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一話 ヒーローがネクラで悪いか
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これは、とある国でのとある戦いの物語。その国には戦争はなく、兵器という人の命を脅かすものも存在しなかった。しかし、それは呼び起こされたのだ。とある組織の手によって。その組織が作り出された理由は一言。楽しそうだったからだ。その組織に所属している人間達は全員、今の世の中に不満を募らせていた。毎日八時間の仕事。やりたい事をやらせてくれない親。欲しいものが高額過ぎて手を出せない学生。家族もおらず、やりたい事もない無気力人間。そんな人々にその組織の長となる人物は手を差し伸べ、こう投げかけた。
「諸君、退屈は嫌いかね?」
その人物の言葉によって、世の中に不満を持つ人々は解放された。仕事が辛い?ならば仕事を辞めよう。パワハラをしてきた上司には暴力を返してやろう。やりたいことをやらせてくれない親。そんな親からは手足を奪ってやろう。するとどうだろう。両親は自身がやりたいと思っていた事が何一つ出来ないではないか。高額商品も思いのまま。店にあるものを無言で持ち去れば簡単に手に入る。無気力人間も思わずやりたいと感じられる事は、この世の中に沢山あった。全てが法律という縛りによって禁止されていただけで。
「この人生は誰のものだ?我々のものだ!ならば、やりたい事をやろう!何者かに我々の娯楽を潰されるなど許される筈がない!我々は我々が楽しめる世界で、思う存分生きたいのだ!故に、私はここに誓おう。諸君がやりたい事が全て出来る国の建設を!!その為に、今の世界を壊そうじゃないか!!!」
こうして、自身の愉悦の為に生きる人々の集団。愉悦団と呼ばれる組織が完成した。
「そこまでだ!」
だが、当然それをよく思わない物もいる。彼らは己が正義を信じ、法律の正義を信じ、自身の欲望の為に他者が傷つけられるという世界に意を唱える正義の戦士達。その名も。
「「「「防衛戦隊!ブレイバー!!!」」」」
この物語は、世界を壊し、自分達こそが幸せならばそれで良い世界を作ろうとする愉悦団と、そんな愉悦団からこの世界を守ろうと戦うブレイバー達の戦いの物語である。
◇
「そこまでだ愉悦団共!!」
一人の青年のスマホから勇ましい音楽と共にブレイバーのメンバーが映し出される。そこに集うは五人の戦士。それぞれがそれぞれの色のスーツで身を守り、仮面を装着して登場する。これこそがブレイバーの戦闘形態である。
「正義と情熱の戦士!ブレイレッド!!」
ブレイバーのリーダーにして正義感の強過ぎる人物、ブレイレッド。大きな大剣から放たれる赤き雷は悪しき愉悦団を容赦なく焼き尽くす。戦闘時は常に最前線を駆け抜け、まごう事なき突撃隊長と言える。
「自由と友情の戦士!ブレイブルー!!」
ブレイバーのムードメーカー、ブレイブルー。実に明るくおちゃらけた性格だが愉悦団には厳しい。世界は自由であるべきだ。しかし、その自由の中にもルールは必要である。その事を伝える為、ブレイブルーは自由の戦士として愉悦団を挫く。その戦闘スタイルは臨機応変。主な武器の爆弾以外にも短剣や弓、銃や槍といった様々な戦い方を有している。が、全てにおいて中途半端なので実は戦闘面ではブレイバー最弱と言えるが、それは内緒だ。
「夢と誠実の戦士。ブレイグリーン」
能力を買われブレイバーにスカウトされたブレイバーの一員。これといった強みはないが、これといった弱みもない安定型。武器は剣だが、剣からビームを飛ばしたりといった派手な攻撃は出来ない。
「愛と未来の戦士、ブレイイエロー」
ブレイバーの作戦参謀。冷静な対処でブレイバーを支える縁の下の力持ち。しかし焦ると周りが見えなくなる事があるのでそうなった場合は補助が必要となるだろう。武器は弓だが、ブレイイエローの弓はただの弓ではない。死にはしないが触れただけで体が麻痺して戦闘不能へと至るといういかにも悪役が使用しそうな武器で戦うヒーローなのだ。
「・・・生と衝動の戦士。ブレイピンク」
ブレイバー最年少、ブレイピンク。お淑やかで物静かな雰囲気からよく舐められてしまうが、実はとても戦闘能力が高い。心優しい性格の為あまり戦闘は好まないが、使用武器は銃と殺意が高めとなっている。一言で銃と言っても様々な種類があるがブレイピンクはどんな銃でも一様に扱う事ができる。
「「「「「我ら!防衛戦隊!!ブレイバー!!!」」」」
五人の戦士がそれぞれの決めポーズを取り、その背後が派手に爆発。そして画面には<ブレイバー募集中>という言葉が出て動画は終わった。
「・・・はぁ」
動画を見終わった青年は大きなため息をつき、一言を口にした。
「俺だけめっちゃ影薄いじゃねえか」
そう呟き、ブレイグリーン。本名陽陰透輝(よういんとうき)はスマホの画面を消し机にうつ伏せになる。動画は本当に短いものでそれぞれの人物への説明も透輝が脳内で纏め上げたものだ。故にこの動画を見た人々がグリーンだけ影薄いと感じる事は少ないだろうが、グリーンの中身が自分だと考えるとどうしてもそう思わざる終えない。
「よっすー!元気無さそうじゃんか!どーしたんだよ透輝!」
そんな透輝の背中が勢い良く叩かれた。
「痛ってぇ!?力強いっすよ零士!」
「はは!わりわり!なんか暗い顔してたからまたネガティブな事でも考えたのかなーと思ってさ!」
透輝に気さくに話しかけてきたのはブレイブルー、本名藤野零士(ふじのれいじ)だ。言い忘れていたがここは防衛戦隊ブレイバーの基地の一つで、現在は合同訓練が終わった後となっている。
「おめぇは相変わらず辛気くせえ面してんなぁ!零士の言う通り男らしいとこ見せてみろってんだ!」
「モーさん?俺そんな事一言も言ってねえけど?」
そんな二人の会話に割り込んできた女性が一人。ブレイレッド、本名剣崎萌(けんざきもえ)だ。
「モーさん言うな!」
「じゃあ萌」
「名前で呼ぶな!」
「どー呼べば良いんだよ」
「剣崎で良いだろ!?」
「それじゃ叔母さんとどっち呼んでるか分かんなくなるだろ!?」
「今は父様も母様もいねえんだからいいだろ!?」
「いる時は紛らわしいだろ!?」
凄い勢いで会話を交わし合う二人に透輝はついていけないが、何とか二人の言い合いを止めたい。このままでは萌が暴走して剣でも取り出しそうだ。
「そこまでですよ」
そんな二人を一言で止めた人物がいた。ブレイイエロー、本名桜宮椿(さくらのみやつばき)である。
「モーさんが虐めてくる!何とかしてくれ!」
「虐めてなんていねえだろ!椿!お前もこいつにオレの呼び方変える様に言え!」
「別に呼び方なんて何でもいいでしょう?愛称で呼ばれるなんて親しい仲の証なのでは?」
「気に入らねえなら問題だろうが!」
萌は全く引く様子がないので椿が呆れたように息を吐く。零士はこの愛称が気に入っているのか何度でも萌の事をモーさんと呼ぶし、萌も萌でその呼ばれ方は気に入らないらしく何度も怒っている。この争いが終わる事はないのか。
「あっ!あの!お二人とも、喧嘩はよして、下さい」
そんな二人の間に小さな体が入り込んだ。ブレイピンク、桐藤静(きりふじしずか)である。椿ですら入らなかった二人の間にオドオドしながら静が入ってきたことで萌がたじろぐ。
「仲良くしましょう?」
「ちっ!しゃーねーな」
「そうそう。仲良き事は美しき事だろ?俺たちで仲間割れしてる場合じゃねえって」
合同訓練が終わり基地にブレイバーが集結した。そしてその面々を見て透輝は再度思うのだ。
(俺、影薄いなー)
圧倒的主人公感を放つ萌に、おちゃらけたムードメーカーの零士。しっかり者の椿に妹系の可愛らしさを持つ静。彼らはとてもヒーローとしてキャラが立っているが、自分はそうではない。世界の危機とか言われて、断る勇気もなく成り行きでブレイバーに入った自分とは何もかもが違うのだ。しかしキャラが立ちすぎているのは何も戦士達だけではない。
「皆、訓練ご苦労様でした。こんな所で談笑していないで即座に急速に入るように」
そう言って冷たくも聞こえるが内心ではブレイバーを心配する言葉を放つ女性がいた。彼女は藤野冷華(ふじのれいか)。ブレイバーを設立した人物であり、司令官である。
「いやオレだって駄弁りたくて駄弁ってた訳じゃ」
「言い訳無用です」
冷華に怒られた様に感じたのか萌が言い訳をし出すとその言い訳はたった一言で打ち切られる。実際話していた事は事実だし、萌か熱くならなければブレイバー全員がこの場所に集まる必要はなかったのだ。
「でも母さん。透輝がまたブルーに入ってるよ?いやブルーは俺なんだけどさ」
「そうでしたか。流石の観察力ですね零士。お礼に接吻をしてあげましょう。さあ、母の腕の中へいらっしゃい」
「はぁ!?幾ら実の母親だからって何て羨まっ!こほん!!不純な事を言ってるんですか!?!?」
冷華がほとんど表情を変える事なく爆弾発言をした事で萌は落ち着いたと言うのに今度は椿が怒りに任せて冷華を糾弾し始めた。
「あの、透輝さん。今椿先輩、裏山とおっしゃいましたよね?この辺に裏山なんてありましたっけ?」
「いや、えっと。なんて言えばいいんすかね」
椿の本音を何と勘違いしたのか静がこっそりと透輝に質問を投げかけてくる。流石天然だ。本当にキャラが立っている。それはそれとしてどう答えれば良いのか助けて欲しい。
(はぁぁぁぁぁ。何で俺はこんな濃い人達に囲まれてヒーローなんてやってんだぁぁぁぁぁぁぁ!!)
ネクラヒーローですんません
第一話 ヒーローがネクラで悪いか
「諸君、退屈は嫌いかね?」
その人物の言葉によって、世の中に不満を持つ人々は解放された。仕事が辛い?ならば仕事を辞めよう。パワハラをしてきた上司には暴力を返してやろう。やりたいことをやらせてくれない親。そんな親からは手足を奪ってやろう。するとどうだろう。両親は自身がやりたいと思っていた事が何一つ出来ないではないか。高額商品も思いのまま。店にあるものを無言で持ち去れば簡単に手に入る。無気力人間も思わずやりたいと感じられる事は、この世の中に沢山あった。全てが法律という縛りによって禁止されていただけで。
「この人生は誰のものだ?我々のものだ!ならば、やりたい事をやろう!何者かに我々の娯楽を潰されるなど許される筈がない!我々は我々が楽しめる世界で、思う存分生きたいのだ!故に、私はここに誓おう。諸君がやりたい事が全て出来る国の建設を!!その為に、今の世界を壊そうじゃないか!!!」
こうして、自身の愉悦の為に生きる人々の集団。愉悦団と呼ばれる組織が完成した。
「そこまでだ!」
だが、当然それをよく思わない物もいる。彼らは己が正義を信じ、法律の正義を信じ、自身の欲望の為に他者が傷つけられるという世界に意を唱える正義の戦士達。その名も。
「「「「防衛戦隊!ブレイバー!!!」」」」
この物語は、世界を壊し、自分達こそが幸せならばそれで良い世界を作ろうとする愉悦団と、そんな愉悦団からこの世界を守ろうと戦うブレイバー達の戦いの物語である。
◇
「そこまでだ愉悦団共!!」
一人の青年のスマホから勇ましい音楽と共にブレイバーのメンバーが映し出される。そこに集うは五人の戦士。それぞれがそれぞれの色のスーツで身を守り、仮面を装着して登場する。これこそがブレイバーの戦闘形態である。
「正義と情熱の戦士!ブレイレッド!!」
ブレイバーのリーダーにして正義感の強過ぎる人物、ブレイレッド。大きな大剣から放たれる赤き雷は悪しき愉悦団を容赦なく焼き尽くす。戦闘時は常に最前線を駆け抜け、まごう事なき突撃隊長と言える。
「自由と友情の戦士!ブレイブルー!!」
ブレイバーのムードメーカー、ブレイブルー。実に明るくおちゃらけた性格だが愉悦団には厳しい。世界は自由であるべきだ。しかし、その自由の中にもルールは必要である。その事を伝える為、ブレイブルーは自由の戦士として愉悦団を挫く。その戦闘スタイルは臨機応変。主な武器の爆弾以外にも短剣や弓、銃や槍といった様々な戦い方を有している。が、全てにおいて中途半端なので実は戦闘面ではブレイバー最弱と言えるが、それは内緒だ。
「夢と誠実の戦士。ブレイグリーン」
能力を買われブレイバーにスカウトされたブレイバーの一員。これといった強みはないが、これといった弱みもない安定型。武器は剣だが、剣からビームを飛ばしたりといった派手な攻撃は出来ない。
「愛と未来の戦士、ブレイイエロー」
ブレイバーの作戦参謀。冷静な対処でブレイバーを支える縁の下の力持ち。しかし焦ると周りが見えなくなる事があるのでそうなった場合は補助が必要となるだろう。武器は弓だが、ブレイイエローの弓はただの弓ではない。死にはしないが触れただけで体が麻痺して戦闘不能へと至るといういかにも悪役が使用しそうな武器で戦うヒーローなのだ。
「・・・生と衝動の戦士。ブレイピンク」
ブレイバー最年少、ブレイピンク。お淑やかで物静かな雰囲気からよく舐められてしまうが、実はとても戦闘能力が高い。心優しい性格の為あまり戦闘は好まないが、使用武器は銃と殺意が高めとなっている。一言で銃と言っても様々な種類があるがブレイピンクはどんな銃でも一様に扱う事ができる。
「「「「「我ら!防衛戦隊!!ブレイバー!!!」」」」
五人の戦士がそれぞれの決めポーズを取り、その背後が派手に爆発。そして画面には<ブレイバー募集中>という言葉が出て動画は終わった。
「・・・はぁ」
動画を見終わった青年は大きなため息をつき、一言を口にした。
「俺だけめっちゃ影薄いじゃねえか」
そう呟き、ブレイグリーン。本名陽陰透輝(よういんとうき)はスマホの画面を消し机にうつ伏せになる。動画は本当に短いものでそれぞれの人物への説明も透輝が脳内で纏め上げたものだ。故にこの動画を見た人々がグリーンだけ影薄いと感じる事は少ないだろうが、グリーンの中身が自分だと考えるとどうしてもそう思わざる終えない。
「よっすー!元気無さそうじゃんか!どーしたんだよ透輝!」
そんな透輝の背中が勢い良く叩かれた。
「痛ってぇ!?力強いっすよ零士!」
「はは!わりわり!なんか暗い顔してたからまたネガティブな事でも考えたのかなーと思ってさ!」
透輝に気さくに話しかけてきたのはブレイブルー、本名藤野零士(ふじのれいじ)だ。言い忘れていたがここは防衛戦隊ブレイバーの基地の一つで、現在は合同訓練が終わった後となっている。
「おめぇは相変わらず辛気くせえ面してんなぁ!零士の言う通り男らしいとこ見せてみろってんだ!」
「モーさん?俺そんな事一言も言ってねえけど?」
そんな二人の会話に割り込んできた女性が一人。ブレイレッド、本名剣崎萌(けんざきもえ)だ。
「モーさん言うな!」
「じゃあ萌」
「名前で呼ぶな!」
「どー呼べば良いんだよ」
「剣崎で良いだろ!?」
「それじゃ叔母さんとどっち呼んでるか分かんなくなるだろ!?」
「今は父様も母様もいねえんだからいいだろ!?」
「いる時は紛らわしいだろ!?」
凄い勢いで会話を交わし合う二人に透輝はついていけないが、何とか二人の言い合いを止めたい。このままでは萌が暴走して剣でも取り出しそうだ。
「そこまでですよ」
そんな二人を一言で止めた人物がいた。ブレイイエロー、本名桜宮椿(さくらのみやつばき)である。
「モーさんが虐めてくる!何とかしてくれ!」
「虐めてなんていねえだろ!椿!お前もこいつにオレの呼び方変える様に言え!」
「別に呼び方なんて何でもいいでしょう?愛称で呼ばれるなんて親しい仲の証なのでは?」
「気に入らねえなら問題だろうが!」
萌は全く引く様子がないので椿が呆れたように息を吐く。零士はこの愛称が気に入っているのか何度でも萌の事をモーさんと呼ぶし、萌も萌でその呼ばれ方は気に入らないらしく何度も怒っている。この争いが終わる事はないのか。
「あっ!あの!お二人とも、喧嘩はよして、下さい」
そんな二人の間に小さな体が入り込んだ。ブレイピンク、桐藤静(きりふじしずか)である。椿ですら入らなかった二人の間にオドオドしながら静が入ってきたことで萌がたじろぐ。
「仲良くしましょう?」
「ちっ!しゃーねーな」
「そうそう。仲良き事は美しき事だろ?俺たちで仲間割れしてる場合じゃねえって」
合同訓練が終わり基地にブレイバーが集結した。そしてその面々を見て透輝は再度思うのだ。
(俺、影薄いなー)
圧倒的主人公感を放つ萌に、おちゃらけたムードメーカーの零士。しっかり者の椿に妹系の可愛らしさを持つ静。彼らはとてもヒーローとしてキャラが立っているが、自分はそうではない。世界の危機とか言われて、断る勇気もなく成り行きでブレイバーに入った自分とは何もかもが違うのだ。しかしキャラが立ちすぎているのは何も戦士達だけではない。
「皆、訓練ご苦労様でした。こんな所で談笑していないで即座に急速に入るように」
そう言って冷たくも聞こえるが内心ではブレイバーを心配する言葉を放つ女性がいた。彼女は藤野冷華(ふじのれいか)。ブレイバーを設立した人物であり、司令官である。
「いやオレだって駄弁りたくて駄弁ってた訳じゃ」
「言い訳無用です」
冷華に怒られた様に感じたのか萌が言い訳をし出すとその言い訳はたった一言で打ち切られる。実際話していた事は事実だし、萌か熱くならなければブレイバー全員がこの場所に集まる必要はなかったのだ。
「でも母さん。透輝がまたブルーに入ってるよ?いやブルーは俺なんだけどさ」
「そうでしたか。流石の観察力ですね零士。お礼に接吻をしてあげましょう。さあ、母の腕の中へいらっしゃい」
「はぁ!?幾ら実の母親だからって何て羨まっ!こほん!!不純な事を言ってるんですか!?!?」
冷華がほとんど表情を変える事なく爆弾発言をした事で萌は落ち着いたと言うのに今度は椿が怒りに任せて冷華を糾弾し始めた。
「あの、透輝さん。今椿先輩、裏山とおっしゃいましたよね?この辺に裏山なんてありましたっけ?」
「いや、えっと。なんて言えばいいんすかね」
椿の本音を何と勘違いしたのか静がこっそりと透輝に質問を投げかけてくる。流石天然だ。本当にキャラが立っている。それはそれとしてどう答えれば良いのか助けて欲しい。
(はぁぁぁぁぁ。何で俺はこんな濃い人達に囲まれてヒーローなんてやってんだぁぁぁぁぁぁぁ!!)
ネクラヒーローですんません
第一話 ヒーローがネクラで悪いか
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