追放された王子の俺 〜前世の記憶が戻ったので復讐します〜

黒猫

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4話 処刑

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兵士に連れて行かれた場所はなんと、公共の広場だった

その広場にはたくさんの国民が集まってガヤガヤ騒いでいた
そこに1人の男性が現れた

「はいはーい!騒がないでね~。慌てない慌てない」

こいつは見た事がある
確か幹部の1人だったはず…なんの幹部かは忘れた

すると、新たに2人の男性と1人の女性とディモニオが現れた

「ふふ…それでは始めましょうか」

この3人も幹部だな…それにディモニオまで…
一体何を始めるんだ?

「公開処刑ショーを始めまーす!」

「ワァァァーー!!」

あの時と同じ、大歓声が起きる

「な、なんでですか?」

意味が分からない、俺を処刑する意味が…ハズレ職業とハズレスキル所持者ってだけでそこまでするか?

「そりゃ、お前は俺達の期待を裏切った罰だよぉ~、そんなのも分からないの?」

幹部の男1人が煽るようにそう言うと、周りの幹部もクスクスと笑っている

国民達は早く始めろ!とワーワー叫んでいる

「国民達が怒っているからね、そろそろ始めようか。お入りくださーい!鬼神族のフォル・ポテスター!」

えっ!?

ポテスターと言ったか?前世の戦友だよな…あいつが国側に回るなんて有り得ない…

ポテスターは前世では国に裏切られ、計画のために家族を皆殺しにされた…そんなあいつが!?

いや待て…無理矢理、戦わされている可能性もある

「おう、久しぶりだなマールム・ユースティ」

ポテスターは前世と変わらない顔だ。不老魔法でも使ったのか?
それより、久しぶりと言ったか?前世の記憶が戻ったことを知っているのか?

「はは、久しぶりって言っても分からないよな。約百年前にお前と同じ名前の戦友が居たんだ」

ポテスターはニコッと笑ってそう言う
しかし何故だか、目の奥は笑っていないように見えた

「へぇ、そ、そうなんですね…」

「悪いが、今からお前を殺す。あいつと同じ名前の奴を殺すことになるとはな」

やっぱり、今のポテスターは国側だ…
しかもこの感じ、自分の意思で入ったように見えるぞ

サナーレはポテスターのことに関して、何も言っていなかった…知らなかったのか?

「結局は魔法なんだ…!」

ポテスターは力強い顔でそう言う

「えっ?」

すると、ポテスターは急に魔法を放つ

「ファイアーボール!!」

俺は避けることが出来たが、それよりも驚いたことがある
俺の記憶が正しければポテスターは近距離職業で近距離スキルだったはず…

「僕が教えてあげた魔法はどぉ?ユースティ君、ビビってちびるんじゃないかな?クスクス」

幹部の1人がポテスターに対してクスクス笑いながらそう言った

周りの幹部もクスクスと笑っている

「素晴らしい威力だ。あんたのおかげだよ、ありがとう」

!?
あのポテスターが国側にお礼を言った!?
信じられない…

「どうしてだよ!?ポテスター!?」

俺は思わず口に出して叫んでしまった

「あっ…」

すると、ポテスターはクスッと笑って

「やっぱりお前、あのユースティだったのか、そんな気がしてたよ」

周りの幹部と国民はポカーンとしている
ポテスターは何故かもっと殺意が増したように見えた

「嬉しいよ!あの殺すことにのお前をこの手で殺せることになるなんてよ!」

ポテスターは顔を抑えながら笑い、殺意が更に高まった

どういうことだ?あの頃の俺達はかなりの仲だったはず…

「分からないって顔だな!教えてやるよ!俺はお前をずっと嫌いだった…!」

えっ!?
俺は心臓を突き刺されたような感覚になる
信じたくなかった

「なんで嫌いだったかまでは教えねーよ…とりあえず死ね!」

すると、幹部達は気を戻したように

「お、おお!いいぞ!やれやれ!」

その幹部の声に国民が反応して、歓声を上げる

「ふふ…お前は今世でも嫌われもんだな…」

このまだ鍛えてない体じゃ、どうしようもない…
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