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第九話 花綻ぶ夏の夜
第九話 九
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ウタセと話しながらも、慈乃は通りの屋台も興味深く見学していた。
慈乃の興味の赴くままに、ウタセはにこにことそれに付き合う。ウタセは花祭よりも、慈乃の行動を楽しんでいるようだった。
今日出ている数々の屋台は、以前ウタセと立ち寄った焼きドーナツの屋台のようにキッチンカー風ではない。どちらかというと慈乃も慣れ親しんだ日本の夏祭りでよく見かける形に近かった。材木を組み立てて、屋根代わりの布を張る。その下で飲食物を売ったり、植物を展示したりしており、体験型の屋台もある。
日本の屋台と似ているものもあったが、そっくり同じものはほとんどない。例えば麵屋には焼きそばがあったが焼きパスタもあった。また、飴屋にはイチゴ飴やリンゴ飴といった果物の飴だけでなく、トマト飴やエダマメ飴といった野菜の飴も置いていた。
飲み物を売る屋台にはビンに入ったラムネや麦茶、オレンジジュース、麦酒など定番のものから、やはりビン詰めにされた豆乳も売られていた。バリエーションも豊富で、無調整、調整、コーヒー、イチゴ、フルーツミックスの五種類もの豆乳が揃えられている。
慈乃が立ち止まっていると、横からウタセが「気になるの?」と訊いてきた。
慈乃は頷いて、迷った末にフルーツミックス豆乳を選んだ。
ウタセが当たり前のように支払いを済ませ、商品を慈乃に手渡す。
慈乃が既視感を覚えつつ遠慮したら、ウタセにはやはりいい笑顔で「お兄ちゃんなので」と一蹴された。
一旦道の端に寄り、ビンの蓋を開ける。
ウタセは片手に涼やかな水色のビンを持っている。特徴的な形のビンはラムネのものだ。蓋を落とすと、透き通った青いビー玉が、水中に泳いだ。
「夏の花祭に来たらラムネにするんだ。炭酸の清涼飲料水はあんまり好きじゃないんだけど、お祭りって不思議だよね」
ウタセはビンの首にはまるビー玉を見つめながら、そう話した。
慈乃もなんとなく気持ちがわかったので同意する。
「ええ、わかります。夏にはラムネのイメージがありますよね」
「あはは。シノもそうなんだ」
それからひとごみの中に戻る。
次に慈乃の目をひいたのは屋台の屋根に大書された『やっこ』の文字。慈乃の視線を追ったウタセが「ああ、豆腐だね」と声を上げた。
「気になるところは片っ端から覗いていこうよ」
ウタセの後を慈乃も追う。
この屋台では豆腐とトッピングを選ぶらしかった。豆腐は木綿、絹、おぼろの三種類、トッピングはしょう油、金ゴマ、生姜、柚子胡椒、はちみつ、黒蜜の六種類用意されている。
店主のおすすめは絹豆腐にはちみつらしいので、慈乃は無難にそれを注文した。ちなみにウタセは木綿豆腐に生姜にしたようだ。
木陰で立ち止まりながら豆腐を食べていると、唐突に名を呼ばれた。聞き覚えのありすぎる声の主は、案の定サーヤだった。もちろんシキブとヒイラギも共にいる。
「きれいなひとがいるなとは思ってたけど、まさかシノ姉さんだったとは」
そういうサーヤも元がいいのもあって、かなり様になった格好をしている。着こなしこそ女性のものだが、黒に近いパンツタイプの下衣はサーヤによく似合っていて、その存在感をより際立たせている。刺繍は瞳の色と同じ、若菜色だった。
隣に佇むシキブは瞳と同じ黄浅緑色の地に、髪と同じ色の紫式部色の刺繍があしらわれた下衣で、ムラサキシキブの実がついた小枝を左胸にコサージュのようにしてつけていた。
また、ヒイラギは深緑色の布地に白い小花が膝下半分に散らされた下衣を履き、ヒイラギの枝葉をシキブ同様コサージュにしてつけている。ヒイラギは右手に綿あめ、左手に焼きおにぎりを持っていた。側頭部には流行りの戦隊ものの仮面をつけている。
「ウタセ兄さんが一緒なら安心ですねぇ。知らないひとにはついていかない、危ないひとには近寄らない、ですものぉ」
ヒイラギはサーヤとシキブの言を焼きおにぎりをぱくついて聞いていたが、嚥下するとぽつりと言った。
「……シノ姉さん、攻撃は最大の防御。これさえ忘れなければ、大丈夫……」
穏やかなふたりからなかなか物騒な単語が飛び出す。どうやら学び家の子ども達は皆たくましいようだ。
サーヤはくすりと、からかうような視線をウタセに向ける。
「頑張って、騎士様。お姫様に不自由させちゃいけないよ」
まるで役者のようなセリフもサーヤにはぴったりだった。彼女に追従するように、シキブとヒイラギも芝居がかった口調で言う。
「ふふ、すてきなお姫様。優しい騎士様と楽しんでくださいねぇ」
「……お姫様。騎士様には遠慮なくおごってもらうといい……」
三人は言うだけ言って、ひらひらと手を振りながらその場を後にする。
シキブはヒイラギの持っていた綿あめをちぎり取ると、さらに二等分にして、一方は自分の口へ、もう一方はサーヤの口へと押し込んだ。ヒイラギは横目でそれを見ていたが、特に言及することなく、焼きおにぎりを食べ続けていた。
三人の背が遠ざかるのを見つめながら、慈乃は微笑ましい気持ちでそっと囁いた。
「本当に、仲が良いですよね、サーヤちゃん達」
「だよね」
言葉少なに肯定したウタセもまた、慈愛に満ちた瞳で三人の後ろ姿を見守っている。
彼らの姿が見えなくなるころには慈乃達も豆腐を食べ終わっていたので、見学を再開した。
慈乃の興味の赴くままに、ウタセはにこにことそれに付き合う。ウタセは花祭よりも、慈乃の行動を楽しんでいるようだった。
今日出ている数々の屋台は、以前ウタセと立ち寄った焼きドーナツの屋台のようにキッチンカー風ではない。どちらかというと慈乃も慣れ親しんだ日本の夏祭りでよく見かける形に近かった。材木を組み立てて、屋根代わりの布を張る。その下で飲食物を売ったり、植物を展示したりしており、体験型の屋台もある。
日本の屋台と似ているものもあったが、そっくり同じものはほとんどない。例えば麵屋には焼きそばがあったが焼きパスタもあった。また、飴屋にはイチゴ飴やリンゴ飴といった果物の飴だけでなく、トマト飴やエダマメ飴といった野菜の飴も置いていた。
飲み物を売る屋台にはビンに入ったラムネや麦茶、オレンジジュース、麦酒など定番のものから、やはりビン詰めにされた豆乳も売られていた。バリエーションも豊富で、無調整、調整、コーヒー、イチゴ、フルーツミックスの五種類もの豆乳が揃えられている。
慈乃が立ち止まっていると、横からウタセが「気になるの?」と訊いてきた。
慈乃は頷いて、迷った末にフルーツミックス豆乳を選んだ。
ウタセが当たり前のように支払いを済ませ、商品を慈乃に手渡す。
慈乃が既視感を覚えつつ遠慮したら、ウタセにはやはりいい笑顔で「お兄ちゃんなので」と一蹴された。
一旦道の端に寄り、ビンの蓋を開ける。
ウタセは片手に涼やかな水色のビンを持っている。特徴的な形のビンはラムネのものだ。蓋を落とすと、透き通った青いビー玉が、水中に泳いだ。
「夏の花祭に来たらラムネにするんだ。炭酸の清涼飲料水はあんまり好きじゃないんだけど、お祭りって不思議だよね」
ウタセはビンの首にはまるビー玉を見つめながら、そう話した。
慈乃もなんとなく気持ちがわかったので同意する。
「ええ、わかります。夏にはラムネのイメージがありますよね」
「あはは。シノもそうなんだ」
それからひとごみの中に戻る。
次に慈乃の目をひいたのは屋台の屋根に大書された『やっこ』の文字。慈乃の視線を追ったウタセが「ああ、豆腐だね」と声を上げた。
「気になるところは片っ端から覗いていこうよ」
ウタセの後を慈乃も追う。
この屋台では豆腐とトッピングを選ぶらしかった。豆腐は木綿、絹、おぼろの三種類、トッピングはしょう油、金ゴマ、生姜、柚子胡椒、はちみつ、黒蜜の六種類用意されている。
店主のおすすめは絹豆腐にはちみつらしいので、慈乃は無難にそれを注文した。ちなみにウタセは木綿豆腐に生姜にしたようだ。
木陰で立ち止まりながら豆腐を食べていると、唐突に名を呼ばれた。聞き覚えのありすぎる声の主は、案の定サーヤだった。もちろんシキブとヒイラギも共にいる。
「きれいなひとがいるなとは思ってたけど、まさかシノ姉さんだったとは」
そういうサーヤも元がいいのもあって、かなり様になった格好をしている。着こなしこそ女性のものだが、黒に近いパンツタイプの下衣はサーヤによく似合っていて、その存在感をより際立たせている。刺繍は瞳の色と同じ、若菜色だった。
隣に佇むシキブは瞳と同じ黄浅緑色の地に、髪と同じ色の紫式部色の刺繍があしらわれた下衣で、ムラサキシキブの実がついた小枝を左胸にコサージュのようにしてつけていた。
また、ヒイラギは深緑色の布地に白い小花が膝下半分に散らされた下衣を履き、ヒイラギの枝葉をシキブ同様コサージュにしてつけている。ヒイラギは右手に綿あめ、左手に焼きおにぎりを持っていた。側頭部には流行りの戦隊ものの仮面をつけている。
「ウタセ兄さんが一緒なら安心ですねぇ。知らないひとにはついていかない、危ないひとには近寄らない、ですものぉ」
ヒイラギはサーヤとシキブの言を焼きおにぎりをぱくついて聞いていたが、嚥下するとぽつりと言った。
「……シノ姉さん、攻撃は最大の防御。これさえ忘れなければ、大丈夫……」
穏やかなふたりからなかなか物騒な単語が飛び出す。どうやら学び家の子ども達は皆たくましいようだ。
サーヤはくすりと、からかうような視線をウタセに向ける。
「頑張って、騎士様。お姫様に不自由させちゃいけないよ」
まるで役者のようなセリフもサーヤにはぴったりだった。彼女に追従するように、シキブとヒイラギも芝居がかった口調で言う。
「ふふ、すてきなお姫様。優しい騎士様と楽しんでくださいねぇ」
「……お姫様。騎士様には遠慮なくおごってもらうといい……」
三人は言うだけ言って、ひらひらと手を振りながらその場を後にする。
シキブはヒイラギの持っていた綿あめをちぎり取ると、さらに二等分にして、一方は自分の口へ、もう一方はサーヤの口へと押し込んだ。ヒイラギは横目でそれを見ていたが、特に言及することなく、焼きおにぎりを食べ続けていた。
三人の背が遠ざかるのを見つめながら、慈乃は微笑ましい気持ちでそっと囁いた。
「本当に、仲が良いですよね、サーヤちゃん達」
「だよね」
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