詞集③

華愁

文字の大きさ
上 下
8 / 8

死に場所を求めて

しおりを挟む
母親と喧嘩した私、佐山実里は
その日の明け方に家を出て行った。

本当に何も持たずに出て来たから
着の身着のままだ。

どれくらい歩いたか時間感覚は
とっくになくなっていて気付けば
見つけた廃ビルの屋上に居た。

柵のない屋上。

私は目を瞑って一歩足を出した……
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

1 / 3

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

【完結】王太子は元婚約者から逃走する

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:158

あまのじゃくの子

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:5

夢のような現実で今日も様々な世界へ旅をする〜world memories〜

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

廃工場の殺人

ミステリー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

枯れてもまた、咲けばいい。

大衆娯楽 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

空っぽ少年と色深き者たち ~世界を彩る物語~

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:25

処理中です...