もう、あなたには何も感じません

たくわん

文字の大きさ
3 / 20

3

しおりを挟む
村の広場には、三十人ほどの農民たちが集まっていた。

正午過ぎ、太陽が高く昇る中、クラリッサは簡易な演台の前に立った。セバスチャンとヘンリーが脇に控えている。

農民たちは、困惑した様子でざわざわと囁き合っていた。領主の娘が、直接農民たちに話をするなど、前代未聞のことだった。

「皆さん、お集まりいただきありがとうございます」

クラリッサの声が、広場に響いた。農民たちの囁きが止まり、全ての視線が彼女に集まる。

「私は、クラリッサ・フォンテーヌです。今日は、この領地の未来について、お話ししたいと思います」

年老いた農夫が、疑わしそうな目を向けた。

「お嬢様が、何を農民にお話しになるというのです」

「農業のことです」

クラリッサは、はっきりと答えた。

「この領地の畑が、なぜ年々痩せていくのか。そして、それをどうすれば改善できるのか」

農民たちの間に、動揺が走った。誰もが、収穫量の減少に悩んでいた。だが、領主の娘がそれを解決できるとは、信じられなかった。

「お嬢様、恐れながら」

村長のトーマスが、一歩前に出た。

「我々は、代々この土地で農業を営んできました。父から子へ、技術を受け継いできたのです」

「それは、分かっています」

クラリッサは、優しく頷いた。

「皆さんの知識と経験を、否定するつもりはありません。ただ、新しい方法を試してみてほしいのです」

「新しい方法、とは」

「まず、これを見てください」

クラリッサは、用意していた図を広げた。大きな布に、畑の図が描かれている。

「皆さんは今、畑を二つに分けていますね。一方で作物を育て、もう一方は休ませる。そして翌年、入れ替える」

「二圃制、ですな。昔からの方法です」

老農夫が、頷いた。

「その通りです。でも、これを三つに分けたらどうでしょう」

クラリッサは、図の別の部分を指差した。

「畑を三つに分けます。一つ目で春に種を蒔く作物、二つ目で秋に種を蒔く作物、三つ目は休ませる。そして翌年、それぞれを移動させるのです」

農民たちは、顔を見合わせた。何を言っているのか、すぐには理解できない様子だった。

「つまり」

ヘンリーが、補足説明を始めた。

「畑Aでは今年、春小麦を植えます。畑Bでは、ライ麦を秋に植えます。畑Cは、何も植えずに休ませます」

「翌年は」

クラリッサが続けた。

「畑Aを休ませ、畑Bで春小麦、畑Cでライ麦を植えます。その次の年は、また順番を変えます」

「それで、何が変わるというのです」

若い農夫が、懐疑的な声を上げた。

「収穫量が増えます」

クラリッサは、自信を持って答えた。

「二圃制では、畑の半分しか使えません。でも三圃制なら、三分の二を使えます。つまり、収穫量が一・五倍になるのです」

農民たちの間に、ざわめきが広がった。一・五倍という数字は、魅力的だった。

「しかし、本当にそんなことが」

「実際に試してみれば、分かります」

クラリッサは、広場を見回した。

「最初から全ての畑でやろうとは言いません。まず、小さな区画で試してみましょう。成果が出たら、信じてください」

トーマスが、腕を組んで考え込んだ。

「お嬢様、もし本当にそれで収穫量が増えるなら、試してみる価値はあるかもしれません」

「村長」

老農夫が、不満そうな声を上げた。

「そんな、お嬢様の言うことを鵜呑みにして」

「いや、聞いてくれ」

トーマスは、仲間たちを見回した。

「このままでは、本当に村が持たない。それは、みんな分かっているだろう。ならば、新しいことを試してみる価値はある」

老農夫は、渋々といった様子で黙った。

「では、試験区画を設けましょう」

クラリッサは、畳み掛けるように続けた。

「村の東の畑、あの三区画を使わせてください。私が責任を持って管理します」

「お嬢様が、自ら?」

農民たちは、驚いた。

「ええ。理論だけでは、説得力がありません。実際に手を動かして、結果を出してみせます」

クラリッサの目には、強い決意が宿っていた。

「誰か、手伝ってくれる人はいませんか」

しばらく、誰も手を上げなかった。だが、やがて一人の若者が前に出た。

「俺が、手伝います」

それは、トーマスの息子だった。二十歳前後の、がっしりとした体格の青年だ。

「名前は?」

「トマス、と言います。親父と同じ名前です」

若いトマスは、はにかんだように笑った。

「正直、半信半疑です。でも、お嬢様がそこまで本気なら、試してみたいと思います」

「ありがとう、トマス」

クラリッサは、笑顔で頷いた。

「他には?」

もう二人、若い農夫が手を上げた。合計三人の協力者が得られた。

「ありがとうございます。では、明日から始めましょう。まず、土作りからです」

説明会は、そこで終わった。

農民たちが三々五々と解散していく中、老農夫がクラリッサに近づいてきた。

「お嬢様」

「はい」

「あんた、本気なんだな」

老農夫の目は、厳しかった。

「本気です」

クラリッサは、真っ直ぐに見返した。

「この領地を、必ず良くします」

「ふん」

老農夫は、鼻を鳴らした。

「まあ、見てやるさ。若い娘が、どこまでできるか」

そう言って、彼は去っていった。だが、その背中には、わずかな期待が感じられた。

翌日、クラリッサは夜明けと共に畑へ向かった。

質素な作業着に着替え、髪を後ろで結んでいる。貴族の令嬢とは思えない姿だった。

セバスチャンは心配そうだったが、クラリッサの決意を見て何も言わなかった。

畑には、トマスたち三人の若者が待っていた。彼らも、クラリッサの姿を見て驚いている。

「おはようございます」

「お、おはようございます、お嬢様」

トマスが、慌てて頭を下げた。

「その格好は」

「畑仕事をするのに、ドレスでは動けませんから」

クラリッサは、さっぱりと答えた。

「さあ、始めましょう。まず、この三区画の土を観察します」

四人は、それぞれの区画の土を掘り返して調べた。

クラリッサは、土を手に取り、匂いを嗅ぎ、指で捏ねてみる。農夫たちは、そんな彼女の様子を不思議そうに見ていた。

「やはり、有機物が足りませんね」

「有機物、とは?」

「生き物由来の物質です。枯れ草や、動物の糞などですね」

クラリッサは、説明を続けた。

「土は、ただの砂や泥ではありません。様々な成分が混ざり合って、初めて作物が育つのです」

「はあ」

若者たちは、半分も理解できていない様子だった。

「まず、この区画Aを春小麦用に準備します。土を深く掘り返して、空気を入れます」

「掘り返す、ですか。いつもより深く?」

「はい。通常の倍の深さまで、掘ってください」

四人は、鍬を手に取った。

深く土を掘り返す作業は、重労働だった。クラリッサも、農夫たちと同じように汗を流して働いた。

太陽が高く昇る頃、区画Aの土起こしが終わった。

「次は、堆肥を作ります」

「堆肥?」

「枯れ草や落ち葉、家畜の糞を積み上げて、腐らせたものです」

クラリッサは、畑の隅に案内した。

「ここに、大きな山を作りましょう。材料を層にして積み上げていきます」

若者たちは、半信半疑ながらも指示に従った。近くの森から枯れ葉を集め、村の家畜小屋から糞を運んでくる。

クラリッサは、それらを交互に積み重ねるよう指示した。

「枯れ葉、糞、枯れ葉、糞、という具合です。そして、時々水をかけます」

「これが、本当に肥料になるんですか」

トマスが、疑わしそうに尋ねた。

「なります。時間はかかりますが、二ヶ月もすれば良い堆肥になります」

「二ヶ月も」

「はい。その間、時々かき混ぜて空気を入れます。そうすると、熱を持って発酵します」

「発酵?」

「腐るのとは違う、良い変化です。見えない小さな働き手たちが、材料を分解してくれるのです」

クラリッサは、微生物という概念をできるだけ分かりやすく説明しようとした。

若者たちは、首を傾げながらも作業を続けた。

昼過ぎ、堆肥の山が完成した。

「立派な山ができましたね」

クラリッサは、満足そうに頷いた。

「これから、毎日水をやって、週に一度かき混ぜます。当番を決めましょう」

「お嬢様も、やるんですか」

「もちろん」

クラリッサは、笑顔で答えた。

「私も、この計画の一員ですから」

若者たちは、顔を見合わせた。貴族の令嬢が、こんなに泥だらけになって働くなど、前代未聞だった。

その日の午後、区画Bの準備を始めた。

こちらは、秋に種を蒔くライ麦用だ。今はまだ時期ではないので、土を休ませる準備をする。

「この区画には、緑肥を蒔きます」

「緑肥?」

「育てて、そのまま土に鋤き込む作物です。土を豊かにしてくれます」

クラリッサは、小袋から豆の種を取り出した。

「これは、蚕豆です。根に特別な力があって、土を肥やしてくれます」

実際には窒素固定の話だが、それを説明するのは難しい。クラリッサは、できるだけ簡単に伝えようとした。

「この豆を育てて、花が咲いたら土に埋めます。そうすると、次に植える作物がよく育つのです」

「不思議な話ですね」

「でも、本当です。必ず効果が出ます」

四人は、蚕豆の種を丁寧に蒔いていった。

夕暮れ時、全ての作業が終わった。

クラリッサも、若者たちも、泥だらけで疲れ切っていた。だが、達成感があった。

「今日は、ありがとうございました」

クラリッサは、三人に深々と頭を下げた。

「お嬢様、頭を」

トマスたちは、慌てた。

「いいえ。皆さんのおかげで、第一歩を踏み出せました。これから、一緒に頑張りましょう」

「はい」

若者たちは、力強く頷いた。最初の懐疑的な態度は、もう消えていた。

屋敷に戻ると、セバスチャンが驚いた顔で出迎えた。

「お嬢様、その姿は」

クラリッサは、全身泥だらけだった。髪も乱れ、頬にも泥がついている。

「ごめんなさい、セバスチャン。お風呂を用意してもらえますか」

「もちろんです。しかし、お嬢様、無理をなさらないでください」

「大丈夫よ。これくらい、平気です」

クラリッサは、疲れた笑顔を浮かべた。

風呂に入りながら、彼女は今日一日を振り返った。

体は疲れていたが、心は充実していた。確実に、前に進んでいる実感があった。

前世では、デスクワークが中心だった。現場に出ることはあっても、自ら鍬を握ることは少なかった。

だが今は違う。自分の手で、土を耕している。種を蒔いている。

それは、不思議な充実感をもたらした。

風呂から上がり、書斎に向かった。

ヘンリーが、作業日誌をつけていた。

「お嬢様、本日の記録です」

「ありがとう、ヘンリー」

クラリッサは、日誌に目を通した。作業内容、使用した材料、費用。全てが几帳面に記されている。

「素晴らしい記録ですね」

「今後のために、詳細に残しておくべきだと思いまして」

「その通りです。この記録が、将来の財産になります」

クラリッサは、自分でも追記をした。土の状態、若者たちの様子、気づいたこと。

全てを記録に残す。それが、成功への道だ。

その夜、ベッドに入る前、クラリッサは窓から外を見た。

月明かりの下に、試験区画が見える。小さな、本当に小さな一歩だ。

だが、確実な一歩だった。

ロベルトの顔が、再び脳裏に浮かんだ。あの冷たい目。イザベラの嘲笑。

「待っていなさい」

クラリッサは、小さく呟いた。

「必ず、見返してあげる」

そして、彼女は深い眠りについた。明日も、早朝から畑仕事が待っている。

長い戦いは、まだ始まったばかりだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

私の婚約者を奪った義妹は、幸せになるはずでした

しおしお
恋愛
侯爵令嬢フィオレッタ・ランベールは、公爵令息ギルベルトとの婚約が決まっていた。 けれど、他国へ嫁ぐのが嫌だと訴える義妹カトリーヌは、可憐でか弱い姿を武器に、少しずつ周囲の心を動かしていく。 そしてついに起こる、婚約者交換。 婚約を奪われたフィオレッタは、義妹が拒んだ相手――他国アルディシア公国の公爵フェリクスのもとへ向かうことになる。 突然変えられ「他国へ嫁ぐなんて嫌ですわ」 そう泣いた義妹は、姉の婚約者を奪った。 侯爵令嬢フィオレッタ・ランベールは、公爵令息との婚約を義妹カトリーヌに奪われ、代わりに義妹が拒んだ他国の公爵へ嫁ぐことになる。 傷つきながらも静かに運命を受け入れるフィオレッタと、愛される幸せを手に入れたと信じるカトリーヌ。 だが、婚約交換から始まった二人の人生は、やがて思いもよらぬ形で分かれていく。 奪われた姉が辿り着く未来と、奪った妹が手にする結末とは――。 婚約交換から始まる、姉妹の明暗を描いた恋愛ざまぁ物語。

婚約破棄されたので、もう私が支えるのはやめます

ふわふわ
恋愛
王太子アルヴィスの婚約者として、誰よりも完璧であることを求められてきた侯爵令嬢エレノア。 けれど卒業舞踏会の夜、彼女は突然、王太子から婚約破棄を告げられる。 隣に立っていたのは、可憐で愛らしい義妹ミレイユ。 「真実の愛」を掲げる二人に悪女として断じられたエレノアは、すべてを失った――はずだった。 しかし、王宮はなぜか急に回らなくなり、王太子と義妹は少しずつ綻びを見せ始める。 そんな中、エレノアの手腕にいち早く気づいていた冷徹公爵レオンハルトが、彼女へ手を差し伸べる。 「もう、あちらを支える必要はない」 王太子のためでも、侯爵家のためでもなく。 今度こそ自分の意思で立つために、エレノアは公爵家で新たな一歩を踏み出す。 一方、彼女を失って初めて、その価値の大きさを思い知る王太子と、奪ったはずの場所で何も支えられない義妹。 静かに、けれど確実に始まる立場逆転――。 これは、ずっと「選ばれる側」だった令嬢が、もう誰かのために自分を削るのをやめて、幸せも未来も自分で選び取る物語。

心の傷は癒えるもの?ええ。簡単に。

しゃーりん
恋愛
侯爵令嬢セラヴィは婚約者のトレッドから婚約を解消してほしいと言われた。 理由は他の女性を好きになってしまったから。 10年も婚約してきたのに、セラヴィよりもその女性を選ぶという。 意志の固いトレッドを見て、婚約解消を認めた。 ちょうど長期休暇に入ったことで学園でトレッドと顔を合わせずに済み、休暇明けまでに失恋の傷を癒しておくべきだと考えた友人ミンディーナが領地に誘ってくれた。 セラヴィと同じく婚約を解消した経験があるミンディーナの兄ライガーに話を聞いてもらっているうちに段々と心の傷は癒えていったというお話です。

【完結】婚約破棄はお受けいたしましょう~踏みにじられた恋を抱えて

ゆうぎり
恋愛
「この子がクラーラの婚約者になるんだよ」 お父様に連れられたお茶会で私は一つ年上のナディオ様に恋をした。 綺麗なお顔のナディオ様。優しく笑うナディオ様。 今はもう、私に微笑みかける事はありません。 貴方の笑顔は別の方のもの。 私には忌々しげな顔で、視線を向けても貰えません。 私は厭われ者の婚約者。社交界では評判ですよね。 ねぇナディオ様、恋は花と同じだと思いませんか? ―――水をやらなければ枯れてしまうのですよ。 ※ゆるゆる設定です。 ※名前変更しました。元「踏みにじられた恋ならば、婚約破棄はお受けいたしましょう」 ※多分誰かの視点から見たらハッピーエンド

後妻の条件を出したら……

しゃーりん
恋愛
妻と離婚した伯爵令息アークライトは、友人に聞かれて自分が後妻に望む条件をいくつか挙げた。 格上の貴族から厄介な女性を押しつけられることを危惧し、友人の勧めで伯爵令嬢マデリーンと結婚することになった。 だがこのマデリーン、アークライトの出した条件にそれほどズレてはいないが、貴族令嬢としての教育を受けていないという驚きの事実が発覚したのだ。 しかし、明るく真面目なマデリーンをアークライトはすぐに好きになるというお話です。

なんでも奪っていく妹に、婚約者まで奪われました

ねむ太朗
恋愛
伯爵令嬢のリリアーナは、小さい頃から、妹のエルーシアにネックレスや髪飾りなどのお気に入りの物を奪われてきた。 とうとう、婚約者のルシアンまでも妹に奪われてしまい……

『魔力ゼロの欠陥品』と蔑まれた伯爵令嬢、卒業パーティーで婚約破棄された瞬間に古代魔法が覚醒する ~虐げられ続けた三年間、倍返しでは足りない~

スカッと文庫
恋愛
「貴様のような無能、我が国の王妃には相応しくない。婚約を破棄し、学園から追放する!」 王立魔道学園の卒業パーティー。きらびやかなシャンデリアの下、王太子エドワードの声が冷酷に響いた。彼の隣には、愛くるしい表情で私を嵌めた男爵令嬢、ミナが勝ち誇ったように寄り添っている。 伯爵令嬢のリリアーヌは、入学以来三年間、「魔力ゼロの欠陥品」として学園中の嘲笑を浴び続けてきた。 婚約者であるエドワードからは一度も顧みられず、同級生からはゴミのように扱われ、ミナの自作自演による「いじめ」の濡れ衣まで着せられ……。 それでも、父との「力を隠せ」という約束を守るため、泥を啜るような屈辱に耐え抜いてきた。 ――だが、国からも学園からも捨てられた今、もうその約束を守る必要はない。 「さようなら、皆様。……私が消えた後、この国がどうなろうと知ったことではありませんわ」 リリアーヌが身につけていた「魔力封印の首飾り」を自ら引き千切った瞬間、会場は漆黒の魔力に包まれた。 彼女は無能などではない。失われた「古代魔法」をその身に宿す、真の魔道の主だったのだ。 絶望する王太子たちを余目に、隣国の伝説の魔術師アルベルトに拾われたリリアーヌ。 彼女の、残酷で、甘美な復讐劇が今、幕を開ける――。

報われなかった姫君に、弔いの白い薔薇の花束を

さくたろう
恋愛
 その国の王妃を決める舞踏会に招かれたロザリー・ベルトレードは、自分が当時の王子、そうして現王アルフォンスの婚約者であり、不遇の死を遂げた姫オフィーリアであったという前世を思い出す。  少しずつ蘇るオフィーリアの記憶に翻弄されながらも、17年前から今世まで続く因縁に、ロザリーは絡め取られていく。一方でアルフォンスもロザリーの存在から目が離せなくなり、やがて二人は再び惹かれ合うようになるが――。 20話です。小説家になろう様でも公開中です。

処理中です...