探偵兼殺し屋 御影の日常

恭介

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殺し屋として。

御影と助手

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気持ち良い朝だ。探偵社(もはや家)でミルクティーを飲む。
「御影さんこんにちは、って又散らかしてますね」
呆れた様に入る一人の女性。西沢アリス。ハーフ(あまりそれっぽくない)。
「あぁ、ゴメン。片付け手伝ってくれる?」
そう言うと、「またですか」と言うのが早いか、書類の山に手を付け始めた。彼女は、優秀な助手だ。当然、裏の仕事の方でも。隣にしゃがんで、書類の山を片付けて行く。彼女は十人中十人が可愛いと言うものの、印象には残らない、といった感じだろうか。
しばらくして、部屋は片付いた。アリスは、部屋を見渡し、「異常無し」と言う。
「ありがとう、アリス。だいぶ捗った。あ、コンピュータの点検は僕がやるよ。」
机のパソコンと睨み合いしているアリスの横からひょいと手を出し、点検をしようと思ったのだが、アリスが何かおかしい。
「ちょ、み、御影さんあのっ、ち、近すぎでは!?」
「ん?別に良いんじゃない?すぐ終わるし。」
「そういう問題じゃなくて!はい、椅子!座って下さい!」
顔を赤くしながら椅子を持ってくる。今僕何かした?
その時、ドアが開き、新たな来客を告げた。
まず、20代前半女性、身長は普通より低め。細身。一瞬にして情報を得る。
「あの、ここが御影探偵ですか?」
いつも通りに落ち着いた印象で「はい。僕が御影です。」と答える。そのあと世間話。この展開、文系の人間だ。
「それで、ご用件は?」
「この人──10年くらい前の写真なのですみません──を、捜索して下さい。」
これが、珍しい人探しの始まりだった。
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