やり逃げ令嬢は逃げきれない。

有栖

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8:従順なカラダ。※

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***

「いいね、丸見え」
「うう……無抵抗と思って」

下着も取り払われ、互いに裸のままベッドの上で向き合う。それでも言葉とは裏腹に、大切なものを扱うようにそっと触れられる。

「責任て、どうしたら……」
「やる気になったか?」

ちゅ、と耳の下にキスされて、呆然と間近にいる彼を見つめる。

「後にも先にも相手はリカルドだけなので、何をすればいいのか」
「……それは重畳。俺の言うなりになってりゃいいよ」

そう言ってまた、唇を寄せた。

「ほら舌、出して」
「ん……ふ、ぁ」

そっと開かれた口から差し出された震える舌を、リカルドはゆっくりと絡め取った。蹂躙される咥内に翻弄され、シルヴィアはくらくらしながら快楽を受け入れる。その刺激に身体はあっけなく解かれていく。

「ん……」
「もう腰、揺れてるぞ」
「だって……」
「今日はじっくり、お前を味わうからな」
「えっ」

ずっとそうしたかった、と強請るように、舌は肌を這いながら首筋を降りていく。白い胸の頂にたどり着くと、ゆっくりと蕾を口に含んだ。じゅるりと強く吸われ、舐られ擦られる。熱い舌に苛まれて蕾は固くしこった。

「あ、あん……っ」
「こっちも、して欲しいか?」

もう片方の頂を捏ねていた指がくりっとその蕾を捻ると、快感が身体の中を貫いた。

「やっ、あふ」
「やだ、っていうの禁止」
「でも、きゃっ?」

柔らかく蕾を摘まれて腰が跳ねる。

「気持ちいい、って言って」
「恥ずかしい……」
「それも含めて謝罪とする」
「うう……っ!」

実際に拒絶したいわけではないけれど、その気持ちよくさせてもらっているということが恥ずかしく、どうしても拒否するような言葉になってしまう。

「お前は素直にオレを受け入れろよ」

逡巡する瞳を捉えた獰猛な青い眼は、そう言いながらまた深く口付ける。

「……ん、」
「……気持ちいいか?」
「……」

ただ素直に、と言われてこくりと頷けば、ふっと張り詰めていた息が抜ける。その瞬間を目の前の獣は見逃さない。

「こっちも、触って欲しい?」
「……!う、ん」

さっきからズクズクと疼きながらそれを待ち望んでいた秘所に、大きな手が添えられる。ゆっくりと長い指が触れ、ちゅぷりと水音を立てた。じゅうっと胸の蕾を吸い上げられ、その指に思わず秘所を擦り付けてしまう。すると、熱い舌がゆっくりとまた肌を這いながら下腹へ降りはじめた。

「脚、もっと開いて」
「何を……」
「舐める」
「え、だ……」
「ダメも禁止」

禁止されて動揺している間に、舌が臍を擽る。

「んっ」
「ここも気持ちいい?」

こくり、と頷くと満足そうにちろちろと周りを舐る。揺れる腰を抑えながら脚を破り開くと、その間に硬い身体を据えた。

「じっくり味わうとしますか」
「ほんとに……?」
「ほんとに」

泥濘を指が這い、そこへ口づけが落とされる。ぬるりとした指とは違うものが襞を舐りはじめた。

「、あっ、嘘、やん……!」
「や、って言ったらもっとするだけだ」
「そこで喋ったら……」
「どうなんだ?……気持ちいい?」
「う……っ、ん」
「そうか」

満足そうにニヤリと笑い、またじゅるりとそこに吸い付かれた。滑る舌を襞に這わされると、快感を溺れるように受け入れてしまう。

「は……あっ、あふ……」
「ん、ここは、どうだ?」
「あっ?!」

その瞬間、きゅうっと身体の芯が捻られるような快感に貫かれる。硬く尖らせた舌が隠れていた花芽を捉え、薄皮を剥いてぬるぬるとまるく舐る。

「あ、ああーっ!」
「……もっと、欲しいか?」
「あ、もっと……?」
「欲しそう、だな」

とろとろと蜜を溢れさせる襞に指を這わせながら、熱い舌が花芽にむしゃぶりついた。

***
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