モンスターテイム&ファーム~従魔の心~

crown

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はじまり。それは、新たな人生の幕開け。

会議をしましょう①

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自分の寝室を出て会議の間に向かう。
長い廊下の先に自身の3倍はある扉が見えてきた。

「主、私達が先に入ります。扉を開けたら入ってきてください。」

「わかったけど、一緒に入っちゃダメなの?」

俺が面倒臭がって一緒に入ること提案したら、食い気味にダメですだってさ。
主が一緒に入ってしまうと威厳にかけてしまうんだと。
今から会うのは俺の従魔なんだけど....
アオイもプレシュもそこら辺固いんだよなぁー。

アオイ達が扉の中に消えて行くのを見送った俺は扉の前に一人。
そういえば、ゲームを終えてから数時間しかたっていないはずなのに、
それなのにみんなに会うのはずいぶん久しぶりな気がする。
実際に会うのはこれが初なんだよな。画面越しには何度も見ているのに。
これから、実際に会って話すことを考えるとなんだか緊張してきたな。

アオイ達を見送ってから数分後、重厚感のある漆塗りされた木目調の扉が開いた。実際は音などなっていないのに、頭の中にギィーとアンティークの音が響いた。開いた扉の左右にアオイとプレシュがこうべを垂れて待っている。

あぁーもう。一度深呼吸をして、パンッと頬を軽く叩いた。
よし、男は度胸。いって砕けろだ。

俺は胸を張って扉をくぐった。くぐった先は菫色を基調とした壁に囲まれた、大体50畳の空間でその真ん中に15人ほどが座れるレースを随所にあしらったテーブルクロスがかけられた円卓が鎮座している。
その円卓に今回集められた、10人の部門長が頭を下げて待っていた。


...............いやいやいやいや。空気が重々しいわ!
この状況で「俺達別の世界に転生しました♪」とか軽々しく言えるか!
俺のこの場での対応が今後の従魔達とのもふもふ、むぎゅむぎゅ生活が出きるかどうかにかかっているんだ。なんとか空気を変えなきゃ。

俺は円卓に近づきながら、意を決して声を発した。

「苦しゅうない。表をあげよ。」

.......やっちまったよー!どこぞのお偉いさんだよ。
さよなら。俺のもふもふパラダイス...

俺が涙目で天を仰いでいると部屋に笑い声が響いた。




短いですが一旦くぎります。
次回、ようやくもふもふ要因達の紹介です。
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