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しおりを挟む決断してから
もう何時間も経っており
気付けばもう夜ご飯を食べ終え
風呂にも入り終えのんびりとする所まで
経っていた。
片手にカクテルの缶を持ち。
もう片方で赤い本と鍵を持てばリビングにある。
ソファーに腰を下ろしては膝の上に本を置き
ひとまず缶を空け一口飲めば机に缶を置く。
「さてぇ‥ふぅ-‥。」
息を整えては
本に付いてる南京錠に鍵を差して回せば
ガチャと音がたち鍵が開いた。
パラパラと本をめくれば色んな絵が描かれていた。
今見る限り。
人魚や天狗や呪いのドールに稲荷。
左側には綺麗な色使いで見惚れる程の絵が
描かれている。右側には説明や名前や好みや特徴等が書かれていた。
「綺麗な絵。ん-と。稲荷てぇ。
あのお稲荷さんなのかな?え-と名前‥狐白(コハク)」
本に書いてある文字を口にすれば
いきなりの強い風が吹き上げ風圧のせいで
目が閉じる
風がやみ終わるまで目を閉じていた。
白狐
「おい、お前‥誰?」
風がやめば
低くも聞き心地の良い声が聞こえ
ゆっくりと目を開ければ
目の前に真っ白い髪にフワフワとした耳と尻尾。白い着物を着た。
身長180cm程の男性が立っていた。
日向
「えっ?‥耳と…尻尾?。」
固まり戸惑いながらも相手に気付かれないように顔色は変えず相手を眺めていた。
狐白
「はぁ-‥おい 人の話聞いてんのか?」
目の前にいる相手に近寄り顔をズーッと近付けては不機嫌そうに口にし。
「へっ!?おッ‥俺は日向。」
綺麗な顔がドアップで視界に入れば身を少し引くも少し顔を赤らめ。
狐白
「日向‥どっかで聞いた事ある名前な気が‥
なぁ-。はな って知ってるか?」
日向
「はな?もしかして祖母の事かなぁ?」
狐白
「祖母‥‥。もしかしてお前孫になるのか?」
何百年も本の中に居り。時代の流れに付いて行けてないのか相手の言葉を耳にすれば少し悩み相手に細く長い指を差し。
日向
「そうゆう事になるね。」
「でぇ。君は誰?」
相手に差されている指を掴めば無理矢理下ろし。
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