夢の中でもつかまえて~会社の先輩の強引な罠から逃れられません~

haru

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8.地下のレストラン

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「俺も昨日、会社に泊まろうと思って仮眠室に行ったら、端の部屋から声が聞こえて・・・。内カギがロックされてなかったみたいで、中、覗いてみたら君が・・・」

 えっ・・・寝てるとこ見られた??っていうか、声、出てた???

 一瞬、藤崎さんと目が合ったけど、バッとうつむいて、
「すっ、すみません、見なかったことにっ・・・忘れてくださいっ!」
 胸の下あたりで、自分の両手をきゅっと握りしめ、思いっきり肩を縮こませた。

「・・・ふーん・・・。忘れてって、何を?」
「だから・・・その・・・み、見たことを」
「見たっていうより、俺が聞いたのは主に“声”だけど?」

(っ!!恥ずかしすぎるっ、言葉にならない~~~)
「・・・・おっ、お願いします。そ、そのことは・・・」
 私の固まった、内心慌ててる様子を見て、

「ん。わかった」
「・・・・じゃぁ、これから付き合って。」

 ――その後、雷雨も止んで、 連れていかれたところは、地下にあるレストラン。
 金曜の夜だからか、どこのテーブルも埋まってるみたい。
 照明も暗めで、落ち着いてる感じ。ここだとお互い、顔もはっきり見えないし?いざとなったら、理由をつけて抜け出せる・・かな。

 そう思っていたのに、なんか見透かされたように、
「終電までつきあってよ。そうしてくれたら、何もかも忘れるし、
 今後、昨日のこと、見たことについて、一切口外しない。」

「ただし、昨日の、仮眠室でのこと、色々質問するけど、それには恥ずかしがらず、答えて欲しい。」
 テーブルの正面に座っている藤崎さんの表情は、暗い照明のせいか、はっきり読み取れない―――

 そのあと軽く食事して・・・恥ずかしさを紛らわせるため、ワインを少し飲んだのは覚えてるんだけど・・・。
 
 その後は・・・。


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