10 / 122
第1章:ロック=イートの夢
第9話:酒宴
しおりを挟む
――大王歴1195年4月16日 イタリアーノ副王国 ヒマラヤン山脈ふもとのタイガー・ホールにて――
拳聖:キョーコ=モトカードが3人の高弟を呼び出してから、3日後には正式にタイガー・ホール全体に通達を出す。ロック=イートを自分の後継者として指名したことをだ。それにより、タイガー・ホール並びにその付近の村々ではロック=イートを祝う雰囲気に様変わりし、さらにその4日後にはタイガー・ホールではお祭りが開催されることとなる。
アンダーソン村を含めて近隣の村々からは大量の酒と料理が運び込まれ、拳聖の弟子たちはその酒に酔い、料理に舌鼓を打つ。いつもは拳聖を除いて、タイガー・ホールの面々は酒を断っているわけだが、彼らが酒断ちをやめておおいに飲む理由がもうひとつあった。ロック=イートを祝おうというおめでたい雰囲気がさらに盛り上がったのは、拳聖:キョーコ=モトカードがロック=イートの嫁として、三大高弟のひとりであるサラ=ローランをあてがうことをお祭りが開催されたと同時に発表したためである。
サラ=ローランとしては、まだ決めかねていたロック=イートとの結婚であったのだが、数日、2人を見守っていた拳聖:キョーコ=モトカードがやきもきとして、既成事実を作ってしまったほうが早いと判断した結果である。
「ははは……。サラ姐、なんだか悪いことをした気分だよ……」
「ううん……。悪いのはお師匠様。あとで酒瓶で後頭部をぶん殴っておくわ」
タイガー・ホールの中央部にあるちょっとした広場で拳聖とその弟子たちは毎日の食事を取っているのだが、今やそこは酒宴会場へと様変わりしていた。皆が主役席に座るロック=イートとサラ=ローランを囲み、やんややんやと騒ぎ立てる。拳聖の弟子たちはあいさつ代わりに主役席に座るロック=イートとサラ=ローランに祝言を伝え、さらには空いた杯に酒を軽く注ぎ込む。
こういっためでたい席では、女性は杯に注がれた酒に一口つけるだけで良い。だが、男の場合はグビグビと一気に飲み干さなければならない慣例がある。ロック=イート自身は酒に弱い体質では無いが、だからといって、拳聖:キョーコ=モトカードのようなウワバミでも無い。
もちろん、拳聖の弟子たちもそれを承知しており、ロック=イートの杯には半分程度しか酒を注ぎ込まない。しかし、拳聖:キョーコ=モトカードだけは違った。あーははっ! と笑いながら、麦酒のピッチャー片手に2人の前に現れて、ロック=イートが両手で持つ杯に並々と麦酒を注ぎ込む。
「ちょっと、師匠! やめてくださいよっ!」
「あーははっ! 何を遠慮しているのじゃわい! 酔っぱらっておいたほうがあとでサラとねんごろになる時に何かと都合が良いんじゃわい! 何か? 酔うとあっちが立たなくなるのかい?」
拳聖:キョーコ=モトカードは一応、生物学的に女性として分類されるはずなのだが、彼女の発言は40~50歳のセクハラおじさんを連想させるには十分であった。ロック=イートとしては、師匠が注いでくれた麦酒を飲み干さないのは礼を失するのは当然だ。彼は意を決して口を杯につける。そして、それを傾けて一気に飲み干す。
「おお、いける口じゃわい。さすが拳聖の後継者なだけはあるのじゃ。というわけで、もう一杯いってもらおうかのう?」
拳聖:キョーコ=モトカードが上機嫌にもう一度、ロック=イートの杯に麦酒を並々と注ぎ込もうとする。だが、そんなキョーコ=モトカードに水を差すかのように、彼女の後ろに控えていた人物が彼女の動作を止めるのであった。
「ウキッ! 師匠、そこまでです。次は僕がロックの杯に酒を注ぎ込む番なのです」
「ああん? わしゃに意見するのはコタロー=サルガミ、おぬしかっ! ひっく!」
右肩をぐいっと掴まれた拳聖:キョーコ=モトカードが一気に不機嫌になり、後ろに立つコタロー=サルガミに半身を向けて睨みつける。だが、睨みつけられた側のコタロー=サルガミはヤレヤレといった感じでキョーコ=モトカードの威圧を受け流す。
「ウキキッ。僕を睨んだところで、何も出せません。というより、僕も弟弟子を祝いたいのですよ」
コタロー=サルガミはそう言うと、拳聖:キョーコ=モトカードを差し置いて、ロック=イートたちが座る席の前にずずいと進み出る。そして、道着の胸元に右手を突っ込み、そこから1通の書状を引き抜く。そして、それをテーブルの上に放り投げるように置く。その書状の表に書かれている文字を見て、ロック=イートとサラ=ローランは驚いた表情になる。だが、対照的に拳聖:キョーコ=モトカードはニヤニヤと不敵な笑みをその顔に浮かべることとなる。
「ほほう……。酒宴の席に『決闘状』を持ち込むのかい……。これはなかなに面白い催しを企画してくれていたわけじゃな?」
「ウキッ。ロック=イートとサラ=ローラン、そして拳聖に喜んでもらえるようにと、足りない脳みそをフル稼働して、文面を書かせてもらいましたよ。ロック、是非、受けて立ってくれるよな?」
コタロー=サルガミはこれ以上無いほどのニコニコとした笑顔で、ロック=イートにそう言いのける。しかし、ロック=イートは未だに眼を白黒させていた。何故に『決闘状』という手段を兄弟子であるコタロー=サルガミが選んだのかがわからない。
タイガー・ホールにて『下の者が上に克つ』、言わば『下剋上』を成し遂げるには、いくつかの方法がある。拳聖がその者の実力をおおいに認めた場合はもちろん、周囲の者から実力を認められるほどの実績を上げるかだ。しかしながら、それらの方法では目的を達成するには非常に時間がかかる。だからこそ、手っ取り早く、目上を打ち負かしてしまえば良いという乱暴な手口として、『決闘状』を相手に送りつけるという方法が用意されている。
もちろん、このルールを定めているのはタイガー・ホールの主である拳聖:キョーコ=モトカードである。実力が足りぬ者の序列を上にしておく道理など、実力主義のタイガー・ホールには存在しない。だからこそ、コタロー=サルガミは効率的かつ自分の実力を皆に示せて、さらには拳聖の後継者としてのロック=イートの名を地に堕とせる可能性がある『決闘』をロック=イートに申し込んだのであった。
「さあ、ロック……。僕からの挑戦をもちろん、受けてくれるよな? 拳聖の後継者たる男が、兄弟子に勝てないから闘わないという選択肢を選ぶをわけがないよな?」
コタロー=サルガミは挑発とも取れる発言をする。否応なく、衆目はロック=イートに集中していた。『決闘状』をコタロー=サルガミが拳聖の後継者に叩きつけたことでその成り行きを固唾を飲んで、見守っていたのである。
「ああ……。コタロー兄。そうだよな……。俺が俺自身の夢を叶えようと望む以上、今こそコタロー兄を越えなきゃならないもんな……」
拳聖:キョーコ=モトカードが3人の高弟を呼び出してから、3日後には正式にタイガー・ホール全体に通達を出す。ロック=イートを自分の後継者として指名したことをだ。それにより、タイガー・ホール並びにその付近の村々ではロック=イートを祝う雰囲気に様変わりし、さらにその4日後にはタイガー・ホールではお祭りが開催されることとなる。
アンダーソン村を含めて近隣の村々からは大量の酒と料理が運び込まれ、拳聖の弟子たちはその酒に酔い、料理に舌鼓を打つ。いつもは拳聖を除いて、タイガー・ホールの面々は酒を断っているわけだが、彼らが酒断ちをやめておおいに飲む理由がもうひとつあった。ロック=イートを祝おうというおめでたい雰囲気がさらに盛り上がったのは、拳聖:キョーコ=モトカードがロック=イートの嫁として、三大高弟のひとりであるサラ=ローランをあてがうことをお祭りが開催されたと同時に発表したためである。
サラ=ローランとしては、まだ決めかねていたロック=イートとの結婚であったのだが、数日、2人を見守っていた拳聖:キョーコ=モトカードがやきもきとして、既成事実を作ってしまったほうが早いと判断した結果である。
「ははは……。サラ姐、なんだか悪いことをした気分だよ……」
「ううん……。悪いのはお師匠様。あとで酒瓶で後頭部をぶん殴っておくわ」
タイガー・ホールの中央部にあるちょっとした広場で拳聖とその弟子たちは毎日の食事を取っているのだが、今やそこは酒宴会場へと様変わりしていた。皆が主役席に座るロック=イートとサラ=ローランを囲み、やんややんやと騒ぎ立てる。拳聖の弟子たちはあいさつ代わりに主役席に座るロック=イートとサラ=ローランに祝言を伝え、さらには空いた杯に酒を軽く注ぎ込む。
こういっためでたい席では、女性は杯に注がれた酒に一口つけるだけで良い。だが、男の場合はグビグビと一気に飲み干さなければならない慣例がある。ロック=イート自身は酒に弱い体質では無いが、だからといって、拳聖:キョーコ=モトカードのようなウワバミでも無い。
もちろん、拳聖の弟子たちもそれを承知しており、ロック=イートの杯には半分程度しか酒を注ぎ込まない。しかし、拳聖:キョーコ=モトカードだけは違った。あーははっ! と笑いながら、麦酒のピッチャー片手に2人の前に現れて、ロック=イートが両手で持つ杯に並々と麦酒を注ぎ込む。
「ちょっと、師匠! やめてくださいよっ!」
「あーははっ! 何を遠慮しているのじゃわい! 酔っぱらっておいたほうがあとでサラとねんごろになる時に何かと都合が良いんじゃわい! 何か? 酔うとあっちが立たなくなるのかい?」
拳聖:キョーコ=モトカードは一応、生物学的に女性として分類されるはずなのだが、彼女の発言は40~50歳のセクハラおじさんを連想させるには十分であった。ロック=イートとしては、師匠が注いでくれた麦酒を飲み干さないのは礼を失するのは当然だ。彼は意を決して口を杯につける。そして、それを傾けて一気に飲み干す。
「おお、いける口じゃわい。さすが拳聖の後継者なだけはあるのじゃ。というわけで、もう一杯いってもらおうかのう?」
拳聖:キョーコ=モトカードが上機嫌にもう一度、ロック=イートの杯に麦酒を並々と注ぎ込もうとする。だが、そんなキョーコ=モトカードに水を差すかのように、彼女の後ろに控えていた人物が彼女の動作を止めるのであった。
「ウキッ! 師匠、そこまでです。次は僕がロックの杯に酒を注ぎ込む番なのです」
「ああん? わしゃに意見するのはコタロー=サルガミ、おぬしかっ! ひっく!」
右肩をぐいっと掴まれた拳聖:キョーコ=モトカードが一気に不機嫌になり、後ろに立つコタロー=サルガミに半身を向けて睨みつける。だが、睨みつけられた側のコタロー=サルガミはヤレヤレといった感じでキョーコ=モトカードの威圧を受け流す。
「ウキキッ。僕を睨んだところで、何も出せません。というより、僕も弟弟子を祝いたいのですよ」
コタロー=サルガミはそう言うと、拳聖:キョーコ=モトカードを差し置いて、ロック=イートたちが座る席の前にずずいと進み出る。そして、道着の胸元に右手を突っ込み、そこから1通の書状を引き抜く。そして、それをテーブルの上に放り投げるように置く。その書状の表に書かれている文字を見て、ロック=イートとサラ=ローランは驚いた表情になる。だが、対照的に拳聖:キョーコ=モトカードはニヤニヤと不敵な笑みをその顔に浮かべることとなる。
「ほほう……。酒宴の席に『決闘状』を持ち込むのかい……。これはなかなに面白い催しを企画してくれていたわけじゃな?」
「ウキッ。ロック=イートとサラ=ローラン、そして拳聖に喜んでもらえるようにと、足りない脳みそをフル稼働して、文面を書かせてもらいましたよ。ロック、是非、受けて立ってくれるよな?」
コタロー=サルガミはこれ以上無いほどのニコニコとした笑顔で、ロック=イートにそう言いのける。しかし、ロック=イートは未だに眼を白黒させていた。何故に『決闘状』という手段を兄弟子であるコタロー=サルガミが選んだのかがわからない。
タイガー・ホールにて『下の者が上に克つ』、言わば『下剋上』を成し遂げるには、いくつかの方法がある。拳聖がその者の実力をおおいに認めた場合はもちろん、周囲の者から実力を認められるほどの実績を上げるかだ。しかしながら、それらの方法では目的を達成するには非常に時間がかかる。だからこそ、手っ取り早く、目上を打ち負かしてしまえば良いという乱暴な手口として、『決闘状』を相手に送りつけるという方法が用意されている。
もちろん、このルールを定めているのはタイガー・ホールの主である拳聖:キョーコ=モトカードである。実力が足りぬ者の序列を上にしておく道理など、実力主義のタイガー・ホールには存在しない。だからこそ、コタロー=サルガミは効率的かつ自分の実力を皆に示せて、さらには拳聖の後継者としてのロック=イートの名を地に堕とせる可能性がある『決闘』をロック=イートに申し込んだのであった。
「さあ、ロック……。僕からの挑戦をもちろん、受けてくれるよな? 拳聖の後継者たる男が、兄弟子に勝てないから闘わないという選択肢を選ぶをわけがないよな?」
コタロー=サルガミは挑発とも取れる発言をする。否応なく、衆目はロック=イートに集中していた。『決闘状』をコタロー=サルガミが拳聖の後継者に叩きつけたことでその成り行きを固唾を飲んで、見守っていたのである。
「ああ……。コタロー兄。そうだよな……。俺が俺自身の夢を叶えようと望む以上、今こそコタロー兄を越えなきゃならないもんな……」
0
あなたにおすすめの小説
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる