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それはあの時
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ケンジSIDEーーー
「お伏せなさい!!!」
アテナ様が我々に声を荒げる。
その直後、デジェウスが熱を帯びた闘気を手に集めそれを放ったのだ。
「いかん!お伏せなされ!!」
儂は気づかない潤実とサキュラを乱暴にでも守ろうと地に伏せさせた。
凄まじい熱気が背を伝い、猛烈な風や轟音が響き渡る。
二人の少女の背がガクガクと震えるのが手に伝わる。
怖い思いさせて済まない、そうでもしないと二人共いなくなっていた。
私の娘のように…。
熱と突風が収まり、儂は力を入れて伏せさせた少女達から手を離し、儂もゆっくりと顔を上げる。
しかしそこはかつてあったアテナ様にとって最も悪夢を呼び起こす光景が再現されていたのだ!
こ、これはアテナ様が焼き払った時の白昼夢《ソドム》の街の光景そのもの!
いかん!アテナ様がそれを見てしまわれたら…!
儂はアテナ様を確認する。
案の定、そこには頭を抱えてうずくまるアテナ様と勝ち誇ったように仁王立ちするデジェウスの姿があった。
「アテナ様!過去の事は気になさらず戦ってくださいまし!」
儂は一か八か励ましてみせるがアテナ様は「嫌!嫌!!」と頭を抱えて苦悶するばかりだった。
そんな時ギョロが海溝潤実に強い眼差しを向けて言ってきた。
「お嬢ちゃん、あんさんの持っとる異能《インスマス》、わいにそろそろ返してもらおか?」
「い…インスマス?」
海溝潤実は何のことかわからない様子でギョロに聞く。
「なあに、全てをいただくわけちゃうんや、あんさんの「海」の力をわいに返してもらおう思ってな?」
「え?そんな事言っても…私なんのことかさっぱりわからないよ?」
ギョロに聞かれて戸惑うばかりの海溝潤実、儂は薄々とだが気づいた。
この少女の本当の力は「海」では無い、別のものにあると…。
だがこの子が何もわからないのは当然の事であろう。
何せ生まれた頃から何も聞かされないで普通の少女として過ごしてきたのだから…。
「ギョロよ、順を追って話してみたらどうだ?」
儂はギョロに諭した。
ギョロはそうか、と言う表情をし、海溝潤実に順を追って聞かせる。
時は遡りギョロSIDEーーー
アテナ、ケンジ、そしてわいはゼウスの像に呼ばれ、祭壇にまでやって来た。
海底都市ルルイエの更に地下に大きなゼウスの像があり、そこでアテナ様を中心に神託を受ける。
しかしわいらまで呼ばれたのは珍しいケースや。
一体何があったんや?
と内心思いながらアテナ様とケンジ様の後をついて行った。
そして大きなゼウスの像の前にひれ伏し、瞑想をするわいら。
ゼウスの像が語りかけてきた。
『私の見初めたガニメルと言う青年の生まれ変わりが誕生した、彼女には「陽」の力を与えたが一つ問題がある』
「問題…ですか?」
ゼウスの言葉にアテナ様は眉間にしわを寄せながらゼウスに聞く。
それにしても「彼女」とな、ゼウス様はガニメルの兄ちゃんを女の子に生まれ変わらせたみたいやな。
『うむ、彼女の「陽」の力は思いの外強い、いずれはあのデジェウスを倒す事も夢では無い』
ん?ここまで聞くと何が問題なんかわからへんよ?
「でもそれはとても良い事なのではありませんか?」
アテナもわいやケンジと同じ考え方でゼウスに問う。
『しかし彼女はまだ赤ん坊、しかも成長するのに時間がかかり、自分の力を自覚するのにもずっと先の話、それと彼女は俗界の人間、それを知らせても家族も戸惑わせるに違いない』
こう話を続けるゼウス神。
「それで何が問題なのですか?」
『おおそうだった』
ゼウスは大事な事を言い忘れたと言った様子に声を繋ぐ。
『彼女は自覚の無いまま「陽」の力を放つであろう、そうすると確実にデジェウス皇帝やインスマス達にその大きな力を突き止められ、命を狙われるに違いない』
その言葉を聞いて初めてギョッとするわい。
彼女は生まれ持って大変な宿命を負った子と言うことになる。
因みに「陽」と言ってもそれがどんな力なんかはわいもようわからん。
『そこでギョロよ、そなたに頼みがある、徳島の海溝家に潤実と言う赤ん坊がいる、彼女にそなたの異能《インスマス》を与えてやってくれ!』
「え?そんなことしたらわい力使えなくなりまっせ!?」
わいは慌てて抗議する。
「何故あの子にギョロの力を?」
「そんな事をしたら潤実と言う子の「陽」の力が半減されるどころか「海」の力も強いものがだせなくなりますよ?」
ケンジとアテナが口々に疑問を投げかける。
『それには重要な意味がある、彼女の力を敢《あ》えて弱くする事でデジェウスやその部下達に居場所を突き止められないようにする為じゃ』
ゼウスはそう答えた。
ゼウスの為ならしゃあないんかな?
出来ればこの力手放したくないけんど…。
…と言うわけでわいは徳島にやってきた。
徳島はのんびりしとって良えところやなあ♪
それなのに女の子はべっぴんさんが多いし人は親切やしずっとおろうかな?
あかん危うく任務忘れてまうとこやったわ…ともかくわいの任務は海溝潤実言う赤ん坊にわいの力をあげて元々あの子が持っとる強い力を相殺する事や。
せやけど皮肉なもんやな、デジェウスらに居場所ばれんようにする為とは言えわいの力をあの子にやらなあかんなんて…。
あの子の親に顔見られんようにしろて言われたから忍者みたいに忍びよらなあかんな…。
わいは徳島の街を眺めながら空を飛び、海溝潤実言う女の子のおる家へと向かった。
海溝家は市内の住宅街の中の一軒家の一つやけんどわりかし大きくて綺麗な家やった。
庭も広いしバスケができる広さはあるな。
プールは無いんか、残念やな。
あ、ここは日本やけんプールがあったら珍しいわな♪
わいは二階から忍び込む。
他人の家に忍び込むて泥棒みたいな事はしたあないけんど任務は任務や。
入り込むと良い匂いが家中に漂う。
癖になるなあ。
その時ゆっくりとした音楽が鳴り、音楽の鳴る方へ漂うように進むとゆっくりと回るベッドメリーの飾られたベビーベッドに寝かされた小さな赤ん坊を見つける。
ベッドには「うるみちゃん」とご丁寧に名前も書かれている。
それにしても可愛いなあ♪あやしたいわ、ほなけど姿ばれんようにわいの力やらなあかんけん悔しいのう悔しいのう…。
そこでわいは潤実ちゃんの体内から溢れ出る異能《インスマス》を感じる。
うーんこれだけの力放出しよったらデジェウスらにも見つかってまうかな?
わいは改めてゼウスの言った事は正解と察した。
そこでわいは潤実ちゃんに自分の異能を与える作業に取り掛かる。
さらばわいの海の異能《インスマス》…潤実ちゃんに大事に使われるんやよ。
と言っても潤実ちゃんの元々持っとる「陽」の力と一緒に「海」の力も半分半分になってまうけどな…。
ほなけどこの子大きいなってクトゥルフ戦士になるとしたら力の弱い異能者《インスマス》であるのに泣きたあなってまうかも知れんなあ。
そんな事を思っているとほんまに潤実ちゃんが泣き出した。
「おぎゃあ!おぎゃあ!!」
赤ちゃん可愛い思ったけど泣き声うるさ過ぎ!静かにせんかいコラ!!
そんな時ドカドカと言う物音と共に潤実ちゃんのオカンっぽいのが駆けつけてきた。
「潤実どうしたの?お腹ちゅいたの?よちよち♪」
猫なで声でうるみんをあやすオカン…。
ふう…ベッドの下に隠れて良かったわ…見つかったら一大事やった…。
おかんはうるみんをまたベビーベッドに寝かしつけ、台所に向かう。
さてとわいの力をうるみんに与えるとしますか。
ほなけどうるみんの力を半減させる為にわいの力を分け与えるって何とも皮肉なもんやなぁ…。
せやけど我慢しいよ、わいとまた出会う事になったらあんさんの本来の力を役立てる時が絶対来るから…。
やがてわいの「海」の力は全て海溝潤実と言う赤ん坊に譲られる。
さてこの子がどんな風に成長するんか…楽しみでもあり不安でもあるな…。
このままクトゥルフにならんと過ごせたら良いけんどゼウス様が目を付けた赤ん坊やしこんな愛くるしくてもガニメルあんちゃんの生まれ変わり…。
何らかの運命で絶対ゼウスやアテナ様に出会う事になる、いや出会わなあかん運命や…。
ほなけどこれならデジェウスらに見つからんで済む、ほな潤実ちゃん、達者でな!
そしてわいはルルイエへ戻った。
海溝潤実SIDEーーー
そうか…だから私はインスマスの力弱かったのか…。
何となく納得したと言うか…安心した…。
私の力が弱いのは結局努力不足なのか…どこまで頑張れば良いんだと歯痒さを感じていたから…。
『さあうるみん、あんさんの海の力、わいに返してや』
ギョロが言ってくる。
「お伏せなさい!!!」
アテナ様が我々に声を荒げる。
その直後、デジェウスが熱を帯びた闘気を手に集めそれを放ったのだ。
「いかん!お伏せなされ!!」
儂は気づかない潤実とサキュラを乱暴にでも守ろうと地に伏せさせた。
凄まじい熱気が背を伝い、猛烈な風や轟音が響き渡る。
二人の少女の背がガクガクと震えるのが手に伝わる。
怖い思いさせて済まない、そうでもしないと二人共いなくなっていた。
私の娘のように…。
熱と突風が収まり、儂は力を入れて伏せさせた少女達から手を離し、儂もゆっくりと顔を上げる。
しかしそこはかつてあったアテナ様にとって最も悪夢を呼び起こす光景が再現されていたのだ!
こ、これはアテナ様が焼き払った時の白昼夢《ソドム》の街の光景そのもの!
いかん!アテナ様がそれを見てしまわれたら…!
儂はアテナ様を確認する。
案の定、そこには頭を抱えてうずくまるアテナ様と勝ち誇ったように仁王立ちするデジェウスの姿があった。
「アテナ様!過去の事は気になさらず戦ってくださいまし!」
儂は一か八か励ましてみせるがアテナ様は「嫌!嫌!!」と頭を抱えて苦悶するばかりだった。
そんな時ギョロが海溝潤実に強い眼差しを向けて言ってきた。
「お嬢ちゃん、あんさんの持っとる異能《インスマス》、わいにそろそろ返してもらおか?」
「い…インスマス?」
海溝潤実は何のことかわからない様子でギョロに聞く。
「なあに、全てをいただくわけちゃうんや、あんさんの「海」の力をわいに返してもらおう思ってな?」
「え?そんな事言っても…私なんのことかさっぱりわからないよ?」
ギョロに聞かれて戸惑うばかりの海溝潤実、儂は薄々とだが気づいた。
この少女の本当の力は「海」では無い、別のものにあると…。
だがこの子が何もわからないのは当然の事であろう。
何せ生まれた頃から何も聞かされないで普通の少女として過ごしてきたのだから…。
「ギョロよ、順を追って話してみたらどうだ?」
儂はギョロに諭した。
ギョロはそうか、と言う表情をし、海溝潤実に順を追って聞かせる。
時は遡りギョロSIDEーーー
アテナ、ケンジ、そしてわいはゼウスの像に呼ばれ、祭壇にまでやって来た。
海底都市ルルイエの更に地下に大きなゼウスの像があり、そこでアテナ様を中心に神託を受ける。
しかしわいらまで呼ばれたのは珍しいケースや。
一体何があったんや?
と内心思いながらアテナ様とケンジ様の後をついて行った。
そして大きなゼウスの像の前にひれ伏し、瞑想をするわいら。
ゼウスの像が語りかけてきた。
『私の見初めたガニメルと言う青年の生まれ変わりが誕生した、彼女には「陽」の力を与えたが一つ問題がある』
「問題…ですか?」
ゼウスの言葉にアテナ様は眉間にしわを寄せながらゼウスに聞く。
それにしても「彼女」とな、ゼウス様はガニメルの兄ちゃんを女の子に生まれ変わらせたみたいやな。
『うむ、彼女の「陽」の力は思いの外強い、いずれはあのデジェウスを倒す事も夢では無い』
ん?ここまで聞くと何が問題なんかわからへんよ?
「でもそれはとても良い事なのではありませんか?」
アテナもわいやケンジと同じ考え方でゼウスに問う。
『しかし彼女はまだ赤ん坊、しかも成長するのに時間がかかり、自分の力を自覚するのにもずっと先の話、それと彼女は俗界の人間、それを知らせても家族も戸惑わせるに違いない』
こう話を続けるゼウス神。
「それで何が問題なのですか?」
『おおそうだった』
ゼウスは大事な事を言い忘れたと言った様子に声を繋ぐ。
『彼女は自覚の無いまま「陽」の力を放つであろう、そうすると確実にデジェウス皇帝やインスマス達にその大きな力を突き止められ、命を狙われるに違いない』
その言葉を聞いて初めてギョッとするわい。
彼女は生まれ持って大変な宿命を負った子と言うことになる。
因みに「陽」と言ってもそれがどんな力なんかはわいもようわからん。
『そこでギョロよ、そなたに頼みがある、徳島の海溝家に潤実と言う赤ん坊がいる、彼女にそなたの異能《インスマス》を与えてやってくれ!』
「え?そんなことしたらわい力使えなくなりまっせ!?」
わいは慌てて抗議する。
「何故あの子にギョロの力を?」
「そんな事をしたら潤実と言う子の「陽」の力が半減されるどころか「海」の力も強いものがだせなくなりますよ?」
ケンジとアテナが口々に疑問を投げかける。
『それには重要な意味がある、彼女の力を敢《あ》えて弱くする事でデジェウスやその部下達に居場所を突き止められないようにする為じゃ』
ゼウスはそう答えた。
ゼウスの為ならしゃあないんかな?
出来ればこの力手放したくないけんど…。
…と言うわけでわいは徳島にやってきた。
徳島はのんびりしとって良えところやなあ♪
それなのに女の子はべっぴんさんが多いし人は親切やしずっとおろうかな?
あかん危うく任務忘れてまうとこやったわ…ともかくわいの任務は海溝潤実言う赤ん坊にわいの力をあげて元々あの子が持っとる強い力を相殺する事や。
せやけど皮肉なもんやな、デジェウスらに居場所ばれんようにする為とは言えわいの力をあの子にやらなあかんなんて…。
あの子の親に顔見られんようにしろて言われたから忍者みたいに忍びよらなあかんな…。
わいは徳島の街を眺めながら空を飛び、海溝潤実言う女の子のおる家へと向かった。
海溝家は市内の住宅街の中の一軒家の一つやけんどわりかし大きくて綺麗な家やった。
庭も広いしバスケができる広さはあるな。
プールは無いんか、残念やな。
あ、ここは日本やけんプールがあったら珍しいわな♪
わいは二階から忍び込む。
他人の家に忍び込むて泥棒みたいな事はしたあないけんど任務は任務や。
入り込むと良い匂いが家中に漂う。
癖になるなあ。
その時ゆっくりとした音楽が鳴り、音楽の鳴る方へ漂うように進むとゆっくりと回るベッドメリーの飾られたベビーベッドに寝かされた小さな赤ん坊を見つける。
ベッドには「うるみちゃん」とご丁寧に名前も書かれている。
それにしても可愛いなあ♪あやしたいわ、ほなけど姿ばれんようにわいの力やらなあかんけん悔しいのう悔しいのう…。
そこでわいは潤実ちゃんの体内から溢れ出る異能《インスマス》を感じる。
うーんこれだけの力放出しよったらデジェウスらにも見つかってまうかな?
わいは改めてゼウスの言った事は正解と察した。
そこでわいは潤実ちゃんに自分の異能を与える作業に取り掛かる。
さらばわいの海の異能《インスマス》…潤実ちゃんに大事に使われるんやよ。
と言っても潤実ちゃんの元々持っとる「陽」の力と一緒に「海」の力も半分半分になってまうけどな…。
ほなけどこの子大きいなってクトゥルフ戦士になるとしたら力の弱い異能者《インスマス》であるのに泣きたあなってまうかも知れんなあ。
そんな事を思っているとほんまに潤実ちゃんが泣き出した。
「おぎゃあ!おぎゃあ!!」
赤ちゃん可愛い思ったけど泣き声うるさ過ぎ!静かにせんかいコラ!!
そんな時ドカドカと言う物音と共に潤実ちゃんのオカンっぽいのが駆けつけてきた。
「潤実どうしたの?お腹ちゅいたの?よちよち♪」
猫なで声でうるみんをあやすオカン…。
ふう…ベッドの下に隠れて良かったわ…見つかったら一大事やった…。
おかんはうるみんをまたベビーベッドに寝かしつけ、台所に向かう。
さてとわいの力をうるみんに与えるとしますか。
ほなけどうるみんの力を半減させる為にわいの力を分け与えるって何とも皮肉なもんやなぁ…。
せやけど我慢しいよ、わいとまた出会う事になったらあんさんの本来の力を役立てる時が絶対来るから…。
やがてわいの「海」の力は全て海溝潤実と言う赤ん坊に譲られる。
さてこの子がどんな風に成長するんか…楽しみでもあり不安でもあるな…。
このままクトゥルフにならんと過ごせたら良いけんどゼウス様が目を付けた赤ん坊やしこんな愛くるしくてもガニメルあんちゃんの生まれ変わり…。
何らかの運命で絶対ゼウスやアテナ様に出会う事になる、いや出会わなあかん運命や…。
ほなけどこれならデジェウスらに見つからんで済む、ほな潤実ちゃん、達者でな!
そしてわいはルルイエへ戻った。
海溝潤実SIDEーーー
そうか…だから私はインスマスの力弱かったのか…。
何となく納得したと言うか…安心した…。
私の力が弱いのは結局努力不足なのか…どこまで頑張れば良いんだと歯痒さを感じていたから…。
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