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第一章 幼少期編

死にたくないんですけど!

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どうやら、私は乙女ゲーム、「~君の事を死ぬまで愛してる~」約して「君愛」の世界に転生したらしい

そして私の立ち位置は…!

「ウォルタートには妹がいたが、6才で亡くなった」

以上!

つまり…死んでてたった1文しか出てこない!正真正銘のモブなのです!

わーぱちぱちぱちー

…最悪だ

モブなのは良いのだ。むしろ最高。

ヒロインと攻略対象の恋愛見たいし

問題は6才で死ぬって所だ

ちなみに私は今5才、幼女であり死ぬまであと一年である

やばくない?あと一年で死ぬの?私

元々私は体が弱い、なので、今もベッドから出れない生活が続いている

ただ、もっとも問題だったのが魔力による発作なのだ

そう、この世界は魔力があり、魔法もある。

私も魔力が多く、魔法が使えるらしいのだ。

そう、「らしい」だが

私は魔力が多く、制御ができていなかったのだ。

魔力はイメージするのが大切で、体の隅々に血液と一緒に流れているらしい

記憶を思い出す前の私はそのイメージが出来ず、発作が起こっていた

し  か  し  !

日本人だった頃の私は医大生だったのだ!

血液と魔力の流れが今はしっかりイメージできる!

私は今魔力が体から溢れてしまったり、血管に魔力が詰まってしまっている状態らしい

おそらくゲームの中のローゼリアは体が弱く死んだのではなく、魔力の暴走で死んだのではと推測している

それほど魔力の発作は酷いものなのだ

私自身もこの世界で数回経験しているが、とても苦しかったのを覚えている

もう二度と経験したくない

と、話がそれてしまったが、今の私には医大生の記憶があるのだ

魔力の流れもはっきりと感じ取れる

血管の詰まりを解くようイメージしたり、血管の中に魔力を入れるイメージをしたりして…

「…できた」

よし!これで魔力操作は完璧だ!
やったぁぁ!

トントン
「お嬢様、マリーです。入りますよ」

私の専属侍女、マリーが入ってきた
マリーはずっと私のお世話をしてくれてとても信頼できる

「お嬢様、お体の調子はどうで…! お、お嬢様!魔力操作ができるようになったのですか!
素晴らしいです!」

「ありがとうマリー、もう大丈夫よ」

「お嬢様…よかったです…ハッ今旦那様達をお呼びしますね!」

「あ、待っ…行っちゃった」

その後、お父様達も来て、またどんちゃん騒ぎとなったのでした…

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