僕達は禁忌を犯す

華愁

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孝志視点


僕は友人の父親の誠さんと付き合ってる。

こぉなったのは
今から三ヶ月前、誠さんが
告白して来たことがきっかけだった。

何度かあったことのある誠さんに僕は
何時しか、抱いてはいけない
恋心を抱いていた。

だけど、まさか告白されるとは
予想外だったけど……

だけど、その告白に
僕はOKを出した。

こぉして、僕達の
友人にも言えない関係が始まった。


何時か終わる関係だとしても
今はこの幸せに浸っていたいと思った。

✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽

僕は今、誠さんと
身体を重ねてる最中。

「孝志、気持ちいいかい?」

訊かなくても分かってるくせに//////

「はい……気持ちいいです」

素直に答えたら誠さんが笑った。

「誠さん」

普段より少し高い声で
名前を呼んだらいい所を突かれた。

「んん……ぁっ!!ダメ……」

「ダメじゃないだろう?」

クスっと笑いながら
意地悪いことを言われた。

「誠さんのいじわる……」

僕は顔を反らした。

でも、そんな誠さんも
好きなんだから僕も大概だよな……

何時までも、誠さんが好きだ♡

誠さんと付き合い出して
もぉすぐ半年が経つ。

だけど、僕達は
世間に言えない関係……

それでも、半年記念に
何か送りたいと思っている。

週末、誠さんが
僕の為に借りてくれてる
マンションへ二人で帰る。

ラブホで充分だと最初は断った。

しかし、誠さんは
あんな所は嫌だと言った。

そしてもう一つ、
僕の声を誰にも聞かせたくないと……

「孝志、考え事かい?」

事情後、ベッドの中で
ボーっとしてた僕に
誠さんが心配そうに話し掛けて来た。

「うん、ちょっとね」

苦笑いした僕に勘違いしたらしい。

誠さんは、ドンと
僕を押し倒した。

「誠さん?」

「孝志は私の事好きかい?」

くすっ。

勘違いしてると気付いて
ちょっと優越感♪

「"好き"ではないです
"愛して"はいますよ?」

そぉ、
"好き"なんかじゃ
足りないくらい"愛してる"

「私も愛してるよ」

額にキスをされて抱き合って眠った。

*数日後*

僕は誠さんにブレスレットを送った。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

今日は特別何かある訳じゃない。

だけど、無償に
誠さんに会いたくなって
会社の近くまで来てしまった。

友人に見つかったら
まずいと思いながらも体は動いてしまった。

誠さんの仕事が終わるのが
大体午後八時から九時の間だ。

僕は近くのパン屋で時間を潰す。

携帯の時計は
現在午後七時四十分を指している。

僕の居るパン屋から
誠さんの会社目と鼻の先で
誰か出てくればすぐに分かる。

しかし、電話もメールも
しないで来たからきっと僕が居ると
知ったら吃驚びっくりするだろうな。

紅茶がなくなったからパン屋を出た。

現在の時刻は午後八時二十分。

誠さんらしき人が
出てくる気配はない。

やっぱり、連絡するべきだったかなぁ……

それから、十五分後
誠さんが僕に気づいた。

「孝志!?」

「こんばんは、誠さん」

やっぱり吃驚してる。

「何時から来てたんだい?」

「こっちに着いたのが
七時四十分頃で
外に出たのが今さっきです」

ドッキリ成功だね。

「連絡してくれれば
迎えに行ったのに」

誠さんなら言うと思ったけど。

「たまには、僕誠さんを
迎えに来たかったんです」

外だが抱き着いた。

「急に来ちゃいましたけど、
何か用事とかありました?」

アイツとは今、あまり付き合いがないから
バレていないと思うけど、
誠さんも一人の父親だ。

構ってくれたりするのは
嬉しいけど、アイツに対して少し
罪悪感がある……

「大丈夫だよ」

「それなら、良かったです」

僕達は何時ものマンションに向かった。

何時か、この関係を
終わらせなくちゃいけないと思ってる。

誠さんの為にも僕の為にも……

マンションに着いて何時ものように
キッチンでお茶を淹れる。

「なぁ、孝志」
呼ばれたから笑顔で返事をした。

「はい」

「何か不安な事でもあるのかい?」

誠さんには、
何時か別れなきゃと
思ってた想いを
勘付かれてしまったのかもしれない。

「そぉですね」

"何時か"と思ってたけど

"今"話さなきゃいけないのかもしれない。

「誠さん」

隣に座り、ギュっと抱きつく。

これで最後かもしれないから

温もりを確かめるように抱きついた。

「孝志?」

不思議そうに僕の名前を呼んだ。

何時もは、恥ずかしがって
部屋の中でもあまり甘えた仕草をしない。

「誠さんは、僕と別れようと
思ったことありますか?」

唐突な質問。

「何を言い出すんだい?

そんなこと考えたこと
あるわけないだろう」

まぁ、そぉだろうな。

告白してきたのは
誠さんからだったんだから。

「孝志は私と別れたいのかい?」

抱きついてる僕を
膝の上に座らせて向きある形になる。

「今すぐというわけじゃ
ないですが、何時かは
別れなくちゃと思っています」

「私に愛想が尽きたのかい?」

そんことはない。

今も、これから先も
僕は誠さんを愛してる。

「それとも、
他に好きな人でも出来たのかい?」

それは違う。

「違います」

「じゃぁ、何で……」

押し倒すことが出来ないくらい
動揺しているみたいだ。

「僕も誠さんも男です」

そう、この国では
同性愛は認められていない。

それでもいいと思ったけど、
それじゃぁ、ダメなんだ。

「同性愛が嫌になったのかい?」

「そういう問題じゃないんです」


好きだからこそ、
愛してるからこそ
僕達は何時か別れなきゃならない。

「出来ることなら、
僕だって、死ぬまで一緒に居たいです」

これは本心だ。

「じゃぁ、何で別れ話なんて……」

誠さんの言う事も尤もだとだ。

「僕は、誠さんを
世界一愛してます。

だからこそ、
何時か別れなきゃならないんです」

「分かった、
孝志がそこまで言うならしょうがない」

チュっと額にキスをした
後に誠さんが言った。

「期限を決めよう」

自分から言い出した事なのに
胸の奥がチクリと痛んだ。

「期限は、孝志が
高校を卒業するまで」

後半年もないなぁ……

「分かりました」

残りの誠さんと時間を
どぉ過ごしていくか考えなくちゃ。

「後四ヶ月だが
その間はよろしくね」

「はい」

四ヵ月後、僕は
無事に高校を卒業した。

最後に抱かれた時は
放したくないとばかりに
何回も抱かれた。

しかし、あのマンションだけは
ずっとそのままだ。

誠さんには、解約して欲しいと
頼んだのだが短大からも此処からの方が
近いから住めばいいと言われた。

家賃が払えないからと
言えば、それは今までと
変わらず払ってくれるという。

結局、誠さんの押しに負けて
僕はあのマンションに住む事になった。

そして、十年後
僕も仕事をするようになり、
あのマンションの家賃を
自分で払えるようになった。

ふとカレンダーを見ると今日は誠さんと
付き合った日だと気づいた。

ピーンポン

チャイムが鳴った。

玄関のドアを開けて
其処に居たのはなんと誠さんだった。

「孝志、久しぶり」

これは夢だろうか?

十年前に別れた恋人に
会えるなんて……

「誠さん……?」

十年前と変わらずカッコイイ……

「そぉ、私だ。

未練がましいと自分でも思うが
この十年
孝志が居なくて淋しかった」

実を言うと僕もそぉだった。

二人の為と思って別れたのに

心にポッカリと穴が
開いたような気持ちだった。

「孝志、
もぉ一度私と付き合ってくれ」

二度目の告白。

結局僕等は離れられない
運命なのかもしれない。

「はい」

答えは決まってる。
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