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第二章 僕と竜くんのえっちな日常
僕と竜くんの竜くんの中の僕※
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「朝からサカってどうする。左右田、お前の声、うるさい」
三矢先輩が枕元の眼鏡を掛けて起き上がった。
左右田先輩を昨晩メスイキさせた張本人は至って冷静で、
「お前、ルイスと付き合ってたのか……。月一フィストファックなんて近々オムツ決定だな。うんこ垂れ流すぞ」
なんて言っている。
「じゃあ、三矢が抱いてくれるか?先生の弟だしな、すんごいメスイキ出来るかも~」
「誰がお前と。全男人類と穴兄弟になりそうで嫌だ」
「全世界でセックスしてねえよ。ノーテクか?」
「さあな。病気うつされて死ね」
「ひでえ、病気拾ったら全力でお前に移す」
なんて2人のベッドと布団での舌戦に笑ってしまう。
ふと、竜くんが心配になった。
竜くんとはこんな風に言い合ったりしてないし、僕と竜くんは立場が違う。
でも、僕はちゃんと向き合って来たのかな?
竜くんをちゃんと知ろうとして来たのかな?
竜くんはばいばいっ言ってたけど、竜くんの記憶はいつもどこかで途切れていて、でも、僕のことだけなぜかいつも覚えていてくれて、だから、だから……僕は確かめたい。
竜くんの中に、今も、僕がいるのかを。
「ありがとうございました。僕、竜くんの家に行って確かめたいです」
「おう」
と左右田先輩。
「戻ってきてもいいからな」
と三矢先輩。
2人に頭を下げて荷物を持つと、明け方の田舎町を走った。
工場への道は町の外れだけど新しい大きな道で歩道が広く、たくさんの人が散歩していて僕は挨拶を繰り返す。
「はっ、はー……はー……」
息を切らして竜くんのうちの前に来て、僕は鍵を持ってないのに気づいた。
「りゅーくん……」
オートロックだから開かないに決まってるのに、扉に手を掛けると簡単に開いてしまって、その理由に僕はびっくりする。
玄関に教科書が散らかって、現代国語の教科書が挟まっていたんだ。
と、言うか玄関の外にも……えー、どうなっているの?
「ええ~、泥棒……?」
部屋の中が滅茶苦茶で、入って目の前のお風呂の着替えるところはバスタオルが捨てられててぐちゃぐちゃ、家中がひっくり返ったみたいで、僕は慌てて家に入る。
本が外れてオートロックが掛かって、もしかしたら、泥棒がいるかもって思ったけど、竜くんが刺されてたりするかもだし……いこうって、足を進めた。
ぐちゃぐちゃのリビングにはいないし、キッチンにもいない。
寝室に入ると、真っ暗ですごい寒い。
クーラー効きすぎだよ。
「竜くん……?」
タオルケットに丸くなって、しゃくりあげる竜くんが、びくっ……ておっきな体を震わせた。
「みそらクン……ごめんなさい……ごめんなさい……どこにいるのなあ。探しても探しても見つからないよ」
扉を開けた光りの中で見える顔もぐちゃぐちゃの竜くんは、鼻を垂らして、涎までたらして、泣きながら僕に掴みかかってきて、僕はベッドに押し倒され負けちゃった。
僕を体重掛けて押し潰し、竜くんはぐずぐず鼻を鳴らしながらすぐに笑顔になって、
「やっとみそらクン見つけたー。小さいから分からなかったよー。もー心配で心配で、家中探しちゃったよー」
って言う。
つまりは、本の隙間に僕がいるかと……台所のシンクの中にいるかと……家中ばっ散らかして探した訳で、あれは泥棒じゃなくて……。
「竜くんが肉便器って言って、僕のお尻の穴におしっこしたから……すごくヤだったんだ」
僕は竜くんの固い髪を撫でながら、クーラーのリモコンを止めた。
竜くんはどうも体温感覚が弱いみたいで、寒いのも暑いのもあんまり分からないみたい。
「だって、みそらクンがひどいことを言うからー、みそらクンが悪いんだよー。どうしてあんなこと言ったのー?」
「うん…竜くんちょっといいかな」
「いなくならない?」
「うん」
僕はリモコンで電気をつけて、竜くんの体を離すと、ベッドの上で服を全部脱いだ。
寒くてケロイド痣が出てこないけど、全身に薄い桃色の斑点みたいな痣があって、本当はあったたまたまの回りは引きつれたように皮膚がつるつるになってる。
毛も生えてこない肌は、体温が上がると真っ赤になる。
「都心のウェイターさんに、身体の火傷の痣が気持ち悪いって言われた。久保田くんにも汚いて、竜くんに僕はふさわしくないって……」
「はあー?何言ってんの?あんなやなやつらの言うことなんてー」
「でもっ……僕は、小さい頃から……っ…ずっとずっと言われて来たんだ。汚い、気持ち悪い、見苦しいって」
「しーっ……、みそらクンは言わないよー」
竜くんは僕の髪を鷲掴んで、無理矢理引き寄せると、言いたいことばっかりある僕の口を唇で塞ぐ。
「んっ……んぅ……」
竜くんは僕の舌を探してやわやわと咬んでは、美味しそうに唾液を吸ってきて、唇も犬歯で噛まれた。
「はっ……あ……痛いよ……竜くん……唇……吸いすぎ……」
ぞわぞわして、竜くんにしがみつくと、竜くんは僕の髪を撫でて冷たい体で抱き締めてくる。
「ねー、みそらクン、他の人に金魚見せたら、だめだよー。みそらクンがいらないなら、俺が全部貰うー。すごい綺麗だから、俺だけがずうっと、ずーっと飼うんだからー」
さいしょっから竜くんだけが、僕のコンプレックスを消しちゃってて。
「ずーっとって、年取ったらしわくちゃになるよ…」
なんて言ったら、
「みそらクン、オランダシシガシラって知らないのー?すごい可愛いんだよー」
変なことに詳しくて…もう、どうでもよくなってきちゃう。
三矢先輩が枕元の眼鏡を掛けて起き上がった。
左右田先輩を昨晩メスイキさせた張本人は至って冷静で、
「お前、ルイスと付き合ってたのか……。月一フィストファックなんて近々オムツ決定だな。うんこ垂れ流すぞ」
なんて言っている。
「じゃあ、三矢が抱いてくれるか?先生の弟だしな、すんごいメスイキ出来るかも~」
「誰がお前と。全男人類と穴兄弟になりそうで嫌だ」
「全世界でセックスしてねえよ。ノーテクか?」
「さあな。病気うつされて死ね」
「ひでえ、病気拾ったら全力でお前に移す」
なんて2人のベッドと布団での舌戦に笑ってしまう。
ふと、竜くんが心配になった。
竜くんとはこんな風に言い合ったりしてないし、僕と竜くんは立場が違う。
でも、僕はちゃんと向き合って来たのかな?
竜くんをちゃんと知ろうとして来たのかな?
竜くんはばいばいっ言ってたけど、竜くんの記憶はいつもどこかで途切れていて、でも、僕のことだけなぜかいつも覚えていてくれて、だから、だから……僕は確かめたい。
竜くんの中に、今も、僕がいるのかを。
「ありがとうございました。僕、竜くんの家に行って確かめたいです」
「おう」
と左右田先輩。
「戻ってきてもいいからな」
と三矢先輩。
2人に頭を下げて荷物を持つと、明け方の田舎町を走った。
工場への道は町の外れだけど新しい大きな道で歩道が広く、たくさんの人が散歩していて僕は挨拶を繰り返す。
「はっ、はー……はー……」
息を切らして竜くんのうちの前に来て、僕は鍵を持ってないのに気づいた。
「りゅーくん……」
オートロックだから開かないに決まってるのに、扉に手を掛けると簡単に開いてしまって、その理由に僕はびっくりする。
玄関に教科書が散らかって、現代国語の教科書が挟まっていたんだ。
と、言うか玄関の外にも……えー、どうなっているの?
「ええ~、泥棒……?」
部屋の中が滅茶苦茶で、入って目の前のお風呂の着替えるところはバスタオルが捨てられててぐちゃぐちゃ、家中がひっくり返ったみたいで、僕は慌てて家に入る。
本が外れてオートロックが掛かって、もしかしたら、泥棒がいるかもって思ったけど、竜くんが刺されてたりするかもだし……いこうって、足を進めた。
ぐちゃぐちゃのリビングにはいないし、キッチンにもいない。
寝室に入ると、真っ暗ですごい寒い。
クーラー効きすぎだよ。
「竜くん……?」
タオルケットに丸くなって、しゃくりあげる竜くんが、びくっ……ておっきな体を震わせた。
「みそらクン……ごめんなさい……ごめんなさい……どこにいるのなあ。探しても探しても見つからないよ」
扉を開けた光りの中で見える顔もぐちゃぐちゃの竜くんは、鼻を垂らして、涎までたらして、泣きながら僕に掴みかかってきて、僕はベッドに押し倒され負けちゃった。
僕を体重掛けて押し潰し、竜くんはぐずぐず鼻を鳴らしながらすぐに笑顔になって、
「やっとみそらクン見つけたー。小さいから分からなかったよー。もー心配で心配で、家中探しちゃったよー」
って言う。
つまりは、本の隙間に僕がいるかと……台所のシンクの中にいるかと……家中ばっ散らかして探した訳で、あれは泥棒じゃなくて……。
「竜くんが肉便器って言って、僕のお尻の穴におしっこしたから……すごくヤだったんだ」
僕は竜くんの固い髪を撫でながら、クーラーのリモコンを止めた。
竜くんはどうも体温感覚が弱いみたいで、寒いのも暑いのもあんまり分からないみたい。
「だって、みそらクンがひどいことを言うからー、みそらクンが悪いんだよー。どうしてあんなこと言ったのー?」
「うん…竜くんちょっといいかな」
「いなくならない?」
「うん」
僕はリモコンで電気をつけて、竜くんの体を離すと、ベッドの上で服を全部脱いだ。
寒くてケロイド痣が出てこないけど、全身に薄い桃色の斑点みたいな痣があって、本当はあったたまたまの回りは引きつれたように皮膚がつるつるになってる。
毛も生えてこない肌は、体温が上がると真っ赤になる。
「都心のウェイターさんに、身体の火傷の痣が気持ち悪いって言われた。久保田くんにも汚いて、竜くんに僕はふさわしくないって……」
「はあー?何言ってんの?あんなやなやつらの言うことなんてー」
「でもっ……僕は、小さい頃から……っ…ずっとずっと言われて来たんだ。汚い、気持ち悪い、見苦しいって」
「しーっ……、みそらクンは言わないよー」
竜くんは僕の髪を鷲掴んで、無理矢理引き寄せると、言いたいことばっかりある僕の口を唇で塞ぐ。
「んっ……んぅ……」
竜くんは僕の舌を探してやわやわと咬んでは、美味しそうに唾液を吸ってきて、唇も犬歯で噛まれた。
「はっ……あ……痛いよ……竜くん……唇……吸いすぎ……」
ぞわぞわして、竜くんにしがみつくと、竜くんは僕の髪を撫でて冷たい体で抱き締めてくる。
「ねー、みそらクン、他の人に金魚見せたら、だめだよー。みそらクンがいらないなら、俺が全部貰うー。すごい綺麗だから、俺だけがずうっと、ずーっと飼うんだからー」
さいしょっから竜くんだけが、僕のコンプレックスを消しちゃってて。
「ずーっとって、年取ったらしわくちゃになるよ…」
なんて言ったら、
「みそらクン、オランダシシガシラって知らないのー?すごい可愛いんだよー」
変なことに詳しくて…もう、どうでもよくなってきちゃう。
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