【完結】利害が一致したクラスメイトと契約番になりましたが、好きなアルファが忘れられません。

亜沙美多郎

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 早く自我を失ってしまいたい。
 そうすれば恥じらいもなく、海星がしてくれること全てに素直になれる気がする。海星もオメガのフェロモンに当てられているはずなのに、伊央が怖がらないようカナリ我慢しているはずだ。かと言って伊央が主導権を握るなんて出来るはずもなく、全てを海星に任せたい伊央は、彼にも喜んでもらうにはオメガの本能に溺れてもらうしかないと思ってしまう。
 海星がオメガの本能に抗えないほどになった頃には、自分は完全にヒートを起こしているだろう。ならば、海星には気遣うことなくアルファ性を放ってほしい。

 そうは思っても伊央は誘い方すらも知らない。海星に愛撫されている間、自分がどう動くべきなのかも分からない。

 制服は全て脱がされ、いつの間にか伊央だけ全裸になっている。
 屹立の先端からは先走りの液が溢れ出し、オメガの液も溢れている。伊央のボクサーパンツはその両方でびしょ濡れだった。
 海星はその濡れたボクサーパンツも躊躇いなく剥ぎ取った。

 とうとう一糸纏わぬ姿になった伊央は、足を捩らせてなんとか隠そうとするが海星に阻止される。手を膝頭に乗せると、内腿を撫でながらそっと脚を拓いていく。
 もう片方の手は伊央の体を愛撫しながら、孔へと忍び込ませた。窄まりに指の腹を宛てがうと、そこから分泌されているオメガの液を塗り込むように入り口を解していく。

「んんっ、はぁ……んぁ……」
「伊央の声、かわいい。もっと聞きたい」
「だめ……こんなの、自分じゃないみたいで」
「どんな伊央も、伊央に変わりない」
 そう言いながら、伊央の孔を解していく。海星も早く繋がりたいと思ってくれているのか、だんだんとその指の動きが激しくなっていくのを感じる。
 どうにか声を押し殺したい伊央に、そうさせまいとしている様子であったが、伊央はもう限界が近づいてきている。

「あっ、かいせいくん、もう僕……出ちゃう……」
「いいよ、イって」
「んんんんっっ~~!!!!」
 伊央は盛大に白濁を呼ばした。飛沫した白濁が自分の腹に落ちる。海星はそれを嬉しそうに見て、今イッたばかりの屹立に手を伸ばした。その根本から掴み上下に滑らせると、伊央は腰を浮かせて何度も体を痙攣させる。

「や、止めて。かいせいくん……あっ、んん……」
「やめていいのか? 自分で腰揺らしてるのに? 気持ちいいいなら、そう言ってくれると嬉しいんだけどな」
「気持ちいい!! 気持ちよくて変だよぉ!!」
「どっち? 前か、後ろか……」
「どっちも気持ちいい!! でも両方はぁ……!! んぁぁああっっ!!!」
 
 さっき果てたばかりなのに、伊央はすぐに二回目の吐精をしてしまう。けれども発情期に入ったばかりの伊央は、立て続けに果てても、この体内にアルファの性を注いでもらうまでは満足できないのだ。
 海星の長大なものを挿れて欲しくて仕方がない。
 それでも伊央が二回目の絶頂を迎えて尚、海星は孔から指を抜いていない。それどころか、いつの間にか指が三本に増えているから驚いた。

「これではまだ俺のは這入らないから、もうちょっと我慢して」なんて言うが、我慢どころか何度も果ててしまいそうだと言いたい。それを言えるほどセックスというものに慣れていないのが悔やまれる。
 まさにされるがまま、海星が良いと言うまでは、孔と屹立の両方を責められ続けるのだ。

 絶頂に達するほど、体は快楽に鋭敏になっていく。
 海星の長い指が、伊央の奥深いところで気持ちいところを刺激し続けている。そこをぐいぐいと押したり擦ったりされるだけで、伊央の中心は何度でも芯を通してしまう。

 海星はまだ制服のシャツすら脱いでいないと言うのに、自分だけこんな姿になるなんて……。

「脱いで……かいせいくんも、制服脱いで」
 海星の人肌を感じていたい。眠る時に伊央を全身で包み込んでくれる、あの時間が伊央は好きなのだ。
 伊央が全裸になっている今、海星にも同じように服を脱ぎ捨ててほしい。そう懇願すると、海星は「分かった」と言って、ようやく孔から指を抜き、自分の制服のシャツのボタンを外していく。それが妙に色気があって、伊央は視線も逸らさず凝視してしまう。

 そして制服の下から現れた海星の肉体美に、見惚れてしまったのだった。
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