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三章〜クレール・ベルクール編〜
54 報告会④
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夕方になると、ノアとノランが学校を終えてやって来た。
その後すぐにマルティネス王子も到着される。
ヴィクトール様と一緒に出迎え、エリアスお父様が揃うまでの間を他愛無い会話で過ごす。
今日は、この屋敷の料理長おすすめのハーブティーとケーキを振る舞ってくれた。
「そういえば、パーティーに出されたスウィーツはクレールが手掛けたと聞いたが、本当かい?」
ヴィクトール様が思い出したように切り出した。
そういえば、パーティーの日はのんびり話もできなかった。
あれだけホテルに通って作り上げた三種類のスイーツは、結局ヴィクトール様には食べてもらえなかったと思い込んでいたので、僕の口からは話題に出さないでいたのだ。
しかし、ヴィクトール様は食べてくれていたらしい。
「とても美味しかった。クレールが手紙に添えてくれている焼き菓子の味と傾向が似ていたから、もしかして……と思い、メイドに確認させたところ、やはりクレールが考案したと聞いたのだ。とても美味しかった。今度はクレール自身が作ったものを食べたい」
「食べて下さってたなんて、嬉しいです。是非、振る舞いたいです」
どうやら僕が会場を出たのと入れ違いで出されたようだ。
参加者も口を揃えて美味しいと言っていたとヴィクトール様が教えてくれた。
特にりんごがたっぷりと乗ったパイが人気だったと言う。
「ヴィクトール様はどれが一番気に入ってくれましか?」
「そうだね……どれも本当に美味しかったが、やはり私もりんごが乗ったパイが好きだったな。あのりんごはベルクール家の?」
「そうなんです。もし気に入ってくれれば、使って下さいという戦略もあったのですが、その後はエリアスお父様が引き継いでくださったので、どうなったのでしょう。僕も話の続きを今日聞きたいと思ってました」
気に入ってくれて良かった。
少しでもパーティーに貢献できたようだし。
外で馬車の音がする。
エリアスお父様が到着したようだ。
僕とヴィクトール様だけで出迎えてくると言って、外に出た。
「お仕事、お疲れ様です」
「あぁ、遅くなってすまない。全員揃っているようだね」
「はい。みんなでのんびりと過ごしておりました」
夕食の準備がもうすぐ整うだろうが、その前に発表したい。
ギリギリでエリアスお父様が帰ってきてくれて良かった。
僕とヴィクトール様はリビングで寛ぐみんなの前に立ち、ふうっと息を吐いた。
「あの、今日みんなに集まってもらったのは訳があります」
「クレールお兄様と、ヴィクトール様が結ばれたのでしょう? それは今に始まったことではありません。以前から好きあっていたとは、既に全員が気づいていますよ」
ノランが得意げに言う。
もう、完全に吹っ切れた様子で、僕を応援してくれているようだ。
「そう、ノランの言う通り僕にとってヴィクトール様は大切な存在です。それで、今日言いたいのは……」
「私とクレールが、番になったという報告だ」
ヴィクトール様の一言で、さすがのマルティネス王子やエリアス様も驚きを隠せない。
ノアとノランに至っては完全に固まってしまっている。
その横で、お昼に先に聞いていたアシルお母様とクララ様は歓喜に満ちた表情を見せた。
その後すぐにマルティネス王子も到着される。
ヴィクトール様と一緒に出迎え、エリアスお父様が揃うまでの間を他愛無い会話で過ごす。
今日は、この屋敷の料理長おすすめのハーブティーとケーキを振る舞ってくれた。
「そういえば、パーティーに出されたスウィーツはクレールが手掛けたと聞いたが、本当かい?」
ヴィクトール様が思い出したように切り出した。
そういえば、パーティーの日はのんびり話もできなかった。
あれだけホテルに通って作り上げた三種類のスイーツは、結局ヴィクトール様には食べてもらえなかったと思い込んでいたので、僕の口からは話題に出さないでいたのだ。
しかし、ヴィクトール様は食べてくれていたらしい。
「とても美味しかった。クレールが手紙に添えてくれている焼き菓子の味と傾向が似ていたから、もしかして……と思い、メイドに確認させたところ、やはりクレールが考案したと聞いたのだ。とても美味しかった。今度はクレール自身が作ったものを食べたい」
「食べて下さってたなんて、嬉しいです。是非、振る舞いたいです」
どうやら僕が会場を出たのと入れ違いで出されたようだ。
参加者も口を揃えて美味しいと言っていたとヴィクトール様が教えてくれた。
特にりんごがたっぷりと乗ったパイが人気だったと言う。
「ヴィクトール様はどれが一番気に入ってくれましか?」
「そうだね……どれも本当に美味しかったが、やはり私もりんごが乗ったパイが好きだったな。あのりんごはベルクール家の?」
「そうなんです。もし気に入ってくれれば、使って下さいという戦略もあったのですが、その後はエリアスお父様が引き継いでくださったので、どうなったのでしょう。僕も話の続きを今日聞きたいと思ってました」
気に入ってくれて良かった。
少しでもパーティーに貢献できたようだし。
外で馬車の音がする。
エリアスお父様が到着したようだ。
僕とヴィクトール様だけで出迎えてくると言って、外に出た。
「お仕事、お疲れ様です」
「あぁ、遅くなってすまない。全員揃っているようだね」
「はい。みんなでのんびりと過ごしておりました」
夕食の準備がもうすぐ整うだろうが、その前に発表したい。
ギリギリでエリアスお父様が帰ってきてくれて良かった。
僕とヴィクトール様はリビングで寛ぐみんなの前に立ち、ふうっと息を吐いた。
「あの、今日みんなに集まってもらったのは訳があります」
「クレールお兄様と、ヴィクトール様が結ばれたのでしょう? それは今に始まったことではありません。以前から好きあっていたとは、既に全員が気づいていますよ」
ノランが得意げに言う。
もう、完全に吹っ切れた様子で、僕を応援してくれているようだ。
「そう、ノランの言う通り僕にとってヴィクトール様は大切な存在です。それで、今日言いたいのは……」
「私とクレールが、番になったという報告だ」
ヴィクトール様の一言で、さすがのマルティネス王子やエリアス様も驚きを隠せない。
ノアとノランに至っては完全に固まってしまっている。
その横で、お昼に先に聞いていたアシルお母様とクララ様は歓喜に満ちた表情を見せた。
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