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番外編④ 昔話
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芥原家に着くと、お祖父様だけでなく、両親もいた。
新島と彩流君の自己紹介を終えたところで
僕たちの前世について話さないかと彩流君に提案をした。
「そうだね、僕、室野彩流が“室生犀星”で
桜龍が“芥川龍之介”だった頃からの縁だからね」
彩流くんの言葉にお祖父様もお父様もお母様も周郷と新島も
驚き過ぎてその場にしばしの沈黙が流れた。
「お母様や、新島君はともかく、
お祖父様やお父様は
“芥川龍之介と室生犀星”の
共同著書の≪真実の愛≫という
作品を知ってる?」
「あぁ、同性愛を題材にした話だったな。
確か、お互いに既婚者のまま
恋人同士になったという……」
お祖父様は記憶を
手繰りよせるように答えた。
「あれは“芥川龍之介”と
“室生犀星”の“実話”だよ。
当時の家族は理解してくれていたんだ」
「実話!?」
お祖父様は僕と彩流くんを交互に見た。
「時代は許してくれなかったけど、
“芥川龍之介”の妻・文も長男の比呂志も、
“室生犀星”の妻・とみ子さんも理解してくれていた。
僕は自害する瞬間、“生まれ変わったら
女性になって、犀星君のお嫁さんになりたい”と願ったんだ」
あの時代、僕たちの愛は許されなかった。
「桜龍は“芥川龍之介”の生まれ変わりなのか?」
しどろもどろになりながら、お父様が訊いてきた。
「そうだね、僕の前世は“芥川龍之介”だよ。
願った通り、女性に生まれ変わって
“犀星君”の生まれ変わりの彩流くんと
巡り会えたことは“運命”だと思っているんだ」
僕は隣に座っている彩流くんの手を握った。
「そういえば、“犀星君”はいくつまで生きたの?」
「七十二歳、死因は肺癌。
僕も前世はヘビースモーカーだったからね」
苦笑しながら胸に手を当てた。
「ヘビースモーカーだったっていうなら
前世の僕もだったじゃないか。
現代でいえば、一日に九箱吸ってる計算だもんね。
でも、北原白秋先生の方が
もっとヘビースモーカーだったよね。
一日に十二箱は……ね?」
“犀星君”の師だった北原白秋先生は
僕以上のヘビースモーカーだった。
「あはは、懐かしいね……
あの頃、“文学”と“煙草”は
セットみたいなものだったよね」
「まぁ、そうだね……
僕と直木三十五君はゴールデンバットを好んでいたけど、
夏目漱石先生と谷崎潤一郎君は
敷島派だったね。
僕は今世では未成年だし、
二十歳になっても煙草を
吸うつもりはないけど彩流くんは?」
「僕も今世は非喫煙者だよ、
長生きしたいからね。
〚僕が大学を卒業したら婚姻届を出したい。
“室野桜龍”になって欲しいな。
それから、僕の子供を産んでくれるかい?〛」
“犀星君”の口調で耳元で囁かれた言葉に
僕は赤くなった顔を隠すように彩流くんに抱き着いた。
「〚い、いきなり、何をいい出すんだい!!
彩流くんのバカ……
……僕だって、君との家族の形はほしいけど〛」
嬉しいけど、恥ずかしい……
「〚駄目かい?〛」
だから、“犀星君”の口調で話すのは反則~!!
「〚駄目なわけじゃないけど、婚姻届はともかく、
子供は僕が大学を卒業するまで待っててくれる?〛」
僕たちの内緒話は向かい座ってるお祖父様とお父様、
お母様や周郷、新島には聞こえていないだろうけど……
「〚もちろん、ただ、約束がほしかっただけさ〛」
ふふ、“約束”ね。
「〚因みに、彩流くんは子供は何人ほしい?〛」
「〚三人かな。桜龍は?〛」
僕は……
「〚四人かな……男の子と女の子二人ずつ。
早く、彩流くんに抱かれたい……〛」
僕がそう言うと彩流くんは
優しく頭を撫でてくれた。
「んん、お二人が大変仲が
よろしいのは十分に伝わりましたので
お話の続きをお聞かせ願えますでしょうか?」
周郷に言われて、僕は慌てて
彩流君から離れた。
「前世、一番、寛大で寛容だったのはとみ子さんだったと思う」
「そうだろうね、
“室生犀星の妻”だったとみ子は僕たちが
目の前でキスをしていてもニコニコと 笑っていたくらいだからね」
彩流くんの言葉にお母様が
口元を抑えて驚いた顔をした。
「凄い奥様ね……
❰私なら、目を反らしてしまうかもしれないわね❱」
まぁ、普通はそうだよね。
お母様の❰声❱に内心で同意した。
「“龍之介君”にさっさ思いを伝えたらどうだと言ったのも“とみ子”だったしね。
“龍之介君”は“とみ子”の俳句を覚えているかい?」
もちろん覚えている。
「(ー沈黙の先に 残るものは 後悔のみー)
って言っていたね」
「そうそう。
黙ったままじゃ後悔するから
さっさと言ったらどうだってね」
懐かしいな。
「ただ、今世で彩流くんと
一緒になるには、まずは、
夏休み中に鵲財閥の
馬鹿息子をどうにかしないと始まらない」
「ねぇ桜龍、それって
鵲當真のこと?」
あれ? 彩流くんは鵲財閥の
馬鹿息子を知ってる?
「そうだよ、彩流くん、
知ってるの?」
「うん、同じ大学だからね。
経済学部の三年生で
留年寸前。
見た目は派手で金持ちだから
取り巻きはいるけど
金蔓としか思われるてない。
だけど本人は文字通り
馬鹿だから気付いてない」
どの時代にもそういう人間はいるんだね……
「うわぁ~
僕たちが一番苦手なタイプ……
やっぱり、早急に対処しなきゃ……
彩流くん、話の途中だけど
ちょっとごめん」
僕は学生鞄からノートパソコンを
取り出しキーボードを叩いた。
“頭脳戦”なら誰にも負けない。
「彩流くんは鵲當真の
取り巻きの中に知り合いはいる?」
「知り合いではないけど、
同じゼミに鵲當真の
取り巻きの一人がいるよ。
名前は確か……
橋上だったかな?
性格は気弱で他の取り巻きよりは
近付きやすいかも」
僕は彩流くんの言葉を
ノートパソコンのに打ち込んでいく。
「まとめると、鵲當真は
見た目は派手で常に取り巻きを
侍らせているが 留年寸前の馬鹿。
典型的な承認欲求が強いタイプだね。
釣書の写真しか見てなかったから
性格までは知らなかったよ」
物凄く厄介なタイプだ。
「一番面倒で厄介なタイプだね……
頭脳戦は得意だけど、
慎重にやらないとね……
彩流くん、橋上って子に
さりげなく近付いてみてほしいんだ。
ただ、ストレートに鵲當真のことを
訊くのはリスキーだから気を付けてね」
「了解」
新島と彩流君の自己紹介を終えたところで
僕たちの前世について話さないかと彩流君に提案をした。
「そうだね、僕、室野彩流が“室生犀星”で
桜龍が“芥川龍之介”だった頃からの縁だからね」
彩流くんの言葉にお祖父様もお父様もお母様も周郷と新島も
驚き過ぎてその場にしばしの沈黙が流れた。
「お母様や、新島君はともかく、
お祖父様やお父様は
“芥川龍之介と室生犀星”の
共同著書の≪真実の愛≫という
作品を知ってる?」
「あぁ、同性愛を題材にした話だったな。
確か、お互いに既婚者のまま
恋人同士になったという……」
お祖父様は記憶を
手繰りよせるように答えた。
「あれは“芥川龍之介”と
“室生犀星”の“実話”だよ。
当時の家族は理解してくれていたんだ」
「実話!?」
お祖父様は僕と彩流くんを交互に見た。
「時代は許してくれなかったけど、
“芥川龍之介”の妻・文も長男の比呂志も、
“室生犀星”の妻・とみ子さんも理解してくれていた。
僕は自害する瞬間、“生まれ変わったら
女性になって、犀星君のお嫁さんになりたい”と願ったんだ」
あの時代、僕たちの愛は許されなかった。
「桜龍は“芥川龍之介”の生まれ変わりなのか?」
しどろもどろになりながら、お父様が訊いてきた。
「そうだね、僕の前世は“芥川龍之介”だよ。
願った通り、女性に生まれ変わって
“犀星君”の生まれ変わりの彩流くんと
巡り会えたことは“運命”だと思っているんだ」
僕は隣に座っている彩流くんの手を握った。
「そういえば、“犀星君”はいくつまで生きたの?」
「七十二歳、死因は肺癌。
僕も前世はヘビースモーカーだったからね」
苦笑しながら胸に手を当てた。
「ヘビースモーカーだったっていうなら
前世の僕もだったじゃないか。
現代でいえば、一日に九箱吸ってる計算だもんね。
でも、北原白秋先生の方が
もっとヘビースモーカーだったよね。
一日に十二箱は……ね?」
“犀星君”の師だった北原白秋先生は
僕以上のヘビースモーカーだった。
「あはは、懐かしいね……
あの頃、“文学”と“煙草”は
セットみたいなものだったよね」
「まぁ、そうだね……
僕と直木三十五君はゴールデンバットを好んでいたけど、
夏目漱石先生と谷崎潤一郎君は
敷島派だったね。
僕は今世では未成年だし、
二十歳になっても煙草を
吸うつもりはないけど彩流くんは?」
「僕も今世は非喫煙者だよ、
長生きしたいからね。
〚僕が大学を卒業したら婚姻届を出したい。
“室野桜龍”になって欲しいな。
それから、僕の子供を産んでくれるかい?〛」
“犀星君”の口調で耳元で囁かれた言葉に
僕は赤くなった顔を隠すように彩流くんに抱き着いた。
「〚い、いきなり、何をいい出すんだい!!
彩流くんのバカ……
……僕だって、君との家族の形はほしいけど〛」
嬉しいけど、恥ずかしい……
「〚駄目かい?〛」
だから、“犀星君”の口調で話すのは反則~!!
「〚駄目なわけじゃないけど、婚姻届はともかく、
子供は僕が大学を卒業するまで待っててくれる?〛」
僕たちの内緒話は向かい座ってるお祖父様とお父様、
お母様や周郷、新島には聞こえていないだろうけど……
「〚もちろん、ただ、約束がほしかっただけさ〛」
ふふ、“約束”ね。
「〚因みに、彩流くんは子供は何人ほしい?〛」
「〚三人かな。桜龍は?〛」
僕は……
「〚四人かな……男の子と女の子二人ずつ。
早く、彩流くんに抱かれたい……〛」
僕がそう言うと彩流くんは
優しく頭を撫でてくれた。
「んん、お二人が大変仲が
よろしいのは十分に伝わりましたので
お話の続きをお聞かせ願えますでしょうか?」
周郷に言われて、僕は慌てて
彩流君から離れた。
「前世、一番、寛大で寛容だったのはとみ子さんだったと思う」
「そうだろうね、
“室生犀星の妻”だったとみ子は僕たちが
目の前でキスをしていてもニコニコと 笑っていたくらいだからね」
彩流くんの言葉にお母様が
口元を抑えて驚いた顔をした。
「凄い奥様ね……
❰私なら、目を反らしてしまうかもしれないわね❱」
まぁ、普通はそうだよね。
お母様の❰声❱に内心で同意した。
「“龍之介君”にさっさ思いを伝えたらどうだと言ったのも“とみ子”だったしね。
“龍之介君”は“とみ子”の俳句を覚えているかい?」
もちろん覚えている。
「(ー沈黙の先に 残るものは 後悔のみー)
って言っていたね」
「そうそう。
黙ったままじゃ後悔するから
さっさと言ったらどうだってね」
懐かしいな。
「ただ、今世で彩流くんと
一緒になるには、まずは、
夏休み中に鵲財閥の
馬鹿息子をどうにかしないと始まらない」
「ねぇ桜龍、それって
鵲當真のこと?」
あれ? 彩流くんは鵲財閥の
馬鹿息子を知ってる?
「そうだよ、彩流くん、
知ってるの?」
「うん、同じ大学だからね。
経済学部の三年生で
留年寸前。
見た目は派手で金持ちだから
取り巻きはいるけど
金蔓としか思われるてない。
だけど本人は文字通り
馬鹿だから気付いてない」
どの時代にもそういう人間はいるんだね……
「うわぁ~
僕たちが一番苦手なタイプ……
やっぱり、早急に対処しなきゃ……
彩流くん、話の途中だけど
ちょっとごめん」
僕は学生鞄からノートパソコンを
取り出しキーボードを叩いた。
“頭脳戦”なら誰にも負けない。
「彩流くんは鵲當真の
取り巻きの中に知り合いはいる?」
「知り合いではないけど、
同じゼミに鵲當真の
取り巻きの一人がいるよ。
名前は確か……
橋上だったかな?
性格は気弱で他の取り巻きよりは
近付きやすいかも」
僕は彩流くんの言葉を
ノートパソコンのに打ち込んでいく。
「まとめると、鵲當真は
見た目は派手で常に取り巻きを
侍らせているが 留年寸前の馬鹿。
典型的な承認欲求が強いタイプだね。
釣書の写真しか見てなかったから
性格までは知らなかったよ」
物凄く厄介なタイプだ。
「一番面倒で厄介なタイプだね……
頭脳戦は得意だけど、
慎重にやらないとね……
彩流くん、橋上って子に
さりげなく近付いてみてほしいんだ。
ただ、ストレートに鵲當真のことを
訊くのはリスキーだから気を付けてね」
「了解」
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