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リージアの場合
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「ねぇ、シリウス様。 悪役令嬢って結局なんなのでしょうか?」
少しだけ伸びた白い髪が風に揺れて、ティナの肩に顎を乗せているシリウスの頬をくすぐった。
「……うーん、この世界に数えきれないほどある物語の重要人物かな。 悪役令嬢を断罪することによって幸せになる人間がいる限りのね」
「自分を犠牲にして誰かの幸せのために断罪される……悲しい存在なのですね」
シリウスは軽くあくびをすると眠そうな様子でティナの首筋に顔を埋める。
「……シリウス様はいつまで私の肩で居眠りしてるおつもりですの?」
ティナを膝の上に乗せ、背後から抱き締めているシリウスが「まだ眠い」と言うと、ティナは「そうですか」と灰色の瞳を細めて笑った。
***
わたしは自分の婚約者が嫌いだ。
婚約者といっても子どもの頃に親同士が決めた政略結婚だし、顔だってタイプじゃない。性格だって乱暴だし、すぐわたしのことを馬鹿にしてくるし、そのくせ人前でだけはいい人ぶるし……とにかく嫌いだ!
だから、ずっと婚約破棄したいと訴えていた。婚約破棄するなら早いに越したことはない。だからずっと会うたびに婚約破棄を言い続けていた。が……
わたしの婚約者はかたくなにそれを拒否していたのだ。
「俺はお前と結婚する」
幼い頃から頑固で自分の言った言葉は絶対守るといい、何度もわたしにプロポーズし続け、とうとうわたしが折れる形に落ち着いたのだ。さすがに10年もプロポーズされ続けたら諦めるしかないじゃないか。そこまでわたしを好きでいてくれるなら悪い気もしない。
心の底から愛してるかと言われれば微妙だが、それなりに情も湧いていた。
だから、わたしは彼と明日……結婚すると決めた。
のに
「リージア・フォント伯爵令嬢、お前とは婚約破棄する! いますぐこの屋敷から出ていけ!!」
まさか結婚前夜に婚約破棄されて、1日早く住み始めた新居から追い出されるなんて思いもしなかったのだ。
彼の後ろには見覚えのあるメイドがいた。確か彼が孤児だった女の子を拾ってきて屋敷のメイドにしたと言っていたのを思い出す。
まさか元孤児の女が王様がまだ王子だった頃にお忍びで下町に行ったときに出来た秘密の子供で、それを王妃が子供が出来ない体だと判明したから突然姫様として引き取ることになったとか。
実は彼があのメイドと浮気していて、姫様だとわかった途端わたしを捨てて姫様に乗り換えたとか。
そんな姫様も彼が好きでわたしが邪魔だったから、孤児のメイドだと虐げられ酷い扱いをされたなんて嘘をつくとか。
そんなの、わかるはずないじゃないか。
わたしは夜中に突然屋敷を追い出され、寝間着のまま荷物すら持たずに暗い森の中をさまようことになった。
薄い寝間着姿に夜風が冷たく染みこんできて、体がブルリと震える。今までひとりで森へ行った事など、ましてや夜中に出歩く事などしたことがないリージアにとってこの暗い森は地獄へつながっている恐ろしい場所のように見えていた。
助けて欲しくて引き返そうかとも思ったが、その度に彼の怒声が何度も頭の中に繰り返され、気がつけばわたしは悔しくて泣いていた。
「彼女が孤児だからと馬鹿にするなんて人間として最低だ」
わたしのことを「女だから」と普段から馬鹿にしていた彼が、あの女の肩を優しく抱いていた。
だいたい「孤児だから」なんて馬鹿にしたことなんかないわよ。掃除を失敗して花瓶を割ってたから気を付けるように注意したら「あたしが孤児だからそんなにきつく言われるんですか」って勝手に泣き出したのよ。
「彼女が姫様だとわかった以上、お前の彼女に対する態度は不敬であり死刑に値する」
結婚間近の婚約者がいながらメイドに手を出し、実は姫様だとわかった途端に婚約者を捨てた彼がわたしに剣先を向けた。そんな姫様にこっそり手を出した自分は不敬じゃないっていうの?
「リージア様にいつも嫌がらせをされて辛かった……でも、あたしには彼との愛の結晶が」
そう言って自身のお腹をそっと触るメイドの姿を見て、わたしは頭が真っ白になった。
わたしには「結婚式まではお互い清らかな身でいよう」と指一本触れてこなかった彼が、メイドとの間に子どもを授かっていたのだ。
「俺は姫様と結婚し、俺たちの子供は未来の王となるのだ。つまり、俺がこの国の王だ!」
だから、わたしはもういらないらしい。
「不敬罪で殺されたくなければ、今すぐ消え失せろ!」
なんでこんな男に情を感じて結婚しようなんて思っていたのか今となってはわからない。
欲と権力に目の眩んだ彼の姿はとても醜かった。
***
「雨が降ってきましたわ……。このままではあの子は……」
暗い森をさまよう悪役令嬢の姿に、ティナが胸を痛める。
「あぁ、このパターンなら何回も見たよ。 たぶん、あの子は森の獣に襲われて食い殺されるんだ。 それであの男と女は邪魔者であるあの子が実は浮気していて屋敷の金を持ち逃げしたことにして、裏切られた男はメイドに慰められて立ち直ったって話になるはずだよ」
「そんな……そんなの酷すぎますわ。 だって、信じていた人にこんな裏切られ方するなんて……」
自分の時の事を思い出したのかティナは瞳を潤ませた。その姿にシリウスは少し戸惑いつつもこの世界を見守る者として毅然とした態度でいなければならないと口を開く。
「そうは言っても、この物語はヒロインが悪役令嬢を踏み台にして王族にのしあがるストーリーなんだよ。 この世界にはたくさんの物語があるって言っただろう? あの子はその物語のひとつの駒でしかないし……」
「でも、私のことは助けてくださいました」
まっすぐに自分を見つめるティナの瞳にシリウスは小さなため息をついた。
「ティナの時はほんとに単なる気まぐれで……あぁもうわかったよ、そんな顔しないでくれ。 でもちょっと手助けするだけだ。 運命を変えれるかはあの子次第だから――――」
どうやら思っていた以上に自分はティナに甘いらしい。いつもならどんなに悲惨な場面を見てもなにも感じないのにな。と、シリウスは指先を弾きパチリと音を鳴らした。
すると降りだし始めた雨は止み、ぶ厚い雲が消えると暗い森の中に月の光が差し込んだ。
***
急に辺りが明るくなり、道が照らされる。それは普段なら絶対に進まないような獣道だったが、なぜかそのときはそこを進まなければいけない気がしたのだ。
その獣道の先で怪我をした少年と出会った。
どうやら動物用の罠に足を捕らえられたらしく血が滲んでいる。 わたしは寝間着を裂いて少年の手当てをし、助け合いながら森を抜け、隣国へと助けを求めて亡命した。
実はその少年が城を抜け出してやんちゃしていた隣国の王子だったとか。 その後身分を隠して下町で暮らしていたリージアを探しだして求愛するとか。 リージアを裏切った元婚約者の男の悪事を暴いて没落させることになるなんて、今は誰も知るよしもないことである……。
***
「ありがとうございます、シリウス様」
背中にティナのぬくもりを感じながらシリウスはそっぽを向く。
「僕はいつもと違う道を照らしただけさ。 ひとつ道を違えただけで運命なんていくらでも変わるんだよ」
「それでも、シリウス様が助けてくださったことに変わりはありませんわ」
「気まぐれだよ……ほんの気まぐれ。 ティナの時みたいにちゃんと助ける気なんかなかったし」
シリウスは体の向きを変え、ティナを優しく抱き締めた。
「シリウス様……?」
「僕の気まぐれで助かる人間もいれば、破滅する人間もいる。 君は、僕が怖くないの?」
紅い瞳が悲しげにティナを見つめると、ティナはその瞳を見つめ返す。
「シリウス様は私の命の恩人で、とても優しい魔法使い様です」
そういって笑顔になるティナの姿にシリウスは優しく微笑むのであった。
少しだけ伸びた白い髪が風に揺れて、ティナの肩に顎を乗せているシリウスの頬をくすぐった。
「……うーん、この世界に数えきれないほどある物語の重要人物かな。 悪役令嬢を断罪することによって幸せになる人間がいる限りのね」
「自分を犠牲にして誰かの幸せのために断罪される……悲しい存在なのですね」
シリウスは軽くあくびをすると眠そうな様子でティナの首筋に顔を埋める。
「……シリウス様はいつまで私の肩で居眠りしてるおつもりですの?」
ティナを膝の上に乗せ、背後から抱き締めているシリウスが「まだ眠い」と言うと、ティナは「そうですか」と灰色の瞳を細めて笑った。
***
わたしは自分の婚約者が嫌いだ。
婚約者といっても子どもの頃に親同士が決めた政略結婚だし、顔だってタイプじゃない。性格だって乱暴だし、すぐわたしのことを馬鹿にしてくるし、そのくせ人前でだけはいい人ぶるし……とにかく嫌いだ!
だから、ずっと婚約破棄したいと訴えていた。婚約破棄するなら早いに越したことはない。だからずっと会うたびに婚約破棄を言い続けていた。が……
わたしの婚約者はかたくなにそれを拒否していたのだ。
「俺はお前と結婚する」
幼い頃から頑固で自分の言った言葉は絶対守るといい、何度もわたしにプロポーズし続け、とうとうわたしが折れる形に落ち着いたのだ。さすがに10年もプロポーズされ続けたら諦めるしかないじゃないか。そこまでわたしを好きでいてくれるなら悪い気もしない。
心の底から愛してるかと言われれば微妙だが、それなりに情も湧いていた。
だから、わたしは彼と明日……結婚すると決めた。
のに
「リージア・フォント伯爵令嬢、お前とは婚約破棄する! いますぐこの屋敷から出ていけ!!」
まさか結婚前夜に婚約破棄されて、1日早く住み始めた新居から追い出されるなんて思いもしなかったのだ。
彼の後ろには見覚えのあるメイドがいた。確か彼が孤児だった女の子を拾ってきて屋敷のメイドにしたと言っていたのを思い出す。
まさか元孤児の女が王様がまだ王子だった頃にお忍びで下町に行ったときに出来た秘密の子供で、それを王妃が子供が出来ない体だと判明したから突然姫様として引き取ることになったとか。
実は彼があのメイドと浮気していて、姫様だとわかった途端わたしを捨てて姫様に乗り換えたとか。
そんな姫様も彼が好きでわたしが邪魔だったから、孤児のメイドだと虐げられ酷い扱いをされたなんて嘘をつくとか。
そんなの、わかるはずないじゃないか。
わたしは夜中に突然屋敷を追い出され、寝間着のまま荷物すら持たずに暗い森の中をさまようことになった。
薄い寝間着姿に夜風が冷たく染みこんできて、体がブルリと震える。今までひとりで森へ行った事など、ましてや夜中に出歩く事などしたことがないリージアにとってこの暗い森は地獄へつながっている恐ろしい場所のように見えていた。
助けて欲しくて引き返そうかとも思ったが、その度に彼の怒声が何度も頭の中に繰り返され、気がつけばわたしは悔しくて泣いていた。
「彼女が孤児だからと馬鹿にするなんて人間として最低だ」
わたしのことを「女だから」と普段から馬鹿にしていた彼が、あの女の肩を優しく抱いていた。
だいたい「孤児だから」なんて馬鹿にしたことなんかないわよ。掃除を失敗して花瓶を割ってたから気を付けるように注意したら「あたしが孤児だからそんなにきつく言われるんですか」って勝手に泣き出したのよ。
「彼女が姫様だとわかった以上、お前の彼女に対する態度は不敬であり死刑に値する」
結婚間近の婚約者がいながらメイドに手を出し、実は姫様だとわかった途端に婚約者を捨てた彼がわたしに剣先を向けた。そんな姫様にこっそり手を出した自分は不敬じゃないっていうの?
「リージア様にいつも嫌がらせをされて辛かった……でも、あたしには彼との愛の結晶が」
そう言って自身のお腹をそっと触るメイドの姿を見て、わたしは頭が真っ白になった。
わたしには「結婚式まではお互い清らかな身でいよう」と指一本触れてこなかった彼が、メイドとの間に子どもを授かっていたのだ。
「俺は姫様と結婚し、俺たちの子供は未来の王となるのだ。つまり、俺がこの国の王だ!」
だから、わたしはもういらないらしい。
「不敬罪で殺されたくなければ、今すぐ消え失せろ!」
なんでこんな男に情を感じて結婚しようなんて思っていたのか今となってはわからない。
欲と権力に目の眩んだ彼の姿はとても醜かった。
***
「雨が降ってきましたわ……。このままではあの子は……」
暗い森をさまよう悪役令嬢の姿に、ティナが胸を痛める。
「あぁ、このパターンなら何回も見たよ。 たぶん、あの子は森の獣に襲われて食い殺されるんだ。 それであの男と女は邪魔者であるあの子が実は浮気していて屋敷の金を持ち逃げしたことにして、裏切られた男はメイドに慰められて立ち直ったって話になるはずだよ」
「そんな……そんなの酷すぎますわ。 だって、信じていた人にこんな裏切られ方するなんて……」
自分の時の事を思い出したのかティナは瞳を潤ませた。その姿にシリウスは少し戸惑いつつもこの世界を見守る者として毅然とした態度でいなければならないと口を開く。
「そうは言っても、この物語はヒロインが悪役令嬢を踏み台にして王族にのしあがるストーリーなんだよ。 この世界にはたくさんの物語があるって言っただろう? あの子はその物語のひとつの駒でしかないし……」
「でも、私のことは助けてくださいました」
まっすぐに自分を見つめるティナの瞳にシリウスは小さなため息をついた。
「ティナの時はほんとに単なる気まぐれで……あぁもうわかったよ、そんな顔しないでくれ。 でもちょっと手助けするだけだ。 運命を変えれるかはあの子次第だから――――」
どうやら思っていた以上に自分はティナに甘いらしい。いつもならどんなに悲惨な場面を見てもなにも感じないのにな。と、シリウスは指先を弾きパチリと音を鳴らした。
すると降りだし始めた雨は止み、ぶ厚い雲が消えると暗い森の中に月の光が差し込んだ。
***
急に辺りが明るくなり、道が照らされる。それは普段なら絶対に進まないような獣道だったが、なぜかそのときはそこを進まなければいけない気がしたのだ。
その獣道の先で怪我をした少年と出会った。
どうやら動物用の罠に足を捕らえられたらしく血が滲んでいる。 わたしは寝間着を裂いて少年の手当てをし、助け合いながら森を抜け、隣国へと助けを求めて亡命した。
実はその少年が城を抜け出してやんちゃしていた隣国の王子だったとか。 その後身分を隠して下町で暮らしていたリージアを探しだして求愛するとか。 リージアを裏切った元婚約者の男の悪事を暴いて没落させることになるなんて、今は誰も知るよしもないことである……。
***
「ありがとうございます、シリウス様」
背中にティナのぬくもりを感じながらシリウスはそっぽを向く。
「僕はいつもと違う道を照らしただけさ。 ひとつ道を違えただけで運命なんていくらでも変わるんだよ」
「それでも、シリウス様が助けてくださったことに変わりはありませんわ」
「気まぐれだよ……ほんの気まぐれ。 ティナの時みたいにちゃんと助ける気なんかなかったし」
シリウスは体の向きを変え、ティナを優しく抱き締めた。
「シリウス様……?」
「僕の気まぐれで助かる人間もいれば、破滅する人間もいる。 君は、僕が怖くないの?」
紅い瞳が悲しげにティナを見つめると、ティナはその瞳を見つめ返す。
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