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第一章 幼少期編
前世の記憶を思い出す
しおりを挟む「お…さ…」
うーん、まだ眠いよぉ
「おじょう…ま」
まだ~あと5分~
「お嬢様!」
パチッ
…え?ここどこ?
私、琴音はたしかコンビニに行って…
ちがう、私はローゼリアだ。間違いない
すると、この記憶は…?
「うっ」
「お嬢様!」
なだれ込んでくる記憶に耐えきれず、私は気絶した
パチッ
あ、ここは…?
「お嬢様!目が覚めたのですね!良かった!今、人を呼んでまいります!」
「え、ちょ!」
そういってメイド服の人はパタパタとどこかへ行ってしまった。
え、私は?どうなったの?ここはどこなの?
よし、一旦、記憶を整理しよう
どうやら私は、転生したらしい。
私は以前日本という所に住んでる、医学生だった
どこで暮らしていたかや、生活の事はぼんやりとしか思い出せない
整理しているうちに、この世界のことも思い出してきた
私はビクトリア ローゼリア
ルンミレオ国の公爵令嬢だ
両親と兄がいて、皆良くしてくれている
ちょっと親バカだけども…
バタバタバタッ ダンッ
「「「ロゼ!!」」」
「お父様、お母様、お兄様!」
「大丈夫かい?また3日も眠っていたのだよ?」
「そうよ、ロゼは体が弱いのだから」
「ありがとう、心配かけてごめんなさい、お父様、お母様。」
「ロゼ、無理はダメだからね?」
「ありがとうございます、おにぃ…」
お兄様の方を見て、私は固まった。
「ロゼ?」
驚く私をよそに、お兄様達は心配する
「ロゼはきっと混乱しているんだよ、しばらくそっとしておこう」
「そうね、そうしましょう。ロゼ、何かあったらすぐベルを鳴らすのよ?」
そう言って私は1人にしてもらえた。
これは好都合。だけど私は未だに混乱中だ。
お兄様を見て固まった理由。
それはお兄様が友達がやっていた乙女ゲームの攻略対象にそっくりだったからだ!
「嘘でしょ…」
琴音改めローゼリア、よくある乙女ゲームの世界に転生したようです
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