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〜冬休み編〜
帰りたくない ーside天翔ー
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「おらっ天翔!!いい加減、寮に帰っぞ!」
都華咲が少しイラつきながら言ってる。なんでそんなに直ぐ帰りたがるの?
オレはもっと2人きりで居たいのに。
「……もう少し……ここに居たい……」
「天翔!!明日試験なんだから、さっさと帰って片付けして勉強してーんだよ!早く荷物まとめろよ!」
試験なんて、赤点取らなきゃいいじゃん。
そんなことよりも少しでも2人の時間を増やしたいって思ってくれないの?
オレは今日も明日も都華咲が作ったご飯を食べたいし、都華咲の洗濯物を洗ってあげたい。
2人で今日1日の反省会やったり、一緒に出演したTVを見てあーだこーだ喋っていたい。それだけなのに……。
「まだ……帰りたくない……」
都華咲の腕にしがみ付いた。
都華咲の口からため息が溢れ、呆れたような表情を浮かべてる。
「天翔?明日直ぐ寮に帰るって約束したから、俺は昨日一緒に寝たんだろ?」
「……うん……」
「なら、天翔がちゃんと約束守ってくんねーとな?ほら、荷物の準備手伝ってやっから」
都華咲がオレの部屋へと移動する。
待って待って!何でそんな急ぐの?まだ午前中だし、帰るなんてもっとゆっくりでいいじゃん。
「べ……勉強なら……ここでやっていけばイイ……でしょ?」
「だから!分かんねーとこ来夢に聞きたいんだよ。頼むから荷物まとめてくれよ。犬飼さんだってもう直ぐ来てくれるし」
もう10時になるじゃんって……焦ってる様子の都華咲……。
って犬飼さん!!もしかして、都華咲の味方してる?
あんなに応援してくれてたのに?
なんで朝の10時になんて迎えに来るの⁉︎
冬休みに、少しでもオレと都華咲の距離が縮むようにって、寮の同室物のBL漫画とか、芸能人系のBL漫画とか、幼馴染のやつとか……他にも色々貸してくれたのに。
結局どれを参考にしても全然フラグは立たなかった。
それよりもエッチなシーンにムラムラして、読む度お風呂で自慰行為しなくちゃいけなくなって、むしろ大変だったし。
(ってか、オレに18禁漫画貸したらダメじゃんね?)
はぁーあ……都華咲に抱かれたい。
椿、いいな……都華咲に抱かれて。オレも椿になりたい。小さくて、可愛い。椿になれる魔法があればいいのに。
ギュッと自分の肩を抱いた。
……キスさえしてくんないんだもんな。
ハッと我に戻ってスマホを手に取り、大急ぎで犬飼さんにメッセージを送る。
『まだ迎え来なくていい』
『そうなの?もう近くまで来てるのに!』
うわ!危なかった。強制的に帰らされるところだった。
部屋からオレを呼ぶ声が聞こえる。
急いで部屋に入ると、都華咲が手早く俺の荷物をまとめていた。
「クローゼットの物は片付いたけど、後は?」
はっ早い!!何でそんなにテキパキしてるの?
「都華咲、犬飼さんが……来るの遅れるって……」
「え?マジで?昼までに帰りてえのに」
「だから、もう少しゆっくりしよ?」
ったく、しゃーねえな……。と呟きながら、自分の荷物から勉強道具を取り出して、キッチンカウンターで勉強を始めた都華咲……。
「都華咲……折角だし、お茶しない?」
「ん?まあ、天翔が飲むならついでに取ってもらおっかな」
んぐっ!勉強やめないの?
都華咲は集中すると周りが目に入らなくなる。真剣な顔……カッコイイ……。
って!!呑気なこと思ってる場合じゃない!!
(んーーー!!こっち見ろーーー!!)
必死に念力を送るけど、全然届かなかった。
「都華咲?コーヒーと紅茶、どっちがイイ?」
「もう食器片付けたから、冷蔵庫のペットボトルしかねーから」
「え?食器……」
「だって明日業者入るんだから、犬飼さんの手間を少しでも減しとかねーと」
ガーーーン。お昼ご飯、都華咲に作ってもらおうと思ってたのに!
こっそり犬飼さんに『お昼ご飯買ってきて』と追加でメッセージを送った。
「都華咲、お菓子食べる?」
「…………」
はぁ~、凄い集中してる。もうオレの存在忘れてそ。
ソッと都華咲の口元にポテチを運んでみる。
「あん」
わっ!無意識で食べてくれた!ザクザクと心地よい咀嚼音を出し飲み込む。
(っよし!)
もう一枚。
「あん」
わわっ!食べた……。
オレの指も一緒に……。
都華咲の唇が触れた瞬間、心臓がバクん!と跳ねた。
人差し指の先が若干濡れてる。
都華咲はバリバリとポテチを食べながらも勉強に集中していた。
オレはコッソリと指先を舐める。
(関節キスって言うの?コレは……)
心臓が……うるさい……。
都華咲って、どんなキスするんだろ……。そんなことを考えながら口元をしばらく眺めてた。
ポテチを飲み込むと、ペットボトルのお茶を飲み干した。喉仏が豪快に上下する。
一つ一つの行動に男らしさが溢れてる。
そしてその動作は、とても綺麗だ。
ペットボトルの蓋を閉めながら、都華咲がジッとオレを見ていた。
ハッとして「なっ何?」と聞くとニヤリと笑って言った。
「もう、くんねーの?」
「あ……あげるよ!!」
慌てて袋に手を突っ込み、ガサっとポテチを掴んだ。
「そんなに食えねえよ」と都華咲は笑い、またノートに視線を落とした。
オレは時折、都華咲の口にポテチを運んでは眺める(見惚れる)……を繰り返す。
もうそれだけで十分幸せなんだ。
2人だけの静かな時間……。
やがて犬飼さんが到着すると、3人でご飯を食べた。
食べ終わるとまた直ぐに都華咲は帰ると言い出すだろう。
ここからが踏ん張りどきだ!
「都華咲、分からないところは犬飼さんに聞いてみれば?」
犬飼さんを肘で突く。
犬飼さんも察したように合わせてくれた。
「うん!分かるかどうかはさておき、何でも聞いてみて?」
「天翔、帰る気ねーな?」
「ふぬぬ……夜帰ればイイじゃん!」
「だから!さっさと片付け終わらせたいっつってんだろ!勉強しねーと、お前も一緒に試験受けんだぜ?大丈夫かよ」
「オレは、そんなことより都華咲との時間が大事なの!」
思わず叫んでしまった。
だって……都華咲が勉強勉強言うから……。
「試験なんて……赤点じゃなきゃいいじゃん……」
「俺は、仕事も学校も妥協したくねーだけだ。仕事が忙しいから勉強は出来ませんなんて、そんな言い訳使いたくねぇから」
……か……カッコイイーーー!!!!
また好きのレベルが上がっちゃった。
「つーか、どうせ帰してくんねーんだったら、来夢をこっちに呼べばいいじゃん」
都華咲が閃いて電話をかけ始めた。
え?来夢君を呼ぶの⁉︎ここに?
あわわわ………どうか来れませんように……来れませんように……。
少し話して電話を切ると「椿と磨理王にスウィーツ買いに出てるんだって!どんだけ甘やかしてんだ。あいつは」と残念そうに呟いた。
良かったーーー!!!
ありがとう!神様!ありがとう!来夢君!
そこから何だかんだと言い訳をしては、帰る時間を引き伸ばし、就寝時間ギリギリまで粘ることに成功した。
.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇
大切なお時間を頂き、ありがとうございます。
次回より3学期編。ついに最終章に入ります。
どうぞお付き合い下さいませ!
都華咲が少しイラつきながら言ってる。なんでそんなに直ぐ帰りたがるの?
オレはもっと2人きりで居たいのに。
「……もう少し……ここに居たい……」
「天翔!!明日試験なんだから、さっさと帰って片付けして勉強してーんだよ!早く荷物まとめろよ!」
試験なんて、赤点取らなきゃいいじゃん。
そんなことよりも少しでも2人の時間を増やしたいって思ってくれないの?
オレは今日も明日も都華咲が作ったご飯を食べたいし、都華咲の洗濯物を洗ってあげたい。
2人で今日1日の反省会やったり、一緒に出演したTVを見てあーだこーだ喋っていたい。それだけなのに……。
「まだ……帰りたくない……」
都華咲の腕にしがみ付いた。
都華咲の口からため息が溢れ、呆れたような表情を浮かべてる。
「天翔?明日直ぐ寮に帰るって約束したから、俺は昨日一緒に寝たんだろ?」
「……うん……」
「なら、天翔がちゃんと約束守ってくんねーとな?ほら、荷物の準備手伝ってやっから」
都華咲がオレの部屋へと移動する。
待って待って!何でそんな急ぐの?まだ午前中だし、帰るなんてもっとゆっくりでいいじゃん。
「べ……勉強なら……ここでやっていけばイイ……でしょ?」
「だから!分かんねーとこ来夢に聞きたいんだよ。頼むから荷物まとめてくれよ。犬飼さんだってもう直ぐ来てくれるし」
もう10時になるじゃんって……焦ってる様子の都華咲……。
って犬飼さん!!もしかして、都華咲の味方してる?
あんなに応援してくれてたのに?
なんで朝の10時になんて迎えに来るの⁉︎
冬休みに、少しでもオレと都華咲の距離が縮むようにって、寮の同室物のBL漫画とか、芸能人系のBL漫画とか、幼馴染のやつとか……他にも色々貸してくれたのに。
結局どれを参考にしても全然フラグは立たなかった。
それよりもエッチなシーンにムラムラして、読む度お風呂で自慰行為しなくちゃいけなくなって、むしろ大変だったし。
(ってか、オレに18禁漫画貸したらダメじゃんね?)
はぁーあ……都華咲に抱かれたい。
椿、いいな……都華咲に抱かれて。オレも椿になりたい。小さくて、可愛い。椿になれる魔法があればいいのに。
ギュッと自分の肩を抱いた。
……キスさえしてくんないんだもんな。
ハッと我に戻ってスマホを手に取り、大急ぎで犬飼さんにメッセージを送る。
『まだ迎え来なくていい』
『そうなの?もう近くまで来てるのに!』
うわ!危なかった。強制的に帰らされるところだった。
部屋からオレを呼ぶ声が聞こえる。
急いで部屋に入ると、都華咲が手早く俺の荷物をまとめていた。
「クローゼットの物は片付いたけど、後は?」
はっ早い!!何でそんなにテキパキしてるの?
「都華咲、犬飼さんが……来るの遅れるって……」
「え?マジで?昼までに帰りてえのに」
「だから、もう少しゆっくりしよ?」
ったく、しゃーねえな……。と呟きながら、自分の荷物から勉強道具を取り出して、キッチンカウンターで勉強を始めた都華咲……。
「都華咲……折角だし、お茶しない?」
「ん?まあ、天翔が飲むならついでに取ってもらおっかな」
んぐっ!勉強やめないの?
都華咲は集中すると周りが目に入らなくなる。真剣な顔……カッコイイ……。
って!!呑気なこと思ってる場合じゃない!!
(んーーー!!こっち見ろーーー!!)
必死に念力を送るけど、全然届かなかった。
「都華咲?コーヒーと紅茶、どっちがイイ?」
「もう食器片付けたから、冷蔵庫のペットボトルしかねーから」
「え?食器……」
「だって明日業者入るんだから、犬飼さんの手間を少しでも減しとかねーと」
ガーーーン。お昼ご飯、都華咲に作ってもらおうと思ってたのに!
こっそり犬飼さんに『お昼ご飯買ってきて』と追加でメッセージを送った。
「都華咲、お菓子食べる?」
「…………」
はぁ~、凄い集中してる。もうオレの存在忘れてそ。
ソッと都華咲の口元にポテチを運んでみる。
「あん」
わっ!無意識で食べてくれた!ザクザクと心地よい咀嚼音を出し飲み込む。
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もう一枚。
「あん」
わわっ!食べた……。
オレの指も一緒に……。
都華咲の唇が触れた瞬間、心臓がバクん!と跳ねた。
人差し指の先が若干濡れてる。
都華咲はバリバリとポテチを食べながらも勉強に集中していた。
オレはコッソリと指先を舐める。
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心臓が……うるさい……。
都華咲って、どんなキスするんだろ……。そんなことを考えながら口元をしばらく眺めてた。
ポテチを飲み込むと、ペットボトルのお茶を飲み干した。喉仏が豪快に上下する。
一つ一つの行動に男らしさが溢れてる。
そしてその動作は、とても綺麗だ。
ペットボトルの蓋を閉めながら、都華咲がジッとオレを見ていた。
ハッとして「なっ何?」と聞くとニヤリと笑って言った。
「もう、くんねーの?」
「あ……あげるよ!!」
慌てて袋に手を突っ込み、ガサっとポテチを掴んだ。
「そんなに食えねえよ」と都華咲は笑い、またノートに視線を落とした。
オレは時折、都華咲の口にポテチを運んでは眺める(見惚れる)……を繰り返す。
もうそれだけで十分幸せなんだ。
2人だけの静かな時間……。
やがて犬飼さんが到着すると、3人でご飯を食べた。
食べ終わるとまた直ぐに都華咲は帰ると言い出すだろう。
ここからが踏ん張りどきだ!
「都華咲、分からないところは犬飼さんに聞いてみれば?」
犬飼さんを肘で突く。
犬飼さんも察したように合わせてくれた。
「うん!分かるかどうかはさておき、何でも聞いてみて?」
「天翔、帰る気ねーな?」
「ふぬぬ……夜帰ればイイじゃん!」
「だから!さっさと片付け終わらせたいっつってんだろ!勉強しねーと、お前も一緒に試験受けんだぜ?大丈夫かよ」
「オレは、そんなことより都華咲との時間が大事なの!」
思わず叫んでしまった。
だって……都華咲が勉強勉強言うから……。
「試験なんて……赤点じゃなきゃいいじゃん……」
「俺は、仕事も学校も妥協したくねーだけだ。仕事が忙しいから勉強は出来ませんなんて、そんな言い訳使いたくねぇから」
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また好きのレベルが上がっちゃった。
「つーか、どうせ帰してくんねーんだったら、来夢をこっちに呼べばいいじゃん」
都華咲が閃いて電話をかけ始めた。
え?来夢君を呼ぶの⁉︎ここに?
あわわわ………どうか来れませんように……来れませんように……。
少し話して電話を切ると「椿と磨理王にスウィーツ買いに出てるんだって!どんだけ甘やかしてんだ。あいつは」と残念そうに呟いた。
良かったーーー!!!
ありがとう!神様!ありがとう!来夢君!
そこから何だかんだと言い訳をしては、帰る時間を引き伸ばし、就寝時間ギリギリまで粘ることに成功した。
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大切なお時間を頂き、ありがとうございます。
次回より3学期編。ついに最終章に入ります。
どうぞお付き合い下さいませ!
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