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のぞのぞDASH
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ーーー潤実のアパート
のぞのぞの部屋から気流が流れてくるのを葵は感じた。
葵は記憶を操作する異能を持つ男、そしてそして、残留思念を感じる事が出来るのだ。
*…違ってたらすみません(^^;)
「どうしたの?」
「奥から悲鳴が聞こえる…」
葵は答えた。
そしてのぞのぞの部屋のドアを開けてみる。
葵の目からはベッドからのぞのぞが悲鳴を上げているのを感じたのだ。
その様子を感じて葵は言った。
「あの子は…遊希《ゆうのぞみ》ちゃんと言う子は異空間に迷い込んでる!!!」
「て事は希ちゃんは生きてるの!?」
潤実の表情が明るくなる。
「ああだが予断は許さない状況みたいだ…それと…」
「それと…?」
「ノフィンも希ちゃんと同じ異空間に迷い込んでいる!」
と言う事は二人とも波に飲み込まれたのでは無いと言う事になる。
ホッと肩を撫で下ろす潤実だが…。
ブオオオオォ……。
異空間から、二つの声が…。
『私達は敵じゃありませんっ!!』
『僕は悪くない悪くない悪くない…!!』
潤実にも聞こえたのかこう囁いた。
「ノフィンさんと希ちゃんだ!」
「コンタクトを取ってみる!希ちゃん!聞こえるか聞こえるか!?」
葵は両耳を手で添えてのぞのぞとコンタクトを取る事にした。
ズドーンズガーンドォンドォン!!!
爆破音や悲鳴が支配し向こうにはまるで聞こえない。
(戦地にいるのか?仕方がない…ノフィンとコンタクトを取るか…!)
今度はノフィンとコンタクトを取る事にした。
ノフィン先は静かで、ヒグラシの鳴く音が支配していた。
『僕は何も知らない何も聞こえない何も見ていない……!』
声からしてブルブル震えている。
「ノフィン!葵だ!そこにいるのかっ!?」
『葵君!?どこにいるんだい!?』
「アパートだ!希ちゃんは一緒じゃないのか!?」
『僕は見ていない…それより大変な事になったんだ…』
ノフィンは狼狽えまくっていた。
「落ち着け、何があった!?」
「かくかくしかじか…」
ノフィンは経緯を葵に語った。
「どうしよう…僕はもう駄目だあああぅあ!!!」
ノフィンは泣き喚いた。
「わかったから落ち着け、それより希ちゃんが今大変な事になっている!助けに行ってやれないか!?」
『僕はもうお婿に行け無いぃ!絶望的だああぅあ!!!』
ノフィンはひたすら泣く。
「ノフィンさん!希ちゃんを助けられるのは貴方だけなんです!!」
『うわあぁんこんな僕を見たらりなっしーは絶対僕を嫌いになるううぅ!!!』
潤実の説得も効果が無くノフィンは子供のように泣きじゃくる。
(リナさん…よくこんな男と付き合ってられるわね……)
(あーコイツは駄目な奴だ……嫌いになるどころか顔も見たくなくなるだろうよ……)
潤実と葵の顔半分は影に覆われた。
そんな時向こうからりなっしーが飛んで来た。
「ノフィンは!?ノフィンがそこにいるのか??」
ノフィンの泣きじゃくる声はりなっしーにも聞こえたらしい。
「おいノフィンてめえ男風情がぴーぴー泣いてんじゃねえよ!!」
「り、りなっしー!?」
泣き止み、代わりに裏声が出るノフィン。
「僕は沢山の妖怪を生み出して騒ぎを起こしてしまった………僕はもう駄目だ……!!」
「何言ってるんだ!騒ぎを起こした分償っていけば良いじゃないか!!」
「無理だよ…もう取り返しがつかない…僕なんてもう生きる価値は無いんだ!!」
ノフィンは取り乱し、自暴自棄になっていた。
「アタイはそれでもお前の味方だ!!」
「りなっしー…?」
「潤実だって、葵だって、そしてのぞのぞだってお前の味方だ!そしてそしてのぞのぞが大変な事になってるんだ!助けに行ってやれ!!!」
「のぞのぞちゃんが!?わかった!」
そして、りなっしーの説得で元気を取り戻したノフィンはのぞのぞを助けに出た。
ーーー
妖怪だけでなく、味方の筈の人間側の砲弾まで喰らう事になり四面楚歌ののぞのぞ。
しかしのぞのぞはカガリを守る為に、大汗を雨のように降らせながらカガリを守る。
「のぞのぞちゃん!無茶しないで!!」
カガリは悲鳴を上げる。
「私は大丈夫だから!私に任せて…キャッ!!」
「のぞのぞちゃん!!」
のぞのぞは砲弾と妖怪の攻撃に倒れ込む。
のぞのぞは傷だらけの体で立ち上がった。
「私は…私はまだ負けないもん!!」
メラメラ…と周囲は火炎地獄となり、熱が髪や肌を焦す。
そして嫌な臭いが鼻をつく。
それでものぞのぞは武器を手放さない。
か弱き姫を守る侍のように。
ズガンズガンズガン!!
「キャーー!!」
「のぞのぞちゃん!!」
そんな時、一人の紳士が舞い降りる。
紳士は傷ついたのぞのぞの体をそっと抱き上げる。
その瞬間にも、妖怪達や砲弾がのぞのぞを抱いたノフィンめがけて飛んでくる。
「爆ぜろ!!!」
ノフィンが手を翳すと腕輪が光り、周囲は大爆発に巻き込まれた。
「ノフィンさん!?」
「希ちゃん、ここから出よう!!」
「でもカガリちゃんが!」
しかしカガリを見ると金助がカガリを守っていた。
『カガリさんの事なら気にするな!僕が守っているから!!』
「のぞのぞちゃん!短い間だったけど楽しかったです!!」
『楽しかったです!!』
その言葉を聞いてのぞのぞは泣きそうになった。
(こんなのぞのぞでも…認めてくれる人はいたんのぞね…)
「うう…ぐす…っ」
「泣かないで、もう大丈夫だよ…」
ノフィンは泣きじゃくるのぞのぞを優しく宥めながら現実界へと戻った。
のぞのぞの部屋から気流が流れてくるのを葵は感じた。
葵は記憶を操作する異能を持つ男、そしてそして、残留思念を感じる事が出来るのだ。
*…違ってたらすみません(^^;)
「どうしたの?」
「奥から悲鳴が聞こえる…」
葵は答えた。
そしてのぞのぞの部屋のドアを開けてみる。
葵の目からはベッドからのぞのぞが悲鳴を上げているのを感じたのだ。
その様子を感じて葵は言った。
「あの子は…遊希《ゆうのぞみ》ちゃんと言う子は異空間に迷い込んでる!!!」
「て事は希ちゃんは生きてるの!?」
潤実の表情が明るくなる。
「ああだが予断は許さない状況みたいだ…それと…」
「それと…?」
「ノフィンも希ちゃんと同じ異空間に迷い込んでいる!」
と言う事は二人とも波に飲み込まれたのでは無いと言う事になる。
ホッと肩を撫で下ろす潤実だが…。
ブオオオオォ……。
異空間から、二つの声が…。
『私達は敵じゃありませんっ!!』
『僕は悪くない悪くない悪くない…!!』
潤実にも聞こえたのかこう囁いた。
「ノフィンさんと希ちゃんだ!」
「コンタクトを取ってみる!希ちゃん!聞こえるか聞こえるか!?」
葵は両耳を手で添えてのぞのぞとコンタクトを取る事にした。
ズドーンズガーンドォンドォン!!!
爆破音や悲鳴が支配し向こうにはまるで聞こえない。
(戦地にいるのか?仕方がない…ノフィンとコンタクトを取るか…!)
今度はノフィンとコンタクトを取る事にした。
ノフィン先は静かで、ヒグラシの鳴く音が支配していた。
『僕は何も知らない何も聞こえない何も見ていない……!』
声からしてブルブル震えている。
「ノフィン!葵だ!そこにいるのかっ!?」
『葵君!?どこにいるんだい!?』
「アパートだ!希ちゃんは一緒じゃないのか!?」
『僕は見ていない…それより大変な事になったんだ…』
ノフィンは狼狽えまくっていた。
「落ち着け、何があった!?」
「かくかくしかじか…」
ノフィンは経緯を葵に語った。
「どうしよう…僕はもう駄目だあああぅあ!!!」
ノフィンは泣き喚いた。
「わかったから落ち着け、それより希ちゃんが今大変な事になっている!助けに行ってやれないか!?」
『僕はもうお婿に行け無いぃ!絶望的だああぅあ!!!』
ノフィンはひたすら泣く。
「ノフィンさん!希ちゃんを助けられるのは貴方だけなんです!!」
『うわあぁんこんな僕を見たらりなっしーは絶対僕を嫌いになるううぅ!!!』
潤実の説得も効果が無くノフィンは子供のように泣きじゃくる。
(リナさん…よくこんな男と付き合ってられるわね……)
(あーコイツは駄目な奴だ……嫌いになるどころか顔も見たくなくなるだろうよ……)
潤実と葵の顔半分は影に覆われた。
そんな時向こうからりなっしーが飛んで来た。
「ノフィンは!?ノフィンがそこにいるのか??」
ノフィンの泣きじゃくる声はりなっしーにも聞こえたらしい。
「おいノフィンてめえ男風情がぴーぴー泣いてんじゃねえよ!!」
「り、りなっしー!?」
泣き止み、代わりに裏声が出るノフィン。
「僕は沢山の妖怪を生み出して騒ぎを起こしてしまった………僕はもう駄目だ……!!」
「何言ってるんだ!騒ぎを起こした分償っていけば良いじゃないか!!」
「無理だよ…もう取り返しがつかない…僕なんてもう生きる価値は無いんだ!!」
ノフィンは取り乱し、自暴自棄になっていた。
「アタイはそれでもお前の味方だ!!」
「りなっしー…?」
「潤実だって、葵だって、そしてのぞのぞだってお前の味方だ!そしてそしてのぞのぞが大変な事になってるんだ!助けに行ってやれ!!!」
「のぞのぞちゃんが!?わかった!」
そして、りなっしーの説得で元気を取り戻したノフィンはのぞのぞを助けに出た。
ーーー
妖怪だけでなく、味方の筈の人間側の砲弾まで喰らう事になり四面楚歌ののぞのぞ。
しかしのぞのぞはカガリを守る為に、大汗を雨のように降らせながらカガリを守る。
「のぞのぞちゃん!無茶しないで!!」
カガリは悲鳴を上げる。
「私は大丈夫だから!私に任せて…キャッ!!」
「のぞのぞちゃん!!」
のぞのぞは砲弾と妖怪の攻撃に倒れ込む。
のぞのぞは傷だらけの体で立ち上がった。
「私は…私はまだ負けないもん!!」
メラメラ…と周囲は火炎地獄となり、熱が髪や肌を焦す。
そして嫌な臭いが鼻をつく。
それでものぞのぞは武器を手放さない。
か弱き姫を守る侍のように。
ズガンズガンズガン!!
「キャーー!!」
「のぞのぞちゃん!!」
そんな時、一人の紳士が舞い降りる。
紳士は傷ついたのぞのぞの体をそっと抱き上げる。
その瞬間にも、妖怪達や砲弾がのぞのぞを抱いたノフィンめがけて飛んでくる。
「爆ぜろ!!!」
ノフィンが手を翳すと腕輪が光り、周囲は大爆発に巻き込まれた。
「ノフィンさん!?」
「希ちゃん、ここから出よう!!」
「でもカガリちゃんが!」
しかしカガリを見ると金助がカガリを守っていた。
『カガリさんの事なら気にするな!僕が守っているから!!』
「のぞのぞちゃん!短い間だったけど楽しかったです!!」
『楽しかったです!!』
その言葉を聞いてのぞのぞは泣きそうになった。
(こんなのぞのぞでも…認めてくれる人はいたんのぞね…)
「うう…ぐす…っ」
「泣かないで、もう大丈夫だよ…」
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