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君の笑顔をもう一度
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夏の花祭の翌日のことである。
梅雨入り前にある程度の収穫は終えておきたいというウタセを慈乃は手伝っていた。園庭の隅にある菜園で、隣り合いながらスナップエンドウを摘み取っていく。
いつにも増して機嫌よさげなウタセは今にも鼻歌を歌い出しそうだ。慈乃はその理由が気になって、つい声を掛けた。
「ウタセさ……ウタくんは、なんだかいつもより、楽しそうですね……?」
昨日、名前の呼び方を変えることを約束したのを思い出して、慈乃ははっとなって言い直しつつ、ウタセに尋ねた。
ウタセは作業の手を止めて、慈乃を見る。そして無邪気に微笑んだ。
「それはそうだよ。なにせ昨日はいいことがいっぱいあったから」
一緒に花祭を見て回ったこと、呼び方を変えたこと、慈乃が失っていた笑みを取り戻せたこと。ウタセのいう『いいこと』が昨日の夏の花祭のことを指していると慈乃にもわかった。
「……ウタくんの、おかげです」
感謝の念を込めて慈乃が小さく応えれば、ウタセは眩しい笑顔を見せた。
「そう言ってくれるのは嬉しいな。だけど、シノも頑張ったおかげであるってこと忘れないでね」
「は、はい」
慈乃の言葉を心底嬉しそうに受け取りながらも慈乃自身をも認める発言に、慈乃は無難な返事しかできず、それをもどかしく思った。
(もっと、伝えられる言葉があるはずなのに……)
慈乃が難しい顔をしていたからか、ウタセは「どうしたの?」と不思議そうに慈乃の顔を覗き込む。慈乃は数回口を開閉させた後、ようやく言葉を紡ぎ出した。
「……私、ウタくんに与えられてばかり、です」
「え?」
ウタセは軽く目を見開いたものの、そのまま先を促すように慈乃を見つめ続けた。慈乃はひと呼吸おいてから言葉を継いだ。
「出会ってからずっと、ウタくんは私を肯定し続けてくれました。だから私は今ここに立っていられるのだと思います」
「うん」
「……なのに、私は与えられるばかりで、ウタくんに何も返せていません。『ありがとう』では足りないくらいに、感謝しているのに。それを、上手く伝えられなくて……」
慈乃の思いを最後まで聞いたウタセは、ぱちりと目を瞬いた。それから、ふわりと優しく微笑んだ。
「シノらしいね。でも、そんなに気にしなくて大丈夫だよ。僕にはちゃんと伝わってるから」
「でも……」
俯きがちだった顔を上げた慈乃の顔は困惑と苦悩に彩られていた。ウタセは苦笑して言った。
「って僕が言っても優しい慈乃は気にしちゃうんだよね」
ウタセはころころと器用に表情を変える。今度は柔らかで温かな、まるで春の陽だまりのような笑顔で慈乃にまっすぐ向き合った。
「そうしたら、もう少しだけでいいから。慈乃の笑顔を僕に見せてほしいんだ」
「え……?」
「それが何よりのご褒美だよ。僕にとってはね」
慈乃の黄金色の瞳とウタセのマリーゴールド色の瞳が交わる。それだけでもウタセの言葉が本心からのものだとわかった。
「やっと見られた慈乃の笑顔は淡く儚くて、綺麗で。そんな表情が見られて、本当に嬉しかったんだ。だから、また見られたらいいなって」
「それ、は……」
すぐには難しいのではないか。慈乃はウタセの期待に応えられなさそうなことに内心落胆のため息を吐いた。慈乃ではない誰かならすぐにでも微笑んで見せただろう。しかし、やっと笑顔を取り戻したとはいえ、今の慈乃には意図的に微笑むことはできなかった。それにウタセが望むのもそうした作った笑顔ではなく、自然に溢れる笑顔だろう。
慈乃が困っているのを察したウタセは「あ、違うよ! すぐにじゃなくてね」と慌てて付け足した。
「いつでもいいんだ。シノが心から笑ってくれるときが来て、それを目にすることができれば、それでね」
「……はい。そうなれるように、頑張ります」
慈乃が重々しく頷けば、ウタセは「そんなに気負わなくていいんだからね」と小さく笑った。
話が一段落し、野菜の収穫を再開する。ふたりの間に流れる時間は穏やかなものだった。気が付いたときには午前十時を過ぎていた。
「そういえば、今日は十時のおやつがあるってニア姉が言ってたっけ?」
収穫を始めたときより幾分高くなった太陽を見上げながら、ウタセが呟く。慈乃が首肯を返すと同時に、彼女達を呼ぶ声と、続いて駆け寄ってくる小さな二つの足音が聞こえた。
「ウタお兄ちゃん、シノお姉ちゃん、みーつけた!」
「クッキーやけたからおいでって、ニアお姉ちゃんがよんでるよ」
「メリルちゃん、テオくん」
声の先を振り返り、慈乃は自分達を呼びに来たふたりの幼児の名前を呼ぶ。ウタセも野菜の載った籠を抱えたままかがむと、彼らに視線を合わせて微笑んだ。
「教えに来てくれたんだね。ありがとう、ふたりとも」
メリルとテオははにかむと、それぞれ慈乃とウタセの手を取った。
「ね、はやくいこう」
「ええ、そうですね」
メリルは慈乃の手を引き、駆けだした。『家族』の待つ食堂へ誘うその手は温かく、慈乃の心も自然と解ける。
「あ……」
慈乃を見ていたウタセが声をあげる。彼と手をつないでいたテオは小首を傾げて、ウタセを見上げた。
「どうしたの、ウタお兄ちゃん」
テオの声に我に返ったウタセは緩く首を振ると、テオを促して歩き始めた。
(さっきのシノ。微かにだけど、優しく笑ってたよね)
先を駆ける彼女達の横顔に再度視線を送る。そこには見間違いではなく、確かに綻ぶような笑顔の花が咲いていた。
梅雨入り前にある程度の収穫は終えておきたいというウタセを慈乃は手伝っていた。園庭の隅にある菜園で、隣り合いながらスナップエンドウを摘み取っていく。
いつにも増して機嫌よさげなウタセは今にも鼻歌を歌い出しそうだ。慈乃はその理由が気になって、つい声を掛けた。
「ウタセさ……ウタくんは、なんだかいつもより、楽しそうですね……?」
昨日、名前の呼び方を変えることを約束したのを思い出して、慈乃ははっとなって言い直しつつ、ウタセに尋ねた。
ウタセは作業の手を止めて、慈乃を見る。そして無邪気に微笑んだ。
「それはそうだよ。なにせ昨日はいいことがいっぱいあったから」
一緒に花祭を見て回ったこと、呼び方を変えたこと、慈乃が失っていた笑みを取り戻せたこと。ウタセのいう『いいこと』が昨日の夏の花祭のことを指していると慈乃にもわかった。
「……ウタくんの、おかげです」
感謝の念を込めて慈乃が小さく応えれば、ウタセは眩しい笑顔を見せた。
「そう言ってくれるのは嬉しいな。だけど、シノも頑張ったおかげであるってこと忘れないでね」
「は、はい」
慈乃の言葉を心底嬉しそうに受け取りながらも慈乃自身をも認める発言に、慈乃は無難な返事しかできず、それをもどかしく思った。
(もっと、伝えられる言葉があるはずなのに……)
慈乃が難しい顔をしていたからか、ウタセは「どうしたの?」と不思議そうに慈乃の顔を覗き込む。慈乃は数回口を開閉させた後、ようやく言葉を紡ぎ出した。
「……私、ウタくんに与えられてばかり、です」
「え?」
ウタセは軽く目を見開いたものの、そのまま先を促すように慈乃を見つめ続けた。慈乃はひと呼吸おいてから言葉を継いだ。
「出会ってからずっと、ウタくんは私を肯定し続けてくれました。だから私は今ここに立っていられるのだと思います」
「うん」
「……なのに、私は与えられるばかりで、ウタくんに何も返せていません。『ありがとう』では足りないくらいに、感謝しているのに。それを、上手く伝えられなくて……」
慈乃の思いを最後まで聞いたウタセは、ぱちりと目を瞬いた。それから、ふわりと優しく微笑んだ。
「シノらしいね。でも、そんなに気にしなくて大丈夫だよ。僕にはちゃんと伝わってるから」
「でも……」
俯きがちだった顔を上げた慈乃の顔は困惑と苦悩に彩られていた。ウタセは苦笑して言った。
「って僕が言っても優しい慈乃は気にしちゃうんだよね」
ウタセはころころと器用に表情を変える。今度は柔らかで温かな、まるで春の陽だまりのような笑顔で慈乃にまっすぐ向き合った。
「そうしたら、もう少しだけでいいから。慈乃の笑顔を僕に見せてほしいんだ」
「え……?」
「それが何よりのご褒美だよ。僕にとってはね」
慈乃の黄金色の瞳とウタセのマリーゴールド色の瞳が交わる。それだけでもウタセの言葉が本心からのものだとわかった。
「やっと見られた慈乃の笑顔は淡く儚くて、綺麗で。そんな表情が見られて、本当に嬉しかったんだ。だから、また見られたらいいなって」
「それ、は……」
すぐには難しいのではないか。慈乃はウタセの期待に応えられなさそうなことに内心落胆のため息を吐いた。慈乃ではない誰かならすぐにでも微笑んで見せただろう。しかし、やっと笑顔を取り戻したとはいえ、今の慈乃には意図的に微笑むことはできなかった。それにウタセが望むのもそうした作った笑顔ではなく、自然に溢れる笑顔だろう。
慈乃が困っているのを察したウタセは「あ、違うよ! すぐにじゃなくてね」と慌てて付け足した。
「いつでもいいんだ。シノが心から笑ってくれるときが来て、それを目にすることができれば、それでね」
「……はい。そうなれるように、頑張ります」
慈乃が重々しく頷けば、ウタセは「そんなに気負わなくていいんだからね」と小さく笑った。
話が一段落し、野菜の収穫を再開する。ふたりの間に流れる時間は穏やかなものだった。気が付いたときには午前十時を過ぎていた。
「そういえば、今日は十時のおやつがあるってニア姉が言ってたっけ?」
収穫を始めたときより幾分高くなった太陽を見上げながら、ウタセが呟く。慈乃が首肯を返すと同時に、彼女達を呼ぶ声と、続いて駆け寄ってくる小さな二つの足音が聞こえた。
「ウタお兄ちゃん、シノお姉ちゃん、みーつけた!」
「クッキーやけたからおいでって、ニアお姉ちゃんがよんでるよ」
「メリルちゃん、テオくん」
声の先を振り返り、慈乃は自分達を呼びに来たふたりの幼児の名前を呼ぶ。ウタセも野菜の載った籠を抱えたままかがむと、彼らに視線を合わせて微笑んだ。
「教えに来てくれたんだね。ありがとう、ふたりとも」
メリルとテオははにかむと、それぞれ慈乃とウタセの手を取った。
「ね、はやくいこう」
「ええ、そうですね」
メリルは慈乃の手を引き、駆けだした。『家族』の待つ食堂へ誘うその手は温かく、慈乃の心も自然と解ける。
「あ……」
慈乃を見ていたウタセが声をあげる。彼と手をつないでいたテオは小首を傾げて、ウタセを見上げた。
「どうしたの、ウタお兄ちゃん」
テオの声に我に返ったウタセは緩く首を振ると、テオを促して歩き始めた。
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