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第二章 長すぎた初恋
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光一が彼女、浜崎瞳と出会ったのは、新卒で入社した大手不動産会社の新入社員研修の時だ。その年に採用された三十人の同期が、東京の本社で一斉に研修を受けることになった。
光一の地元は福岡だが、同期の仲間たちは関東や関西出身者が多かった。
そんな中、唯一同じ福岡出身だという瞳に興味を持つのも時間の問題だった。
「ねえ、浜崎さんは福岡出身なん?」
「うん、そうやけど。もしかして黒田くんも?」
「そう! 良かった~。同郷の人がいて、なんか安心した」
「ふふ、それ私も一緒。東京の人たちの話についていけるか不安やったけん、黒田くんと話せて嬉しい」
黒髪ロングヘアの瞳は、控えめな笑みを浮かべる。その笑顔が愛らしく、光一は一目で恋に落ちてしまった。
(浜崎さん、笑顔がめっちゃ可愛い)
同郷だからという点はもちろんだが、さらさらの長く美しい髪の毛や、白い肌、ぷっくりと艶のある唇、控えめな話し方が光一の好みにぴったりとはまっていた。
東京での新人研修は一ヶ月間だった。基本的には先輩たちの営業について回るOJT研修がほとんどだったので、仕事中に同期の仲間と話すことはあまりなかった。その代わり、夜は同期だけで飲み会を開いて、みんなで辛い研修を乗り越えた。
そして、一ヶ月間の研修が終わると、全員の配属先が決まった。
「浜崎さん、俺、福岡支社配属やった。浜崎さんは?」
それぞれの配属先は社長から直接伝えられる。緊張しながら、光一が瞳にそう尋ねると、瞳は目を丸くして驚いたあと、はらりと頬を綻ばせた。
「私も。福岡支社の営業部」
「え、そうなん? 俺も、営業部」
「わ、それじゃあ私たち同じ支社の同じ部署ってことやね。同期が誰もいなかったらどうしようって不安やったけん、嬉しいっ」
心底安心した様子で笑う瞳がとても愛しくて、光一は思わず抱きしめたくなった。
が、さすがにオフィス内でそんなことをするわけにもいかないし、第一彼女に触れられるはずがない。
それでも、光一の胸の中ではどんどん喜びが膨らんでいた。
浜崎さんと同じ支社、同じ部署だって?
そんな最高なことがあるのか。
神様が自分に味方をしてくれたとしか思えない。同期の中で、福岡出身だったのが自分と瞳だけだというのは光一も知っていたが、配属先まで同じだとは夢にも思っていなかった。
「俺も、めちゃくちゃ嬉しい」
感じたことがそのまま口からあふれ出た。瞳ははっと光一を見つめたあと、ほんのりと頬を赤く染めた。
「よろしくね、光一くん」
初めてそう、自分のことを瞳が名前で呼んでくれた日のことは、たぶん一生忘れられないだろう。光一の胸が、陽気なひだまりの中で、ぽかぽかと温まっていく。
「こちらこそ、よろしく。——瞳ちゃん」
名前では呼ばれるのは嫌かなと一瞬思ったが、瞳が嫌な顔ひとつせず、はっとその瞳を揺らしたので、光一はちょっぴり照れくさかった。
それでも、これから同じ場所で彼女と一緒に働けると思うと、これからの人生がバラ色に染まっていくような心地がした。
福岡支社には全部で百人ほどの従業員がいた。
ほどよい数だな、と光一は思う。
その中で、新入社員は自分と瞳の二人だけ。営業部の先輩たちは、光一たちのことを大いに可愛がってくれた。九州出身の社員が多いけれど、中にはそうでない人ももちろんいる。新人に限った話で言えば、光一と瞳が福岡出身だから、福岡支社に配属されたのは自明のことだった。
「どう? こっちでの仕事は」
「ちょっとずつ慣れてきたかな。やっぱり、住み慣れた環境で仕事ができるのはいいよね」
福岡支社に配属されて一ヶ月が経った。
光一は金曜日の晩に瞳を誘って二人で居酒屋に飲みに来ていた。
光一も瞳もビールジョッキを手に、仕事や先輩たちの話で盛り上がる。あの先輩とあの先輩が付き合っているとか、あの二人は元恋人同士だとか、そういうネタもすでにキャッチしていた。営業の仕事は東京でのOJT研修と同じように、先輩に一日同行するというものが多く、営業車の中で担当の先輩と長時間二人きりになる。そこで始まるのが社内恋愛のネタであることも多々あった。
「社内恋愛か~。なんか、健全だけど別れたあとが大変そう」
頬を赤くした瞳がぷはっとビールを飲みながらぼやく。光一は、瞳の恋愛観を聞いたのがこの時初めてだったので、じっと彼女の言葉に耳を傾けてしまう。
「でも、憧れではある……かも。社内恋愛したら、毎日仕事に行くのが楽しくなるんだろうな」
仕事に行くのが楽しくなる、というところで、彼女が光一の目とちらりと一瞥した。
「俺はもう、楽しくなっとるけどな」
完全にお酒の力を借りていた。
目の前の瞳は目をぱちくりと瞬かせる。
そして、ゆっくりと口角が上がって、「……私も」と囁くようにつぶやく。
「楽しい……かも」
気持ちを突き合わせるような小さな会話に、光一の胸は思わず踊ってしまっていた。
二人でふふっと笑みをこぼして見つめ合う。きっと今、瞳は自分と同じことを考えているだろうと光一は確信していた。
「あのさ、瞳ちゃん」
お酒の力だってなんだっていい。
この恋を前に押し進められるなら。
光一は再びビールをごくりと一口飲んで、瞳の目をじっと見つめた。
「今度、俺とデートしない?」
一世一代の、勇気を出して誘った。
なぜなら光一には交際経験がなかったから。
それどころか、この年まで誰かを好きになったことがなかった。
誰にも言えない秘密である。
瞳が光一にとって、初恋の人だった。
「うん、ぜひ」
瞳の快い返事を聞いて、光一はほっと安堵する。
「ありがとう! じゃあ早速、日程と行き先決めよ」
「そうやね。いつが空いてる? 私は——」
気持ちが重なり合う予感がして、それからのデートの予定を考える時間は最高に楽しかった。
光一が彼女、浜崎瞳と出会ったのは、新卒で入社した大手不動産会社の新入社員研修の時だ。その年に採用された三十人の同期が、東京の本社で一斉に研修を受けることになった。
光一の地元は福岡だが、同期の仲間たちは関東や関西出身者が多かった。
そんな中、唯一同じ福岡出身だという瞳に興味を持つのも時間の問題だった。
「ねえ、浜崎さんは福岡出身なん?」
「うん、そうやけど。もしかして黒田くんも?」
「そう! 良かった~。同郷の人がいて、なんか安心した」
「ふふ、それ私も一緒。東京の人たちの話についていけるか不安やったけん、黒田くんと話せて嬉しい」
黒髪ロングヘアの瞳は、控えめな笑みを浮かべる。その笑顔が愛らしく、光一は一目で恋に落ちてしまった。
(浜崎さん、笑顔がめっちゃ可愛い)
同郷だからという点はもちろんだが、さらさらの長く美しい髪の毛や、白い肌、ぷっくりと艶のある唇、控えめな話し方が光一の好みにぴったりとはまっていた。
東京での新人研修は一ヶ月間だった。基本的には先輩たちの営業について回るOJT研修がほとんどだったので、仕事中に同期の仲間と話すことはあまりなかった。その代わり、夜は同期だけで飲み会を開いて、みんなで辛い研修を乗り越えた。
そして、一ヶ月間の研修が終わると、全員の配属先が決まった。
「浜崎さん、俺、福岡支社配属やった。浜崎さんは?」
それぞれの配属先は社長から直接伝えられる。緊張しながら、光一が瞳にそう尋ねると、瞳は目を丸くして驚いたあと、はらりと頬を綻ばせた。
「私も。福岡支社の営業部」
「え、そうなん? 俺も、営業部」
「わ、それじゃあ私たち同じ支社の同じ部署ってことやね。同期が誰もいなかったらどうしようって不安やったけん、嬉しいっ」
心底安心した様子で笑う瞳がとても愛しくて、光一は思わず抱きしめたくなった。
が、さすがにオフィス内でそんなことをするわけにもいかないし、第一彼女に触れられるはずがない。
それでも、光一の胸の中ではどんどん喜びが膨らんでいた。
浜崎さんと同じ支社、同じ部署だって?
そんな最高なことがあるのか。
神様が自分に味方をしてくれたとしか思えない。同期の中で、福岡出身だったのが自分と瞳だけだというのは光一も知っていたが、配属先まで同じだとは夢にも思っていなかった。
「俺も、めちゃくちゃ嬉しい」
感じたことがそのまま口からあふれ出た。瞳ははっと光一を見つめたあと、ほんのりと頬を赤く染めた。
「よろしくね、光一くん」
初めてそう、自分のことを瞳が名前で呼んでくれた日のことは、たぶん一生忘れられないだろう。光一の胸が、陽気なひだまりの中で、ぽかぽかと温まっていく。
「こちらこそ、よろしく。——瞳ちゃん」
名前では呼ばれるのは嫌かなと一瞬思ったが、瞳が嫌な顔ひとつせず、はっとその瞳を揺らしたので、光一はちょっぴり照れくさかった。
それでも、これから同じ場所で彼女と一緒に働けると思うと、これからの人生がバラ色に染まっていくような心地がした。
福岡支社には全部で百人ほどの従業員がいた。
ほどよい数だな、と光一は思う。
その中で、新入社員は自分と瞳の二人だけ。営業部の先輩たちは、光一たちのことを大いに可愛がってくれた。九州出身の社員が多いけれど、中にはそうでない人ももちろんいる。新人に限った話で言えば、光一と瞳が福岡出身だから、福岡支社に配属されたのは自明のことだった。
「どう? こっちでの仕事は」
「ちょっとずつ慣れてきたかな。やっぱり、住み慣れた環境で仕事ができるのはいいよね」
福岡支社に配属されて一ヶ月が経った。
光一は金曜日の晩に瞳を誘って二人で居酒屋に飲みに来ていた。
光一も瞳もビールジョッキを手に、仕事や先輩たちの話で盛り上がる。あの先輩とあの先輩が付き合っているとか、あの二人は元恋人同士だとか、そういうネタもすでにキャッチしていた。営業の仕事は東京でのOJT研修と同じように、先輩に一日同行するというものが多く、営業車の中で担当の先輩と長時間二人きりになる。そこで始まるのが社内恋愛のネタであることも多々あった。
「社内恋愛か~。なんか、健全だけど別れたあとが大変そう」
頬を赤くした瞳がぷはっとビールを飲みながらぼやく。光一は、瞳の恋愛観を聞いたのがこの時初めてだったので、じっと彼女の言葉に耳を傾けてしまう。
「でも、憧れではある……かも。社内恋愛したら、毎日仕事に行くのが楽しくなるんだろうな」
仕事に行くのが楽しくなる、というところで、彼女が光一の目とちらりと一瞥した。
「俺はもう、楽しくなっとるけどな」
完全にお酒の力を借りていた。
目の前の瞳は目をぱちくりと瞬かせる。
そして、ゆっくりと口角が上がって、「……私も」と囁くようにつぶやく。
「楽しい……かも」
気持ちを突き合わせるような小さな会話に、光一の胸は思わず踊ってしまっていた。
二人でふふっと笑みをこぼして見つめ合う。きっと今、瞳は自分と同じことを考えているだろうと光一は確信していた。
「あのさ、瞳ちゃん」
お酒の力だってなんだっていい。
この恋を前に押し進められるなら。
光一は再びビールをごくりと一口飲んで、瞳の目をじっと見つめた。
「今度、俺とデートしない?」
一世一代の、勇気を出して誘った。
なぜなら光一には交際経験がなかったから。
それどころか、この年まで誰かを好きになったことがなかった。
誰にも言えない秘密である。
瞳が光一にとって、初恋の人だった。
「うん、ぜひ」
瞳の快い返事を聞いて、光一はほっと安堵する。
「ありがとう! じゃあ早速、日程と行き先決めよ」
「そうやね。いつが空いてる? 私は——」
気持ちが重なり合う予感がして、それからのデートの予定を考える時間は最高に楽しかった。
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