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サマリー3 視診・問診・スクリーニング
見えない魔法
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新たに言の音の呪いの訓練を受けに訪れた子供は8人ほどに及んだ。
年齢的なスクリーニングも含め、全員が呪詛性の構音障害であるという光平の見立てになった。
医師ではないので診断はできない、という前世界でのルールを自分に課しているのは滑稽とも思えたがなんとなく譲れない枷である気がしている。
フィーネは大地母神神殿から一級治癒術師という免許をもらっているため、彼女の名において診断という形を取らせてもらっている。
ほとんどがK→T置換、S→T置換であり、訓練はk音とs音の新たな学習という流れになっていった。
6歳から7歳は魔法習得における重要な時期であるということが魔法幼年学校において知ることが出来たため、訓練開始は6歳から受け入れる方針だ。
訓練施設はいつしか音無ハウスと呼ばれ、子供たちの笑い声が絶えない優しい空間へとなりつつある。
今日も新しい子が来所し、母親は藁をもつかむ思いで光平ににじり寄る。
城下町の東側に位置する料理屋を経営しているが、今まで何度も効く薬があると騙されついには店を売ることまで考えていたという。
訓練などの診療報酬について、フィーネはあることを実家である伯爵家に書状で提案し渋々ながら許可をもらっていた。
実家に対してだけは辛辣なフィーネのこと、アリスティア伯爵家は言の音の呪いに立ち向かう国民の味方ですと、喧伝してやるから診療報酬の9割を負担しろと。
貴族は名誉と評判を重んじるため、ラングワース王国の貴族院会議の席順を上げたかった伯爵家は実のところ飛びついた。
敵に回したくないとキースが恐れおののいていたそうだが、このおかげでお昼代の半額程度に済ませることが出来ていた。
だがアルドという7歳の子は大人しくあまり話したがらなかった。
ここで光平はもしやと、アルドにフィーネと遊んでもらっている間に母親から事情を聞くことにした。
「お母さんはお家で発音の練習をしましたか?」
「それはもちろん! 毎日させていました。治るかもと思って……」
「普段はアルド君とどういうお話をします?」
「えっと、店の手伝いとか仕込みの材料を取ってきてもらったり、でもあまりあの子は話をしないんです。頷くばかりで」
「決してお母さんを責めているわけではないのですが、もしや言い直しを頻繁にしていたりしますか?」
「はい、少しでも治って欲しいので」
やはりか、という思いとお母さんは子供のためを思ってしていたことであり、どのように傷つけずに伝えるかで光平は数秒悩み、意を決し伝えることにした。
「これが言の音の呪いでなければ、お母さんの取った行動は正しいケースもあったでしょう。今後アルド君には、今後言い直しをしないようにお願いします」
母親の表情から血の気が引いた瞬間であった。
毎回思うがこの事実を告げるのが辛い、でも言わなくてはいけない。
発音や発言内容を指摘され言い直しを指示されるという行為、実はかなり話したい気持ちを削がれてしまう。こういうものが積み重なると話して指摘されないような行動が強化されてしまうだろう。
「性格によっては何度言い直しをされても気にしないタイプのお子さんがいることも事実です。しかしアルド君は物事を深く考え洞察力もあり、賢いお子さんですからより正しい発音をしよう、でも呪いのせいで出来ないと苦しんでいるはずです」
「ああ! わ、私ったらなんてひどいことを!」
泣き出してしまうアルド君の母親は、とても子供思いで優しい人なのだろう。アルド君を苦しませてしまっていた事実に打ちのめされ悔恨の涙で呻いている。
「お母さん、大丈夫ですよ。言の音の呪いを打ち破るにはお母さんとアルド君の二人で協力することが重要なんです。ほら、お母さんが心配で来てくれましたよ」
「おたあさん、大丈夫?」
「ごめんね、ごめんねアルドぉ!」
ふとどうしたの? という視線を光平に投げてきたアルドの頭を撫でながら二人を諭す。
「いいかい、言の音の呪いはお母さんとアルド君の二人で打ち破るんだ。僕はその手伝いをするからね、今までやってきたことは無駄じゃないよ。今度から次のステップに入るからね」
うん、と素直に頷きアルドは母親に抱きついた。
良い親子関係じゃないか、フィーネはもらい泣きし母親以上に泣きじゃくっている。
落ち着いてから二人が帰るのを見送り、夕日の滲む高台の道を二人で眺めていた時のことだった。
「先生、言葉だけじゃないんですね。心を訓練に向かわせるように励まして時にお尻を叩いたり、肩を押したり、本当に先生は見えない魔法を使っていると思うほどです」
「見えない魔法、か。そんな便利はものがあるなら使いたいな。ってそうだ、せっかく訓練に来てくれた後にご褒美があるとみんな喜ぶかもしれないなぁ、明日の午前は訓練入っていなかったから市場への買い物に付き合ってください。えっとお金は食料の買い出し分ぐらいはあるよ、ね?」
「はい、大丈夫だと思いますよ。ルビナちゃんと一緒に準備しておきますね先生!」
この子の笑顔は、なんでいつも明日を明るい日だと思わせてくれるのだろう。
死にたいと、惰性で生きている自分の中で欲というものが芽生え始めているのが分かる。
この異世界に連れてこられて、堪えがたい醜聞から解放されただけで半分満足していたが、人間とは欲深いな。
フィーネさんを解呪できたことで、自分の役目は終わっているのではないか。
(おい、僕はまだ生きたいだなんて思ってはいないだろうな)
こう自身に反芻する光平の視線が夕暮れに現れる空に流れる川の煌めきに再び魅入られようとしていた。
年齢的なスクリーニングも含め、全員が呪詛性の構音障害であるという光平の見立てになった。
医師ではないので診断はできない、という前世界でのルールを自分に課しているのは滑稽とも思えたがなんとなく譲れない枷である気がしている。
フィーネは大地母神神殿から一級治癒術師という免許をもらっているため、彼女の名において診断という形を取らせてもらっている。
ほとんどがK→T置換、S→T置換であり、訓練はk音とs音の新たな学習という流れになっていった。
6歳から7歳は魔法習得における重要な時期であるということが魔法幼年学校において知ることが出来たため、訓練開始は6歳から受け入れる方針だ。
訓練施設はいつしか音無ハウスと呼ばれ、子供たちの笑い声が絶えない優しい空間へとなりつつある。
今日も新しい子が来所し、母親は藁をもつかむ思いで光平ににじり寄る。
城下町の東側に位置する料理屋を経営しているが、今まで何度も効く薬があると騙されついには店を売ることまで考えていたという。
訓練などの診療報酬について、フィーネはあることを実家である伯爵家に書状で提案し渋々ながら許可をもらっていた。
実家に対してだけは辛辣なフィーネのこと、アリスティア伯爵家は言の音の呪いに立ち向かう国民の味方ですと、喧伝してやるから診療報酬の9割を負担しろと。
貴族は名誉と評判を重んじるため、ラングワース王国の貴族院会議の席順を上げたかった伯爵家は実のところ飛びついた。
敵に回したくないとキースが恐れおののいていたそうだが、このおかげでお昼代の半額程度に済ませることが出来ていた。
だがアルドという7歳の子は大人しくあまり話したがらなかった。
ここで光平はもしやと、アルドにフィーネと遊んでもらっている間に母親から事情を聞くことにした。
「お母さんはお家で発音の練習をしましたか?」
「それはもちろん! 毎日させていました。治るかもと思って……」
「普段はアルド君とどういうお話をします?」
「えっと、店の手伝いとか仕込みの材料を取ってきてもらったり、でもあまりあの子は話をしないんです。頷くばかりで」
「決してお母さんを責めているわけではないのですが、もしや言い直しを頻繁にしていたりしますか?」
「はい、少しでも治って欲しいので」
やはりか、という思いとお母さんは子供のためを思ってしていたことであり、どのように傷つけずに伝えるかで光平は数秒悩み、意を決し伝えることにした。
「これが言の音の呪いでなければ、お母さんの取った行動は正しいケースもあったでしょう。今後アルド君には、今後言い直しをしないようにお願いします」
母親の表情から血の気が引いた瞬間であった。
毎回思うがこの事実を告げるのが辛い、でも言わなくてはいけない。
発音や発言内容を指摘され言い直しを指示されるという行為、実はかなり話したい気持ちを削がれてしまう。こういうものが積み重なると話して指摘されないような行動が強化されてしまうだろう。
「性格によっては何度言い直しをされても気にしないタイプのお子さんがいることも事実です。しかしアルド君は物事を深く考え洞察力もあり、賢いお子さんですからより正しい発音をしよう、でも呪いのせいで出来ないと苦しんでいるはずです」
「ああ! わ、私ったらなんてひどいことを!」
泣き出してしまうアルド君の母親は、とても子供思いで優しい人なのだろう。アルド君を苦しませてしまっていた事実に打ちのめされ悔恨の涙で呻いている。
「お母さん、大丈夫ですよ。言の音の呪いを打ち破るにはお母さんとアルド君の二人で協力することが重要なんです。ほら、お母さんが心配で来てくれましたよ」
「おたあさん、大丈夫?」
「ごめんね、ごめんねアルドぉ!」
ふとどうしたの? という視線を光平に投げてきたアルドの頭を撫でながら二人を諭す。
「いいかい、言の音の呪いはお母さんとアルド君の二人で打ち破るんだ。僕はその手伝いをするからね、今までやってきたことは無駄じゃないよ。今度から次のステップに入るからね」
うん、と素直に頷きアルドは母親に抱きついた。
良い親子関係じゃないか、フィーネはもらい泣きし母親以上に泣きじゃくっている。
落ち着いてから二人が帰るのを見送り、夕日の滲む高台の道を二人で眺めていた時のことだった。
「先生、言葉だけじゃないんですね。心を訓練に向かわせるように励まして時にお尻を叩いたり、肩を押したり、本当に先生は見えない魔法を使っていると思うほどです」
「見えない魔法、か。そんな便利はものがあるなら使いたいな。ってそうだ、せっかく訓練に来てくれた後にご褒美があるとみんな喜ぶかもしれないなぁ、明日の午前は訓練入っていなかったから市場への買い物に付き合ってください。えっとお金は食料の買い出し分ぐらいはあるよ、ね?」
「はい、大丈夫だと思いますよ。ルビナちゃんと一緒に準備しておきますね先生!」
この子の笑顔は、なんでいつも明日を明るい日だと思わせてくれるのだろう。
死にたいと、惰性で生きている自分の中で欲というものが芽生え始めているのが分かる。
この異世界に連れてこられて、堪えがたい醜聞から解放されただけで半分満足していたが、人間とは欲深いな。
フィーネさんを解呪できたことで、自分の役目は終わっているのではないか。
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