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最終魔戦
壊れる理想
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月光が照らす魔族の街。そこに騎士達が突撃してから、ものの数時間で街の中心部は血の池に成り果てた。
むせかえるような血の臭いの中、ユウナや騎士達は息を荒げていた。
彼女達の周囲には斬り殺した魔族が無数に転がり、そこから鮮血の川が流れて石畳を汚している。
「……はぁ、はぁ、危なかった」
ユウナは呼吸を整えて、魔族達の亡骸を見つめた。
「……これが、死に顔」
そのどれもが整った死に顔をしていない。満たされずに不様に死にはてとしか言いようがない形相であった。
そして、ユウナは血に濡れた自分の手足を見つめる。いったい何人の魔族を殺したのだろうか?
「みんな無事?」
ユウナは疲れはてている騎士達に視線を移した。
なんの英力を持たない彼らは、今にも倒れそうなほどである。
「……は、はい。何とか」
「負傷者が数名いますが、命に別状はありません。……こちらの被害は非常に軽微です」
オボロの考えた策のおかげだろう、負傷者は出たものの死者はいなかった。
騎士達の無事を確認し、ユウナは安堵の息を吐く。
すると突如地面が揺れだした、ズシンズシンと小刻みな震動。それは、かなりの重量物が動いていることを意味していた。
そしてその重量物がズシリと、ユウナの真正面で脚を止めた。彼女の目の前にボタボタと血が流れ落ちる。
ユウナはゾッとしながら眼前に佇む巨体を見上げた。流れ落ちている鮮血は、正面に立つ巨漢が顎でくわえて宙吊りにしているものから溢れていた。
「……がっ、ぐうっ、ごっがっ」
吊るされているものが息苦しそうな声をあげている。それは魔族の女だった。
彼女に食らいついている顎が巨大すぎるため、首筋だけでなく肩部や胸の辺りまで顎の中にスッポリとおさまっている。
その巨大な顎が食い込んだ状態で吊り下げられている女は苦痛でジタバタと宙でもがいている。
そして、その足掻く女の魔族にとどめをささんとオボロの顎が閉じられた。
肉が裂け、ゴリゴリと骨格が粉砕される。それと同時に大量の血が周囲に飛散した。
オボロは噛み殺した魔族を無造作に吐き捨て、ユウナを見下ろした。
「状況はどうだ?」
「負傷した人はいるけど、死者はいない」
「なら、すぐ事にあたるぞ。逃がすわけにはいかないからな、全て片付ける。それから次の街に向かう」
……逃がすわけにはいかない。……全てを片付ける。その言葉を聞いてユウナに悪寒が走る。
考えたくはなかったが予感はしていた。
今からなさなければならないこと、そしてそれは非常に残虐なことかもしれない。
でも、やらなければならない。自分や国を守るためにも。
ユウナがそうこう考えている間に、オボロは行動を始めていた。
オボロは近間の住宅の玄関前に移動すると、突如その剛力で家を壊しにかかった。
建物と見分けがつかない巨体をもつオボロにとっては、積み木を崩すようなものであろう。
「いやあぁぁぁぁ!!」
「お姉ちゃん!」
破壊された家から幼げな悲鳴が響き渡る。
「いたか」
オボロは半壊した住宅の中を覗きこみ腕を伸ばす。そして何かを捕まえたらしく、それを外に引きずりだした。
「嫌だあぁぁぁ!! やめてえぇぇ!!」
「痛いよおぉぉ! やあぁぁ! お姉ちゃあぁぁん!」
オボロの巨大な両手で鷲掴みにされて泣き叫ぶそれは、魔族の女の子達だった。まだかなり幼い。
叫び声から分かるとおり、彼女達はおそらく姉妹なのだろう。
「……どうすることも、できないの?」
ユウナは力なくオボロの傍らに足を進めた。
分かりきっているが、聞かずにはいられなかった。
魔族とは共存できない。そんなこと分かっている。しかし目の前で、物知らぬ幼い命が消されそうになっている。だから聞いてしまったのだ。
「いつまで躊躇っているつもりだ。そんな甘い考えでは、国どころか自分の身も守れねぇぜ。敵意がなかろうが魔族は殺さなければならん。放置しておけば、この大陸は崩壊し、オレ達は魔族と心中するはめになる。分かるだろ、魔族はどのみち最終的に滅びしかないんだ」
オボロの返答は淡々として無慈悲なものだった。
「こいつらは病原菌みたいなもんだ。星という宿主を殺し、ともに死ぬ。そんなものは見つけしだい根絶しなくちゃあならねぇ」
オボロはそう言い終えると、両手の握力を一気に強めた。ベキベキと骨が砕けたような音がなる。幼い姉妹は体を握り潰されたのだ。
胴体を押し潰された姉妹は、口から内臓をゴボリと吐き出し動かなくなった。
その様子を見ていたユウナは、涙を流しながら地に膝をつけた。
「……分かっていたけど、こんな……」
「魔族を殺すのが嫌なら別に強制はせん。だがな、ここで迷うなら二度と剣を握るな」
「……私は」
オボロの厳しい言葉を聞くと、ユウナは剣を強く握り締め立ち上がる。
そして心の底に残っていた栄光や理想を殺した。ユウナは凄まじい形相で近くの家に駆け出すと、その家の玄関を蹴破った。
「はぁ! はぁ!」
ユウナは息を荒げながら家の中を見渡すと、隅で魔族の子供達が恐怖しながら身を寄せあっている姿があった。
子供達の瞳が何かをうったえかけてくる。殺さないで、生きていたい、そう懇願しているように思えた。
「うあぁぁぁぁぁ!!」
一瞬、躊躇いそうになったユウナは絶叫すると子供達に向けて剣を振るった。少年の首が宙を舞った。跳ねられた少年の首が床に落ちゴロゴロと転がる。
「……残り二人」
震え上がりながら失禁している女の子に、ユウナは目を向ける。弟か妹だろうか、その女の子は赤ん坊を抱いていた。
「よこせぇ!」
「やめてっ!」
ユウナは赤ん坊を奪い取ると、その幼い命を床に叩きつけた。そして、その小さな体に剣をズブリと突き刺す。
もう、なんなのか分からない。ユウナは気づいた、自分が壊れてしまったことに。
もう戻れない。ユウナは体の制御を溢れる狂気に預けた。
ユウナは赤ん坊を突き殺した剣から手を離すと、もの凄い勢いで最後の一人である魔族の女の子の喉に掴みかかった。
「……さきに地獄でまっててね。私もいずれ……」
声を震わせてユウナは両手に力を込めて女の子の喉を圧迫していく。まだ少女とは言えユウナは元勇者、その握力は凄まじい。
魔族の女の子は何度も手足で床を叩きもがいたが、やがて動かなくなった。
ユウナはゆっくりと女の子から手を離して、その亡骸を目に焼きつけた。
女の子の潰れた喉元には、ユウナの爪痕がいくつも刻まれていた。
「……魔族は殺さないと」
正気を失ったユウナは、フラフラとした足取りで家の外にでた。
そして、もうすでに地獄は始まっていた。
オボロが命令したのだろうか、騎士達が手当たり次第に家に押し入り、残る魔族を葬っていたのだ。
そしてユウナは気づいた、次々殺されていく魔族が全て子供であることに。
「残っているのは子供だけだ! 一人たりとも逃がすな! 隠れているかもしれねぇ、隅々まで探して息の根をとめろ!」
騎士達に冷静に指示を伝えるオボロ。彼の言う通り、あと残っているのは子供だけだろう。
大人達は、さっきの戦いで全滅したのだから。
ユウナは魔族の子供達を殺していく騎士達の顔を見た。
彼らも自分と同じく心の一部が死滅したのか、幽霊のごとき表情で幼い生命を断っていく。その姿は、とても英雄の国の騎士と言えるものではなかった。
むせかえるような血の臭いの中、ユウナや騎士達は息を荒げていた。
彼女達の周囲には斬り殺した魔族が無数に転がり、そこから鮮血の川が流れて石畳を汚している。
「……はぁ、はぁ、危なかった」
ユウナは呼吸を整えて、魔族達の亡骸を見つめた。
「……これが、死に顔」
そのどれもが整った死に顔をしていない。満たされずに不様に死にはてとしか言いようがない形相であった。
そして、ユウナは血に濡れた自分の手足を見つめる。いったい何人の魔族を殺したのだろうか?
「みんな無事?」
ユウナは疲れはてている騎士達に視線を移した。
なんの英力を持たない彼らは、今にも倒れそうなほどである。
「……は、はい。何とか」
「負傷者が数名いますが、命に別状はありません。……こちらの被害は非常に軽微です」
オボロの考えた策のおかげだろう、負傷者は出たものの死者はいなかった。
騎士達の無事を確認し、ユウナは安堵の息を吐く。
すると突如地面が揺れだした、ズシンズシンと小刻みな震動。それは、かなりの重量物が動いていることを意味していた。
そしてその重量物がズシリと、ユウナの真正面で脚を止めた。彼女の目の前にボタボタと血が流れ落ちる。
ユウナはゾッとしながら眼前に佇む巨体を見上げた。流れ落ちている鮮血は、正面に立つ巨漢が顎でくわえて宙吊りにしているものから溢れていた。
「……がっ、ぐうっ、ごっがっ」
吊るされているものが息苦しそうな声をあげている。それは魔族の女だった。
彼女に食らいついている顎が巨大すぎるため、首筋だけでなく肩部や胸の辺りまで顎の中にスッポリとおさまっている。
その巨大な顎が食い込んだ状態で吊り下げられている女は苦痛でジタバタと宙でもがいている。
そして、その足掻く女の魔族にとどめをささんとオボロの顎が閉じられた。
肉が裂け、ゴリゴリと骨格が粉砕される。それと同時に大量の血が周囲に飛散した。
オボロは噛み殺した魔族を無造作に吐き捨て、ユウナを見下ろした。
「状況はどうだ?」
「負傷した人はいるけど、死者はいない」
「なら、すぐ事にあたるぞ。逃がすわけにはいかないからな、全て片付ける。それから次の街に向かう」
……逃がすわけにはいかない。……全てを片付ける。その言葉を聞いてユウナに悪寒が走る。
考えたくはなかったが予感はしていた。
今からなさなければならないこと、そしてそれは非常に残虐なことかもしれない。
でも、やらなければならない。自分や国を守るためにも。
ユウナがそうこう考えている間に、オボロは行動を始めていた。
オボロは近間の住宅の玄関前に移動すると、突如その剛力で家を壊しにかかった。
建物と見分けがつかない巨体をもつオボロにとっては、積み木を崩すようなものであろう。
「いやあぁぁぁぁ!!」
「お姉ちゃん!」
破壊された家から幼げな悲鳴が響き渡る。
「いたか」
オボロは半壊した住宅の中を覗きこみ腕を伸ばす。そして何かを捕まえたらしく、それを外に引きずりだした。
「嫌だあぁぁぁ!! やめてえぇぇ!!」
「痛いよおぉぉ! やあぁぁ! お姉ちゃあぁぁん!」
オボロの巨大な両手で鷲掴みにされて泣き叫ぶそれは、魔族の女の子達だった。まだかなり幼い。
叫び声から分かるとおり、彼女達はおそらく姉妹なのだろう。
「……どうすることも、できないの?」
ユウナは力なくオボロの傍らに足を進めた。
分かりきっているが、聞かずにはいられなかった。
魔族とは共存できない。そんなこと分かっている。しかし目の前で、物知らぬ幼い命が消されそうになっている。だから聞いてしまったのだ。
「いつまで躊躇っているつもりだ。そんな甘い考えでは、国どころか自分の身も守れねぇぜ。敵意がなかろうが魔族は殺さなければならん。放置しておけば、この大陸は崩壊し、オレ達は魔族と心中するはめになる。分かるだろ、魔族はどのみち最終的に滅びしかないんだ」
オボロの返答は淡々として無慈悲なものだった。
「こいつらは病原菌みたいなもんだ。星という宿主を殺し、ともに死ぬ。そんなものは見つけしだい根絶しなくちゃあならねぇ」
オボロはそう言い終えると、両手の握力を一気に強めた。ベキベキと骨が砕けたような音がなる。幼い姉妹は体を握り潰されたのだ。
胴体を押し潰された姉妹は、口から内臓をゴボリと吐き出し動かなくなった。
その様子を見ていたユウナは、涙を流しながら地に膝をつけた。
「……分かっていたけど、こんな……」
「魔族を殺すのが嫌なら別に強制はせん。だがな、ここで迷うなら二度と剣を握るな」
「……私は」
オボロの厳しい言葉を聞くと、ユウナは剣を強く握り締め立ち上がる。
そして心の底に残っていた栄光や理想を殺した。ユウナは凄まじい形相で近くの家に駆け出すと、その家の玄関を蹴破った。
「はぁ! はぁ!」
ユウナは息を荒げながら家の中を見渡すと、隅で魔族の子供達が恐怖しながら身を寄せあっている姿があった。
子供達の瞳が何かをうったえかけてくる。殺さないで、生きていたい、そう懇願しているように思えた。
「うあぁぁぁぁぁ!!」
一瞬、躊躇いそうになったユウナは絶叫すると子供達に向けて剣を振るった。少年の首が宙を舞った。跳ねられた少年の首が床に落ちゴロゴロと転がる。
「……残り二人」
震え上がりながら失禁している女の子に、ユウナは目を向ける。弟か妹だろうか、その女の子は赤ん坊を抱いていた。
「よこせぇ!」
「やめてっ!」
ユウナは赤ん坊を奪い取ると、その幼い命を床に叩きつけた。そして、その小さな体に剣をズブリと突き刺す。
もう、なんなのか分からない。ユウナは気づいた、自分が壊れてしまったことに。
もう戻れない。ユウナは体の制御を溢れる狂気に預けた。
ユウナは赤ん坊を突き殺した剣から手を離すと、もの凄い勢いで最後の一人である魔族の女の子の喉に掴みかかった。
「……さきに地獄でまっててね。私もいずれ……」
声を震わせてユウナは両手に力を込めて女の子の喉を圧迫していく。まだ少女とは言えユウナは元勇者、その握力は凄まじい。
魔族の女の子は何度も手足で床を叩きもがいたが、やがて動かなくなった。
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「……魔族は殺さないと」
正気を失ったユウナは、フラフラとした足取りで家の外にでた。
そして、もうすでに地獄は始まっていた。
オボロが命令したのだろうか、騎士達が手当たり次第に家に押し入り、残る魔族を葬っていたのだ。
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「残っているのは子供だけだ! 一人たりとも逃がすな! 隠れているかもしれねぇ、隅々まで探して息の根をとめろ!」
騎士達に冷静に指示を伝えるオボロ。彼の言う通り、あと残っているのは子供だけだろう。
大人達は、さっきの戦いで全滅したのだから。
ユウナは魔族の子供達を殺していく騎士達の顔を見た。
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