが。カナリアさんに確認してほしいデス」
「わかりましたァ。寝込みを襲うとなれば、スケルトンやゾンビの類なのですけど、悪魔の可能性も捨てきれないってことですねェ?」
カナリア=ソナタの言いにコクリと首級を縦に振るアリス=ロンドであった。激しい戦いが行われた戦地である場合、浮かばれぬ霊がニンゲンや動物の躯に移り込み、生きる死者として、徘徊することはよくあることだ。
そして、ここは平原地帯のど真ん中である。過去に大きな戦が行われていたとしても、何ら不思議ではない。カナリア=ソナタは魔素測量器と魔力残量確認石で観測を行うと同時に、手にしているノートで過去にこの地で大きな戦が行われていないのかのチェックをし始める。
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