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4章
78 礼服採寸とイベールの獣化
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ギリアとファビがこの世に生を受けて一月、イベールは四月、ベクルは三月になりました。
一月一歳の成長をし、六月で六歳の子供たちは、そこから成人まで緩やかに成長します。それから背が止まり体毛が生え揃う頃……大体捥がれて十五年程度で成人します。老化はかなりゆっくりで寿命は二百年ほどです。トロルとハイエルフは永生者とも言われています。
ベクルの方が先におむつが取れ僕よりずっと背が高くなり、イベールはそのあと少ししてからおむつが取れ、よちよちとですが歩けるようになりました。ベクルは物静かな子で感情表現が少し苦手なようですが、バンさん曰く
「王者の風格」
なんだそうです。
イベールは気力や体力はあるものの、僕に似てマナがほとんど無く上背も小さいままで、背もまだ僕の半分くらいしかありません。でも一番お兄さんのつもりなのでしょう。一緒に暮らすベクルには、
「こっちおいでー」
なんて手招きしたりと、兄風をふかせています。
常春とはいえ少しじっとりとした夏の季節の朝は風が気持ち良くて、僕は宿り木の横に座りながらイベールの呼ぶ方に走るベクルと見守るティンを見ていました。
宿り木にはまだ捥ぐことの叶わないガリウスとの実が重そうにぶら下がり、僕の背を超えて立派になった宿り木の一番上に、なんとまあ、別の実がなっています。
「おー、タク、おはよう」
夜勤警備から帰ったセフェムが宿り木に近づいて一番上の拳大の実に触れます。桃色に光るそれは、僕とガリウスとセフェムの三人の実です。
「イベルみたいに可愛い子だといいなあ」
セフェムは獣面を歪めて笑っていますが、まさかまさかあのお仕置きで出来た子なんて……恥ずかしくて不憫すぎます。そんなことをセフェムに話しますと、
「あれ、タク、気づいてなかった?婚儀の時付いたぜ?タクの言う赤ちゃん出来ちゃう~の夜」
なんだかよく分からないうちに僕が口走ってしまった通りに、実がついてしまったのです。でもガリウスの精を三日置きにもらわないと気力不足になる僕は、やっぱり二人に甘やかれて触れられて流されてしまったりして……だって気持ちいいんだもんです。仕方ないのです。はい、仕方ありません。
宿り木の実は一妃が願わなければならないとかセフェムも言っていましたから、僕はこれ以上は赤子さんのことは、交合中に考えないようにします。いきなり子沢山過ぎですよ。王家ではあるあることですが、今生の母上の気持ちが少し分かりました。
「おかーさぁーん、おとーさぁーん!」
イベールが大きく手を振ってきます。今日はベクルとイベールの礼服の採寸をしなくてはなりません。もちろん、ギリアとアビィの服もです。
ベクルが三月を越えたので、次期王としてのお披露目が近いからです。ガリウスも同じく新しい礼服を作りますから、親子水入らずですね。
イベールはタイタン王族列にはいますが、小人族の礼装にしました。獣人族の布面積は断固却下です。元より、獣人族でもない小獣人という稀有な混ざり方をしてしまったイベールは、扱いこそタイタン国王族で、身分は客分元セリアン国王第一王子となります。
普通はどちらかの種族が生まれるのですが、こればかりはガルド神の気まぐれか、セフェムの死に戻りの呪いのせいか分かりません。
ベクルとギリアとファビは間違いなく巨人族なので、巨人族の礼装になります。
「イベール、ベクル、行きますよ」
僕が立ち上がりますと、イベールがベクルと手を繋ぎ王宮へ歩いてきます。ティンが後ろからついてきて笑っていました。ティンは長ズボンとベストに変わり側付きとして立派になりましたが、まだ成人は先です。
「イベル、髪の毛がもじゃもじゃだあっ」
セフェムがイベールを抱き上げて、走って真っ赤になったイベールの顔を舐めて、頭を撫でます。きゃーあとイベールが笑いながら、ベクルに両手を伸ばします。
「ベクルも真っ赤ですね。汗を拭きましょう」
僕がティンからタオルを貰って、僕より上背があるベクルの額の汗を拭きました。ベクルが鼻息荒く僕をぎゅーっと抱きしめて、
「ありがと、う。母上」
とバンさんが会うごとに教えている『王の品格』教育の賜物のたどたどしいけれど正しい言葉遣いで僕に礼を言います。
「イベールと同じ『お母さん』で良いのですよ。そんなに背伸びをしないでください」
ベクルは僕の言葉に照れながら、
「母上がいい」
なんて真っ赤になりながら話します。
「おかーさーん、汗、拭いてー」
セフェムに抱っこされていたイベールが降りて、僕の前に来ます。銀の髪がもつれていて、額の汗を拭きながら柔らかな髪を整えました。
「二人とも王城に行きますよ」
ティンが先触れとなりセフェムは側仕え騎士として後につき、僕は両手でベクルとイベールと手を繋ぎます。
王城には王族御用達の仕立て屋さんが既にガリウスの服を採寸していて、ソニン様とロキもいて、僕らは最後のようでした。
「来たか、ターク」
採寸しているのに動いては迷惑ですよ、ガリウス。
「ち、父上、おはようございます」
ベクルが礼を取りますが、イベールはガリウスに突撃し、
「ちちうえー、おはよーごさいまーす」
とガリウスによじ登り始めます。イベールはガリウスを『父上』と呼び、セフェムを『お父さん』と呼び分けていますが、ベクルはセフェムのことを『セフェム殿』とバンさんが教えたように呼んでいます。
「おはよう」
ガリウスがイベールとベクルを両肩に乗せて、採寸を再開させました。
「ベクル、ちちうえ、高いねー」
「うん」
二人とも満足そうで何よりです。反対側ではばあやさんが張り切っています。
「姫様方のお召し物はフリルが必要です!」
タイタン国の姫の正装についての、議論が激しいです。
「ばあさんよー、子供なんて動きやすいのが一番だって」
ロキがあくびをしながら答えていますが、ばあやさんは絶対に譲らないようです。ギリアはじっとばあやさんとロキのやりとりを見ていて、ファビはこちらにじりじりと這ってきます。ソニン様は椅子に座り、笑顔でその様子を見ています。
「ファビ様、危ないですよ」
ティンが気づいてファビを抱き上げて、ロキの方へ連れて行きました。
「おー、ティン、ありがとうな」
ファビも採寸をし始め、ベクルもイベールも採寸をしています。
「よろしければ王妃様方も採寸を」
え、タイタン国の衣装をですか?
仕立て屋さんに採寸されて、見るとロキもソニン様も採寸されています。
「おかーさーん、鼻がむずむずするー」
採寸が終わったイベールが僕のチュニックにしがみついた瞬間、
「へくちっ」
と小さなくしゃみをしました。するといきなり獣化して幼い銀狼さんが座り込みました。
「え、え、え!イベール!!」
銀の鬣はふわふわで、狼の獣面の中の赤い瞳が僕を見上げます。
「おかーさーん……僕……」
セフェムがすぐに獣化してイベールの横に座ります。イベールはセフェムと自分の前足を見比べて驚いています。
「僕、おとーさんと同じになっちゃったの?」
「歩いてみろ。初めはコツがいるからな」
セフェムがイベールを立たせると四つ足で歩き始めます。イベールの後ろに何故かキラキラした瞳でベクルがついています。
「かわいい」
ベクルの声がしたのは気のせいでしょうか?
「イベールも完全獣化か。さすが王族の子だな」
僕は採寸が終わりガリウスに抱き上げられました。採寸が途中のソニン様が歓喜の悲鳴を上げてイベールを抱き上げようとした瞬間、ベクルがイベールの前に立って
「ダメ、です」
と静止していまして、イベールはセフェムの後ろについてよたよたと歩いて来ます。何故かロキも獣化してついて来ました。
「おかーさーん、ちちうえー、僕ちゃんと狼かなあ」
僕はガリウスの腕の中で、イベールに話しかけました。ガリウスが離してくれないのです。
「立派な銀狼さんですよ」
横でベクルが何度も何度も頭を縦に振っていて、まるで守護騎士のようにイベールを見つめていました。
「イベル、獣化を解くぞ。鼻の頭に意識を集中させて息を吐く」
「うん!ふーん!あれ、出来ない」
ロキがふんふんとイベールの鼻を嗅ぎ、ぺろと舐めました。
「くちんっ」
くしゃみが出て獣化から戻りましたが、まだまだ訓練が必要ですね。
「おかーさーん、僕のチュニックどこー?」
獣化して裸ん坊のイベールの為に、一生懸命服を持ってくるベクルに、僕は思わず笑ってしまいました。
一月一歳の成長をし、六月で六歳の子供たちは、そこから成人まで緩やかに成長します。それから背が止まり体毛が生え揃う頃……大体捥がれて十五年程度で成人します。老化はかなりゆっくりで寿命は二百年ほどです。トロルとハイエルフは永生者とも言われています。
ベクルの方が先におむつが取れ僕よりずっと背が高くなり、イベールはそのあと少ししてからおむつが取れ、よちよちとですが歩けるようになりました。ベクルは物静かな子で感情表現が少し苦手なようですが、バンさん曰く
「王者の風格」
なんだそうです。
イベールは気力や体力はあるものの、僕に似てマナがほとんど無く上背も小さいままで、背もまだ僕の半分くらいしかありません。でも一番お兄さんのつもりなのでしょう。一緒に暮らすベクルには、
「こっちおいでー」
なんて手招きしたりと、兄風をふかせています。
常春とはいえ少しじっとりとした夏の季節の朝は風が気持ち良くて、僕は宿り木の横に座りながらイベールの呼ぶ方に走るベクルと見守るティンを見ていました。
宿り木にはまだ捥ぐことの叶わないガリウスとの実が重そうにぶら下がり、僕の背を超えて立派になった宿り木の一番上に、なんとまあ、別の実がなっています。
「おー、タク、おはよう」
夜勤警備から帰ったセフェムが宿り木に近づいて一番上の拳大の実に触れます。桃色に光るそれは、僕とガリウスとセフェムの三人の実です。
「イベルみたいに可愛い子だといいなあ」
セフェムは獣面を歪めて笑っていますが、まさかまさかあのお仕置きで出来た子なんて……恥ずかしくて不憫すぎます。そんなことをセフェムに話しますと、
「あれ、タク、気づいてなかった?婚儀の時付いたぜ?タクの言う赤ちゃん出来ちゃう~の夜」
なんだかよく分からないうちに僕が口走ってしまった通りに、実がついてしまったのです。でもガリウスの精を三日置きにもらわないと気力不足になる僕は、やっぱり二人に甘やかれて触れられて流されてしまったりして……だって気持ちいいんだもんです。仕方ないのです。はい、仕方ありません。
宿り木の実は一妃が願わなければならないとかセフェムも言っていましたから、僕はこれ以上は赤子さんのことは、交合中に考えないようにします。いきなり子沢山過ぎですよ。王家ではあるあることですが、今生の母上の気持ちが少し分かりました。
「おかーさぁーん、おとーさぁーん!」
イベールが大きく手を振ってきます。今日はベクルとイベールの礼服の採寸をしなくてはなりません。もちろん、ギリアとアビィの服もです。
ベクルが三月を越えたので、次期王としてのお披露目が近いからです。ガリウスも同じく新しい礼服を作りますから、親子水入らずですね。
イベールはタイタン王族列にはいますが、小人族の礼装にしました。獣人族の布面積は断固却下です。元より、獣人族でもない小獣人という稀有な混ざり方をしてしまったイベールは、扱いこそタイタン国王族で、身分は客分元セリアン国王第一王子となります。
普通はどちらかの種族が生まれるのですが、こればかりはガルド神の気まぐれか、セフェムの死に戻りの呪いのせいか分かりません。
ベクルとギリアとファビは間違いなく巨人族なので、巨人族の礼装になります。
「イベール、ベクル、行きますよ」
僕が立ち上がりますと、イベールがベクルと手を繋ぎ王宮へ歩いてきます。ティンが後ろからついてきて笑っていました。ティンは長ズボンとベストに変わり側付きとして立派になりましたが、まだ成人は先です。
「イベル、髪の毛がもじゃもじゃだあっ」
セフェムがイベールを抱き上げて、走って真っ赤になったイベールの顔を舐めて、頭を撫でます。きゃーあとイベールが笑いながら、ベクルに両手を伸ばします。
「ベクルも真っ赤ですね。汗を拭きましょう」
僕がティンからタオルを貰って、僕より上背があるベクルの額の汗を拭きました。ベクルが鼻息荒く僕をぎゅーっと抱きしめて、
「ありがと、う。母上」
とバンさんが会うごとに教えている『王の品格』教育の賜物のたどたどしいけれど正しい言葉遣いで僕に礼を言います。
「イベールと同じ『お母さん』で良いのですよ。そんなに背伸びをしないでください」
ベクルは僕の言葉に照れながら、
「母上がいい」
なんて真っ赤になりながら話します。
「おかーさーん、汗、拭いてー」
セフェムに抱っこされていたイベールが降りて、僕の前に来ます。銀の髪がもつれていて、額の汗を拭きながら柔らかな髪を整えました。
「二人とも王城に行きますよ」
ティンが先触れとなりセフェムは側仕え騎士として後につき、僕は両手でベクルとイベールと手を繋ぎます。
王城には王族御用達の仕立て屋さんが既にガリウスの服を採寸していて、ソニン様とロキもいて、僕らは最後のようでした。
「来たか、ターク」
採寸しているのに動いては迷惑ですよ、ガリウス。
「ち、父上、おはようございます」
ベクルが礼を取りますが、イベールはガリウスに突撃し、
「ちちうえー、おはよーごさいまーす」
とガリウスによじ登り始めます。イベールはガリウスを『父上』と呼び、セフェムを『お父さん』と呼び分けていますが、ベクルはセフェムのことを『セフェム殿』とバンさんが教えたように呼んでいます。
「おはよう」
ガリウスがイベールとベクルを両肩に乗せて、採寸を再開させました。
「ベクル、ちちうえ、高いねー」
「うん」
二人とも満足そうで何よりです。反対側ではばあやさんが張り切っています。
「姫様方のお召し物はフリルが必要です!」
タイタン国の姫の正装についての、議論が激しいです。
「ばあさんよー、子供なんて動きやすいのが一番だって」
ロキがあくびをしながら答えていますが、ばあやさんは絶対に譲らないようです。ギリアはじっとばあやさんとロキのやりとりを見ていて、ファビはこちらにじりじりと這ってきます。ソニン様は椅子に座り、笑顔でその様子を見ています。
「ファビ様、危ないですよ」
ティンが気づいてファビを抱き上げて、ロキの方へ連れて行きました。
「おー、ティン、ありがとうな」
ファビも採寸をし始め、ベクルもイベールも採寸をしています。
「よろしければ王妃様方も採寸を」
え、タイタン国の衣装をですか?
仕立て屋さんに採寸されて、見るとロキもソニン様も採寸されています。
「おかーさーん、鼻がむずむずするー」
採寸が終わったイベールが僕のチュニックにしがみついた瞬間、
「へくちっ」
と小さなくしゃみをしました。するといきなり獣化して幼い銀狼さんが座り込みました。
「え、え、え!イベール!!」
銀の鬣はふわふわで、狼の獣面の中の赤い瞳が僕を見上げます。
「おかーさーん……僕……」
セフェムがすぐに獣化してイベールの横に座ります。イベールはセフェムと自分の前足を見比べて驚いています。
「僕、おとーさんと同じになっちゃったの?」
「歩いてみろ。初めはコツがいるからな」
セフェムがイベールを立たせると四つ足で歩き始めます。イベールの後ろに何故かキラキラした瞳でベクルがついています。
「かわいい」
ベクルの声がしたのは気のせいでしょうか?
「イベールも完全獣化か。さすが王族の子だな」
僕は採寸が終わりガリウスに抱き上げられました。採寸が途中のソニン様が歓喜の悲鳴を上げてイベールを抱き上げようとした瞬間、ベクルがイベールの前に立って
「ダメ、です」
と静止していまして、イベールはセフェムの後ろについてよたよたと歩いて来ます。何故かロキも獣化してついて来ました。
「おかーさーん、ちちうえー、僕ちゃんと狼かなあ」
僕はガリウスの腕の中で、イベールに話しかけました。ガリウスが離してくれないのです。
「立派な銀狼さんですよ」
横でベクルが何度も何度も頭を縦に振っていて、まるで守護騎士のようにイベールを見つめていました。
「イベル、獣化を解くぞ。鼻の頭に意識を集中させて息を吐く」
「うん!ふーん!あれ、出来ない」
ロキがふんふんとイベールの鼻を嗅ぎ、ぺろと舐めました。
「くちんっ」
くしゃみが出て獣化から戻りましたが、まだまだ訓練が必要ですね。
「おかーさーん、僕のチュニックどこー?」
獣化して裸ん坊のイベールの為に、一生懸命服を持ってくるベクルに、僕は思わず笑ってしまいました。
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