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第6章:東の海へ
第5話:恋と戦争にルールは無い
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コッシロー=ネヅはからし色の双眸でリリベル=ユーリィの様子をじっくりと観察する。だが、彼女は首を傾げながら、創造主であらせられるY.O.N.N様のことよね? と皆目、心当たりが無さそうな感じでコッシロー=ネヅに聞き返してくる。その様子から、コッシロー=ネヅは自分の考え過ぎだという結論に達し、とりあえず、謎の女とその背景を探ることは、そこでやめてしまう。
それよりもだ。海皇の娘が鼻をくんくんとさせながら、べたべたとレオナルト=ヴィッダーにくっつき始めたのだ。コッシロー=ネヅは眼を細めつつ、怪訝な表情へと変わっていく。そして、とばっちりを恐れて、デーブ=オクボーンの剃りあげた頭の上へと退避する。
「ちょっと、あんた、何やってんのよっ、レオから離れなさいよっ!」
「あんたではないのです~~~。あたしには『エクレア=シュー』というパパとママからもらった可愛い名前があるのです~~~。あなたこそ、誰なんです~~~?」
「うゥ。なんだか、またライバルが出現したような感じを受けるのですゥ。レオン様は歩くジゴロなんですゥ」
リリベル=ユーリィがエクレア=シューの左腕を両手で掴み、無理やりレオナルト=ヴィッダーから身を剥がそうとする。だが、こんな華奢な身体のどこから膂力を発揮しているのか、謎すぎるくらいにエクレア=シューはレオナルト=ヴィッダーにしがみついたまま、離れない。そんな3人の様子を間近で見ていたクルス=サンティーモは、このままでは第2夫人どころか、第3夫人の座まで危うくなると感じてしまう。
危機感を覚えたクルス=サンティーモが取った行動とは、レオナルト=ヴィッダーの背中側から両腕を回し、彼にしがみつくことであった。リリベル=ユーリィはカンカンとなり、エクレア=シューだけでなく、クルス=サンティーモの身もレオナルト=ヴィッダーから剥がす仕事が増えることとなる。
「ぶははっ! いつからそんなにモテモテになったんだ、レオン? おいらは羨ましくて、しょうがないぜ」
「いや、状況がまったくもって理解不能なんだが……。エクレアさんだっけか? 身体がギシギシ言うから、離れてくれないか?」
エクレア=シューはレオナルト=ヴィッダーからそう言われると、純心さ全開でターコイズブルーの瞳をまっすぐにレオナルト=ヴィッダーの瞳と合わせる。レオナルト=ヴィッダーはまたしても彼女の瞳に吸い込まれそうになる錯覚に襲われる。レオナルト=ヴィッダーは彼女に飲み込まれそうになるのを、頭を左右に振ることで逃れる。そして、紅い波模様の走る黒が基調の手甲が装着された左腕で、彼女の身体をなるべく優しく押しやる。
「あうあう~~~。胸を揉まれたのです~~~。他の殿方のところへお嫁に行けない身体にされてしまったのです~~~。これは責任を取ってもらわないといけないのです~~~」
リリベル=ユーリィはこのエクレア=シューの言葉にカチンッ! と頭の中の火打石がカチあわされることとなる。自分と背丈は変わらないくせに、カップサイズの差は3倍近くの開きがある。そんな彼女の上半身を手で押せば、どうやったって、腕のどこかが胸に当たって当たり前なのだ。レオだって、触りたくて触ったわけでは無いはずだ。レオは自分のおしとやかなおっぱいが好きでたまらないと、あの日、言ってくれた。だからこそ、レオは今頃、吐き気を催しているはずだと、リリベル=ユーリィは思っていた。
「うっへんうっへん!? お、俺はわ、わざとじゃないぞ!? やわらかいな~~~とは思っていたけど、腕が胸に当たったのは不可抗力だ。俺は悪くねえっ!!」
レオナルト=ヴィッダーがあからさまに挙動不審になったことで、リリベル=ユーリィとクルス=サンティーモのコメカミにビキッ! という音と共に青筋が1本、くっきりと浮かびあがることとなる。クルス=サンティーモはレオナルト=ヴィッダーにしがみついていたのをやめて、若干距離を取る。そして、リリベル=ユーリィがレオナルト=ヴィッダーの額にモンゴリアンチョップを振り下ろしていくのとタイミングを合わせて、レオナルト=ヴィッダーの尻に前蹴りを喰らわせるのであった。
リリベル=ユーリィの手刀がキレイにレオナルト=ヴィッダーの額に直撃し、さらに後ろからの衝撃でレオナルト=ヴィッダーは地面に向かって倒れ込んでいく。だが、レオナルト=ヴィッダーの倒れ込んでいくところを先回りして、エクレア=シューが自分のGカップあるおっぱいをクッションとして用いる。レオナルト=ヴィッダーは彼女のおっぱいの山に顔をうずめることとなり、先ほど以上にわざとらしい咳を連発することとなる。
(この娘、感じていた印象以上に策士ね……。おっとりとした口調に、Gカップ。相手の全てを包み込む包容力を惜しげもなく、使い切ってるっ!)
リリベル=ユーリィは自分の歳に近しい女性で、ここまで女の武器を使いまくる女性には、あまり縁が無かった。王族・貴族の間では、男性は女性を追うものであり、女性はうまく男性が自分の尻を追いかけるように仕向けることこそ肝要だと、それこそが恋愛の秘訣だという風潮であった。
だが、それとは対極にある考えが『恋と戦争にルールは無い』だ。とにかく殿方に女性としての魅力をアピールし、いっさいがっさい、男性を追わせるようなことはしない。女性側から猛烈にアタックし、メロメロのトロトロのダメ男に仕上げてしまうという邪道外道の方法もある。
このままでは、レオがダメ男になってしまうと危惧したリリベル=ユーリィは、クルス=サンティーモと共に、レオナルト=ヴィッダーの身体を起こし、彼の右腕に前腕固定型杖をしっかりと装着させる。そして、放漫なおっぱいを持つエクレア=シューとレオナルト=ヴィッダーの間において、絶壁の胸を持ってして、物理的な壁となる。
「あれれ~? もしかして、そこのふたりはレオ様の恋人なんです~?」
いちいち癪に障る女だとリリベル=ユーリィは思った。『レオ』と呼称して良いのは、アイリス=クレープスだけだと言う自負を持っているリリベル=ユーリィである。今はリリベル=ユーリィの身体に変わってしまったが、それでも『レオ』と言って良い資格を有していると思っている彼女である。だが、それなのに、今さっき出会ったばかりの女性が様づけしていようが、『レオ』と呼ぶのには心底、許せないものがあった。
「い、いや? 俺にはアイリスっていうかけがえのない女性がいるんだ。クルスは俺の従者だし、リリベルは俺の騎士だ」
「なるほどなのです~~~。すでにレオ様の正妻の座は埋まっているのですか~~~。じゃあ、あたしは第二夫人の座をもらうのです~~~」
「ダメですゥ! 第二夫人の座はぼくのものなのですっ! この際だからはっきりと宣言させてもらうのですっ! リリベル様、エクレアさん。ぼくはあなたたちにレオン様の第二夫人の座を譲る気は一切無いのですっ!!」
それよりもだ。海皇の娘が鼻をくんくんとさせながら、べたべたとレオナルト=ヴィッダーにくっつき始めたのだ。コッシロー=ネヅは眼を細めつつ、怪訝な表情へと変わっていく。そして、とばっちりを恐れて、デーブ=オクボーンの剃りあげた頭の上へと退避する。
「ちょっと、あんた、何やってんのよっ、レオから離れなさいよっ!」
「あんたではないのです~~~。あたしには『エクレア=シュー』というパパとママからもらった可愛い名前があるのです~~~。あなたこそ、誰なんです~~~?」
「うゥ。なんだか、またライバルが出現したような感じを受けるのですゥ。レオン様は歩くジゴロなんですゥ」
リリベル=ユーリィがエクレア=シューの左腕を両手で掴み、無理やりレオナルト=ヴィッダーから身を剥がそうとする。だが、こんな華奢な身体のどこから膂力を発揮しているのか、謎すぎるくらいにエクレア=シューはレオナルト=ヴィッダーにしがみついたまま、離れない。そんな3人の様子を間近で見ていたクルス=サンティーモは、このままでは第2夫人どころか、第3夫人の座まで危うくなると感じてしまう。
危機感を覚えたクルス=サンティーモが取った行動とは、レオナルト=ヴィッダーの背中側から両腕を回し、彼にしがみつくことであった。リリベル=ユーリィはカンカンとなり、エクレア=シューだけでなく、クルス=サンティーモの身もレオナルト=ヴィッダーから剥がす仕事が増えることとなる。
「ぶははっ! いつからそんなにモテモテになったんだ、レオン? おいらは羨ましくて、しょうがないぜ」
「いや、状況がまったくもって理解不能なんだが……。エクレアさんだっけか? 身体がギシギシ言うから、離れてくれないか?」
エクレア=シューはレオナルト=ヴィッダーからそう言われると、純心さ全開でターコイズブルーの瞳をまっすぐにレオナルト=ヴィッダーの瞳と合わせる。レオナルト=ヴィッダーはまたしても彼女の瞳に吸い込まれそうになる錯覚に襲われる。レオナルト=ヴィッダーは彼女に飲み込まれそうになるのを、頭を左右に振ることで逃れる。そして、紅い波模様の走る黒が基調の手甲が装着された左腕で、彼女の身体をなるべく優しく押しやる。
「あうあう~~~。胸を揉まれたのです~~~。他の殿方のところへお嫁に行けない身体にされてしまったのです~~~。これは責任を取ってもらわないといけないのです~~~」
リリベル=ユーリィはこのエクレア=シューの言葉にカチンッ! と頭の中の火打石がカチあわされることとなる。自分と背丈は変わらないくせに、カップサイズの差は3倍近くの開きがある。そんな彼女の上半身を手で押せば、どうやったって、腕のどこかが胸に当たって当たり前なのだ。レオだって、触りたくて触ったわけでは無いはずだ。レオは自分のおしとやかなおっぱいが好きでたまらないと、あの日、言ってくれた。だからこそ、レオは今頃、吐き気を催しているはずだと、リリベル=ユーリィは思っていた。
「うっへんうっへん!? お、俺はわ、わざとじゃないぞ!? やわらかいな~~~とは思っていたけど、腕が胸に当たったのは不可抗力だ。俺は悪くねえっ!!」
レオナルト=ヴィッダーがあからさまに挙動不審になったことで、リリベル=ユーリィとクルス=サンティーモのコメカミにビキッ! という音と共に青筋が1本、くっきりと浮かびあがることとなる。クルス=サンティーモはレオナルト=ヴィッダーにしがみついていたのをやめて、若干距離を取る。そして、リリベル=ユーリィがレオナルト=ヴィッダーの額にモンゴリアンチョップを振り下ろしていくのとタイミングを合わせて、レオナルト=ヴィッダーの尻に前蹴りを喰らわせるのであった。
リリベル=ユーリィの手刀がキレイにレオナルト=ヴィッダーの額に直撃し、さらに後ろからの衝撃でレオナルト=ヴィッダーは地面に向かって倒れ込んでいく。だが、レオナルト=ヴィッダーの倒れ込んでいくところを先回りして、エクレア=シューが自分のGカップあるおっぱいをクッションとして用いる。レオナルト=ヴィッダーは彼女のおっぱいの山に顔をうずめることとなり、先ほど以上にわざとらしい咳を連発することとなる。
(この娘、感じていた印象以上に策士ね……。おっとりとした口調に、Gカップ。相手の全てを包み込む包容力を惜しげもなく、使い切ってるっ!)
リリベル=ユーリィは自分の歳に近しい女性で、ここまで女の武器を使いまくる女性には、あまり縁が無かった。王族・貴族の間では、男性は女性を追うものであり、女性はうまく男性が自分の尻を追いかけるように仕向けることこそ肝要だと、それこそが恋愛の秘訣だという風潮であった。
だが、それとは対極にある考えが『恋と戦争にルールは無い』だ。とにかく殿方に女性としての魅力をアピールし、いっさいがっさい、男性を追わせるようなことはしない。女性側から猛烈にアタックし、メロメロのトロトロのダメ男に仕上げてしまうという邪道外道の方法もある。
このままでは、レオがダメ男になってしまうと危惧したリリベル=ユーリィは、クルス=サンティーモと共に、レオナルト=ヴィッダーの身体を起こし、彼の右腕に前腕固定型杖をしっかりと装着させる。そして、放漫なおっぱいを持つエクレア=シューとレオナルト=ヴィッダーの間において、絶壁の胸を持ってして、物理的な壁となる。
「あれれ~? もしかして、そこのふたりはレオ様の恋人なんです~?」
いちいち癪に障る女だとリリベル=ユーリィは思った。『レオ』と呼称して良いのは、アイリス=クレープスだけだと言う自負を持っているリリベル=ユーリィである。今はリリベル=ユーリィの身体に変わってしまったが、それでも『レオ』と言って良い資格を有していると思っている彼女である。だが、それなのに、今さっき出会ったばかりの女性が様づけしていようが、『レオ』と呼ぶのには心底、許せないものがあった。
「い、いや? 俺にはアイリスっていうかけがえのない女性がいるんだ。クルスは俺の従者だし、リリベルは俺の騎士だ」
「なるほどなのです~~~。すでにレオ様の正妻の座は埋まっているのですか~~~。じゃあ、あたしは第二夫人の座をもらうのです~~~」
「ダメですゥ! 第二夫人の座はぼくのものなのですっ! この際だからはっきりと宣言させてもらうのですっ! リリベル様、エクレアさん。ぼくはあなたたちにレオン様の第二夫人の座を譲る気は一切無いのですっ!!」
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