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のぞのぞの過ち
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潤実が車を運転し、のぞのぞは車の中でスヤスヤと寝ていた。
のぞのぞの被せた布に白い魔力石が置いており、それだけでのぞのぞの治療の効果があった。
何故ならその魔力石は潤実の最高の友達の魔力石だったのだから。
(モトミン…希ちゃんをどうかお願いね!)
そう潤実は白い魔力石に願いを込めて。
やがて住宅街にたどり着く。
「希ちゃん、もう歩けるの?」
「はい、ありがとうございました…」
たどり着く頃にはのぞのぞは普通に歩ける位にはなっていた。
ふらっ、と立ちくらみする事もあるが。
「無理しちゃ駄目よ?」
「ありがとうございます…」
そして階段を上がろうとした所、「てめえわかってるのか!」と女のドスの効いた声が響いた。
「りなっしーたらまだやってるのね…気持ちはわからなくも無いけど…」
はぁっとため息をつく潤実。
「行くんですか?」
「まあ、希ちゃんは残って良いのよ?」
「気になるし…行きます」
潤実とのぞのぞは声のした地下へ降りた。
バシャーッ!!
行ってみるとりなっしーがノフィンに水をぶちまけていた。
ノフィンは泣きそうな顔で必死に耐えている。
「まだやってるの?」
「おぉ潤実にのぞのぞ丁度良い!特にのぞのぞお前の分も用意してあるぞ!」
りなっしーは水の溜まったバケツに指を差した。
「さあこいつで怒りをぶちまけてやれ!!」
りなっしーがのぞのぞにバケツを渡し、彼女の背を押す。
この男に水をぶち撒けたらどれだけ気が晴れるだろう。
のぞのぞは正直ノフィンに怒っていた。
ノフィンがドジさえ踏まなければのぞのぞは今頃文字通りのスローライフを過ごせたはずなのだ。
ノフィンは「もう許して…」と弱々しく声を出していて、体も寒さに震える小動物のように震えていた。
痩せぎすとはいえ身長が175センチはある大の男なのにである。
とはいえ、のぞのぞは実際命の危険に晒され、スマホまで壊され、楽しみも奪われた。
(許せない…!好きなりおりお君も、エッチなBLも飛ばされた上、赤の他人にのぞのぞのスマホの中身も見られた……この男のせいで散々な目に遭ったしスマホも壊された…)
のぞのぞは怒りが沸々とマグマのように煮えたぎっていた。
(でもちょっと待って、この光景はあの頃に似てる…!)
のぞのぞは過去にあったあの出来事を今の光景から思い出したのだ。
ーーー
強気そうな女子を数人で絡めとり、のぞのぞに復讐を促す生徒達。
そう、その強気そうな女子はかつてのぞのぞをいじめていた一人、真奈だった。
『ごめんね真奈ちゃん、私もう標的に戻りたくないんだ』
初めは嫌だった。
でもいじめっ子の視線が怖く、やらないとまた同じ目に遭う。
それならいっそ………。
バシャーッ!
結局のぞのぞは真奈に水をぶちまけた。
水をかけた途端何かが吹っ切れた気がした。
そしてのぞのぞと真奈の立場は逆転する。
いじめっ子達が真奈をいじめているうちにいつの間にか自身も混ざってしまった。
かつては私もアンタにいじめられていた。
だから今度はアンタが同じ目に遭えば良いんだ!
ミイラ取りがミイラになり、のぞのぞもいじめられた分沢山復讐するようになった。
でもこれじゃいけない。
ーーー
(私はあの頃の自分とは決別しないといけない!)
のぞのぞはそう決心し…。
のぞのぞの被せた布に白い魔力石が置いており、それだけでのぞのぞの治療の効果があった。
何故ならその魔力石は潤実の最高の友達の魔力石だったのだから。
(モトミン…希ちゃんをどうかお願いね!)
そう潤実は白い魔力石に願いを込めて。
やがて住宅街にたどり着く。
「希ちゃん、もう歩けるの?」
「はい、ありがとうございました…」
たどり着く頃にはのぞのぞは普通に歩ける位にはなっていた。
ふらっ、と立ちくらみする事もあるが。
「無理しちゃ駄目よ?」
「ありがとうございます…」
そして階段を上がろうとした所、「てめえわかってるのか!」と女のドスの効いた声が響いた。
「りなっしーたらまだやってるのね…気持ちはわからなくも無いけど…」
はぁっとため息をつく潤実。
「行くんですか?」
「まあ、希ちゃんは残って良いのよ?」
「気になるし…行きます」
潤実とのぞのぞは声のした地下へ降りた。
バシャーッ!!
行ってみるとりなっしーがノフィンに水をぶちまけていた。
ノフィンは泣きそうな顔で必死に耐えている。
「まだやってるの?」
「おぉ潤実にのぞのぞ丁度良い!特にのぞのぞお前の分も用意してあるぞ!」
りなっしーは水の溜まったバケツに指を差した。
「さあこいつで怒りをぶちまけてやれ!!」
りなっしーがのぞのぞにバケツを渡し、彼女の背を押す。
この男に水をぶち撒けたらどれだけ気が晴れるだろう。
のぞのぞは正直ノフィンに怒っていた。
ノフィンがドジさえ踏まなければのぞのぞは今頃文字通りのスローライフを過ごせたはずなのだ。
ノフィンは「もう許して…」と弱々しく声を出していて、体も寒さに震える小動物のように震えていた。
痩せぎすとはいえ身長が175センチはある大の男なのにである。
とはいえ、のぞのぞは実際命の危険に晒され、スマホまで壊され、楽しみも奪われた。
(許せない…!好きなりおりお君も、エッチなBLも飛ばされた上、赤の他人にのぞのぞのスマホの中身も見られた……この男のせいで散々な目に遭ったしスマホも壊された…)
のぞのぞは怒りが沸々とマグマのように煮えたぎっていた。
(でもちょっと待って、この光景はあの頃に似てる…!)
のぞのぞは過去にあったあの出来事を今の光景から思い出したのだ。
ーーー
強気そうな女子を数人で絡めとり、のぞのぞに復讐を促す生徒達。
そう、その強気そうな女子はかつてのぞのぞをいじめていた一人、真奈だった。
『ごめんね真奈ちゃん、私もう標的に戻りたくないんだ』
初めは嫌だった。
でもいじめっ子の視線が怖く、やらないとまた同じ目に遭う。
それならいっそ………。
バシャーッ!
結局のぞのぞは真奈に水をぶちまけた。
水をかけた途端何かが吹っ切れた気がした。
そしてのぞのぞと真奈の立場は逆転する。
いじめっ子達が真奈をいじめているうちにいつの間にか自身も混ざってしまった。
かつては私もアンタにいじめられていた。
だから今度はアンタが同じ目に遭えば良いんだ!
ミイラ取りがミイラになり、のぞのぞもいじめられた分沢山復讐するようになった。
でもこれじゃいけない。
ーーー
(私はあの頃の自分とは決別しないといけない!)
のぞのぞはそう決心し…。
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