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結婚
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僕は倒れたペスを見つけたあと、畑からヘルトリーとおじいさんを呼んで、ヘルトリーがウシャルを呼んで、みんなでボロい家の中に集まってた。
ペスは死んじゃったらしい。
「だだだっ、どういうこっちゃあこりゃぁあ! ……ぺぺっペス! 起きろぉ! なぁおいっ、わしの声が聞こえるかぁ! ……おいペス、返事をせいっ! 起きてくれぇえ! ペスぅぁあ! うぬゅあぁわあぁ……!」
おじいさんは大泣きして必死に死んだペスのほっぺを叩いたり肩を揺らしてる。
ウシャルとヘルトリーは心の中でおしゃべりしてる。
僕はこっそりそれを聞いてみた。
『何故このようなことに……。それに、死んだ娘の身体から邪悪な魔力が流れ出ている……。一体どういうことだ、ウシャル』
『……これは彼女が持つ魔力ではないわね。彼女が死んだことで、身体に蓄積されていた魔瘴気が行き場を失って体外に流れ出ているのよ』
『魔瘴気……?』
『ええ。彼女は、私達の身体から自然に溢れ出る魔族特有の濃い魔力、魔瘴気に犯されていたのよ。抵抗力のない者からすればそれは毒そのもの。若ければ若いほど、魔瘴気は毒素として身体に影響を与えてしまう。彼女は私達の魔瘴気に耐えれらるだけの抵抗力もなく、身体が許容量の限界を超えてしまったのよ』
『……そうか、魔族の中でも上位に位置していた私達だ。それに、グハ様も一緒におられるとなると……成体であるクソじじいならまだしも、このような幼い身体でそれに耐えられるはずがない……』
『ええ、毎日のように魔瘴気を浴び続けていたんですもの。当然といえば当然よ。それに気付けなかった私達に非があるわ……』
ペスは僕らのせいで死んじゃったみたい。
『どうするウシャル! この娘は、グハ様の第一婦人となられるお方だぞ! 何とかならんのか! いっそ、邪属性魔法でアンデッドとして蘇らせるしか……!』
『落ち着いてよヘルトリー! 私も今考えてるわ……。彼女をアンデッドとして蘇らせたとしても、それは意思を持たないただの動く亡骸となるだけ。子を身ごもることはできないし、きっとグハ様もそれでは納得されないわ……』
『しかし、聖属性魔法を扱えない魔族の私達には、蘇生させる方法はそれしかないぞ……』
『例え聖属性魔法を扱えたとしても、蘇生は簡単な事ではないわ。100人を超える神官が夜通し儀式を行ってようやくそれが叶うほどのものなのよ。それも月が満ちた夜という限定条件付きでね。だからそれが行えるまでは魔法で死体を凍結させて、身体が腐敗しないように保存させる必要もある』
『それでは……私達にはどうすることも出来ないという事か……。くそっ……!』
『神でもない限り、生き返らせることは不可能に近いわね……』
ペスを生き返らせるのは無理みたい。
だから僕はペスにお別れを言うことにした。
「ぺす。これあげるから持ってって」
僕は死んだペスの両手に、山から取ってきた虹水晶を握らせてあげた。
そんで僕はペスの両手を握って「今度生まれ変わった時は、お金持ちになれますように」ってお祈りしてあげた。
そのあと「生まれ変わったら僕と結婚してください」って付け足しといた。
でも生まれ変わったら誰がペスか分からないって思った。
だから「できたら生き返って僕と結婚して欲しいです」ってお願いした。
でも、できなかったら困ると思った。
「ぺす、今すぐ生き返って僕と結婚して」
僕がそう言うと、ペスの体がキラキラした虹色の光に包み込まれていった。
「なっ、なんだこれは! ウシャル!」
「これは多分……虹属性魔法……。それに、あの手に持つのは全属性耐性が備わる虹水晶……一体どういうことなの……」
ペスの体を虹色の光が包み込んだあと、ペスの体から出てたもやもやした黒い煙みたいなのが、両手の辺りから広がるように消えて、吹っ飛んでった。
そしたらペスがぱちって目を開いた。
ペスが生き返った。
僕は嬉しくなってペスの両手をにぎにぎしたら、ペスが横になったままこっちを向いた。
僕がペスの顔を見てにっこりしたら、ペスもにっこりしてくれた。
「僕はぺすが好きです。だから僕と結婚してください」
僕はずっと言いたかったことをペスに言った。そしたら
「ヒ、ヒ、ヒョ……ハ、ティ、カ、ト……クハ、チャ……」
ペスはにっこり笑顔でうなずいてくれた。
ペスは多分「いいよ。ありがと、ぐはちゃん」って言ってくれたんだと思う。
僕はペスの笑顔を初めて見た。
聞こえにくかったけど声も初めて聞いた。
名前も初めて呼んでもらった。
嬉しかった。
僕とペスは結婚して夫婦になった。
ちんちんがイライラしてきた。
ペスは死んじゃったらしい。
「だだだっ、どういうこっちゃあこりゃぁあ! ……ぺぺっペス! 起きろぉ! なぁおいっ、わしの声が聞こえるかぁ! ……おいペス、返事をせいっ! 起きてくれぇえ! ペスぅぁあ! うぬゅあぁわあぁ……!」
おじいさんは大泣きして必死に死んだペスのほっぺを叩いたり肩を揺らしてる。
ウシャルとヘルトリーは心の中でおしゃべりしてる。
僕はこっそりそれを聞いてみた。
『何故このようなことに……。それに、死んだ娘の身体から邪悪な魔力が流れ出ている……。一体どういうことだ、ウシャル』
『……これは彼女が持つ魔力ではないわね。彼女が死んだことで、身体に蓄積されていた魔瘴気が行き場を失って体外に流れ出ているのよ』
『魔瘴気……?』
『ええ。彼女は、私達の身体から自然に溢れ出る魔族特有の濃い魔力、魔瘴気に犯されていたのよ。抵抗力のない者からすればそれは毒そのもの。若ければ若いほど、魔瘴気は毒素として身体に影響を与えてしまう。彼女は私達の魔瘴気に耐えれらるだけの抵抗力もなく、身体が許容量の限界を超えてしまったのよ』
『……そうか、魔族の中でも上位に位置していた私達だ。それに、グハ様も一緒におられるとなると……成体であるクソじじいならまだしも、このような幼い身体でそれに耐えられるはずがない……』
『ええ、毎日のように魔瘴気を浴び続けていたんですもの。当然といえば当然よ。それに気付けなかった私達に非があるわ……』
ペスは僕らのせいで死んじゃったみたい。
『どうするウシャル! この娘は、グハ様の第一婦人となられるお方だぞ! 何とかならんのか! いっそ、邪属性魔法でアンデッドとして蘇らせるしか……!』
『落ち着いてよヘルトリー! 私も今考えてるわ……。彼女をアンデッドとして蘇らせたとしても、それは意思を持たないただの動く亡骸となるだけ。子を身ごもることはできないし、きっとグハ様もそれでは納得されないわ……』
『しかし、聖属性魔法を扱えない魔族の私達には、蘇生させる方法はそれしかないぞ……』
『例え聖属性魔法を扱えたとしても、蘇生は簡単な事ではないわ。100人を超える神官が夜通し儀式を行ってようやくそれが叶うほどのものなのよ。それも月が満ちた夜という限定条件付きでね。だからそれが行えるまでは魔法で死体を凍結させて、身体が腐敗しないように保存させる必要もある』
『それでは……私達にはどうすることも出来ないという事か……。くそっ……!』
『神でもない限り、生き返らせることは不可能に近いわね……』
ペスを生き返らせるのは無理みたい。
だから僕はペスにお別れを言うことにした。
「ぺす。これあげるから持ってって」
僕は死んだペスの両手に、山から取ってきた虹水晶を握らせてあげた。
そんで僕はペスの両手を握って「今度生まれ変わった時は、お金持ちになれますように」ってお祈りしてあげた。
そのあと「生まれ変わったら僕と結婚してください」って付け足しといた。
でも生まれ変わったら誰がペスか分からないって思った。
だから「できたら生き返って僕と結婚して欲しいです」ってお願いした。
でも、できなかったら困ると思った。
「ぺす、今すぐ生き返って僕と結婚して」
僕がそう言うと、ペスの体がキラキラした虹色の光に包み込まれていった。
「なっ、なんだこれは! ウシャル!」
「これは多分……虹属性魔法……。それに、あの手に持つのは全属性耐性が備わる虹水晶……一体どういうことなの……」
ペスの体を虹色の光が包み込んだあと、ペスの体から出てたもやもやした黒い煙みたいなのが、両手の辺りから広がるように消えて、吹っ飛んでった。
そしたらペスがぱちって目を開いた。
ペスが生き返った。
僕は嬉しくなってペスの両手をにぎにぎしたら、ペスが横になったままこっちを向いた。
僕がペスの顔を見てにっこりしたら、ペスもにっこりしてくれた。
「僕はぺすが好きです。だから僕と結婚してください」
僕はずっと言いたかったことをペスに言った。そしたら
「ヒ、ヒ、ヒョ……ハ、ティ、カ、ト……クハ、チャ……」
ペスはにっこり笑顔でうなずいてくれた。
ペスは多分「いいよ。ありがと、ぐはちゃん」って言ってくれたんだと思う。
僕はペスの笑顔を初めて見た。
聞こえにくかったけど声も初めて聞いた。
名前も初めて呼んでもらった。
嬉しかった。
僕とペスは結婚して夫婦になった。
ちんちんがイライラしてきた。
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