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第123話「女性特有の母性本能が芽生える条件と社会的地位の高低差における幼児退行性の差異に関する授業③」
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「ここ最近では、【赤ちゃんプレイ】から派生して【バブみ】なるものが流行っていてね。」
授業に戻って早速そんなことを口に出し始める。
「若い人たちに流行ってる傾向があるんだけれど、何かある度に「ゆとり世代」とか言われて特定の年代全てに風当たりの強い事言われちゃうもんだから、甘えたい願望が芽生えやすくなってるのかもねー。で、その【バブみ】なんだけれど、大きな特徴として甘えたい願望を抱く対象が自分よりも年下、殊更、十代やそれより低い年齢層の少女という傾向がある。幼い少女に母性を感じた時は「バブみを感じる」。幼い少女に甘えたいけど相手がいない時は「バブみを感じてオギャりたい」。っていう風に使うんだー。」
「幼い少女っていうのは、実年齢オンリーですか?」
「見た目年齢だけで良いって人も中にはいるよー。“合法ロリ”とか“妹にしか見えない姉”とかー。要は精神年齢の問題なんだろうねー。」
まりあ様の質問に先生は即座に対応する。
木梨さんは…どうもまだちょっと納得いってないみたいだ。
俺もその気があるとは、今はまだ言えないな。
「不景気だとか、就職氷河期だとか、何かとストレスの溜まる現代社会だからねー。少女におっぱい飲ませて欲しい気持ちもわかるよねー。」
「いや、おっぱいって…少女からは出ないでしょう?」
口をはさむ後金に、先生はきょとんとした顔を向ける。
「出るよ?」
「はい?」
耳を疑う後金に、先生はさらに追い打ちをかける。
「だから、たとえ妊娠していない少女だろうと、おっぱいは出るんだよ。」
「はぁっ⁉」
わかりやすく驚く後金越しに、先生は女性陣を見る。
「っていうか、君たちお三方は出たことない? 母乳。」
先生、それじゃあセクハラ……いや、授業の一環なのか?
駄目だ、もう感覚麻痺っててわかんねぇ。
「………。」
訊かれた女性陣三名は無言を貫く。
「うーん…みんな出たことなさそうだねー。」
木梨さん、アンナカさんはともかく、まりあ様まで無言とは……。
どうやら本当に出たことが無さそうだった。
「母乳が出るメカニズムなんだけどねー。」
構わず授業を続行する先生。
「プロラクチンとオキシトシンというホルモンがある。それぞれ母乳の分泌を促したり、分泌した母乳を外へ押し出す効果があるものだ。これらのホルモンが活性化した時、人は母乳を出す事ができる。本来ならば妊娠することで高まるこのホルモンなんだけれど、条件さえ揃えば妊娠前にも母乳は出るんだ。」
「条件…ですか?」
「そう。」
生き生きとした顔で先生はまりあ様を見遣る。
「母乳が出る条件、それは愛情さ。」
愛…情?
「例えば赤ちゃんとの触れ合い。泣き声を聞き取り、匂いを感じ取り、肌と肌を触れ合わせればこの二つのホルモンの値が高くなり、母乳が出てしまうのさ。赤子を慈しむ愛情が、母性本能を刺激するんだね。実に素晴らしい!」
たとえ自分の子じゃなくても、近くで泣く赤ちゃんがいれば母体としての本能を発揮するのか。
人間ってすげー。
「また、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンだけれど、別名「絆ホルモン」とも呼ばれていてねー。赤子じゃなくても、異性じゃなくても、人と人の積極的なスキンシップ、肌の重ね合いで母乳が分泌されることもあるんだ。人間は集団的生物だ。別の個体を意識することにより、種を保存するための機能が発達していくんだねー。」
「絆ホルモン」に「愛情ホルモン」か。
ん?
じゃあなんでまりあ様は母乳が出たことないんだ?
人を慈しむ心なら、まりあ様だって十分過ぎるくらいに持ってるだろ。
それとも、それだけ条件の敷居が高いってことか?
「まぁあとは、プロラクチンの値が高すぎる場合、脳に腫瘍が出来てる恐れもある。場合によっては、ちゃんと病院で診てもらった方がいいね。……と、まぁ、口での講義はこのくらいにしといてー。」
先生は一区切りつけると、両手を広げた。
「今から実習へと移ろう。男女それぞれ三人いるんだ。男性は女性に甘えることの感情、精神、そして実際に幼児退行に至るまでのメカニズムを。女性は異性を甘やかす時の感情、本能、そしてスキンシップによって母乳が出るかを……それぞれ学び取ってもらいたい。」
「!」
こ…れは……。
まりあ様に甘えるチャンス⁉
授業に戻って早速そんなことを口に出し始める。
「若い人たちに流行ってる傾向があるんだけれど、何かある度に「ゆとり世代」とか言われて特定の年代全てに風当たりの強い事言われちゃうもんだから、甘えたい願望が芽生えやすくなってるのかもねー。で、その【バブみ】なんだけれど、大きな特徴として甘えたい願望を抱く対象が自分よりも年下、殊更、十代やそれより低い年齢層の少女という傾向がある。幼い少女に母性を感じた時は「バブみを感じる」。幼い少女に甘えたいけど相手がいない時は「バブみを感じてオギャりたい」。っていう風に使うんだー。」
「幼い少女っていうのは、実年齢オンリーですか?」
「見た目年齢だけで良いって人も中にはいるよー。“合法ロリ”とか“妹にしか見えない姉”とかー。要は精神年齢の問題なんだろうねー。」
まりあ様の質問に先生は即座に対応する。
木梨さんは…どうもまだちょっと納得いってないみたいだ。
俺もその気があるとは、今はまだ言えないな。
「不景気だとか、就職氷河期だとか、何かとストレスの溜まる現代社会だからねー。少女におっぱい飲ませて欲しい気持ちもわかるよねー。」
「いや、おっぱいって…少女からは出ないでしょう?」
口をはさむ後金に、先生はきょとんとした顔を向ける。
「出るよ?」
「はい?」
耳を疑う後金に、先生はさらに追い打ちをかける。
「だから、たとえ妊娠していない少女だろうと、おっぱいは出るんだよ。」
「はぁっ⁉」
わかりやすく驚く後金越しに、先生は女性陣を見る。
「っていうか、君たちお三方は出たことない? 母乳。」
先生、それじゃあセクハラ……いや、授業の一環なのか?
駄目だ、もう感覚麻痺っててわかんねぇ。
「………。」
訊かれた女性陣三名は無言を貫く。
「うーん…みんな出たことなさそうだねー。」
木梨さん、アンナカさんはともかく、まりあ様まで無言とは……。
どうやら本当に出たことが無さそうだった。
「母乳が出るメカニズムなんだけどねー。」
構わず授業を続行する先生。
「プロラクチンとオキシトシンというホルモンがある。それぞれ母乳の分泌を促したり、分泌した母乳を外へ押し出す効果があるものだ。これらのホルモンが活性化した時、人は母乳を出す事ができる。本来ならば妊娠することで高まるこのホルモンなんだけれど、条件さえ揃えば妊娠前にも母乳は出るんだ。」
「条件…ですか?」
「そう。」
生き生きとした顔で先生はまりあ様を見遣る。
「母乳が出る条件、それは愛情さ。」
愛…情?
「例えば赤ちゃんとの触れ合い。泣き声を聞き取り、匂いを感じ取り、肌と肌を触れ合わせればこの二つのホルモンの値が高くなり、母乳が出てしまうのさ。赤子を慈しむ愛情が、母性本能を刺激するんだね。実に素晴らしい!」
たとえ自分の子じゃなくても、近くで泣く赤ちゃんがいれば母体としての本能を発揮するのか。
人間ってすげー。
「また、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンだけれど、別名「絆ホルモン」とも呼ばれていてねー。赤子じゃなくても、異性じゃなくても、人と人の積極的なスキンシップ、肌の重ね合いで母乳が分泌されることもあるんだ。人間は集団的生物だ。別の個体を意識することにより、種を保存するための機能が発達していくんだねー。」
「絆ホルモン」に「愛情ホルモン」か。
ん?
じゃあなんでまりあ様は母乳が出たことないんだ?
人を慈しむ心なら、まりあ様だって十分過ぎるくらいに持ってるだろ。
それとも、それだけ条件の敷居が高いってことか?
「まぁあとは、プロラクチンの値が高すぎる場合、脳に腫瘍が出来てる恐れもある。場合によっては、ちゃんと病院で診てもらった方がいいね。……と、まぁ、口での講義はこのくらいにしといてー。」
先生は一区切りつけると、両手を広げた。
「今から実習へと移ろう。男女それぞれ三人いるんだ。男性は女性に甘えることの感情、精神、そして実際に幼児退行に至るまでのメカニズムを。女性は異性を甘やかす時の感情、本能、そしてスキンシップによって母乳が出るかを……それぞれ学び取ってもらいたい。」
「!」
こ…れは……。
まりあ様に甘えるチャンス⁉
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