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第三話 成長
第三話 一
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鈴音が目を覚ます頃にはすでに土間の方から物音がしていた。
この家の家事全般を取り仕切る千里は早起きで、見かければ何かの作業をしていることが当たり前であるくらいに働き者だ。今も朝食づくりに勤しんでいるのだろう。
鈴音はその間、朝の身支度を整える。
寝間着代わりの浴衣から神楽のお古だという着物に着替える。今日は総花柄の藤紫色の小紋に山吹色の兵児帯を締めた。自装には慣れてきてそれなりにきれいに着られるようになってきた。ただ、長い髪は持て余しており、櫛で梳かすくらいのものだった。
部屋に置かれた姿見の前でくるりと一回転して、鈴音は部屋を出た。
まだ誰もいない居間を通過し、土間へ下り、鈴音に一番よく話しかける鴇羽の影響ですっかり移った愛称で兄を呼ぶ。
「せんちゃん、おはよう」
千里は振り返ると穏やかに笑った。
「おはようございます、鈴音」
千里は隊服である白の上衣に黒の袴を身につけており、今日も出勤なのだと一目で知れた。忙しい朝の一助になればと思って、鈴音はいつものように手伝いを申し出た。
「何か、できること、ある?」
「それならこれを混ぜて小鉢に分けてもらえると助かります。お願いしていいですか」
「うん」
千里から受け取った大きめの器にはほうれん草と胡麻、調味料がすでに加えられており、鈴音はそれらを和えて六つの小鉢に盛っていった。千里はちらちらと鈴音の様子をうかがいつつも自らの作業の手を止めることはなく、朝食の準備は滞りなく進んでいく。
鈴音が土間の卓上に箸を並べる頃、次に起きてきたのは遥杜だった。彼もまた隊服を身にまとっている。
「はるちゃん、おはよう」
手を休めて顔を上げた鈴音に、遥杜はにこりと笑いかけた。
「うん、おはよう」
東側の障子戸はとっくに開けており、徐々に眩しくなる朝日が射しこんでいた。清らかな朝に似つかわしい遥杜の爽やかな笑みはやはり作りものめいて見えるが、鈴音に害はないとわかってきたので当初のようなざわざわとした不快感は薄らいでいた。
千里が菜箸を持ったまま、土間から居間を見上げる。
「おはようございます。今日も早起きなんですね」
驚き半分心配半分といった表情の千里に、遥杜は曖昧に笑って言葉を濁した。
「んー、まあね」
「ちゃんと休めているんですか。遥杜だって今日も仕事でしょう?」
「休めてるよ。ただちょっと……夢見が悪いだけで。仕事には影響しないようにするから、大丈夫だよ」
遥杜の瞳に一瞬翳が差したが、ぱっと笑顔に変わった。
「雅仁兄さんも出勤だよね。なんか部屋にいないみたいだったから、俺、その辺を探してくるよ」
「あっ! もう……」
千里に言葉を繰り出す隙を与えず、遥杜はそそくさと玄関から外に出ていった。
以前に千里がこぼしていたのだが、遥杜は本来朝に弱いらしい。それが連日早くに起きだしてせかせかと働いているものだから心配なのだという。
千里は諦めたように短く息を吐く。
「遥杜ならすぐに雅仁兄さんを見つけてきてくれるでしょう。僕たちは僕たちで支度を進めましょうか」
「うん。次は、何する?」
「では……」
鈴音は千里の声に耳を傾けた。
「ううん……。今朝は千里の目を搔い潜れたと思ったのになぁ……」
食卓には六人きっちり揃っていた。朝から行方を晦ましていた雅仁も遥杜に探し出され、強制帰宅となっている。遥杜が言うことには、郊外であるこの邸よりもさらに奥地の緑の中をふらふらと歩き回っていたらしい。
長方形の卓の長辺には三人ずつ座っている。鈴音の隣には瑠璃と鴇羽が、向かいには雅仁が、彼の隣に千里、遥杜が順に並んでいた。
鈴音のほぼ正面では箸を持ったままの千里が右隣りで飄々とほうれん草の胡麻和えを口にする雅仁をじっとりと睨めあげている。
「仕事がなければどこにいてもいいですけど、出勤の朝は忙しいんですから徘徊はやめてくださいといつも言っているでしょう」
「徘徊ではなく散歩だよ?」
「どっちでもいいです、そんなことは。全く、どうして朝から放浪するんだか……」
「だって仕事のある朝に家にいたら、そのまま千里に職場まで連れて行かれるじゃあないか」
「当然でしょう。真面目に働いてください」
「反省しない雅仁兄さんに何言っても無駄だって千里兄さんもよくわかってるだろ。仕事に遅れるよ」
いよいよ遥杜が間に入って両者をばっさり切り捨てた。雅仁に響いたかは怪しいが、千里には効いたようで静かに箸を動かし始める。結果的に雅仁も大人しくなっていた。
鈴音が『仮の家族』になってからのこの二週間ではよくある光景で、喧嘩ではないことはわかっていた。きりきりと引き締まった空気は仕事前特有のものだ。
一口に妖保護部隊といっても、組まれた隊員の特色を反映して大まかに役割が分けられている。本部の第一部隊は雅仁を隊長に、副隊長の千里、遥杜、鴇羽、瑠璃の五人だけで構成されており、少数精鋭の現場担当である。弱い妖を助けるため、彼らを虐げる人間を相手に直接交渉したり時には武力で制圧したりと危険と隣り合わせの前線にいることが多い。
職務に真剣に向きあっているからこその緊張感であるとこの場の誰もが理解しているため、わざわざ取り上げることはしないのだった。
だから出勤前の年長者三人が目の前で騒いでいても、実質休みのような鴇羽や瑠璃は「またやってるなぁ」くらいであまり気にしていない。鈴音もまたのんびりしたものだった。
任務には第一部隊全員で現場に赴くことが基本的だったというが、今はそこまで大きな案件はないため雅仁の判断で第一部隊内の構成を再編していた。雅仁、千里、遥杜は従来通り現場での任務を中心としているが、鴇羽と瑠璃は自宅で鈴音の見守りをすることが任務となっている。
今日に関しても鴇羽と瑠璃は出勤扱いとなっているが隊服を着る必要はないので着流し姿だった。仕事ではあるが感覚は休日とそう変わらないのだろう。
「すずちゃん、今日も髪いじらせて」
「ときちゃん、楽しそう、だよね。うん、いいよ」
「すずはお昼ごはんに何が食べたい? 僕、頑張る」
「前に食べた、酸っぱいごはん。あれ、また食べたいな」
「酢飯のこと?」
「あっ、じゃあじゃあ、一緒にのり巻き作ろうよ。楽しくて美味しくて料理の勉強にもなるよ」
「え。鴇羽、のり巻き作ったことあった……?」
「ないけど、瑠璃がいればなんとかなるよ~」
弟妹の和やかなやり取りを雅仁が羨ましそうにじっと眺めていた。それからちらりと左隣をうかがう。
「鴇羽が鈴音をますます可愛くするという。ぼくは間近で見たい」
「駄目です、僕もできることなら見たいんですから。雅仁兄さんだけ仕事を抜け出すなんて許しません」
「瑠璃たちが頑張って昼食を作るという。ぼくは出来立てを食べたい」
「駄目です、僕もできることなら食べたいんですから。雅仁兄さんだけいい思いをするなんて許しません」
口では駄目だと言いながら、千里の表情は葛藤を如実に表している。職務と同じくらい弟妹のことが大切なのだろう。真面目で愛情深い千里らしい。
箸を置いた遥杜だけは冷静なまま、呆れたため息を吐いていた。
「兄さんたち、ふざけたこと言ってないでもう行くよ」
「ぼくは至って真剣さ」
「遥杜、僕はふざけていませんよ」
「……俺、先に行っていいか……?」
遥杜は遠い目をしていたが、最終的には片付けまで協力して済ませ、雅仁と千里とともに職場へ向かった。
この家の家事全般を取り仕切る千里は早起きで、見かければ何かの作業をしていることが当たり前であるくらいに働き者だ。今も朝食づくりに勤しんでいるのだろう。
鈴音はその間、朝の身支度を整える。
寝間着代わりの浴衣から神楽のお古だという着物に着替える。今日は総花柄の藤紫色の小紋に山吹色の兵児帯を締めた。自装には慣れてきてそれなりにきれいに着られるようになってきた。ただ、長い髪は持て余しており、櫛で梳かすくらいのものだった。
部屋に置かれた姿見の前でくるりと一回転して、鈴音は部屋を出た。
まだ誰もいない居間を通過し、土間へ下り、鈴音に一番よく話しかける鴇羽の影響ですっかり移った愛称で兄を呼ぶ。
「せんちゃん、おはよう」
千里は振り返ると穏やかに笑った。
「おはようございます、鈴音」
千里は隊服である白の上衣に黒の袴を身につけており、今日も出勤なのだと一目で知れた。忙しい朝の一助になればと思って、鈴音はいつものように手伝いを申し出た。
「何か、できること、ある?」
「それならこれを混ぜて小鉢に分けてもらえると助かります。お願いしていいですか」
「うん」
千里から受け取った大きめの器にはほうれん草と胡麻、調味料がすでに加えられており、鈴音はそれらを和えて六つの小鉢に盛っていった。千里はちらちらと鈴音の様子をうかがいつつも自らの作業の手を止めることはなく、朝食の準備は滞りなく進んでいく。
鈴音が土間の卓上に箸を並べる頃、次に起きてきたのは遥杜だった。彼もまた隊服を身にまとっている。
「はるちゃん、おはよう」
手を休めて顔を上げた鈴音に、遥杜はにこりと笑いかけた。
「うん、おはよう」
東側の障子戸はとっくに開けており、徐々に眩しくなる朝日が射しこんでいた。清らかな朝に似つかわしい遥杜の爽やかな笑みはやはり作りものめいて見えるが、鈴音に害はないとわかってきたので当初のようなざわざわとした不快感は薄らいでいた。
千里が菜箸を持ったまま、土間から居間を見上げる。
「おはようございます。今日も早起きなんですね」
驚き半分心配半分といった表情の千里に、遥杜は曖昧に笑って言葉を濁した。
「んー、まあね」
「ちゃんと休めているんですか。遥杜だって今日も仕事でしょう?」
「休めてるよ。ただちょっと……夢見が悪いだけで。仕事には影響しないようにするから、大丈夫だよ」
遥杜の瞳に一瞬翳が差したが、ぱっと笑顔に変わった。
「雅仁兄さんも出勤だよね。なんか部屋にいないみたいだったから、俺、その辺を探してくるよ」
「あっ! もう……」
千里に言葉を繰り出す隙を与えず、遥杜はそそくさと玄関から外に出ていった。
以前に千里がこぼしていたのだが、遥杜は本来朝に弱いらしい。それが連日早くに起きだしてせかせかと働いているものだから心配なのだという。
千里は諦めたように短く息を吐く。
「遥杜ならすぐに雅仁兄さんを見つけてきてくれるでしょう。僕たちは僕たちで支度を進めましょうか」
「うん。次は、何する?」
「では……」
鈴音は千里の声に耳を傾けた。
「ううん……。今朝は千里の目を搔い潜れたと思ったのになぁ……」
食卓には六人きっちり揃っていた。朝から行方を晦ましていた雅仁も遥杜に探し出され、強制帰宅となっている。遥杜が言うことには、郊外であるこの邸よりもさらに奥地の緑の中をふらふらと歩き回っていたらしい。
長方形の卓の長辺には三人ずつ座っている。鈴音の隣には瑠璃と鴇羽が、向かいには雅仁が、彼の隣に千里、遥杜が順に並んでいた。
鈴音のほぼ正面では箸を持ったままの千里が右隣りで飄々とほうれん草の胡麻和えを口にする雅仁をじっとりと睨めあげている。
「仕事がなければどこにいてもいいですけど、出勤の朝は忙しいんですから徘徊はやめてくださいといつも言っているでしょう」
「徘徊ではなく散歩だよ?」
「どっちでもいいです、そんなことは。全く、どうして朝から放浪するんだか……」
「だって仕事のある朝に家にいたら、そのまま千里に職場まで連れて行かれるじゃあないか」
「当然でしょう。真面目に働いてください」
「反省しない雅仁兄さんに何言っても無駄だって千里兄さんもよくわかってるだろ。仕事に遅れるよ」
いよいよ遥杜が間に入って両者をばっさり切り捨てた。雅仁に響いたかは怪しいが、千里には効いたようで静かに箸を動かし始める。結果的に雅仁も大人しくなっていた。
鈴音が『仮の家族』になってからのこの二週間ではよくある光景で、喧嘩ではないことはわかっていた。きりきりと引き締まった空気は仕事前特有のものだ。
一口に妖保護部隊といっても、組まれた隊員の特色を反映して大まかに役割が分けられている。本部の第一部隊は雅仁を隊長に、副隊長の千里、遥杜、鴇羽、瑠璃の五人だけで構成されており、少数精鋭の現場担当である。弱い妖を助けるため、彼らを虐げる人間を相手に直接交渉したり時には武力で制圧したりと危険と隣り合わせの前線にいることが多い。
職務に真剣に向きあっているからこその緊張感であるとこの場の誰もが理解しているため、わざわざ取り上げることはしないのだった。
だから出勤前の年長者三人が目の前で騒いでいても、実質休みのような鴇羽や瑠璃は「またやってるなぁ」くらいであまり気にしていない。鈴音もまたのんびりしたものだった。
任務には第一部隊全員で現場に赴くことが基本的だったというが、今はそこまで大きな案件はないため雅仁の判断で第一部隊内の構成を再編していた。雅仁、千里、遥杜は従来通り現場での任務を中心としているが、鴇羽と瑠璃は自宅で鈴音の見守りをすることが任務となっている。
今日に関しても鴇羽と瑠璃は出勤扱いとなっているが隊服を着る必要はないので着流し姿だった。仕事ではあるが感覚は休日とそう変わらないのだろう。
「すずちゃん、今日も髪いじらせて」
「ときちゃん、楽しそう、だよね。うん、いいよ」
「すずはお昼ごはんに何が食べたい? 僕、頑張る」
「前に食べた、酸っぱいごはん。あれ、また食べたいな」
「酢飯のこと?」
「あっ、じゃあじゃあ、一緒にのり巻き作ろうよ。楽しくて美味しくて料理の勉強にもなるよ」
「え。鴇羽、のり巻き作ったことあった……?」
「ないけど、瑠璃がいればなんとかなるよ~」
弟妹の和やかなやり取りを雅仁が羨ましそうにじっと眺めていた。それからちらりと左隣をうかがう。
「鴇羽が鈴音をますます可愛くするという。ぼくは間近で見たい」
「駄目です、僕もできることなら見たいんですから。雅仁兄さんだけ仕事を抜け出すなんて許しません」
「瑠璃たちが頑張って昼食を作るという。ぼくは出来立てを食べたい」
「駄目です、僕もできることなら食べたいんですから。雅仁兄さんだけいい思いをするなんて許しません」
口では駄目だと言いながら、千里の表情は葛藤を如実に表している。職務と同じくらい弟妹のことが大切なのだろう。真面目で愛情深い千里らしい。
箸を置いた遥杜だけは冷静なまま、呆れたため息を吐いていた。
「兄さんたち、ふざけたこと言ってないでもう行くよ」
「ぼくは至って真剣さ」
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