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番外編〜エリアスとアシルの出会い編〜
これは夢か幻 ★
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♦︎♢♦︎
意識が朦朧として、何も考えられない。今、自分の身に何が起きているのか、ここは何処なのか、何故こんなにも苦しいのか。だって、この症状はヒートではないか。
発情期が終わり、普段よりも抑制剤が効いているはずである。その上、アルファが集まるパーティー会場へ出るため、普段よりももっと強い抑制剤を服用していた。なのに、それでも自分は無意識的にフェロモンに当てられたのか。
パーティーに出席したのは間違いだった。
もっと時間をずらし、顔だけ見せて別邸に帰るべきだった。
エリアスに頼まれたとはいえ、律儀に約束を守らなければ良かった。
迷惑をかけるくらいなら、後から訊ねられた時に嘘を吐けば誰も傷付かずに済んだのだ。
いや、自分がそんな器用に立ち回れたとは考えられないが。それでももっと他にしようがあったのではないか。
それも今更である。
ヒートはどんどん症状が酷くなっていく。息が苦しい。
一人で過ごしてきた発情期でも、この苦しさは経験がない。
自然に起こる発情期なら、ヒートにも波がある。けれども今は違う。無理矢理発情させられているような、永遠に魘されるのではないかと不安になる程である。頭が割れるように痛い。急速に上昇する熱に、全身が壊れてしまいそうな感覚を覚える。
微かに鼻を掠める白檀が、意識を手放さないよう癒してくれる唯一の香りだった。
「……エリアス様……」名前を呼んだのは、自分では気付いていない。
ただ、誰かに助けて欲しかった。その相手がエリアスならどんなにいいかとは思っていた。
それは今に限らず、エリアスと出会ってから今まで、発情期や突然のヒートに見舞われるたびにそう思ってきた。
自分の中から放たれる熱を、彼のフェロモンで満たされればどんなに幸せだろうかと考えずにはいられない。婚約者のいる人をそんな目で見るのは穢らわしいとは分かっている。でも決して口には出さないから想像の中でだけは許して欲しかった。
「エリアス様」朦朧とする意識の中でその姿を求める。
『アシル、大丈夫だ。私がいる』
ふわりと包み込み、口付けられる。
気持ちいい。もっとして欲しい。
うっとりとするようなエリアスの口付けは、勿論アシルの想像の世界。本物のエリアスは今、アンナとの婚約発表をしている。ここにエリアスがいるはずはないのだ。
視界に映る彼も、妄想が見せる幻。
だから、思い切り甘えても構わない。
アシルはエリアスの首に腕を絡め、キスを求めた。
「んっ、っく……」
口中で蠢動するエリアスの舌に懐柔されていく。まるで本当にそうされているような気さえする。
体に触れる手が優しく扇状的に肌を滑る。
抱え上げられ、運ばれた先は絢爛な装飾が施された寝室だった。自分の部屋ではないし、見たことももない。それで(あぁ、やはりこれは夢か幻)だと確信した。
ベッドでエリアスに組み敷かれ、衣装を全て剥ぎ取られ、華奢な白肌を露わにする。
既に孔からはオメガの液が溢れ出し、中心をしとどに濡らしていた。
本物のエリアスにこんな痴態は晒せないが、夢の中だから平気だった。
首筋に吸い付かれ、デコルテに、胸元に、鬱血の痕を残していく。
胸の小さな蕾に吸い付き、舌で嬲る。
「あっ、はぁ……、もっと……」
『望むままに、アシル』
エリアスは更にアシルを責める。
白檀とアルファのフェロモンの香りで頭がくらくらする。それでもさっきまでの頭が割れるような痛みは引いてきた。夢の中でもアルファのフェロモンは効くらしい。
ならばもっと欲しい。
この体の中にアルファの精をたっぷりと注いで欲しい。
アシルは腰を浮かせてエリアスに屹立を擦り付ける。先端から垂れている透明の液をぬるぬるとエリアスの下腹に塗りつけた。
「んんっ、ぁ……、下が、さみしい」
『こうして欲しいのか?』
エリアスがアシルの屹立を握り、上下に激しく扱く。
「は、ぁあっ! ぁ、ぁ、イく、イくぅぅ……」
切なく掠れた声で喘ぎながら、アシルは早くも絶頂に達した。
それでも熱は引かない。それどころか、オメガの本能はもっとアルファを渇望する。
早く満たされたい。
「苦しい。エリアス様のフェロモンで満たしてください。この中に、たっぷりと精液を注いで下さい」
妄想の中のエリアスはいつもクールにアシルを抱く。なのに今日は彼も余裕がないように感じた。
アシルの言葉に煽られ性急に孔に指を当てる。
「ひゃ、ぁん」
自分の細い指しか入れたことのないそこに、エリアスの長い指がぷつりと這入った。
アシルの肉胴がエリアスの指を絞めつける。それでも隘路を広げながら奥へ奥へと侵入してくる。
内部から与えられる刺激に、アシルは自ら腰を揺らした。
この快感に抗わず受け入れた方がヒートの熱が少しでも治る気がする。というよりも、今のアシルに羞恥心などを持つ余裕はない。
ベルクール家に来てからは予定外のヒートなど起こしたりしなかったため、こんなに苦しむのが久しぶり過ぎて混乱しているのだ。
中を掻き乱され、二度目の吐精をする。指を抜かれただけでも鋭敏に反応してしまう。
『アシル、優しくできない。すまない』
「来てください。中に、中に射精してください!!」
エリアスの男根が押し込まれた。
「んぁぁああっ!! 熱い……くるし……」
『あぁ、アシル。どうか、どうか孕ってくれ。私の子供を……』
まだしっかりと解れていない肉胴に、エリアスの熱塊が這入ってくる。
腰を揺らしながら、ゆっくりと、ゆっくりと穿つ。
経験したことのない圧迫感に瞠目としながらも、滾るエリアスの熱を受け入れた。
意識が朦朧として、何も考えられない。今、自分の身に何が起きているのか、ここは何処なのか、何故こんなにも苦しいのか。だって、この症状はヒートではないか。
発情期が終わり、普段よりも抑制剤が効いているはずである。その上、アルファが集まるパーティー会場へ出るため、普段よりももっと強い抑制剤を服用していた。なのに、それでも自分は無意識的にフェロモンに当てられたのか。
パーティーに出席したのは間違いだった。
もっと時間をずらし、顔だけ見せて別邸に帰るべきだった。
エリアスに頼まれたとはいえ、律儀に約束を守らなければ良かった。
迷惑をかけるくらいなら、後から訊ねられた時に嘘を吐けば誰も傷付かずに済んだのだ。
いや、自分がそんな器用に立ち回れたとは考えられないが。それでももっと他にしようがあったのではないか。
それも今更である。
ヒートはどんどん症状が酷くなっていく。息が苦しい。
一人で過ごしてきた発情期でも、この苦しさは経験がない。
自然に起こる発情期なら、ヒートにも波がある。けれども今は違う。無理矢理発情させられているような、永遠に魘されるのではないかと不安になる程である。頭が割れるように痛い。急速に上昇する熱に、全身が壊れてしまいそうな感覚を覚える。
微かに鼻を掠める白檀が、意識を手放さないよう癒してくれる唯一の香りだった。
「……エリアス様……」名前を呼んだのは、自分では気付いていない。
ただ、誰かに助けて欲しかった。その相手がエリアスならどんなにいいかとは思っていた。
それは今に限らず、エリアスと出会ってから今まで、発情期や突然のヒートに見舞われるたびにそう思ってきた。
自分の中から放たれる熱を、彼のフェロモンで満たされればどんなに幸せだろうかと考えずにはいられない。婚約者のいる人をそんな目で見るのは穢らわしいとは分かっている。でも決して口には出さないから想像の中でだけは許して欲しかった。
「エリアス様」朦朧とする意識の中でその姿を求める。
『アシル、大丈夫だ。私がいる』
ふわりと包み込み、口付けられる。
気持ちいい。もっとして欲しい。
うっとりとするようなエリアスの口付けは、勿論アシルの想像の世界。本物のエリアスは今、アンナとの婚約発表をしている。ここにエリアスがいるはずはないのだ。
視界に映る彼も、妄想が見せる幻。
だから、思い切り甘えても構わない。
アシルはエリアスの首に腕を絡め、キスを求めた。
「んっ、っく……」
口中で蠢動するエリアスの舌に懐柔されていく。まるで本当にそうされているような気さえする。
体に触れる手が優しく扇状的に肌を滑る。
抱え上げられ、運ばれた先は絢爛な装飾が施された寝室だった。自分の部屋ではないし、見たことももない。それで(あぁ、やはりこれは夢か幻)だと確信した。
ベッドでエリアスに組み敷かれ、衣装を全て剥ぎ取られ、華奢な白肌を露わにする。
既に孔からはオメガの液が溢れ出し、中心をしとどに濡らしていた。
本物のエリアスにこんな痴態は晒せないが、夢の中だから平気だった。
首筋に吸い付かれ、デコルテに、胸元に、鬱血の痕を残していく。
胸の小さな蕾に吸い付き、舌で嬲る。
「あっ、はぁ……、もっと……」
『望むままに、アシル』
エリアスは更にアシルを責める。
白檀とアルファのフェロモンの香りで頭がくらくらする。それでもさっきまでの頭が割れるような痛みは引いてきた。夢の中でもアルファのフェロモンは効くらしい。
ならばもっと欲しい。
この体の中にアルファの精をたっぷりと注いで欲しい。
アシルは腰を浮かせてエリアスに屹立を擦り付ける。先端から垂れている透明の液をぬるぬるとエリアスの下腹に塗りつけた。
「んんっ、ぁ……、下が、さみしい」
『こうして欲しいのか?』
エリアスがアシルの屹立を握り、上下に激しく扱く。
「は、ぁあっ! ぁ、ぁ、イく、イくぅぅ……」
切なく掠れた声で喘ぎながら、アシルは早くも絶頂に達した。
それでも熱は引かない。それどころか、オメガの本能はもっとアルファを渇望する。
早く満たされたい。
「苦しい。エリアス様のフェロモンで満たしてください。この中に、たっぷりと精液を注いで下さい」
妄想の中のエリアスはいつもクールにアシルを抱く。なのに今日は彼も余裕がないように感じた。
アシルの言葉に煽られ性急に孔に指を当てる。
「ひゃ、ぁん」
自分の細い指しか入れたことのないそこに、エリアスの長い指がぷつりと這入った。
アシルの肉胴がエリアスの指を絞めつける。それでも隘路を広げながら奥へ奥へと侵入してくる。
内部から与えられる刺激に、アシルは自ら腰を揺らした。
この快感に抗わず受け入れた方がヒートの熱が少しでも治る気がする。というよりも、今のアシルに羞恥心などを持つ余裕はない。
ベルクール家に来てからは予定外のヒートなど起こしたりしなかったため、こんなに苦しむのが久しぶり過ぎて混乱しているのだ。
中を掻き乱され、二度目の吐精をする。指を抜かれただけでも鋭敏に反応してしまう。
『アシル、優しくできない。すまない』
「来てください。中に、中に射精してください!!」
エリアスの男根が押し込まれた。
「んぁぁああっ!! 熱い……くるし……」
『あぁ、アシル。どうか、どうか孕ってくれ。私の子供を……』
まだしっかりと解れていない肉胴に、エリアスの熱塊が這入ってくる。
腰を揺らしながら、ゆっくりと、ゆっくりと穿つ。
経験したことのない圧迫感に瞠目としながらも、滾るエリアスの熱を受け入れた。
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