夢の中でもつかまえて~会社の先輩の強引な罠から逃れられません~

haru

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13.会社での再会

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 ――――― ガバッ ―――――
 上半身を起こすと、そこは知らないホテルの一室。

(これは・・・夢・・・じゃない・・・・)
(私、昨日、藤崎さんと・・・・。)

 昨夜のこと、フラッシュバックのように思い出して、恥ずかしさで体が固まる・・・

 サイドボードに置いてあったメガネをかけると、そこにはメモ書きが置いてあって――――
『早朝、会社から連絡あったので、一旦、帰宅します。また月曜日に話そう。』
 メモの最後には、藤崎さんのメールアドレスと、電話番号が書いてあった。


 ――(2日後)月曜日―――

「二ノ宮さんいるかな?」
 デザイン室に入って、いつも座ってる彼女の席を見ると、空席になっていた。
 隣の席の女性に声をかける。
「あ、藤崎さん、お疲れさまです。二ノ宮ですか? えっと、確か、資料室に・・・過去のデータの整理するからって」

 ――― 15階 資料室 ――――

「あれ?・・・いない、かな?」
 書庫のような資料室の中央には長いテーブルと椅子があって、テーブルの上には、飲みかけのペットボトルが置かれたまま。
 部屋の端に、高くつまれた段ボールが見える。
 その段ボールのタワーのほうで、かすかに物音がした。

「・・・二ノ宮さん?」
 呼んでみるけど、段ボールに隠れた人影は出てこない。

「二ノ宮さん、話があるんだけど。」
 隠れていた段ボールから、気まずそうに、恥ずかしそうに二ノ宮さんが出てきた。

「お、おはようございます・・・」


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