【完結】『拝啓、親愛なる王子殿下』代書屋オメガの秘めたる愛を綴ります。

亜沙美多郎

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第三章

味わい続ける絶頂

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 さっきまで二本の指で解されていた孔に、三本目の指が這入った。
 柔らかくなったに肉胴は、簡単にそれを受け入れた。指で注挿しながら押し広げられる。
 集中的に孔ばかりを責められ、身悶える。奥の弱い場所を刺激されただけで徐に反応してしまう。
 それでも快楽を覚えた体はそこに触れて欲しくて手の動きに合わせて腰を揺らして『もっと責めて欲しい』と強請る。

 エルネスト王子殿下は首許に鬱血の痕をつけ、脇腹、腕……私の体に次々と赤い花を咲かせていった。
 そして下腹部、内腿を強く吸うと、しとどに濡れている屹立を舐めとっていく。
「はっ、ぁぁぁあああ!!! え、エノ様!! そんな口でなんて……ぁぁ、んんぅ……」
 私の言葉はお構いなしに、エルネスト王子殿下は屹立を口に含むと、根本から吸い上げた。
 口中で舌を這わせ先端の穴に押し付ける。
 既に二度達している私は、少しの刺激で簡単に果ててしまいそうだった。

 掻き乱されている孔からはオメガの液が溢れ、シーツを濡らしている。
 前からも後ろも同時に責められれば、身体を捩ろうにも身動きが取れず与えれ続ける快楽に溺れるしかなかった。
「あ、また……変な感じが……」
 下腹部の奥から迫り上がってくる感覚。絶頂に向けて、屹立に流れ込んで膨らむ。
 覚えてしまった。これは私が果てる予兆だと。
「イく……また……エノ様、出ちゃいます。顔を離してください。エノ様……」
 エルネスト王子殿下の口の中に吐精するなど失礼すぎる。
 必死に顔が離れるまで我慢しようとしたが、エルネスト王子殿下は離すどころかより激しく吸い上げた。
 卑猥な水音が屹立から伝わってくる。
 思い切り白濁を飛沫させたい。けれどエルネスト王子殿下は無言で攻め続けるだけだった。

 イキたい……イキたい……気持ちいい……。
 段々と意識が朦朧としてくると、無意識にエルネスト王子殿下の頭に両手を添え、腰を打ちつけていた。
「ん……」
 飛沫させる開放感に酔いしれる。
 三度目の吐精だというのに、我慢した分大量の白蜜を迸らせた。
 エルネスト王子殿下は私の白蜜を残らず飲み干した。
 吐精が終わっても、更に根本から吸い上げ残滓も舐めとっていく。

「甘い……」
 そう呟いて、エルネスト王子殿下はようやく屹立から顔を離したが、間髪入れず、指を抜いた孔からオメガの液まで飲み干してく。
 孔に舌を挿れ、その隙間に指も挿れ、より広がらせようと責められる。

「ま……あ……今、達したばかりで……あっ、ぁんっ……」
「もう少しだけ、頑張って。エクラ」
「そんなに言われても……奥ばっかり……や、また……私……」
 これまでにない快感に襲われる。
 最奥の同じ場所を刺激され続け、まだエルネスト王子殿下の男根は這入ってないというのに、屹立は再び吐精の準備に入る。
 こんなに立て続けに絶頂を味わい続けると意識を飛ばしてしまいそうだ。
 それでも休むことなく与えられ続ける快楽をやめて欲しくないと思っている自分がいる。いや、これはきっと本能がそのように働いているのだと自分に言い訳をした。
 オメガの性が快楽を求めてアルファを誘惑している。だからエルネスト王子殿下も責めるのを止められない。そう思い込まなければ、痴態を晒し続けている自我を慰められない。

 エルネスト王子殿下は「発情期中なのだから、遠慮せずに何度も果てていい」と言う。
 全て発情期のせいにしてしまおう。
 この快楽の大波からは逃れられない。
 受け入れた瞬間、白蜜ではない大量の水分が吹き出した。
「え、なに……止まらない……や、ぁぁ……」
 噴き上げた水分は自分では止められようもなく、勢いよく私の上肢を濡らしていく。
 その間もエルネスト王子殿下は孔を責めるのを止めなかった。
 弱い場所をぐいぐいと押し続け、更に水分は吹き上がる。

「恥ずかしい……」
 こんなにも堂々と漏らしてしまった。
 これまで発情期とは言えない。
 逃げ出したいほどの羞恥心に襲われる。
 けれどエルネスト王子殿下は嬉しそうに屹立を掴み、扱き始める。
「それ以上は、ダメです……殿下……え、エノ様……」
 放尿は止まらない。
 刺激を与えられいる間、出続けるのだろうか。

 涙目になっていると、「これは潮だよ」と優しく責めながら言う。
「エクラが、俺で気持ちよくなってくれてる証拠。だから嬉しい」
「うれ……しい?」
「あぁ、そして今、俺のがエクラのここに這入ると、もっと気持ちよくなれる」
 私の下腹部にそっと手を添える。
 ゾクリと腰が痺れた。
 欲しい……エルネスト王子殿下の固く反り上がったそれを、早く挿れて欲しい。
 けれどこれ以上の刺激を今与えられるのは、怖くもあった。
 これ以上の快楽は想像もできない。
 エルネスト王子殿下の中心で怒張している熱塊を受け入れたいと思った。

 私は両脚を拡げ、孔を晒した。
「這入ってきてください」
「俺も、もう限界だ」
 柔らかくなった孔に、エルネスト王子殿下の亀頭がずぶりと挿れられた。
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