【完結】悪役令嬢と魔法使いの物語

As-me.com

文字の大きさ
3 / 7

ルディニーの場合

しおりを挟む
たくさんの光と賑やかな音楽に気を引かれ、ティナはある街に興味を示した。

「シリウス様、あれはなんですの?」

「ん?……あぁ、祭りだな。 どうやら今日はこの国の王女の誕生祭のようだ」

「あれがお祭り……私、初めて見ましたわ」

 まるで子供のように瞳をキラキラと輝かせるティナの姿に、シリウスは一瞬躊躇ってから「……行ってみるか?」と思わず聞いた。

 その途端、華が咲くような笑顔を見せるティナ。 シリウスがパチンと指を鳴らすとティナの格好が町娘のような服装になり、髪には赤い花飾りがついていた。

「わぁっ! 可愛らしい服ですわね!」

「誕生祭に参加するなら、街に溶け込んだ格好にしないとな」

「……シリウス様はいつものままですの?」

「僕はこのままでいい」

 するとティナがシリウスの黒衣の裾をつまみ、ツンと引っ張った。

「いつもの格好もとても素敵ですけれど、たまには違う格好をしたシリウス様が見てみたいですわ」

 ティナが「お願いします」と笑顔を見せると、シリウスは「わかったよ」とパチンと指を鳴らす。
 シリウスの格好もティナと同じ町の青年のような服装になり、その胸元には赤い花飾りがついていた。

「お揃いですわね!」

 初めて見た時は気が強そうに思っていたが、本来のティナは笑ったり驚いたり喜んだりととても表情豊かだ。
 そして元婚約者のあんな王子には見せた事のない笑顔を引き出せたのが自分である事がシリウスにとって無意識ながらも嬉しいという感情を持たせていた。
 いつも無表情な自分の口元が微笑んでいる事に、本人シリウスは気づいていなかったのだった。
















***










「ルディニー様、とても美しいドレスでございますわよ」

「こちらの宝石も素晴らしいものばかりですよ。 やはり15歳の誕生祭は特別でなくてはなりませんからね! あら、香油がないわ。 今すぐ準備いたしますから少々お待ちください」

「……わかったわ」

 この国は妖精の加護を受ける国だ。
 妖精とは6枚の透き通った羽を持つ神秘な存在と言われていて、王家にはその妖精の血が流れているらしい。王家の子供は15歳の誕生祭で古の妖精から洗礼を受けることになっている。洗礼と言っても本当に妖精が現れるわけもなく儀式的な事をするだけだが、洗礼を受けることによってその子供は成人したとされ、大人の仲間入りをするのだ。

 わたしは誕生祭の準備に忙しく駆け回る侍女たちにバレないようにこっそりため息をついた。

 はっきりいって15歳の誕生祭なんて憂鬱でしかない。わたしには親が決めた婚約者がいるが、たぶんこの誕生祭が終わればすぐに結婚させられるだろう。
 王家に生まれたからには政略結婚もしょうがないと思うし、婚約者のハイネもかなり年上だが悪い人ではないと思う。

 でも……結婚してしまったらもう自由はない。この国の為に、民の為に全てを捧げる。それが王家の人間の宿命なのだ。

 窓の外に目を向けると黄緑色の小鳥がわたしを見ていた。羽になんだか変な模様がある。どこかで見たことがある気もするが小鳥の種類なんて詳しくないので思い出すのを諦め、小鳥に向かって独り言を呟いた。

「ひとりくらい友達が欲しかったなぁ……」

 妖精の血を引く王家のたったひとりの王女。兄弟もいないし、王家の人間に歳の近い子供もいない。
 庶民の子たちが近寄って来るはずもなく、わたしはずっとひとりぼっちだった。友達と一緒に遊んだりしてみたかった。なーんて。「あら? ここはどこですの?」って、なんか知らない人が入ってきたんだけど?!

「……」

「……」

 白い髪に灰色の瞳をしたその少女はわたしと目が合うとにっこりと微笑んでこう言った。

「妖精さんを探していたのですけれど……あなたが妖精さんですか?」









 少女はティナと名乗った。なんでも誕生祭で屋台を出していた人に「王家の15歳の誕生祭には古の妖精がこっそりやって来ている。もし古の妖精を見つけることができたらひとつ願い事を叶えてもらえる」と教えてもらったのだそうだ。

 ちなみにそれはこの国に伝わる伝説でもあるが、いまや子供に聞かせるお伽噺のようなものなのだ。信じてるのなんて小さな子供くらいしかいない。

「妖精さんを探してたら迷ってしまって……なんとなくどこかの扉を開けたらあなたに会いましたの!」

「いや、わたしは妖精じゃなくて……」

 この子は何を言っているのか?街のどこぞの扉が城のわたしの部屋の扉に繋がっているって?
 そんな魔法みたいなこと……いや、その前にこんなところ誰かに見られたらこの子は不法侵入の不審者で間違いなく牢獄行きになってしまう。

 その時、数人の足音が聞こえた。焦ったわたしはティナの手をつかみ、思わず扉を開けたのだった。








***







 わたしは夢でも見ているのだろうか?扉を開けたら街のど真ん中で、わたしのドレスが町娘みたいな服装に変わっちゃったんですけど?!

「街に戻ってきましたわ! 妖精さん、ありがとうございます」

「だからわたしは妖精じゃ……。 あの、せめてルーって呼んでちょうだい」

 キラキラした目で見てくるティナはわたしが妖精だと信じているようだ。なんだか変なことになってるなぁ。
 わたしの顔を知らないということはティナはこの国の人間じゃないようだし、たぶん誕生祭を見に来た観光客だろうか。

 それに、なんとなく興味がわいた。

 突然現れた不思議な少女。街に繋がった部屋の扉に変わってしまった衣装。まるで魔法みたい。魔法なんて、お伽話に出てくるくらいで信じてなんかいなかったけど……。今わたしはわくわくしている。

 これが夢か幻だとしても、こんなに楽しい気持ちになったのは初めてだ。

「ねぇ、ルー。 一緒に屋台を見に行きましょう! きっと楽しいですわ!」

「あなたって変な子ね、ティナ」

 それからわたしたちは屋台を回り誕生祭を楽しんだ。よく考えると、自分の誕生祭なのにこんな風にお祭りに参加したのは初めてだった。



 そんな楽しい時間がだいぶ過ぎた頃、休憩していた木陰の奥であるものを見てしまう。……王女わたしの婚約者であるハイネと、見知らぬ少女が抱き合っている姿を。


「ハイネ様……本当にあたしを王女にしてくれるの?」

「大丈夫だ。 君は前国王の孫娘で正当な王家の後継者なのだ。    あんな拾われてきた偽物の王女なんて何の価値もない」

 ハイネは優しくその少女の髪を撫でながら、なかなか子供を授からなかった現国王と女王が古の妖精にお祈りをしたら次の日に城の前に捨てられていたのが今の王女なのだと語りだした。
 前国王……お祖父様には庶民との間に子供がいて、その子供が産んだ少女は王家の血筋を引く真の王女なのだと。

「誕生祭の洗礼の儀式を受ける権利があるのは君だ。 あんな偽物、おれが引きずり降ろしてやる。 そうすればこの国はおれと君のものだ」

 国民たちの目の前で婚約破棄を突き付け、新しい王女の誕生祭にするのだ――――と。













 ティナに別れを告げ、わたしは城に戻った。本当に何となくで扉を選んで開けたら自分の部屋で、服もドレスに戻ったがあんなにわくわくしていた気持ちは沈んだままだった。

 でも落ち込んでいる場合じゃない。お父様たちに、わたしの決意を伝えなければ……!

 そしてわたしはハイネの裏切りを知ったお父様たちから真実を聞かされるのだった。




 誕生祭のクライマックス。洗礼の儀式が近づき、わたしは祭壇へと登る。国民が見守る中、わたしが1番上へと足をかけた次の瞬間、ハイネがニヤリと笑った。

「ハイネ、あなたとは婚約破棄します。 わたしは結婚せずに女王になります」はぁ?!」

「あなたが王家の乗っ取りを企んでいたことは知っているのです。 この国にあなたはいらない……今すぐ立ち去りなさい!」

 ハイネの顔が今まで見たことがないくらい醜く歪んだ。

「なにをほざくか! この偽物が――――っ!!」

 みんなが驚き注目する中、ハイネはわたしが国王の子供ではないこと、ちゃんと正統な後継者がいることを声を上げて告げた。
 わたしのことを国民を騙していたとんでもない悪女だと言い放ち、剣先を向けようとした。その時。





 空から光が降りてきて、5枚の透き通った羽を持つ古の妖精が姿を現したのだ。









 こんなこと、信じられる?
 お父様の口から先に真実を聞かされていたわたしだって、本当に古の妖精を見ることになるなんてびっくりだ。
 確かにわたしは国王の子供ではなかったけれど、まさか古の妖精の子供だったなんて。
 子供を授からず悩んでいたお父様とお母様に妖精王が子供を預け、15歳の洗礼の儀式の時に妖精の世界に戻るか人間として生きるか決めさせる約束だったなんて。
 それを引き留めるために早くから婚約者を作っていたそうなのだが、まさかあんなのだったとはと、お父様はかなり後悔していた。

 ちなみにあの少女が本当にお祖父様の孫なのかどうかは確認できなかった。確かに愛人はいたそうなのだけど証拠もないし、ただ昔王族と深い関係にあったと少女はお祖母さんに聞いたらしいが、それ以上はなにもわからなかったそうだ。

 ハイネとはもちろん婚約破棄。わたしを陥れて王家を乗っ取ろうとした罪で死刑になった。

 そして……




「ルー! やっぱり妖精さんでしたのね! 初めてのお友達が妖精さんなんて感激ですわーっ!」

 どこか遠く離れた場所から、ティナが手を振った気がした。

 あの時「友達が欲しかった」と呟いたわたしの願いは叶えられていたのだ。 不思議な小鳥の姿をした、誕生祭にやってきていた妖精によって。


「ティナ! わたし、この国をいつでも妖精に会える国にするわ! そしたらまた会いましょう! 約束よ――――っ」


 わたしは空に向かって叫ぶ。どうか、わたしの初めての友達である白い髪をした不思議な少女に届きますように。









***








「まったく、ティナは迷子になったまま帰ってこないんだから」

「ごめんなさい、シリウス様。 どうしても妖精さんに会いたくて……でもお友達が出来ましたのよ。 それに……」

「それに?」

 ティナはちょっと迷ってから「……なんでもありません」と微笑むと、シリウスの服の裾を軽くつまんだ。

「シリウス様こそ、急用が出来たってどこへ行ってらしたの?」

「ん? あぁ……ちょっと古い知り合いがいてさ。 15年ぶりに我が子に会うんだけど緊張するってなんか泣きつかれたから小鳥にでもなって様子を窺ってみれば?って言ってやったんだよ。 そうしたら……」

「そうしたら?」

 今度はシリウスが「うーん」と悩んだ後「やっぱりなんでもない」とはぐらかし、ティナの手を握った。

「シリウス様のお知り合いって小鳥なんですか?」

「羽は生えてるから、似たようなものだな。 ……ちょっとむしってやったけど」

 その古い知り合いが「シリウスのとこのお嬢ちゃん、ちょっと借りるね!」と言って高速で飛び去った後、慌ててティナを探したがすでにその姿は無く、不思議な力によってシリウスの目にティナが映ったィナが見えなくなるようにされていたのだ。
 ティナがルディニーと離れてやっとその姿が見えるようになり、無事に再会をはたしたのである。

「まぁいいや。 祭りは楽しかった?」

「はい! とっても!」

 シリウスの手を握り返し、ティナは思った。


 妖精さんに会うと願いが叶う。 友達が出来たこともすごく嬉しかったし、きっとお願い事も叶う気がした。

“この国の悪役令嬢が幸せを見つけられますように”

 誰が悪役令嬢だったのかはわからなかったが、ルーの納めるあの国ならきっと大丈夫。 そう思ったのだった。





 悪役令嬢(王女)となるはずだったルディニーに友達が出来て、さらに断罪される前に婚約者の企みを知れた事。

 ルディニーに会うことをためらっていた妖精王がたまたまこの国に来ていたシリウスに相談を持ちかけ、娘の願いを知り、ルディニーと友達になれそうなティナがいたこと。

 ティナがルディニーと友達になったこと。

 ルディニーがちゃんと決意したこと。

 そしていつも厄介事は無視するシリウスが、妖精王の相談に乗ってちゃんとアドバイスしたこと。


 元の物語がどんなものだったのかはもはや誰にもわからないが、もうこの国から悪役令嬢がでてくることは無さそうである。


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

はじめまして、私の知らない婚約者様

有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。 見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。 けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。 ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。 けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。 この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。 悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに? ※他サイトにも掲載しています。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

乙女ゲームの悪役令嬢、ですか

碧井 汐桜香
ファンタジー
王子様って、本当に平民のヒロインに惚れるのだろうか?

悪役令嬢の慟哭

浜柔
ファンタジー
 前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。  だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。 ※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。 ※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。 「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。 「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。

ヒロインだと言われましたが、人違いです!

みおな
恋愛
 目が覚めたら、そこは乙女ゲームの世界でした。  って、ベタすぎなので勘弁してください。  しかも悪役令嬢にざまあされる運命のヒロインとかって、冗談じゃありません。  私はヒロインでも悪役令嬢でもありません。ですから、関わらないで下さい。

所(世界)変われば品(常識)変わる

章槻雅希
恋愛
前世の記憶を持って転生したのは乙女ゲームの悪役令嬢。王太子の婚約者であり、ヒロインが彼のルートでハッピーエンドを迎えれば身の破滅が待っている。修道院送りという名の道中での襲撃暗殺END。 それを避けるために周囲の環境を整え家族と婚約者とその家族という理解者も得ていよいよゲームスタート。 予想通り、ヒロインも転生者だった。しかもお花畑乙女ゲーム脳。でも地頭は悪くなさそう? ならば、ヒロインに現実を突きつけましょう。思い込みを矯正すれば多分有能な女官になれそうですし。 完結まで予約投稿済み。 全21話。

悪役令嬢、休職致します

碧井 汐桜香
ファンタジー
そのキツい目つきと高飛車な言動から悪役令嬢として中傷されるサーシャ・ツンドール公爵令嬢。王太子殿下の婚約者候補として、他の婚約者候補の妨害をするように父に言われて、実行しているのも一因だろう。 しかし、ある日突然身体が動かなくなり、母のいる領地で療養することに。 作中、主人公が精神を病む描写があります。ご注意ください。 作品内に登場する医療行為や病気、治療などは創作です。作者は医療従事者ではありません。実際の症状や治療に関する判断は、必ず医師など専門家にご相談ください。

悪役令嬢を陥れようとして失敗したヒロインのその後

柚木崎 史乃
ファンタジー
女伯グリゼルダはもう不惑の歳だが、過去に起こしたスキャンダルが原因で異性から敬遠され未だに独身だった。 二十二年前、グリゼルダは恋仲になった王太子と結託して彼の婚約者である公爵令嬢を陥れようとした。 けれど、返り討ちに遭ってしまい、結局恋人である王太子とも破局してしまったのだ。 ある時、グリゼルダは王都で開かれた仮面舞踏会に参加する。そこで、トラヴィスという年下の青年と知り合ったグリゼルダは彼と恋仲になった。そして、どんどん彼に夢中になっていく。 だが、ある日。トラヴィスは、突然グリゼルダの前から姿を消してしまう。グリゼルダはショックのあまり倒れてしまい、気づいた時には病院のベッドの上にいた。 グリゼルダは、心配そうに自分の顔を覗き込む執事にトラヴィスと連絡が取れなくなってしまったことを伝える。すると、執事は首を傾げた。 そして、困惑した様子でグリゼルダに尋ねたのだ。「トラヴィスって、一体誰ですか? そんな方、この世に存在しませんよね?」と──。

処理中です...