14 / 17
14.資料室での会話
しおりを挟む
「なんか、俺、避けられてる?」
「い、いえ、そんなことは・・・」
「・・・土曜の事なんだけど、早朝、会社から急に連絡が入って・・・。
あの後、連絡取りたかったんだけど、二ノ宮さんの連絡先、知らなくて。」
彼女の肩がピクっと反応したように見えた。
「・・・企画部、今、複数の案件かかえて、大変だって、聞いてました・・・。
あっ、そうだ、ほ、ホテル代、後でお支払いしていいですか?」
「いや、それはいいよ。それよりも・・・体・・・金曜は、無理させちゃったかな?」
うつむいたままの彼女の顔が、ますます赤くなる。
「い・・・いえ・・・」
「えっと、私からも、藤崎さんに話があって・・・レストランでの約束・・・」
「あぁ、もちろん、覚えてる。・・・心配しなくて、大丈夫。」
「あ、あと・・・ホテルでのことも、忘れて欲しいんです」
「・・・・・・なぜ?」
彼女が、バッと顔をあげた。
「なぜって・・・・あのっ・・・酔って、私から誘ったっていうのは・・本当でしょうか?」
彼女の語尾がだんだん小さくなる。
「うん・・・、実際されたいの?って聞いたら、『はい』って答えてた。
酔ってても、二ノ宮さん、俺の質問に、全部正直に答えてたと思う。」
(俺が事前に約束させたし・・)
「だったら、本当に忘れてほしいです!」
「きっと・・・軽蔑されてるし・・・・同じ会社で働けません・・・」
「なんで軽蔑・・・」
彼女の考えてることが少しわかった気がした。
聞こえないよう、小さくすっと息を吸って、彼女の顔を見た。
「二ノ宮さん、俺の話を聞いてくれる?」
彼女を中央にあるテーブルの席に座るよううながし、自分もテーブルを挟んで
真向いじゃなく、斜めの位置に腰掛けた。
「い、いえ、そんなことは・・・」
「・・・土曜の事なんだけど、早朝、会社から急に連絡が入って・・・。
あの後、連絡取りたかったんだけど、二ノ宮さんの連絡先、知らなくて。」
彼女の肩がピクっと反応したように見えた。
「・・・企画部、今、複数の案件かかえて、大変だって、聞いてました・・・。
あっ、そうだ、ほ、ホテル代、後でお支払いしていいですか?」
「いや、それはいいよ。それよりも・・・体・・・金曜は、無理させちゃったかな?」
うつむいたままの彼女の顔が、ますます赤くなる。
「い・・・いえ・・・」
「えっと、私からも、藤崎さんに話があって・・・レストランでの約束・・・」
「あぁ、もちろん、覚えてる。・・・心配しなくて、大丈夫。」
「あ、あと・・・ホテルでのことも、忘れて欲しいんです」
「・・・・・・なぜ?」
彼女が、バッと顔をあげた。
「なぜって・・・・あのっ・・・酔って、私から誘ったっていうのは・・本当でしょうか?」
彼女の語尾がだんだん小さくなる。
「うん・・・、実際されたいの?って聞いたら、『はい』って答えてた。
酔ってても、二ノ宮さん、俺の質問に、全部正直に答えてたと思う。」
(俺が事前に約束させたし・・)
「だったら、本当に忘れてほしいです!」
「きっと・・・軽蔑されてるし・・・・同じ会社で働けません・・・」
「なんで軽蔑・・・」
彼女の考えてることが少しわかった気がした。
聞こえないよう、小さくすっと息を吸って、彼女の顔を見た。
「二ノ宮さん、俺の話を聞いてくれる?」
彼女を中央にあるテーブルの席に座るよううながし、自分もテーブルを挟んで
真向いじゃなく、斜めの位置に腰掛けた。
0
あなたにおすすめの小説
密会~合コン相手はドS社長~
日下奈緒
恋愛
デザイナーとして働く冬佳は、社長である綾斗にこっぴどくしばかれる毎日。そんな中、合コンに行った冬佳の前の席に座ったのは、誰でもない綾斗。誰かどうにかして。
Melty romance 〜甘S彼氏の執着愛〜
yuzu
恋愛
人数合わせで強引に参加させられた合コンに現れたのは、高校生の頃に少しだけ付き合って別れた元カレの佐野充希。適当にその場をやり過ごして帰るつもりだった堀沢真乃は充希に捕まりキスされて……
「オレを好きになるまで離してやんない。」
なし崩しの夜
春密まつり
恋愛
朝起きると栞は見知らぬベッドの上にいた。
さらに、隣には嫌いな男、悠介が眠っていた。
彼は昨晩、栞と抱き合ったと告げる。
信じられない、嘘だと責める栞に彼は不敵に微笑み、オフィスにも関わらず身体を求めてくる。
つい流されそうになるが、栞は覚悟を決めて彼を試すことにした。
禁断溺愛
流月るる
恋愛
親同士の結婚により、中学三年生の時に湯浅製薬の御曹司・巧と義兄妹になった真尋。新しい家族と一緒に暮らし始めた彼女は、義兄から独占欲を滲ませた態度を取られるようになる。そんな義兄の様子に、真尋の心は揺れ続けて月日は流れ――真尋は、就職を区切りに彼への想いを断ち切るため、義父との養子縁組を解消し、ひっそりと実家を出た。しかし、ほどなくして海外赴任から戻った巧に、その事実を知られてしまう。当然のごとく義兄は大激怒で真尋のマンションに押しかけ、「赤の他人になったのなら、もう遠慮する必要はないな」と、甘く淫らに懐柔してきて……? 切なくて心が甘く疼く大人のエターナル・ラブ。
イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる(イケメンエリートシリーズ第四弾)
便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある
IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC”
謎多き噂の飛び交う外資系一流企業
日本内外のイケメンエリートが
集まる男のみの会社
そのイケメンエリート軍団のキャップ的存在
唯一の既婚者、中山トオルの意外なお話
中山加恋(20歳)
二十歳でトオルの妻になる
何不自由ない新婚生活だが若さゆえ好奇心旺盛
中山トオル(32歳)
17歳の加恋に一目ぼれ
加恋の二十歳の誕生日に強引に結婚する
加恋を愛し過ぎるあまりたまに壊れる
会社では群を抜くほどの超エリートが、
愛してやまない加恋ちゃんに
振り回されたり落ち込まされたり…
そんなイケメンエリートの
ちょっと切なくて笑えるお話
鬼上官と、深夜のオフィス
99
恋愛
「このままでは女としての潤いがないまま、生涯を終えてしまうのではないか。」
間もなく30歳となる私は、そんな焦燥感に駆られて婚活アプリを使ってデートの約束を取り付けた。
けれどある日の残業中、アプリを操作しているところを会社の同僚の「鬼上官」こと佐久間君に見られてしまい……?
「婚活アプリで相手を探すくらいだったら、俺を相手にすりゃいい話じゃないですか。」
鬼上官な同僚に翻弄される、深夜のオフィスでの出来事。
※性的な事柄をモチーフとしていますが
その描写は薄いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる