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第一章 黒曜の姫御子×白銀の御子=?
第2話 よろしくお願いします。
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「「ブルブルブル」」
二人して顔をフリフリ、どうしたのでしょう?
「コホンッ」
「ンンッ、しかし、この惨状はどういう訳だ?」
そう言われてふと再度周りを見回すと、ん?凸凹?バキバキ?正に惨状とも言える状況に、今更ながらも目を見開いて驚愕する。
……。
「凄いですね…これは、あなた方が?」
「「…」」
「アハハッ」と二人は揃って甲高い笑い声を上げる。
「そんな訳ないない(笑)ここまで…広ぉくメチャクチャにね、樹々を薙ぎ倒す様なマネ私達に出来るはず…ないよねぇ(笑)」
「流石に俺達でもこれは無いなぁ(笑)」
「「アハハハハハ…」」
そ、そこまで笑わなくても…ん?でも…改めてよく見ると、二人は揃って顔を引き攣らせており乾笑いなのだと気が付いた。ハハ…
「……ふぅ、あ~その反応からするとお前は知らないのか?」
「何をですか?」
「ん~、三日前にな、この森で…恐らくこの場所で起こったんだよ。大災害が。いや、天変地異と言うべきか」
だ、大災害!?天変地異!?ここで!?
「わ、わかりません!」
な、何が!?何が起こったの?
「ん~大轟音に大地震、森の樹々大炎上と大盤振る舞いだぁ!…まぁ、私達も依頼人と村の人達からの又聞きだし?詳しくはわからないの…だから来たのよ私達。…原因を調べにね」
ああ…だからこんなところに…
「だがこれは正直凄い状況だよな。……少年…。」
彼等は、しきりに周囲を警戒した後ジッと私を見つめ考え込む。探る様なその眼差し、その顔色は蒼くまた冷汗が浮かんでおり、口は真一文字に結ばれている。この現状が常軌を逸している事が窺える。
…ゴクリ
私もつられて周囲を見回すと、改めてその光景に戦慄する。
おおよそではあるけれど、ドーム球場…ん?球場?何だっけ、そう大闘技場に相当する程に広く広大にその惨状が拡がっている。
薙ぎ倒された上砕かれ焼け朽ちた樹々の数々に、大小多岐に及ぶ尋常でないクレーター群、とりあえずとても人の手によるものだとは考え難い…
それに、未だに周囲に立ち込める焼け焦げた臭い…「ゴホッ」と咳き込んでしまった。
「「「…」」」
「ふむ、森の魔獣が暴れたとしたら?この森には北と南に主が居るだろう」
「仮に主クラス同士での争いがあったとしても、尋常では無い強さだよね。暴れたにしても、他に…死体とかの痕跡が残って無いしねぇ……この子だけだし?他は瓦礫の山」
「主か…仮にそうだとしたら“上位”あるいはそれ以上の“高位”もありえるかもな」
「“A”ねぇ…“S”?…ドラゴンの成竜クラスじゃないそれ」
ブルッ…「う~~武者震いするぅ勘弁してよねホント」
※この世界での強さのバロメーター、ランク標記について、
冒険者含む全ギルドで定められたランク制世界統一制度。
1:最高位/SS……超越者ノ位(レベル150以上)
2:高位/S……卓越者ノ位(レベル149~100)
3:上位/A……皆伝者ノ位(レベル99~80)各国に数人しかいない
4:中位/B……上級者ノ位(レベル79~50) おもに魔獣の主クラスとされるレベル
5:下位/C……冒険者ノ位(レベル49~5) 全体の七割がこのクラス
6:仮登録&依頼登録/D……入門者/一般人(レベル4以下) 成人男性の平均レベルは3
「まぁそもそも、この森にそんな強い魔獣いるはず無いわな。聞いた事無いし、それに上位…“A”クラスの魔獣でさえ今迄見たことも無い…それこそレアだぜレア!ドラゴンならスーパーが付く程のレアだぜ!」
私は暫し二人の会話に耳を傾ける。事の成り行きをうかがいつつも頭に霞がかかり、自分の事を名前以外思い出せない事を再認識していた。
わかるのはたぶん自分の名前と一般?常識的なものだと思う。
自分が何処の誰なのかはハッキリしない。私はその喪失感に恐怖を感じた。しかし目の前の二人のお陰なのか、正直…その恐怖よりも………
「参りました…(哀)」 と、うな垂れつつ…ウルル…とした瞳で二人を見上げる。
“キュン”×2という音が聞こえた気がした。
気のせいかな?
「「………」」
「コ、コホン。兎に角、要救助者一名確保一旦村まで戻りましょう」
「ゴホン。ん、」
「それにしても、来て早々トンボ帰りとはな」
「フフッ、いいじゃないの。この子を救助出来…そうだし?この状況では私達だけでは正直心許ないでしょ?今日のところは一旦報告に戻りましょう。」そうバラさんは説明する。
私の方をチラ見して、バラさんは私にも伝わる様に話してくれている。それを察してか、タフさんは「しょうがない」と了承してくれた。
「さてと、」と、一言そう言うと彼女はゴソゴソと荷物袋の中を漁りはじめ一枚の布地を引きずり出す。
「じゃあこのマントを羽織ってね?いつまでもそんな格好のままじゃ風邪引くわよ?」
あっ…
「…ありがとうございます。その…お借りします。」
そうでした。私は今、恥ずかしい格好のままでした。
そそくさとマントを受け取り、ゴソゴソと羽織りつつ体に巻き付ける。
「「…………」」
「まぁ、何だ。取り敢えずお前の事を保護する。…が、まだ100%信用したわけじゃぁない。妙な真似はするなよ!?大人しくな?」
「は、はい」
「村に着いたら詳しい事情を聞かせてもらうぞ?」
「もらうわよ?」
「は、はい…」
た、助かった?いや助けてもらえる?
…ゴクッ
「ありがとうございます!よ、よろしくお願いします。」
精一杯の感謝を込めて、私は頭を下げた。
□□□□□□□□
二人して顔をフリフリ、どうしたのでしょう?
「コホンッ」
「ンンッ、しかし、この惨状はどういう訳だ?」
そう言われてふと再度周りを見回すと、ん?凸凹?バキバキ?正に惨状とも言える状況に、今更ながらも目を見開いて驚愕する。
……。
「凄いですね…これは、あなた方が?」
「「…」」
「アハハッ」と二人は揃って甲高い笑い声を上げる。
「そんな訳ないない(笑)ここまで…広ぉくメチャクチャにね、樹々を薙ぎ倒す様なマネ私達に出来るはず…ないよねぇ(笑)」
「流石に俺達でもこれは無いなぁ(笑)」
「「アハハハハハ…」」
そ、そこまで笑わなくても…ん?でも…改めてよく見ると、二人は揃って顔を引き攣らせており乾笑いなのだと気が付いた。ハハ…
「……ふぅ、あ~その反応からするとお前は知らないのか?」
「何をですか?」
「ん~、三日前にな、この森で…恐らくこの場所で起こったんだよ。大災害が。いや、天変地異と言うべきか」
だ、大災害!?天変地異!?ここで!?
「わ、わかりません!」
な、何が!?何が起こったの?
「ん~大轟音に大地震、森の樹々大炎上と大盤振る舞いだぁ!…まぁ、私達も依頼人と村の人達からの又聞きだし?詳しくはわからないの…だから来たのよ私達。…原因を調べにね」
ああ…だからこんなところに…
「だがこれは正直凄い状況だよな。……少年…。」
彼等は、しきりに周囲を警戒した後ジッと私を見つめ考え込む。探る様なその眼差し、その顔色は蒼くまた冷汗が浮かんでおり、口は真一文字に結ばれている。この現状が常軌を逸している事が窺える。
…ゴクリ
私もつられて周囲を見回すと、改めてその光景に戦慄する。
おおよそではあるけれど、ドーム球場…ん?球場?何だっけ、そう大闘技場に相当する程に広く広大にその惨状が拡がっている。
薙ぎ倒された上砕かれ焼け朽ちた樹々の数々に、大小多岐に及ぶ尋常でないクレーター群、とりあえずとても人の手によるものだとは考え難い…
それに、未だに周囲に立ち込める焼け焦げた臭い…「ゴホッ」と咳き込んでしまった。
「「「…」」」
「ふむ、森の魔獣が暴れたとしたら?この森には北と南に主が居るだろう」
「仮に主クラス同士での争いがあったとしても、尋常では無い強さだよね。暴れたにしても、他に…死体とかの痕跡が残って無いしねぇ……この子だけだし?他は瓦礫の山」
「主か…仮にそうだとしたら“上位”あるいはそれ以上の“高位”もありえるかもな」
「“A”ねぇ…“S”?…ドラゴンの成竜クラスじゃないそれ」
ブルッ…「う~~武者震いするぅ勘弁してよねホント」
※この世界での強さのバロメーター、ランク標記について、
冒険者含む全ギルドで定められたランク制世界統一制度。
1:最高位/SS……超越者ノ位(レベル150以上)
2:高位/S……卓越者ノ位(レベル149~100)
3:上位/A……皆伝者ノ位(レベル99~80)各国に数人しかいない
4:中位/B……上級者ノ位(レベル79~50) おもに魔獣の主クラスとされるレベル
5:下位/C……冒険者ノ位(レベル49~5) 全体の七割がこのクラス
6:仮登録&依頼登録/D……入門者/一般人(レベル4以下) 成人男性の平均レベルは3
「まぁそもそも、この森にそんな強い魔獣いるはず無いわな。聞いた事無いし、それに上位…“A”クラスの魔獣でさえ今迄見たことも無い…それこそレアだぜレア!ドラゴンならスーパーが付く程のレアだぜ!」
私は暫し二人の会話に耳を傾ける。事の成り行きをうかがいつつも頭に霞がかかり、自分の事を名前以外思い出せない事を再認識していた。
わかるのはたぶん自分の名前と一般?常識的なものだと思う。
自分が何処の誰なのかはハッキリしない。私はその喪失感に恐怖を感じた。しかし目の前の二人のお陰なのか、正直…その恐怖よりも………
「参りました…(哀)」 と、うな垂れつつ…ウルル…とした瞳で二人を見上げる。
“キュン”×2という音が聞こえた気がした。
気のせいかな?
「「………」」
「コ、コホン。兎に角、要救助者一名確保一旦村まで戻りましょう」
「ゴホン。ん、」
「それにしても、来て早々トンボ帰りとはな」
「フフッ、いいじゃないの。この子を救助出来…そうだし?この状況では私達だけでは正直心許ないでしょ?今日のところは一旦報告に戻りましょう。」そうバラさんは説明する。
私の方をチラ見して、バラさんは私にも伝わる様に話してくれている。それを察してか、タフさんは「しょうがない」と了承してくれた。
「さてと、」と、一言そう言うと彼女はゴソゴソと荷物袋の中を漁りはじめ一枚の布地を引きずり出す。
「じゃあこのマントを羽織ってね?いつまでもそんな格好のままじゃ風邪引くわよ?」
あっ…
「…ありがとうございます。その…お借りします。」
そうでした。私は今、恥ずかしい格好のままでした。
そそくさとマントを受け取り、ゴソゴソと羽織りつつ体に巻き付ける。
「「…………」」
「まぁ、何だ。取り敢えずお前の事を保護する。…が、まだ100%信用したわけじゃぁない。妙な真似はするなよ!?大人しくな?」
「は、はい」
「村に着いたら詳しい事情を聞かせてもらうぞ?」
「もらうわよ?」
「は、はい…」
た、助かった?いや助けてもらえる?
…ゴクッ
「ありがとうございます!よ、よろしくお願いします。」
精一杯の感謝を込めて、私は頭を下げた。
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