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第一四話 交わす約束
第一四話 三
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「あかり、毎日楽しそう。何か得られるものが、あった?」
『……みんなの笑顔がね、溢れてるんだ』
前線にいるだけでは知らないままだったろう。町にはあかりが思う以上に活気があり、民には笑顔があった。前線にいないからのんきなものだと揶揄する者もいるかもしれないが、あかりはそうは思わない。民あってこその町であり、国である。その民がまだ笑顔を失っていないことにあかりは素直に安堵していた。
(みんなの笑顔があるから、私はまだ頑張りたいって思えるんだから)
そして強く願うのだ。やはりこの笑顔たちを守り通したいのだと。今のあかりにはまだ叶えられなくても、いつかは達成してみせる。その間は、あかりは笑顔を守る者ではなくつくりだす者であろうと思う。
あかりの煌めく瞳を覗き込んだ結月は、嬉しそうに、満足そうに微笑んだ。すべてを語らなくてもあかりの思っていることは伝わったのかもしれない。
「そう、それなら良かった。でもあんまり無理、しないでね」
「そうだね。あかりちゃんにそのつもりがなくても、楽しくて忘れてたってことはありそうだし」
「あー、ありそうだな」
あかりのやりたいことを応援しつつも、心配なことに変わりはないらしい。幼なじみ三人は総じてあかりの身を案じては、労わるような視線を寄越してきた。このようなやりとりは今日で初めてではないのであかりも慣れたものだった。いつもの調子で『わかってるよ』と頷き返した。
幼なじみたちに心配をかけるのは本意ではないのであかりとしても無理をするつもりはないが、努力は怠らないつもりだった。無理と努力は似ているようで全くの別物だ。ただしあかりにはその線引きが難しいのであった。
『……みんなの笑顔がね、溢れてるんだ』
前線にいるだけでは知らないままだったろう。町にはあかりが思う以上に活気があり、民には笑顔があった。前線にいないからのんきなものだと揶揄する者もいるかもしれないが、あかりはそうは思わない。民あってこその町であり、国である。その民がまだ笑顔を失っていないことにあかりは素直に安堵していた。
(みんなの笑顔があるから、私はまだ頑張りたいって思えるんだから)
そして強く願うのだ。やはりこの笑顔たちを守り通したいのだと。今のあかりにはまだ叶えられなくても、いつかは達成してみせる。その間は、あかりは笑顔を守る者ではなくつくりだす者であろうと思う。
あかりの煌めく瞳を覗き込んだ結月は、嬉しそうに、満足そうに微笑んだ。すべてを語らなくてもあかりの思っていることは伝わったのかもしれない。
「そう、それなら良かった。でもあんまり無理、しないでね」
「そうだね。あかりちゃんにそのつもりがなくても、楽しくて忘れてたってことはありそうだし」
「あー、ありそうだな」
あかりのやりたいことを応援しつつも、心配なことに変わりはないらしい。幼なじみ三人は総じてあかりの身を案じては、労わるような視線を寄越してきた。このようなやりとりは今日で初めてではないのであかりも慣れたものだった。いつもの調子で『わかってるよ』と頷き返した。
幼なじみたちに心配をかけるのは本意ではないのであかりとしても無理をするつもりはないが、努力は怠らないつもりだった。無理と努力は似ているようで全くの別物だ。ただしあかりにはその線引きが難しいのであった。
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