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第四話 “最期”なんて言わせない④
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十日後、僕と龍之介君は“芥川家”にきた。
「文・比呂志・多加志・也寸志、ただいま」
龍之介君が玄関を開けると文さんが出てきた。
「龍之介!? 十日もどこに行っていたの?」
「ちょっと訳あって、
犀星君の家にお世話になっていたんだ……」
龍之介君は文さんの見えない
位置の僕の着物の裾を掴んでいた。
「何があったの?」
夫が十日も行方不明だったのだから、
何があったのか気になるのは普通だと思う。
「室生さん、夫の龍之介が
お世話になったようでありがとうございます」
「いえ、“親友”ですから」
僕の言い回しに龍之介の
着物を掴む手に若干、力が入った。
着物を握っている手を撫でた。
文さんから見えない角度。
「僕は十日前、“自害 ”する前にどうしても犀星君に
会いたくて、室生家に行ったんだ。
文や比呂志・多加志・也寸志には悪いと思っているけど……僕は犀星君を愛してるいるんだ……
犀星君の奥さんのとみ子さんが僕のことを“義妻”って言って受け入れてくれた……」
「ちょっと待って、“義妻”って、それは龍之介が
室生さんの“内縁の妻”ってこと!?」
文さんの声は裏返っていた。
とみ子が寛大で寛容過ぎるだけで文さんの反応が普通だ。
「そうだよ…… 僕は犀星君に“生かされた”。
犀星君が僕の全てを包み込んでくれたんだ……
僕は“犀星君の妻”になりたいと思うほどに愛してるんだ……」
龍之介君が吐露した時、 文さんの後ろから比呂志君が姿を現した。
「父さん、お帰り。
母さん、認めてあげたら?」
僕も龍之介君も文さんも比呂志君の言葉に驚いた。
「比呂志!?」
「俺さ、父さんが何かに追い詰めらてることに気付いてた。
なんていうかな……
目が死んでるっていうか、無理やり笑ってるっていうか、そんな感じだったけど、
今はちゃんと目に光が宿ってる。
それは、室生さんが父さんを抱き締めてくれたからでしょう?
なら、それでいいと思う。
ねぇ母さん、俺たちは父さんを“救えなかった”。
だけ、室生さんは
どんな形であれ、父さんを“救ってくれた”んだよ……
だって、父さんにとって、母さんも俺も多加志も也寸志も“守る側”けど、
室生さんといる時は“守られる側”になれる、
そうでしょう? 父さん」
比呂志君は今この場にいる、誰よりも大人だった。
「父さんは例えるなら、命綱なしで崖っぷちに立っていたようなものだったのを
室生さんが引っ張ってくれたんじゃないかな……
父さんを責めるのは簡単だけど、父さんが“生きて帰って来た”ことを
喜んであげようよ。
そして、室生さんに感謝しなきゃ。
室生さん、父さんを引っ張り上げてくれて
ありがとうございました」
僕に深々と頭を下げた比呂志君。
「龍之介君が僕に“助け”を求めてくれたから
僕は手を差しのべただけだよ。
愛する人を死なせたくなかったからね……」
いまだに僕の着物の裾を掴んでいる手を取り握った。
「文、僕は君たち家族を裏切っているんだと思う。
それでも、僕は犀星君を愛しているし救われたんだ。
僕は誰かに“甘えたかった”……
“甘えられる相手”が犀星君だったんだよ」
蝉の鳴き声すらも聞こえない程にしばし、静寂が訪れる。
龍之介君は“離さないで”というように、ぎゅっと
僕の手を握った。
「父さんはいつも、なにかに耐えるように家の中で息を潜めていて
息苦しそうだったけど、 室生さんの側は息がしやすいんでしょう?」
静寂を破ったのは比呂志君だった。
「そうだよ、犀星君の側にいると、安心できるんだ……
犀星君は僕の情けない姿も弱っている姿も受け入れてくれて、抱いてくれた」
龍之介君と“身体の関係”をもったのは事実だ。
「抱いてって……
“身体の関係”まで……」
文さんは困惑した声色で呟いた。
まさか、夫が他の男と“身体の関係”をもったうえに
“抱かれる側”だったことに二重の意味で驚いたんだろう。
「僕は犀星君に触れてもらって、“安らいだ”んだ。
“無条件”に甘えられる場所が
犀星君の腕の中だった。
文も比呂志も多加志も也寸志も
家族は大切だし愛してるが“僕自身”が
“守られる”場所がほしかった……」
龍之介君は繋いでいる僕の手に力が入った。
「“義妻”という呼び方は僕の妻・とみ子の
冗談ですけど龍之介君が
僕に甘えてくれるなら呼称なんでもいいんですよ」
「“文豪”・“夫”・“父親”、役割がいくらあっても
あくまでも、“一人の人間”なんだから
“自分自身”を見てほしいと思うのも無条件で“甘えたい”と思うのも普通の感情だと思う」
比呂志君の冷静な分析と判断に
僕たちは息を飲んだ。
「比呂志は僕がぎりぎりで
立っていることに気付いていたんだね」
「気付いていたけど、あえて言わなかった。
言ったら、そのぎりぎりの均衡さえも
崩れてしまうと思ったから。
俺は室生さんに父さんを
“奪われた”とは思っていないんです」
文さんは息子の言葉にビクッと肩を震わせた。
「比呂志!?」
「母さん、“奪われた”は違うんだよ。
父さんは室生さんのおかげで“帰ってきた”んだよ。
俺は父さんが“生きていて”くれるなら、
室生さんの“妻”でもいいと思うよ。
“妻”ってことは“守られる側”ってことでしょう?
“役割”に徹し過ぎて、いつの間にか
“壊れる”寸前だったのを室生さんが
抱き締めてくれたことで父さんは
“壊れず”に済んだんだよ。
お帰りなさい、父さん。
室生さん、父さんを連れ帰って来てくれて
ありがとうございました」
「比呂志君……僕の方こそ、ありがとう」
僕がお礼を言うと比呂志君は
ちょっとだけ照れ臭そうにしてから笑った。
「父さんが“一人の人間”としていられる場所が
できて嬉しかったんです」
小学四年生とは思えないほどに、
比呂志君は大人びている。
「十日前、父さんが室生さんの所に行かずに
“自害”していたら、俺たちは
“一生”父さんに会えなくなるところでしたんです。
それなら、父さんが“室生さんの妻”
という立場でも“生きていて”くれるなら、
反対する必要ないと思うんです。
父さんは家族を“捨てた”わけじゃなく
“新しい家族”ができたんですよね?
なら、それは喜ばしいことだと思うんです。
室生さんは父さんの“止まり木”なんですね。
それどころか、“比翼連理”?
きっと父さんはずっと“片翼”を探していて、
それが、室生さんだった。
“片翼“だけじゃ飛べないし、飛び続けるには
”休む場所“が必要だった……
父さんに“休む場所”を与えてくださって、
ありがとうございます」
今日“三度目”の比呂志君からの
“ありがとう”を受け取った。
「父さん、やっと“片翼”が見つかってよかったね。
室生さん、父さんのこと
よろしくお願いします」
「もちろんだよ、比呂志君。
龍之介君が“生きたい”と思っている限り、
僕は龍之介君の手を離さないよ」
誓うように繋いでいる龍之介君の手を
口元まで持ち上げて口づけをした。
「犀星君……!?」
龍之介君は僕の突然の口づけに慌てた声を上げた。
「龍之介君、今日は文さんたち
家族といてあげて。
明日、また来るよ」
僕は龍之介君の手を離した。
龍之介君は置いていかれた幼子のように
すがるような目で僕を見た。
「大丈夫、明日の朝、必ず来るから」
文さんと比呂志君の前で龍之介君の
額に口づけした。
「約束だよ?」
「明日の朝一番に迎えに来るから。
⟦離れていても、龍之介君を愛してるよ。
明日はたくさん抱いてあげるから、ね?⟧」
最後だけ、龍之介君の耳元で囁いた。
「……わかった、明日、待ってる。
⟦僕も愛してる⟧」
囁き返された言葉にほっこりした。
僕は文さんと比呂志君に
お辞儀をして芥川家を後にした。
「文・比呂志・多加志・也寸志、ただいま」
龍之介君が玄関を開けると文さんが出てきた。
「龍之介!? 十日もどこに行っていたの?」
「ちょっと訳あって、
犀星君の家にお世話になっていたんだ……」
龍之介君は文さんの見えない
位置の僕の着物の裾を掴んでいた。
「何があったの?」
夫が十日も行方不明だったのだから、
何があったのか気になるのは普通だと思う。
「室生さん、夫の龍之介が
お世話になったようでありがとうございます」
「いえ、“親友”ですから」
僕の言い回しに龍之介の
着物を掴む手に若干、力が入った。
着物を握っている手を撫でた。
文さんから見えない角度。
「僕は十日前、“自害 ”する前にどうしても犀星君に
会いたくて、室生家に行ったんだ。
文や比呂志・多加志・也寸志には悪いと思っているけど……僕は犀星君を愛してるいるんだ……
犀星君の奥さんのとみ子さんが僕のことを“義妻”って言って受け入れてくれた……」
「ちょっと待って、“義妻”って、それは龍之介が
室生さんの“内縁の妻”ってこと!?」
文さんの声は裏返っていた。
とみ子が寛大で寛容過ぎるだけで文さんの反応が普通だ。
「そうだよ…… 僕は犀星君に“生かされた”。
犀星君が僕の全てを包み込んでくれたんだ……
僕は“犀星君の妻”になりたいと思うほどに愛してるんだ……」
龍之介君が吐露した時、 文さんの後ろから比呂志君が姿を現した。
「父さん、お帰り。
母さん、認めてあげたら?」
僕も龍之介君も文さんも比呂志君の言葉に驚いた。
「比呂志!?」
「俺さ、父さんが何かに追い詰めらてることに気付いてた。
なんていうかな……
目が死んでるっていうか、無理やり笑ってるっていうか、そんな感じだったけど、
今はちゃんと目に光が宿ってる。
それは、室生さんが父さんを抱き締めてくれたからでしょう?
なら、それでいいと思う。
ねぇ母さん、俺たちは父さんを“救えなかった”。
だけ、室生さんは
どんな形であれ、父さんを“救ってくれた”んだよ……
だって、父さんにとって、母さんも俺も多加志も也寸志も“守る側”けど、
室生さんといる時は“守られる側”になれる、
そうでしょう? 父さん」
比呂志君は今この場にいる、誰よりも大人だった。
「父さんは例えるなら、命綱なしで崖っぷちに立っていたようなものだったのを
室生さんが引っ張ってくれたんじゃないかな……
父さんを責めるのは簡単だけど、父さんが“生きて帰って来た”ことを
喜んであげようよ。
そして、室生さんに感謝しなきゃ。
室生さん、父さんを引っ張り上げてくれて
ありがとうございました」
僕に深々と頭を下げた比呂志君。
「龍之介君が僕に“助け”を求めてくれたから
僕は手を差しのべただけだよ。
愛する人を死なせたくなかったからね……」
いまだに僕の着物の裾を掴んでいる手を取り握った。
「文、僕は君たち家族を裏切っているんだと思う。
それでも、僕は犀星君を愛しているし救われたんだ。
僕は誰かに“甘えたかった”……
“甘えられる相手”が犀星君だったんだよ」
蝉の鳴き声すらも聞こえない程にしばし、静寂が訪れる。
龍之介君は“離さないで”というように、ぎゅっと
僕の手を握った。
「父さんはいつも、なにかに耐えるように家の中で息を潜めていて
息苦しそうだったけど、 室生さんの側は息がしやすいんでしょう?」
静寂を破ったのは比呂志君だった。
「そうだよ、犀星君の側にいると、安心できるんだ……
犀星君は僕の情けない姿も弱っている姿も受け入れてくれて、抱いてくれた」
龍之介君と“身体の関係”をもったのは事実だ。
「抱いてって……
“身体の関係”まで……」
文さんは困惑した声色で呟いた。
まさか、夫が他の男と“身体の関係”をもったうえに
“抱かれる側”だったことに二重の意味で驚いたんだろう。
「僕は犀星君に触れてもらって、“安らいだ”んだ。
“無条件”に甘えられる場所が
犀星君の腕の中だった。
文も比呂志も多加志も也寸志も
家族は大切だし愛してるが“僕自身”が
“守られる”場所がほしかった……」
龍之介君は繋いでいる僕の手に力が入った。
「“義妻”という呼び方は僕の妻・とみ子の
冗談ですけど龍之介君が
僕に甘えてくれるなら呼称なんでもいいんですよ」
「“文豪”・“夫”・“父親”、役割がいくらあっても
あくまでも、“一人の人間”なんだから
“自分自身”を見てほしいと思うのも無条件で“甘えたい”と思うのも普通の感情だと思う」
比呂志君の冷静な分析と判断に
僕たちは息を飲んだ。
「比呂志は僕がぎりぎりで
立っていることに気付いていたんだね」
「気付いていたけど、あえて言わなかった。
言ったら、そのぎりぎりの均衡さえも
崩れてしまうと思ったから。
俺は室生さんに父さんを
“奪われた”とは思っていないんです」
文さんは息子の言葉にビクッと肩を震わせた。
「比呂志!?」
「母さん、“奪われた”は違うんだよ。
父さんは室生さんのおかげで“帰ってきた”んだよ。
俺は父さんが“生きていて”くれるなら、
室生さんの“妻”でもいいと思うよ。
“妻”ってことは“守られる側”ってことでしょう?
“役割”に徹し過ぎて、いつの間にか
“壊れる”寸前だったのを室生さんが
抱き締めてくれたことで父さんは
“壊れず”に済んだんだよ。
お帰りなさい、父さん。
室生さん、父さんを連れ帰って来てくれて
ありがとうございました」
「比呂志君……僕の方こそ、ありがとう」
僕がお礼を言うと比呂志君は
ちょっとだけ照れ臭そうにしてから笑った。
「父さんが“一人の人間”としていられる場所が
できて嬉しかったんです」
小学四年生とは思えないほどに、
比呂志君は大人びている。
「十日前、父さんが室生さんの所に行かずに
“自害”していたら、俺たちは
“一生”父さんに会えなくなるところでしたんです。
それなら、父さんが“室生さんの妻”
という立場でも“生きていて”くれるなら、
反対する必要ないと思うんです。
父さんは家族を“捨てた”わけじゃなく
“新しい家族”ができたんですよね?
なら、それは喜ばしいことだと思うんです。
室生さんは父さんの“止まり木”なんですね。
それどころか、“比翼連理”?
きっと父さんはずっと“片翼”を探していて、
それが、室生さんだった。
“片翼“だけじゃ飛べないし、飛び続けるには
”休む場所“が必要だった……
父さんに“休む場所”を与えてくださって、
ありがとうございます」
今日“三度目”の比呂志君からの
“ありがとう”を受け取った。
「父さん、やっと“片翼”が見つかってよかったね。
室生さん、父さんのこと
よろしくお願いします」
「もちろんだよ、比呂志君。
龍之介君が“生きたい”と思っている限り、
僕は龍之介君の手を離さないよ」
誓うように繋いでいる龍之介君の手を
口元まで持ち上げて口づけをした。
「犀星君……!?」
龍之介君は僕の突然の口づけに慌てた声を上げた。
「龍之介君、今日は文さんたち
家族といてあげて。
明日、また来るよ」
僕は龍之介君の手を離した。
龍之介君は置いていかれた幼子のように
すがるような目で僕を見た。
「大丈夫、明日の朝、必ず来るから」
文さんと比呂志君の前で龍之介君の
額に口づけした。
「約束だよ?」
「明日の朝一番に迎えに来るから。
⟦離れていても、龍之介君を愛してるよ。
明日はたくさん抱いてあげるから、ね?⟧」
最後だけ、龍之介君の耳元で囁いた。
「……わかった、明日、待ってる。
⟦僕も愛してる⟧」
囁き返された言葉にほっこりした。
僕は文さんと比呂志君に
お辞儀をして芥川家を後にした。
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