68 / 72
第7章:淫蕩の王
第7話:受け入れる者たち
しおりを挟む
一団がインキュバス、女性淫魔の大軍に襲われている中、ただ一人、歓喜の涙を流している人物が居た。それは教皇:ヨン=ジューロであった。宗教に深く関わる人物の悪癖のひとつとして、立ち向かうことすら困難なことに出くわした時、それは『神が与えた試練』と捉えることである。そして、教皇:ヨン=ジューロは創造主:Y.O.N.Nから受けていた言葉通りに、ベル=ラプソティが七大悪魔のひとりに襲われ、さらには一団の皆が低級の悪魔の襲撃に会い、驚天動乱の渦へと巻きこまれた。
順番はどうあれ、教皇:ヨン=ジューロにとって、これこそ、神から与えれた試練そのものであり、皆がそれぞれに奮起し、悪魔からの誘惑を振り切るべきだと声高に宣言する。しかし、教皇の周りに集まる神官たちは、教皇を狂言者だと罵り、教皇を護ろうともせずに、乗っていた箱馬車から飛び降り、蜘蛛の子を散らすかのように逃げ惑うことになる。
「ああ、我が弟子たちは創造主:Y.O.N.N様の言葉を信じぬ者ばかりであったか。しかし、私は逃げも隠れもせぬよ。悪魔を一匹でも多く、我が身に引きつけておこうではないか」
教皇は逃げ惑う神官たちの背中に慈悲溢れる視線を送っていた。そして、自分の周りにベル=ラプソティの姿そのものをした女性淫魔たちが現れても、決して動揺することはなかった。ただ一言
「ははっ。私は枯れても男という証拠か。性欲などとうの昔に捨ててきたと思っていたが、ベル様の御姿を望んでいたようだ……」
ベル=ラプソティの姿をした半裸の女性淫魔たちは、眼を閉じ、ハラハラと涙を流し続ける教皇の頬に軽く接吻をする。そして、べろりと紫色の舌で教皇のほっぺたを舐めまくったあと、顎、喉、胸、みぞおち、そして、下側へと唇と舌を這わせていく。教皇は為したいように為せば良いと女性淫魔たちに自分の身体を弄ばせるのであった。
教皇がインキュバス。女性淫魔の大軍に襲われることを『是』としながらも、それに抗い続ける人物が一団の中に居た。その筆頭が凱旋王の長子こと、クォール=コンチェルト第1王子であった。彼は右手に持つ銀色に輝く長剣でバッサバッサとインキュバスと女性淫魔たちを斬り伏せていく。しかしながら、圧倒的な物量で襲い掛かってくる女性淫魔たちに対して、クォール=コンチェルト第1王子が握っている長剣はたちまちのうちに刃こぼれし、さらには中ほどでボキリと折れてしまう。
「ええぃ! 斬っても斬ってもキリがないっ! 次の武器を俺に寄越せっ!」
「殿下っ! これ以上は持ちませぬっ! グリーンフォレスト国の兵士たちも女性淫魔の誘惑に負ける者たちで溢れ返っておりますぞっ!」
こちらもこちらで、ほとんどの兵士たちがベル=ラプソティ、カナリア=ソナタ、ヨーコ=タマモの姿に似せた女性淫魔の大軍に馬乗りにされて、荒れた地面の上で押し倒されていた。彼女たちは兵士たちの鎧を秒で脱がし、さらにはパンツをずり降ろしてしまう。この世のイキ地獄を無理やりに味わうことになる兵士ばかりである。
そんな情けない自国の兵士たちに憤慨しそうになるクォール=コンチェルト第1王子であったが、自分たちを囲むようにじりじりと包囲網を狭めてくる女性淫魔の軍団に槍を馳走するほうがよっぽど先決であった。
クォール=コンチェルト第1王子が今の今まで斬り伏せた女性淫魔の数は100人に達成する。これが後の世に間違って語り継がれることになるとは、クォール=コンチェルト第1王子はこの時点では気づきもしなかった。ただただ、彼は一団を飲み込もうとするインキュバスと女性淫魔に抗おうとしただけなのだ。
決して、女性淫魔相手にベッドの上で100人斬りしたわけではない。しかるべき時にしかるべきことをしたまでなのだ。
それは置いておいてだ。クォール=コンチェルト第1王子は女性淫魔に馬乗りにされている兵士の腰から長剣を奪い取り、女性淫魔を撫で斬りにしていく。だが、いくら低級の悪魔と言えども、ただの半狼半人に命まで取られるような女性淫魔は居なかった。
クォール=コンチェルト第1王子に。一度、斬られた女性淫魔たちはしばらくした後、幽鬼のようにのっそりと立ち上がり、瞳孔が開ききった瞳でクォール=コンチェルト第1王子たちを取り囲む。女性淫魔の眼が怪しい光を放つと同時に、クォール=コンチェルト第1王子を護るように展開していた数少ない近衛兵たちも『淫蕩』に心を奪われることになる。
クォール=コンチェルト第1王子はグヌヌ……と唸るが、女性淫魔の豊満なおっぱいに顔を埋めていく近衛兵たちを背中から斬り伏せるわけにはいかない。
「クソッ……。俺の抗いもここまでか。ベル殿、カナリア殿。後は頼み申した」
クォール=コンチェルト第1王子はこれ以上、ベル=ラプソティやカナリア=ソナタ、そして、マリーヤ=ポルヤノフの姿をした女性淫魔を斬り伏せたいとは思わなくなっていた。いくら自分の性的指向が男の娘に向いていようが、女性を傷つけるのは本望ではない。そして、自分のやってきたことに対して、晴れやかな部分もあるが、後ろめたい気持ちを持ちつつ、クォール=コンチェルトもまた、女性淫魔に弄ばれる道を選ぶ。
教皇とクォール=コンチェルトが女性淫魔に弄ばれることになった今、一団を護る者など、誰ひとりとて居ないと思われた。だが、一団の指揮を執る者たちが居なくても、旅の一座たちは懸命に戦いを続けていた。
「ほぉれ。インキュバスの一本釣りじゃてっ! おい、こいつは神聖セントラルフラワー帝国で高く売れるから、しっかり捕獲しておくんじゃぞ!」
「へいっ、マリーヤ姐さん。いやあ、デーモン密売人の俺たちにとっちゃ、濡れ手に粟とはこのことですなぁ! この一団に付き纏うと決めたマリーヤ姐さんの慧眼には惚れ惚れしますわぁ!」
髭面のガラの悪い半虎半人の男が旅の一座の長であるマリーヤ=ポルヤノフを褒め称える。マリーヤ=ポルヤノフは鼻を高くして、そんなに褒めるでないぞよと返事をする。そもそも、マリーヤ=ポルヤノフが率いるのは芸能達者な者たちが集まるただの一座では無い。
ニンゲンは天使と共存関係を築くと共に、悪魔とも共存関係を築ける特殊すぎる生物であった。闇稼業として世間一般に認知されているデーモン狩人たちは害を与えるだけの悪魔を街から追放し、その裏ではニンゲンに益を与える悪魔を捕らえる。そして、その数少ないデーモン狩人のひとりであるマリーヤ=ポルヤノフは、今が書き入れ時とばかりにインキュバスのみを狙ったのだ。
順番はどうあれ、教皇:ヨン=ジューロにとって、これこそ、神から与えれた試練そのものであり、皆がそれぞれに奮起し、悪魔からの誘惑を振り切るべきだと声高に宣言する。しかし、教皇の周りに集まる神官たちは、教皇を狂言者だと罵り、教皇を護ろうともせずに、乗っていた箱馬車から飛び降り、蜘蛛の子を散らすかのように逃げ惑うことになる。
「ああ、我が弟子たちは創造主:Y.O.N.N様の言葉を信じぬ者ばかりであったか。しかし、私は逃げも隠れもせぬよ。悪魔を一匹でも多く、我が身に引きつけておこうではないか」
教皇は逃げ惑う神官たちの背中に慈悲溢れる視線を送っていた。そして、自分の周りにベル=ラプソティの姿そのものをした女性淫魔たちが現れても、決して動揺することはなかった。ただ一言
「ははっ。私は枯れても男という証拠か。性欲などとうの昔に捨ててきたと思っていたが、ベル様の御姿を望んでいたようだ……」
ベル=ラプソティの姿をした半裸の女性淫魔たちは、眼を閉じ、ハラハラと涙を流し続ける教皇の頬に軽く接吻をする。そして、べろりと紫色の舌で教皇のほっぺたを舐めまくったあと、顎、喉、胸、みぞおち、そして、下側へと唇と舌を這わせていく。教皇は為したいように為せば良いと女性淫魔たちに自分の身体を弄ばせるのであった。
教皇がインキュバス。女性淫魔の大軍に襲われることを『是』としながらも、それに抗い続ける人物が一団の中に居た。その筆頭が凱旋王の長子こと、クォール=コンチェルト第1王子であった。彼は右手に持つ銀色に輝く長剣でバッサバッサとインキュバスと女性淫魔たちを斬り伏せていく。しかしながら、圧倒的な物量で襲い掛かってくる女性淫魔たちに対して、クォール=コンチェルト第1王子が握っている長剣はたちまちのうちに刃こぼれし、さらには中ほどでボキリと折れてしまう。
「ええぃ! 斬っても斬ってもキリがないっ! 次の武器を俺に寄越せっ!」
「殿下っ! これ以上は持ちませぬっ! グリーンフォレスト国の兵士たちも女性淫魔の誘惑に負ける者たちで溢れ返っておりますぞっ!」
こちらもこちらで、ほとんどの兵士たちがベル=ラプソティ、カナリア=ソナタ、ヨーコ=タマモの姿に似せた女性淫魔の大軍に馬乗りにされて、荒れた地面の上で押し倒されていた。彼女たちは兵士たちの鎧を秒で脱がし、さらにはパンツをずり降ろしてしまう。この世のイキ地獄を無理やりに味わうことになる兵士ばかりである。
そんな情けない自国の兵士たちに憤慨しそうになるクォール=コンチェルト第1王子であったが、自分たちを囲むようにじりじりと包囲網を狭めてくる女性淫魔の軍団に槍を馳走するほうがよっぽど先決であった。
クォール=コンチェルト第1王子が今の今まで斬り伏せた女性淫魔の数は100人に達成する。これが後の世に間違って語り継がれることになるとは、クォール=コンチェルト第1王子はこの時点では気づきもしなかった。ただただ、彼は一団を飲み込もうとするインキュバスと女性淫魔に抗おうとしただけなのだ。
決して、女性淫魔相手にベッドの上で100人斬りしたわけではない。しかるべき時にしかるべきことをしたまでなのだ。
それは置いておいてだ。クォール=コンチェルト第1王子は女性淫魔に馬乗りにされている兵士の腰から長剣を奪い取り、女性淫魔を撫で斬りにしていく。だが、いくら低級の悪魔と言えども、ただの半狼半人に命まで取られるような女性淫魔は居なかった。
クォール=コンチェルト第1王子に。一度、斬られた女性淫魔たちはしばらくした後、幽鬼のようにのっそりと立ち上がり、瞳孔が開ききった瞳でクォール=コンチェルト第1王子たちを取り囲む。女性淫魔の眼が怪しい光を放つと同時に、クォール=コンチェルト第1王子を護るように展開していた数少ない近衛兵たちも『淫蕩』に心を奪われることになる。
クォール=コンチェルト第1王子はグヌヌ……と唸るが、女性淫魔の豊満なおっぱいに顔を埋めていく近衛兵たちを背中から斬り伏せるわけにはいかない。
「クソッ……。俺の抗いもここまでか。ベル殿、カナリア殿。後は頼み申した」
クォール=コンチェルト第1王子はこれ以上、ベル=ラプソティやカナリア=ソナタ、そして、マリーヤ=ポルヤノフの姿をした女性淫魔を斬り伏せたいとは思わなくなっていた。いくら自分の性的指向が男の娘に向いていようが、女性を傷つけるのは本望ではない。そして、自分のやってきたことに対して、晴れやかな部分もあるが、後ろめたい気持ちを持ちつつ、クォール=コンチェルトもまた、女性淫魔に弄ばれる道を選ぶ。
教皇とクォール=コンチェルトが女性淫魔に弄ばれることになった今、一団を護る者など、誰ひとりとて居ないと思われた。だが、一団の指揮を執る者たちが居なくても、旅の一座たちは懸命に戦いを続けていた。
「ほぉれ。インキュバスの一本釣りじゃてっ! おい、こいつは神聖セントラルフラワー帝国で高く売れるから、しっかり捕獲しておくんじゃぞ!」
「へいっ、マリーヤ姐さん。いやあ、デーモン密売人の俺たちにとっちゃ、濡れ手に粟とはこのことですなぁ! この一団に付き纏うと決めたマリーヤ姐さんの慧眼には惚れ惚れしますわぁ!」
髭面のガラの悪い半虎半人の男が旅の一座の長であるマリーヤ=ポルヤノフを褒め称える。マリーヤ=ポルヤノフは鼻を高くして、そんなに褒めるでないぞよと返事をする。そもそも、マリーヤ=ポルヤノフが率いるのは芸能達者な者たちが集まるただの一座では無い。
ニンゲンは天使と共存関係を築くと共に、悪魔とも共存関係を築ける特殊すぎる生物であった。闇稼業として世間一般に認知されているデーモン狩人たちは害を与えるだけの悪魔を街から追放し、その裏ではニンゲンに益を与える悪魔を捕らえる。そして、その数少ないデーモン狩人のひとりであるマリーヤ=ポルヤノフは、今が書き入れ時とばかりにインキュバスのみを狙ったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから
渡里あずま
ファンタジー
安藤舞は、専業主婦である。ちなみに現在、三十二歳だ。
朝、夫と幼稚園児の子供を見送り、さて掃除と洗濯をしようとしたところで――気づけば、石造りの知らない部屋で座り込んでいた。そして映画で見たような古めかしいコスプレをした、外国人集団に囲まれていた。
「我々が召喚したかったのは、そちらの世界での『学者』や『医者』だ。それを『主婦』だと!? そんなごく潰しが、聖女になどなれるものか! 役立たずなどいらんっ」
「いや、理不尽!」
初対面の見た目だけ美青年に暴言を吐かれ、舞はそのまま無一文で追い出されてしまう。腹を立てながらも、舞は何としても元の世界に戻ることを決意する。
「主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから」
※※※
専業主婦の舞が、主婦力・大人力を駆使して元の世界に戻ろうとする話です(ざまぁあり)
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる