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第二章 きみを失いそうになった日
2-1
「朝葉、もしかしてお前、本当は死んでなかった? 俺、朝葉の葬式、出られなかったんだ。気持ちの整理がつけられなくてさ。だからなんとなく、朝葉が死んだことを実感できなくて。もしかしてまだ生きてるんじゃないかって思ってた。今、こうして目の前にお前が現れて、やっぱり朝葉はどこかでまだ息をしてるんじゃないかって確信に変わったよ」
「いや、楓、私はその……」
夢でもいいから会えて嬉しい。
驚きから喜びへと変わっていった楓の表情をまじまじと見ていると、彼がありのままの私を受け入れてくれているような気がして、逆にこちらの方が困惑してしまっていた。
そんな私の戸惑いを見透かしたかのように、彼は「分かっているよ」と頷く。
「幽霊なんだろ? はは、さすがに死んだのが冗談だっていうのはあり得ないよなあ」
彼なりに、私という存在をどうにか理解しようとしてくれているのだと分かった。今の私に名前をつけるならそう、“幽霊”だ。誰も決して“神様”だなんて思わない。私はただの人間。儚くも十七歳で命を失ってしまった、雪のように淡い存在だ。
「そう、なの。幽霊。気づいたら街を彷徨ってて、自分でもびっくりした。まだ心の整理もついてないの。驚かせてごめんね?」
咄嗟に取り繕った嘘を、楓はすんなりと受け入れてくれた様子で「そっか。そうだよなー」と頷いてみせた。
「いやあ、そりゃびっくりするよな。自分が幽霊になったら。死んだことに気づいてなかったってやつ?」
「……うん。気づかなかった。今の今まで」
「だろうな。朝葉は昔からぼーっとしてるとこあるから。おとぼけさんだな」
ははは、とこの不思議な再会を笑い飛ばしてみせる楓。あまりにも普通じゃない。死んだはずの幼馴染が目の前に幽霊として現れて、こんなふうに冗談みたいに笑える人間が、どれぐらいいるだろう。けれど、楓ならこんな反応をするのかもしれない、とちょっとだけ納得させられている自分がいることも事実だ。
楓は、昔からびっくりするぐらい明るいやつだ。
それこそ、昔一緒にお化け屋敷に行った時だって、特殊メイクで顔面が白塗りになった幽霊役の人を見てガハハハとお腹を抱えて笑いすぎて、その場で転げてしまったほどだ。普通にびくびくしながら楓のTシャツの袖を掴んでいた私は呆気に取られて、恐怖心が薄れて逆に楽しめなかった。そのことをお化け屋敷を出た後に楓に伝えると「ごめんってばー。だってあの幽霊見た時、風呂上がりにこれでもかというほどパックしてる母さん思い出しちまったんだもん」と言い訳をされた。
その後、私は楓とは今後絶対にお化け屋敷に行かないと心に誓ったのだ。
「楓、幽霊が見える体質なんだね」
「いや、全然霊感とかないはずなんだけど。ていうか今まで見たことなかった。今日が初めて」
なんでだろうな? と歯を見せていたずらっ子のように笑う。どうして。どうして楓はそんなに明るくなれるの。今すぐ問いただしたい衝動に駆られるが、聞いたところで彼はこう答えるだろう。
「そんなの知ったこっちゃない」って。
楓の明るい性格は生まれ持ったものだ。理由があるわけじゃない。生まれてから死ぬまで、教室の端っこで本を読んでいるような子供だった私とは正反対だ。理解できるはずかなかった。
「なあ、幽霊ってことは何か未練があってこの世に残ってるってことだろ?」
「未練……。そうだね、きっと未練がある。でもそれが何なのか、分からないの」
嘘をついた。
降る雪が私のまつ毛を、鼻を、頬を、順番に濡らしていく。彼の黒髪も徐々に白く染まりつつあった。それでもお互い傘をさすこともなく対面している。片時も目を離したくない——少なくとも私は、そう思っていた。
「そっか、分かんないのか。幽霊ってみんなそういうもんなの?」
「いや、どうだろ? 他の幽霊に会ったことも話したこともないから分からないよ」
「ははっ、それもそうだな。馬鹿な質問してごめん。そうかーじゃあさ、こういうのはどう? 一緒に朝葉の未練を探す。例えば“世界一周旅行をしたい”っていう未練かもしれないって思ったら、一緒に世界へ飛び立ったりさ。“美味しいものをたらふく食べたい”かもしれないなら、二人で全国各地のうまいもんを食べに出かけたり。な、面白そうだろ?」
「……はい?」
公園で友達と集まって「鬼ごっこをしよう!」とでも提案するような軽い口ぶりで、楓は鼻を掻きながら笑って言った。
一体どこの世界に、幽霊と一緒に旅をしたり美味しいものを食べたりする人間がいるのよ! 思わずそうつっこみたくなるぐらいには、いつもの私たちの会話のテンポに戻っていた。
「さあ、朝葉の未練はなんだろうなー。なんでもかかってこいってんだ」
へへへと、得意げな笑みを浮かべる楓は本当に私の未練を探し当てたくて仕方がないように思えた。
困ったことになったなあ。
正直、楓と顔を合わせてしまってから今まで、私の頭の中ではどうも気持ちの整理がつけられずにいる。楓と出会ったということはつまり、楓が一ヶ月以内に何かしらの理由で命を落としてしまうということだ。そんな中、二人で私の未練探しをする? あまりにも滑稽だし、時間の無駄だ。
「楓、私やっぱり」
「なんだ? もしかして成仏するのが怖いのか?」
「そうじゃなくて、その」
「俺はさ、朝葉ともう一度会えて嬉しいんだ。朝葉がいなくなってから、たった一回でもいい。朝葉と最後に話がしたいって思った。でもそんなことはもう叶うはずがない。だから朝は葉のことは諦めて前に進もうって、なんとか淡々と日々を送って。……でもさ、こうしてまた実際に朝葉と会えただろ? 幽霊になっちまってたけど、それでもやっぱり……嬉しかったんだ」
「嬉しい……」
トクントクンと脈打つ心臓がどうしようもなく痛い。
痛くて苦しいはずなのに、私の胸も「楓に会えて嬉しい」と叫んでいる。
「そうだ。だから、朝葉が現世に何か未練を残して苦しんでるなら、その苦しみから解き放ってあげたいんだ。朝葉が幸せであることが、俺の夢だから」
ああ、どうして。
どうして楓はこんなにも、いつも眩しくて優しいんだろう。
彼の温もりにこれ以上触れてしまったらきっと、私は泣いてしまう。
肌をかすめていく雪が、彼の言葉の温度に溶けていく。
やがて雪がまばらになって、私たちの足元の間に黄昏時の光が差し込んだ。
「なあ、俺と一緒に未練を断ち切ろうぜ。そこから再スタートだ」
あまりにも切なくて愛しくて、苦しい再会だった。
楓の笑顔が、ホワイトアウトする視界の中でいつまでも幻影となって残り続ける。
時間切れだ。
雪が止み、降り積もった雪に橙色の太陽光が煌めきを映す。幻想的な冬の函館の風景に、思わず息をのんだ。消えていく私の身体を、呆然と見つめる楓の顔が、上へ上へと昇っていく私の視界からどんどん遠ざかっていった。
「いや、楓、私はその……」
夢でもいいから会えて嬉しい。
驚きから喜びへと変わっていった楓の表情をまじまじと見ていると、彼がありのままの私を受け入れてくれているような気がして、逆にこちらの方が困惑してしまっていた。
そんな私の戸惑いを見透かしたかのように、彼は「分かっているよ」と頷く。
「幽霊なんだろ? はは、さすがに死んだのが冗談だっていうのはあり得ないよなあ」
彼なりに、私という存在をどうにか理解しようとしてくれているのだと分かった。今の私に名前をつけるならそう、“幽霊”だ。誰も決して“神様”だなんて思わない。私はただの人間。儚くも十七歳で命を失ってしまった、雪のように淡い存在だ。
「そう、なの。幽霊。気づいたら街を彷徨ってて、自分でもびっくりした。まだ心の整理もついてないの。驚かせてごめんね?」
咄嗟に取り繕った嘘を、楓はすんなりと受け入れてくれた様子で「そっか。そうだよなー」と頷いてみせた。
「いやあ、そりゃびっくりするよな。自分が幽霊になったら。死んだことに気づいてなかったってやつ?」
「……うん。気づかなかった。今の今まで」
「だろうな。朝葉は昔からぼーっとしてるとこあるから。おとぼけさんだな」
ははは、とこの不思議な再会を笑い飛ばしてみせる楓。あまりにも普通じゃない。死んだはずの幼馴染が目の前に幽霊として現れて、こんなふうに冗談みたいに笑える人間が、どれぐらいいるだろう。けれど、楓ならこんな反応をするのかもしれない、とちょっとだけ納得させられている自分がいることも事実だ。
楓は、昔からびっくりするぐらい明るいやつだ。
それこそ、昔一緒にお化け屋敷に行った時だって、特殊メイクで顔面が白塗りになった幽霊役の人を見てガハハハとお腹を抱えて笑いすぎて、その場で転げてしまったほどだ。普通にびくびくしながら楓のTシャツの袖を掴んでいた私は呆気に取られて、恐怖心が薄れて逆に楽しめなかった。そのことをお化け屋敷を出た後に楓に伝えると「ごめんってばー。だってあの幽霊見た時、風呂上がりにこれでもかというほどパックしてる母さん思い出しちまったんだもん」と言い訳をされた。
その後、私は楓とは今後絶対にお化け屋敷に行かないと心に誓ったのだ。
「楓、幽霊が見える体質なんだね」
「いや、全然霊感とかないはずなんだけど。ていうか今まで見たことなかった。今日が初めて」
なんでだろうな? と歯を見せていたずらっ子のように笑う。どうして。どうして楓はそんなに明るくなれるの。今すぐ問いただしたい衝動に駆られるが、聞いたところで彼はこう答えるだろう。
「そんなの知ったこっちゃない」って。
楓の明るい性格は生まれ持ったものだ。理由があるわけじゃない。生まれてから死ぬまで、教室の端っこで本を読んでいるような子供だった私とは正反対だ。理解できるはずかなかった。
「なあ、幽霊ってことは何か未練があってこの世に残ってるってことだろ?」
「未練……。そうだね、きっと未練がある。でもそれが何なのか、分からないの」
嘘をついた。
降る雪が私のまつ毛を、鼻を、頬を、順番に濡らしていく。彼の黒髪も徐々に白く染まりつつあった。それでもお互い傘をさすこともなく対面している。片時も目を離したくない——少なくとも私は、そう思っていた。
「そっか、分かんないのか。幽霊ってみんなそういうもんなの?」
「いや、どうだろ? 他の幽霊に会ったことも話したこともないから分からないよ」
「ははっ、それもそうだな。馬鹿な質問してごめん。そうかーじゃあさ、こういうのはどう? 一緒に朝葉の未練を探す。例えば“世界一周旅行をしたい”っていう未練かもしれないって思ったら、一緒に世界へ飛び立ったりさ。“美味しいものをたらふく食べたい”かもしれないなら、二人で全国各地のうまいもんを食べに出かけたり。な、面白そうだろ?」
「……はい?」
公園で友達と集まって「鬼ごっこをしよう!」とでも提案するような軽い口ぶりで、楓は鼻を掻きながら笑って言った。
一体どこの世界に、幽霊と一緒に旅をしたり美味しいものを食べたりする人間がいるのよ! 思わずそうつっこみたくなるぐらいには、いつもの私たちの会話のテンポに戻っていた。
「さあ、朝葉の未練はなんだろうなー。なんでもかかってこいってんだ」
へへへと、得意げな笑みを浮かべる楓は本当に私の未練を探し当てたくて仕方がないように思えた。
困ったことになったなあ。
正直、楓と顔を合わせてしまってから今まで、私の頭の中ではどうも気持ちの整理がつけられずにいる。楓と出会ったということはつまり、楓が一ヶ月以内に何かしらの理由で命を落としてしまうということだ。そんな中、二人で私の未練探しをする? あまりにも滑稽だし、時間の無駄だ。
「楓、私やっぱり」
「なんだ? もしかして成仏するのが怖いのか?」
「そうじゃなくて、その」
「俺はさ、朝葉ともう一度会えて嬉しいんだ。朝葉がいなくなってから、たった一回でもいい。朝葉と最後に話がしたいって思った。でもそんなことはもう叶うはずがない。だから朝は葉のことは諦めて前に進もうって、なんとか淡々と日々を送って。……でもさ、こうしてまた実際に朝葉と会えただろ? 幽霊になっちまってたけど、それでもやっぱり……嬉しかったんだ」
「嬉しい……」
トクントクンと脈打つ心臓がどうしようもなく痛い。
痛くて苦しいはずなのに、私の胸も「楓に会えて嬉しい」と叫んでいる。
「そうだ。だから、朝葉が現世に何か未練を残して苦しんでるなら、その苦しみから解き放ってあげたいんだ。朝葉が幸せであることが、俺の夢だから」
ああ、どうして。
どうして楓はこんなにも、いつも眩しくて優しいんだろう。
彼の温もりにこれ以上触れてしまったらきっと、私は泣いてしまう。
肌をかすめていく雪が、彼の言葉の温度に溶けていく。
やがて雪がまばらになって、私たちの足元の間に黄昏時の光が差し込んだ。
「なあ、俺と一緒に未練を断ち切ろうぜ。そこから再スタートだ」
あまりにも切なくて愛しくて、苦しい再会だった。
楓の笑顔が、ホワイトアウトする視界の中でいつまでも幻影となって残り続ける。
時間切れだ。
雪が止み、降り積もった雪に橙色の太陽光が煌めきを映す。幻想的な冬の函館の風景に、思わず息をのんだ。消えていく私の身体を、呆然と見つめる楓の顔が、上へ上へと昇っていく私の視界からどんどん遠ざかっていった。
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