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陽だまりのアトリエと、小さな麦の穂 〜守り神と育む、家族のレシピ〜
第92話 悔恨の科学者と、温かい記憶のパン
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王宮の大広間での戦いを終え、フィオナ・フォン・シルフィードは、自らが選んだ「陽だまり」へと帰還した。彼女は王家特別賞という最高の栄誉と、公的な褒賞や地位の提案を全て辞退した。その理由は、彼女の本当の幸せは、王宮の冷たい輝きの中ではなく、この路地裏の小さなパン屋にあると知っていたからだ。
喧騒から遠ざかったアトリエ・フィオナの厨房は、この上ない安堵感と温もりに包まれていた。
フィオナは、ルーカスが作り始めたホズネの新しい寝床(いつか家族が増える日のために、少し大きくなる予定だ)のそばで、アルトを膝に乗せていた。アルトは、ホズネの黄金色の毛並みを撫でながら、ご機嫌に小さな声で歌っている。
「きゅう」
ホズネは、フィオナの腕の中で、安らかに微睡(まどろ)んでいた。彼の毛並みは再び艶を取り戻し、その尻尾からこぼれる「陽光の酵母」は、穏やかな光のように厨房全体を温めている。
「それにしても、王子の誘いまで蹴っちまうとはな。お前も、随分と肝が据わったもんだ」
ルーカスは、裏口の木枠を補強しながら、ぶっきらぼうに言った。顔は平然を装っているが、フィオナから「いつか、この家に、家族が、増えるかもしれないでしょう?」と囁かれた時の動揺が、まだ残っているようだ。彼の耳がわずかに赤いのは、フィオナだけが知る秘密だった。
そんな温かい日常の傍らで、ルーカスは警戒を怠っていなかった。彼の瞳は、王立アカデミーの残党、特に、グレイ・ベルモンドという危険な科学者の影を捉えようと、常に鋭く路地裏を見張っていた。
昼下がり、店が落ち着いた頃。
カラン、とドアベルが鳴り、一人の男が店内に足を踏み入れた。その男は、使い込まれた革鞄を肩にかけ、上質なツイードのコートを羽織っている。その立ち居振る舞いは、明らかに市井の客ではない。
ルーカスが即座に大剣の柄に手をかけた。フィオナも、アルトを背後に隠すように、硬い表情でカウンターの向こうから男を見つめた。
その男こそ、グレイ・ベルモンドだった。かつて、流行り病で娘を失った悲しみから、アルトの持つ「生命活性化能力」を「人類の未来の礎」として奪おうとした、逃亡科学者。彼は現在、王立アカデミーの管理下で研究を続ける道を選んでいた。
グレイは、ルーカスの殺気立った視線と、フィオナの警戒を全身に浴びながらも、静かに、一歩一歩フィオナの前に進み出た。彼の瞳には、かつての「喪失」と「狂気」に満ちた影 はなく、代わりに深い疲労と、拭い難い「悔恨」の色が滲んでいた。
「フィオナ・フォン・シルフィード殿。お時間をいただき、誠にありがとうございます」
グレイは、恭しく頭を下げた。
「貴方は、なぜここに? 貴方は、もう王立アカデミーの管理下にいるはずでは」フィオナは、警戒を解かずに尋ねた。
「ええ。ですが、アカデミーの許しを得て、どうしても一言、お伝えしたいことがあったのです」
グレイは、フィオナの前に立つと、真っすぐに彼女の瞳を見つめた。
「私は、先日の公開実験で、貴方のパンに、科学者として、そして人間として、完全に敗北いたしました」
グレイは、まるで自らに言い聞かせるように、震える声で語り始めた。
「ドクター・ヴァーノン のパンは、最高の『資源』でした。完璧な栄養効率と再現性を持つ、管理された秩序の結晶です。私も、それが『世界を救う鍵』だと信じて疑いませんでした」。
彼は、そこで一度言葉を切ると、アルトとホズネの無邪気な姿を一瞥し、そして再びフィオナの顔を見た。
「しかし、貴方のパン『陽だまりブレッド』 が、審査員たちにもたらしたものは、飢餓を救う資源とは、全く異なるものでした。一口食べた者が、自らの最も温かい記憶を呼び覚まし、分け合う喜びと生きる力を得る……。私も、そのパンを食べた時、亡くなった娘が、私に焼いてくれた不格好なクッキーの味を、不意に思い出しました」
グレイの目元に、涙が滲む。彼は、もう復讐者ではない。ただ、愛する者を失った、一人の父親だった。
「私は、パンを食べる人の心に灯る火 を、非科学的な感傷 として切り捨てていた。そして、その感傷を排除することが、娘を失った悲しみを乗り越える唯一の道だと信じていたのです。だからこそ、アルト君の『自由な生命の輝き』を『管理』し、『支配』しようとした。それが、私にできる、唯一の『贖罪』だと……」
彼は、膝から崩れ落ちそうになるのを必死に堪え、フィオナに深く頭を下げた。
「私の歪んだ信念が、貴方の大切なご家族に、どれほどの恐怖を与えたか……。心より、お詫び申し上げます」
フィオナは、そのグレイの心からの謝罪を、静かに受け止めた。彼女は、王宮の大広間で、アルトがグレイに「家族のパン」を差し出した時 に、既にこの科学者の「泣いている心」 に触れていたからだ。
フィオナは、カウンターの奥から、焼きたてのシンプルな丸パンを一つ手に取り、それを二つに割ると、一つをグレイに差し出した。
「グレイさん。貴方が追い求めていた『生命の再生』の研究に、パン職人として、一つだけお伝えしたいことがあります」
グレイは、フィオナの手にあるパンを、恐る恐る受け取った。
「アルトの力も、ホズネの力も、支配しようとすれば、必ず枯れてしまいます。彼らが力を発揮するのは、『愛と知恵で、その力を尊重し、導いた』 時だけです」
フィオナの言葉には、師匠レオンから受け継いだ、パン職人としての根源的な叡智が宿っていた。
「管理された秩序 ではなく、分け合う温もり。それが、貴方の研究に不可欠な、最後の、そして最も尊い要素だと、私のパンは証明しました。その温かさを、貴方の研究室にも、連れて行ってあげてください」
グレイは、その温かいパンを両手で包み込んだ。それは、単なる食物ではなく、「愛と絆の証」 であり、彼自身の研究の「新しいレシピ」だった。
「……ありがとうございます、フィオナ殿」
グレイは、パンを胸に抱きしめると、清々しい顔で立ち上がった。彼の瞳には、もう「喪失」の色はなく、「生命を救う」という、純粋な目的のための、新たな決意の光が宿っていた。
「私は、王立アカデミーに戻ります。これからは、力で支配する科学ではなく、愛と絆に寄り添う科学 を、この手で証明してみせましょう」
グレイは、フィオナのパン屋を静かに後にした。その背中には、もう逃亡者の影も、復讐者の狂気もなかった。ただ、未来への希望を抱いた、一人の科学者の姿があった。
グレイの訪問が終わり、安堵の息を漏らしたフィオナは、ルーカスが裏口で作業している姿を見つけた。
ルーカスは、顔を真っ赤にして、相変わらずホズネの大きな寝床(家)の制作に没頭している。
「ルーカス。少し、手を休めてくださいな」
フィオナは、そっと彼の隣に立ち、頬を赤らめて囁いた。
「私、さっき、『分け合う温もり』が大切だと、グレイさんに説いてしまいましたわ」
ルーカスは、金槌を止めて、ゆっくりとフィオナに向き直る。その瞳は、真剣だった。
「……ああ。そうだな」
「だから……私、貴方とも、『分け合う温もり』を、育てていきたいのです」
フィオナは、ルーカスの不器用な、節くれだった手を、自分の柔らかな両手で包み込んだ。
「いつか、この家に、家族が、増えるかもしれない その日を、私と、一緒に待っていてくださいますか?」
ルーカスは、何も言わなかった。ただ、その手から伝わるフィオナの温かさと、彼女の真っ直ぐな瞳を、ただ、見つめ返すだけだった。
やがて彼は、その温かい手から、金槌を優しく受け取ると、フィオナの頭を、乱暴に、しかし優しく、ガシガシと撫でた。
「……てめえは、本当に、俺様を困らせる天才だな」
その声は、泣いているのか、笑っているのか。ホズネが、陽だまりの指定席から、幸せそうに「きゅう」と鳴いた。フィオナの心には、伝説のパン職人としての誇りと、愛する家族と共に歩む、永遠の日常という名の、新しいレシピが生まれていた。
喧騒から遠ざかったアトリエ・フィオナの厨房は、この上ない安堵感と温もりに包まれていた。
フィオナは、ルーカスが作り始めたホズネの新しい寝床(いつか家族が増える日のために、少し大きくなる予定だ)のそばで、アルトを膝に乗せていた。アルトは、ホズネの黄金色の毛並みを撫でながら、ご機嫌に小さな声で歌っている。
「きゅう」
ホズネは、フィオナの腕の中で、安らかに微睡(まどろ)んでいた。彼の毛並みは再び艶を取り戻し、その尻尾からこぼれる「陽光の酵母」は、穏やかな光のように厨房全体を温めている。
「それにしても、王子の誘いまで蹴っちまうとはな。お前も、随分と肝が据わったもんだ」
ルーカスは、裏口の木枠を補強しながら、ぶっきらぼうに言った。顔は平然を装っているが、フィオナから「いつか、この家に、家族が、増えるかもしれないでしょう?」と囁かれた時の動揺が、まだ残っているようだ。彼の耳がわずかに赤いのは、フィオナだけが知る秘密だった。
そんな温かい日常の傍らで、ルーカスは警戒を怠っていなかった。彼の瞳は、王立アカデミーの残党、特に、グレイ・ベルモンドという危険な科学者の影を捉えようと、常に鋭く路地裏を見張っていた。
昼下がり、店が落ち着いた頃。
カラン、とドアベルが鳴り、一人の男が店内に足を踏み入れた。その男は、使い込まれた革鞄を肩にかけ、上質なツイードのコートを羽織っている。その立ち居振る舞いは、明らかに市井の客ではない。
ルーカスが即座に大剣の柄に手をかけた。フィオナも、アルトを背後に隠すように、硬い表情でカウンターの向こうから男を見つめた。
その男こそ、グレイ・ベルモンドだった。かつて、流行り病で娘を失った悲しみから、アルトの持つ「生命活性化能力」を「人類の未来の礎」として奪おうとした、逃亡科学者。彼は現在、王立アカデミーの管理下で研究を続ける道を選んでいた。
グレイは、ルーカスの殺気立った視線と、フィオナの警戒を全身に浴びながらも、静かに、一歩一歩フィオナの前に進み出た。彼の瞳には、かつての「喪失」と「狂気」に満ちた影 はなく、代わりに深い疲労と、拭い難い「悔恨」の色が滲んでいた。
「フィオナ・フォン・シルフィード殿。お時間をいただき、誠にありがとうございます」
グレイは、恭しく頭を下げた。
「貴方は、なぜここに? 貴方は、もう王立アカデミーの管理下にいるはずでは」フィオナは、警戒を解かずに尋ねた。
「ええ。ですが、アカデミーの許しを得て、どうしても一言、お伝えしたいことがあったのです」
グレイは、フィオナの前に立つと、真っすぐに彼女の瞳を見つめた。
「私は、先日の公開実験で、貴方のパンに、科学者として、そして人間として、完全に敗北いたしました」
グレイは、まるで自らに言い聞かせるように、震える声で語り始めた。
「ドクター・ヴァーノン のパンは、最高の『資源』でした。完璧な栄養効率と再現性を持つ、管理された秩序の結晶です。私も、それが『世界を救う鍵』だと信じて疑いませんでした」。
彼は、そこで一度言葉を切ると、アルトとホズネの無邪気な姿を一瞥し、そして再びフィオナの顔を見た。
「しかし、貴方のパン『陽だまりブレッド』 が、審査員たちにもたらしたものは、飢餓を救う資源とは、全く異なるものでした。一口食べた者が、自らの最も温かい記憶を呼び覚まし、分け合う喜びと生きる力を得る……。私も、そのパンを食べた時、亡くなった娘が、私に焼いてくれた不格好なクッキーの味を、不意に思い出しました」
グレイの目元に、涙が滲む。彼は、もう復讐者ではない。ただ、愛する者を失った、一人の父親だった。
「私は、パンを食べる人の心に灯る火 を、非科学的な感傷 として切り捨てていた。そして、その感傷を排除することが、娘を失った悲しみを乗り越える唯一の道だと信じていたのです。だからこそ、アルト君の『自由な生命の輝き』を『管理』し、『支配』しようとした。それが、私にできる、唯一の『贖罪』だと……」
彼は、膝から崩れ落ちそうになるのを必死に堪え、フィオナに深く頭を下げた。
「私の歪んだ信念が、貴方の大切なご家族に、どれほどの恐怖を与えたか……。心より、お詫び申し上げます」
フィオナは、そのグレイの心からの謝罪を、静かに受け止めた。彼女は、王宮の大広間で、アルトがグレイに「家族のパン」を差し出した時 に、既にこの科学者の「泣いている心」 に触れていたからだ。
フィオナは、カウンターの奥から、焼きたてのシンプルな丸パンを一つ手に取り、それを二つに割ると、一つをグレイに差し出した。
「グレイさん。貴方が追い求めていた『生命の再生』の研究に、パン職人として、一つだけお伝えしたいことがあります」
グレイは、フィオナの手にあるパンを、恐る恐る受け取った。
「アルトの力も、ホズネの力も、支配しようとすれば、必ず枯れてしまいます。彼らが力を発揮するのは、『愛と知恵で、その力を尊重し、導いた』 時だけです」
フィオナの言葉には、師匠レオンから受け継いだ、パン職人としての根源的な叡智が宿っていた。
「管理された秩序 ではなく、分け合う温もり。それが、貴方の研究に不可欠な、最後の、そして最も尊い要素だと、私のパンは証明しました。その温かさを、貴方の研究室にも、連れて行ってあげてください」
グレイは、その温かいパンを両手で包み込んだ。それは、単なる食物ではなく、「愛と絆の証」 であり、彼自身の研究の「新しいレシピ」だった。
「……ありがとうございます、フィオナ殿」
グレイは、パンを胸に抱きしめると、清々しい顔で立ち上がった。彼の瞳には、もう「喪失」の色はなく、「生命を救う」という、純粋な目的のための、新たな決意の光が宿っていた。
「私は、王立アカデミーに戻ります。これからは、力で支配する科学ではなく、愛と絆に寄り添う科学 を、この手で証明してみせましょう」
グレイは、フィオナのパン屋を静かに後にした。その背中には、もう逃亡者の影も、復讐者の狂気もなかった。ただ、未来への希望を抱いた、一人の科学者の姿があった。
グレイの訪問が終わり、安堵の息を漏らしたフィオナは、ルーカスが裏口で作業している姿を見つけた。
ルーカスは、顔を真っ赤にして、相変わらずホズネの大きな寝床(家)の制作に没頭している。
「ルーカス。少し、手を休めてくださいな」
フィオナは、そっと彼の隣に立ち、頬を赤らめて囁いた。
「私、さっき、『分け合う温もり』が大切だと、グレイさんに説いてしまいましたわ」
ルーカスは、金槌を止めて、ゆっくりとフィオナに向き直る。その瞳は、真剣だった。
「……ああ。そうだな」
「だから……私、貴方とも、『分け合う温もり』を、育てていきたいのです」
フィオナは、ルーカスの不器用な、節くれだった手を、自分の柔らかな両手で包み込んだ。
「いつか、この家に、家族が、増えるかもしれない その日を、私と、一緒に待っていてくださいますか?」
ルーカスは、何も言わなかった。ただ、その手から伝わるフィオナの温かさと、彼女の真っ直ぐな瞳を、ただ、見つめ返すだけだった。
やがて彼は、その温かい手から、金槌を優しく受け取ると、フィオナの頭を、乱暴に、しかし優しく、ガシガシと撫でた。
「……てめえは、本当に、俺様を困らせる天才だな」
その声は、泣いているのか、笑っているのか。ホズネが、陽だまりの指定席から、幸せそうに「きゅう」と鳴いた。フィオナの心には、伝説のパン職人としての誇りと、愛する家族と共に歩む、永遠の日常という名の、新しいレシピが生まれていた。
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