宇宙人に転生した私の力が最強過ぎる、そして周りの女の子達がカワイイ過ぎる。

ゆにこーん

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第一章 ~第三ウェーブ~

99話 愛されチコタンちゃん

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 サンサンと輝く白い太陽。
 活気に満ちたフローンの町。

 今日はチコタンと二人でお出かけ。
 お買い物という名の、楽しいデート……のはずなんだけど……。

「うーん……やっぱり少し緊張する……」

 前回町へお出かけした時は、完全な事故にあったからね。
 フローンの全員とダークマター融合……再起不能の大事故だ……。

「緊張しなくても大丈夫ですよ、誰もソーラのことなんて気にしませんから」

「うん……そうだといいけどね……」

 まあ、あれから時間も経ってるし、みんな忘れてくれてると思うけど。
 いざ町へお出かけとなると、やっぱり緊張するな……。

「おい! あの子を見ろ!!」

「あの子って……もしかして!」

 ギクリッ、早くも気づかれた?
 ヤバい! どんどんと人が集まってくるよ。
 ひいぃっ、怖い──。

「「「「「お~い! チコタンちゃ~ん!!」」」」」

 ──うん?
 チコタンちゃん?

「こんにちは! みなさん今日もお元気ですね!」

「アッハッハッ! それはチコタンちゃんのおかげだよ!」

「チコタンちゃんと一緒だと、みんな笑顔になってしまうんだ!」

 え……? なっ、何これ?
 チコタンって、いつの間にこんな人気者になってるの?

「この前チコタンちゃんに、お店のお手伝いをしてもらっただろう? あれから店の売上は五倍になったんだよ!」

「チコタンちゃん、幼稚園で子供達の面倒を見てくれたじゃない? そうしたら子供達も、チコタンちゃんのことを大好きになったのよ!」

「確か数日前じゃったか、ワシ等年寄り連中の話し相手をしてくれたじゃろう? あれ以来ワシ等は、みんなチコタンちゃんの大ファンになったんじゃよ~」

「いえいえ、大したことはしていませんから」

 そっか、私が引きこもっている間に、チコタンは町に出て色々やってたんだね。
 元々チコタンは優しいからね、大人気なのも頷けるよ。

 ところで……私だけ完全に放置されてる……。
 これはこれで、ちょっと寂しいかも……。

「そうだチコタンちゃん! うちの店の名物“フローン串焼き”を食べておくれ!」

「新作のお洋服を持ってくるわ! きっとチコタンちゃんに似合うわよ!」

「よし! ワシはこの“宇宙金の延べ棒”をチコタンちゃんに相続しよう!!」

「そんな、悪いですよ……」

「「「そう言わずに、ぜひ!」」」

 チコタン凄すぎる、お買い物の必要がなくなってるよ。
 ところで“宇宙金の延べ棒”ってなんだろう? ちょっと気になる……。

「チコタンさん……」

「はい? なんでしょうか?」

 おや? あの男は誰だろう?
 白いきっちりした宇宙服を着てる。
 なんだか緊張しているみたいだけど。

「チコタンさん! 結婚を前提に、お付き合いしてください!」

 ……は?

「そこのお前、抜け駆けはズルいぞ! 俺だってチコタンさんを嫁に欲しいんだ」

「ダメじゃ! チコタンちゃんは孫に嫁がせる予定なのじゃ!」

 嫁に欲しい……?
 孫に嫁がせる……?
 
 ……何を……何を勝手なことを……。

「ねえちょっと……結婚ってどういうこと……?」

「ん? なんだお前は……って、まさか!?」

「嘘だろ……英雄ソーラ様だ!」

「救星のソーラ様じゃと!?」

 チコタンと結婚ね……そうかそうか……。
 分かった……どうやら私にとって、この男共は敵みたいだね……。

 だったら手加減はしないんだから!

「チコタンは私と結婚するの! 手を出さないで!!」

「「「ひいぃ~っ!?」」」

 どうだっ、こんな連中はダークマターで吹っ飛ばしてやる!
 ──っていうのは冗談で、ホントはちょっと威嚇しただけだよ。
 てへっ。

「ソーラ……何をしているのですか……?」

「チコタンに悪い虫がつかないように、虫よけしてるんだよ?」

「何を言っているのか、まったく理解出来ませんよ……」

 もう、とぼけちゃって。
 ホントはチコタンも、守ってもらえて嬉しいって思ってるんでしょ。

「ソーラ様と結婚か……それなら仕方ないな!」

「ああ、俺も男だ! ここは潔く諦めよう!」

「ソーラ様や、チコタンちゃんを幸せにしておくれよ」

 おっと、住民のみんなは分かってくれたみたい。
 やっぱりチコタンには、私の方が相応しいってことだよね。

「もちろん幸せにするよ! 任せておいて!!」

「ちょっと! 本気だと思われてるじゃないですか!」

 だって私は本気だもん。

 チコタンは誰にも渡さないんだから!
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