45 / 45
とある令嬢たちの歓喜。(令嬢たち視点)
しおりを挟む
ルージュココが行方不明になったと発覚したあの日から数日が経とうとしていたのだが……街では、とある噂が話題となっていた。
「号外!号外だよー!なんとタイトルは“ハインリヒト王子、やっぱり真実の愛は他にあった!”だ!」
街の空にばら撒かれる新聞には、そんな文字がでかでかと書かれていた。
少し前に世間を賑わした話がある。
それは、「相思相愛の二人は卒業を待たずに夫婦になることを望んでいる。ハインリヒト側に不穏な噂があったが全て誤解で、この婚姻式はルージュココとハインリヒトが心の底から愛し合っているのだと証明する為だ」であるのだが……。
噂を流した発起人である弟想い(?)の兄の苦労はハインリヒト本人のせいで台無しになっていた。きっと今頃、頭を抱えていることだろう。
今、世間を賑わしている噂は「もしかしたらハインリヒト殿下は他に好きな人がいるのでは?わざとルージュココ様を怒らせて婚約破棄する腹づもりだったのかもしれない。そうでないとあんな酷いことなど出来ないはずだ」である。ちなみにその噂を裏付けたのは使用人たちが口々に言っているハインリヒトへの悪口(愚痴ともいう)なので信憑性の高まりは天井知らずであった。現在進行系でノンストップなのは言うまでもない。
そしてその噂はだいぶ前から、かの令嬢たちの耳にもとっくに届いていたのである。
これは、とある日の数日前。
「────あんの、ぼんくら王子めぇぇぇぇぇ!!ルージュココ様を弄んだ挙句に浮気だなんて許せませんわぁ!!……もう、やっちゃいます?何をとは言いませんけれど」
「てっきりルージュココ様はお幸せでおられると信じておりましたのに!ルージュココ様以上に素晴らしい令嬢なんてどこにいるというのでしょうか?!……むしろ、世の中のためにもやっちゃった方がいいんじゃありませんこと?もちろん、何をとは言いませんけれど」
「あぁぁ、ルージュココ様のお気持ちを考えるだけで心臓が止まりそうです!結婚式の為に頑張っておられる一途な婚約者を裏切るなんて、こんなの王族だろうとなんだろうと最低以下のゴミクズの所業!!……そうですわね、やっちゃった方が世界が少しだけ綺麗になる気がしてきましたわ!何をとは言いませんけれど」
学園でのアレコレがあってから、ルージュココ親衛隊(自称)の3人は定期的に集まってお茶会をするようになった(ほぼ毎日)。主にルージュココへの熱い想いを語って終わるのだが、その日は少し違っていた。最初はハインリヒトへの悪口大会ではあったが、だんだんそれは不穏な計画へと変わっていっている。その後の具体的な暗殺計画はかなり綿密だった。それこそ完全犯罪は目の前だ。
ちなみに未成年なので酒は飲んでいない。悪い方向で息がぴったりなだけである。
「────あぁぁぁぁ、ルージュココ様は大丈夫でしょうか?!」
「心配ですわね……。なにかお力になれたら良いのですけれど、手紙すら送れませんし!どこ宛てに送っても住所不定で送り返されるなんて意味不明ですわ?!」
「それもこれもあのちゃらんぽらん王子がルージュココ様を独占しているからですわ!自分は浮気してるくせに、ルージュココ様への手紙を一切遮断しているなんてどうゆうことですの?!まるで公爵令嬢のルージュココ様は存在していないみたいな扱いはどんなつもりなさっているのかしら?!」
ちなみにその真実はハインリヒトが駆け落ちの為にした裏工作のせいなのだが、その本人すらもそんな事をしたことなどもう忘れている。ついでにルージュココどころかココの父親であるヴォルティス公爵にも言っていないのだ。いくら王族だからってやっていいことと悪いことがあるのだが、ハインリヒトにその自覚はなかった。そしてあのお花畑はそんなことなどすっかり忘れているのだがらタチが悪い。もしも裏工作がバレたら、ココからなんて思われるかなんて考えていないのだ。
ちょうどそんな時だった。怒りの矛先をどこに向けるかを話し合っていた令嬢たちの元へひとりの人物が姿を現した。そしてルージュココを助けて欲しいと頭を下げてきたのである。
令嬢たちは歓喜した。その人物の申し出に両手を挙げて喜んだのだ。
敬愛するルージュココの助けになるのならばと、尽力を惜しまないとすぐさま約束をしたほどである。その人物が、よく知る信用にあたる人物だということも大きいだろう。そして、ルージュココの安全の為にかなり頑張った令嬢たちはようやくその想いに報われたのである。
こうして、ある意味で牢獄から脱獄を果たしたルージュココは、温かく迎え入れられることになったのだった。
*****
「ここは我が家が別荘として使っている屋敷なんですのよ。今は時期も外れているので誰も近付きませんから、まだ家族にもバレていませんわ!少し狭いですけれど、ご不便はないと思いますので安心してお過ごし下さいませ」
3人の令嬢の中で唯一伯爵令嬢であるカレンが頬を紅潮させながらルージュココに新しいお茶を淹れた。久し振りのルージュココの姿に浮足立っている。
「わたくしはお菓子をいっぱい持ってきましたわ!日持ちのする保存食もたくさん持ってきましたの!」
「わたくしは身の回りの物をご準備してきました!我が家は商会と繋がりがありますので試供品が家に山ほどありますから多少持ち出してもバレたりしませんわ!」
子爵令嬢のジュリアーナとアザミーレも、それぞれに持ち寄ったものをルージュココに笑顔で見せてきた。
「……みなさん、私のためにありがとうございます!」
ぽっちゃりの面影を残しつつ、全体的に痩せたルージュココが3人に向かって頭を下げる。
「何をおっしゃいますか!ルージュココ様のためならこんなことくらいなんでもありませんわ!」
「そうですわ、水臭いことおっしゃらないでください!」
「わたくしたち、ずっと心配しておりましたのよ!こうしてお役に立てるなんて光栄です!」
「カレン様、ジュリアーナ様、アザミーレ様!こんな私のために、嬉しい……!」
「さぁさぁ、お菓子を召し上がってくださいな!」
「ルージュココ様と女子会が出来るなんて夢のようですわ!」
「軽食もございますよ!サンドイッチはいかがですか?」
ここしばらくのハインリヒトからの仕打ちですさんだ心に、3人の優しさが染み渡った気がしたルージュココは泣きながらお菓子とサンドイッチを頬張っていた。そしてそんなルージュココの姿にカレンたち3人も、もらい泣きしながら再会を喜んでいたのだった。
「号外!号外だよー!なんとタイトルは“ハインリヒト王子、やっぱり真実の愛は他にあった!”だ!」
街の空にばら撒かれる新聞には、そんな文字がでかでかと書かれていた。
少し前に世間を賑わした話がある。
それは、「相思相愛の二人は卒業を待たずに夫婦になることを望んでいる。ハインリヒト側に不穏な噂があったが全て誤解で、この婚姻式はルージュココとハインリヒトが心の底から愛し合っているのだと証明する為だ」であるのだが……。
噂を流した発起人である弟想い(?)の兄の苦労はハインリヒト本人のせいで台無しになっていた。きっと今頃、頭を抱えていることだろう。
今、世間を賑わしている噂は「もしかしたらハインリヒト殿下は他に好きな人がいるのでは?わざとルージュココ様を怒らせて婚約破棄する腹づもりだったのかもしれない。そうでないとあんな酷いことなど出来ないはずだ」である。ちなみにその噂を裏付けたのは使用人たちが口々に言っているハインリヒトへの悪口(愚痴ともいう)なので信憑性の高まりは天井知らずであった。現在進行系でノンストップなのは言うまでもない。
そしてその噂はだいぶ前から、かの令嬢たちの耳にもとっくに届いていたのである。
これは、とある日の数日前。
「────あんの、ぼんくら王子めぇぇぇぇぇ!!ルージュココ様を弄んだ挙句に浮気だなんて許せませんわぁ!!……もう、やっちゃいます?何をとは言いませんけれど」
「てっきりルージュココ様はお幸せでおられると信じておりましたのに!ルージュココ様以上に素晴らしい令嬢なんてどこにいるというのでしょうか?!……むしろ、世の中のためにもやっちゃった方がいいんじゃありませんこと?もちろん、何をとは言いませんけれど」
「あぁぁ、ルージュココ様のお気持ちを考えるだけで心臓が止まりそうです!結婚式の為に頑張っておられる一途な婚約者を裏切るなんて、こんなの王族だろうとなんだろうと最低以下のゴミクズの所業!!……そうですわね、やっちゃった方が世界が少しだけ綺麗になる気がしてきましたわ!何をとは言いませんけれど」
学園でのアレコレがあってから、ルージュココ親衛隊(自称)の3人は定期的に集まってお茶会をするようになった(ほぼ毎日)。主にルージュココへの熱い想いを語って終わるのだが、その日は少し違っていた。最初はハインリヒトへの悪口大会ではあったが、だんだんそれは不穏な計画へと変わっていっている。その後の具体的な暗殺計画はかなり綿密だった。それこそ完全犯罪は目の前だ。
ちなみに未成年なので酒は飲んでいない。悪い方向で息がぴったりなだけである。
「────あぁぁぁぁ、ルージュココ様は大丈夫でしょうか?!」
「心配ですわね……。なにかお力になれたら良いのですけれど、手紙すら送れませんし!どこ宛てに送っても住所不定で送り返されるなんて意味不明ですわ?!」
「それもこれもあのちゃらんぽらん王子がルージュココ様を独占しているからですわ!自分は浮気してるくせに、ルージュココ様への手紙を一切遮断しているなんてどうゆうことですの?!まるで公爵令嬢のルージュココ様は存在していないみたいな扱いはどんなつもりなさっているのかしら?!」
ちなみにその真実はハインリヒトが駆け落ちの為にした裏工作のせいなのだが、その本人すらもそんな事をしたことなどもう忘れている。ついでにルージュココどころかココの父親であるヴォルティス公爵にも言っていないのだ。いくら王族だからってやっていいことと悪いことがあるのだが、ハインリヒトにその自覚はなかった。そしてあのお花畑はそんなことなどすっかり忘れているのだがらタチが悪い。もしも裏工作がバレたら、ココからなんて思われるかなんて考えていないのだ。
ちょうどそんな時だった。怒りの矛先をどこに向けるかを話し合っていた令嬢たちの元へひとりの人物が姿を現した。そしてルージュココを助けて欲しいと頭を下げてきたのである。
令嬢たちは歓喜した。その人物の申し出に両手を挙げて喜んだのだ。
敬愛するルージュココの助けになるのならばと、尽力を惜しまないとすぐさま約束をしたほどである。その人物が、よく知る信用にあたる人物だということも大きいだろう。そして、ルージュココの安全の為にかなり頑張った令嬢たちはようやくその想いに報われたのである。
こうして、ある意味で牢獄から脱獄を果たしたルージュココは、温かく迎え入れられることになったのだった。
*****
「ここは我が家が別荘として使っている屋敷なんですのよ。今は時期も外れているので誰も近付きませんから、まだ家族にもバレていませんわ!少し狭いですけれど、ご不便はないと思いますので安心してお過ごし下さいませ」
3人の令嬢の中で唯一伯爵令嬢であるカレンが頬を紅潮させながらルージュココに新しいお茶を淹れた。久し振りのルージュココの姿に浮足立っている。
「わたくしはお菓子をいっぱい持ってきましたわ!日持ちのする保存食もたくさん持ってきましたの!」
「わたくしは身の回りの物をご準備してきました!我が家は商会と繋がりがありますので試供品が家に山ほどありますから多少持ち出してもバレたりしませんわ!」
子爵令嬢のジュリアーナとアザミーレも、それぞれに持ち寄ったものをルージュココに笑顔で見せてきた。
「……みなさん、私のためにありがとうございます!」
ぽっちゃりの面影を残しつつ、全体的に痩せたルージュココが3人に向かって頭を下げる。
「何をおっしゃいますか!ルージュココ様のためならこんなことくらいなんでもありませんわ!」
「そうですわ、水臭いことおっしゃらないでください!」
「わたくしたち、ずっと心配しておりましたのよ!こうしてお役に立てるなんて光栄です!」
「カレン様、ジュリアーナ様、アザミーレ様!こんな私のために、嬉しい……!」
「さぁさぁ、お菓子を召し上がってくださいな!」
「ルージュココ様と女子会が出来るなんて夢のようですわ!」
「軽食もございますよ!サンドイッチはいかがですか?」
ここしばらくのハインリヒトからの仕打ちですさんだ心に、3人の優しさが染み渡った気がしたルージュココは泣きながらお菓子とサンドイッチを頬張っていた。そしてそんなルージュココの姿にカレンたち3人も、もらい泣きしながら再会を喜んでいたのだった。
25
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(39件)
あなたにおすすめの小説
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。
克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
私はざまぁされた悪役令嬢。……ってなんだか違う!
杵島 灯
恋愛
王子様から「お前と婚約破棄する!」と言われちゃいました。
彼の隣には幼馴染がちゃっかりおさまっています。
さあ、私どうしよう?
とにかく処刑を避けるためにとっさの行動に出たら、なんか変なことになっちゃった……。
小説家になろう、カクヨムにも投稿中。
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
ヒロイン不在だから悪役令嬢からお飾りの王妃になるのを決めたのに、誓いの場で登場とか聞いてないのですが!?
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
ヒロインがいない。
もう一度言おう。ヒロインがいない!!
乙女ゲーム《夢見と夜明け前の乙女》のヒロインのキャロル・ガードナーがいないのだ。その結果、王太子ブルーノ・フロレンス・フォード・ゴルウィンとの婚約は継続され、今日私は彼の婚約者から妻になるはずが……。まさかの式の最中に突撃。
※ざまぁ展開あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
退会済ユーザのコメントです
感想ありがとうございます(^^)
ポンコツなんです……殿下……(;´Д`)
ハインリヒトは食べ物の恨みが恐ろしいと知らなかったのでしょうか。
転生者なのに迂闊なw
ダイエットは自分の食欲との戦いでもあるのにブラックジョークなんて、心の余裕がないと笑えないものをしたらどうなることやら。
これは因果応報な結果になるとしか言えませんね🙄
感想ありがとうございます(^^)
たぶん、浮かれまくりすぎて脳内お花畑になっている可能性が(笑)前世でも本気のダイエットなんてしたことないと思われます(^_^;)
ハイテンションな王子の知られざる過去が明らかになるとこの人にココを任せて、大丈夫だろうかとココの周囲の人が思いそうですね🤔
間違いなく、溺愛してくれるのでしょうが微妙なコレクター気質と思い込みの強さは、ヒロインちゃんに通じるものがw
案外、王子とヒロインちゃん似た者同士だった!?
感想ありがとうございます!
王子は前世から悪役令嬢愛が拗れているのです(笑)そしてマニアックてす!
同族嫌悪って感じでしょうか?!(笑)